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会場:東京ドームシティ ラクーアガーデンステージ ap SQUARE
「第3回 実況パワフルプロ野球 日本一決定戦 全国決勝トーナメント大会」には、7月から全国各地で開催された予選の勝者12名に、特別枠3名と当日参加枠の1名を加えた、計16名の選手たちが参加。日本一の座を目指して熱戦を繰り広げた。
本稿では、同作の実況を務める河路直樹氏と、“ガンちゃん”の愛称で知られる元 日本ハムファイターズ投手 岩本勉氏が特別ゲストとして登壇した、準決勝・決勝の模様をお伝えする。
準決勝に駒を進めたのは、ミヤケ選手・中日、ハカセ選手・ソフトバンク、C・K選手・巨人、ジャスト選手・巨人の4名。いずれも、1-0や2-1といった僅差のゲームを制してきた、プレッシャーに強い選手たちばかりだ。 最初の対戦カードは、ミヤケ選手(先攻)vsハカセ選手(後攻)。互いに一歩も譲らぬ緊迫した投手戦が繰り広げられたが、1-1で迎えた4回裏の攻撃で、ハカセ選手が連打で2点を奪い勝負アリ。3-1でミヤケ選手を下し、決勝進出を決めた。 続く第2試合は、C・K選手(先攻)vsジャスト選手(後攻)。C・K選手は、李承燁(イ・スンヨプ)をはじめとする、いわゆるホームランバッターを1番から順に並べるという奇策を見せる。しかし、ジャスト選手のコーナーをつく丁寧なピッチングに翻弄され、無念の0封。2回と4回にソロホームランで1点ずつ得点を重ねたジャスト選手の勝利となった。
全国予選、そして本日の1、2回戦を勝ち抜いてきた選手だけあり、さすがに4人ともスキルはかなり高い。特に守備が固く、外野の間を抜けそうな大飛球や、ライン際に飛んできた鋭い打球に対して素早く反応し、まるでロボットのような正確な操作でこともなげに捌いてアウトカウントを稼いでいた。
そして決勝戦からは、岩本勉氏もゲストとして登場した。岩本氏は、“ガンちゃん”という愛称で多くのファンから愛され続け、現役時代には闘志みなぎるプレイでチームを牽引した投手だ。 進行役のお姉さんにステージ上に招かれると、「まいど、どうも~」と現役時代、ヒーローインタビューで壇上に上がるときと同じノリで姿を現わし、観客席から「ガンちゃ~ん」と歓声・拍手を受けていた。
さて、実況に河路氏を、解説に岩本氏を迎え、TV中継さながらの陣容で始まった決勝戦。気になる両陣営のスターティングメンバーは以下の通りで、今回も、1点を争う緊迫した投手戦が展開されるだろうと思われた。
ところが、試合後「試合を重ねるにつれて、少しずつ慣れてきました」と語ったように、目に見えて変化球への対応が良くなってきたハカセ選手が、4回に松中の2ラン、6回に多村のソロ、7回に再び松中の2ランと、一発攻勢を含む6得点を挙げ、終わってみれば6-1で快勝した。 解説として壇上に上がった岩本氏は、随所に飛び出す好プレーに「すごいなぁ」と声を漏らしたり、「選手の能力をしっかり把握して使いこなしとるから、実際に監督やらしたら、そこそこやるんちゃう」と冗談交じりに語るなど、ピッチングよりも得意(!?)な切れ味のいいトークで会場を大いに沸かせていた。 なお決勝戦と同時進行で3位決定戦が進められていたのだが、こちらは0-0まま規定回数の5回が終了し、延長戦までもつれ込む緊迫した投手戦となった。延長戦では、1アウト満塁というシチュエーションからイニングが始まるという特別ルールが用いられた。 1アウト満塁から攻撃が始まるだけあり、試合は一転して点の奪い合いに。1点取られたら、その裏に1点取り返すというシーソーゲームが展開される中、1-1の同点で迎えた7回表に2点をもぎとったミヤケ選手が3位決定戦を制した。
最終的には、優勝ハカセ選手、2位ジャスト選手、3位ミヤケ選手という結果で今回の全国大会は幕を閉じた。もともと、ボールをミートエリアで捉えることの難しい“投高打低”のゲームだけに、「失投」を含め数少ないチャンスをどれだけものにできるかが勝敗を分ける最大のポイントとなった。
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□コナミデジタルエンタテインメントのホームページ (2007年11月12日) [Reported by 中野信二]
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