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KONAMI、PS2「実況パワフルプロ野球14」
第3回全国大会日本一決定戦を開催。優勝はハカセ選手

11月11日 開催

会場:東京ドームシティ ラクーアガーデンステージ ap SQUARE



 株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、プレイステーション 2用プロ野球・育成ゲーム「実況パワフルプロ野球14」の日本一のプレーヤーを決める大会「第3回 実況パワフルプロ野球 日本一決定戦 全国決勝トーナメント大会」を、「東京ドームシティ ラクーアガーデンステージ ap SQUARE」で11月11日に開催した。

 「第3回 実況パワフルプロ野球 日本一決定戦 全国決勝トーナメント大会」には、7月から全国各地で開催された予選の勝者12名に、特別枠3名と当日参加枠の1名を加えた、計16名の選手たちが参加。日本一の座を目指して熱戦を繰り広げた。

 本稿では、同作の実況を務める河路直樹氏と、“ガンちゃん”の愛称で知られる元 日本ハムファイターズ投手 岩本勉氏が特別ゲストとして登壇した、準決勝・決勝の模様をお伝えする。

■ 準決勝 2試合の合計得点が6点という手に汗握る投手戦が展開

準決勝に駒を進めた4人。左からミヤケ選手、ハカセ選手、C・K選手、ジャスト選手
対戦相手と隣同士でプレイするというのも、緊張感を高めていたのでは?
 準決勝は、5イニングが終了するまで、もしくは試合開始から15分が経過した段階でリードしているプレーヤーの勝利となる。まずは、河路氏のみが登壇した。

 準決勝に駒を進めたのは、ミヤケ選手・中日、ハカセ選手・ソフトバンク、C・K選手・巨人、ジャスト選手・巨人の4名。いずれも、1-0や2-1といった僅差のゲームを制してきた、プレッシャーに強い選手たちばかりだ。

 最初の対戦カードは、ミヤケ選手(先攻)vsハカセ選手(後攻)。互いに一歩も譲らぬ緊迫した投手戦が繰り広げられたが、1-1で迎えた4回裏の攻撃で、ハカセ選手が連打で2点を奪い勝負アリ。3-1でミヤケ選手を下し、決勝進出を決めた。

 続く第2試合は、C・K選手(先攻)vsジャスト選手(後攻)。C・K選手は、李承燁(イ・スンヨプ)をはじめとする、いわゆるホームランバッターを1番から順に並べるという奇策を見せる。しかし、ジャスト選手のコーナーをつく丁寧なピッチングに翻弄され、無念の0封。2回と4回にソロホームランで1点ずつ得点を重ねたジャスト選手の勝利となった。

 全国予選、そして本日の1、2回戦を勝ち抜いてきた選手だけあり、さすがに4人ともスキルはかなり高い。特に守備が固く、外野の間を抜けそうな大飛球や、ライン際に飛んできた鋭い打球に対して素早く反応し、まるでロボットのような正確な操作でこともなげに捌いてアウトカウントを稼いでいた。

■ 決勝 一発攻勢で波に乗ったハカセ選手が見事優勝

決勝戦からは岩本氏も加わり、この3人で試合の進行・解説を行なった
 息詰まる投手戦を制して決勝に勝ち上がったのは、ハカセ選手・ソフトバンクとジャスト選手・巨人。筆者の見た限りでは、ハカセ選手は変化球にもしつこくくらいついてくるバッティングのうまい選手。ジャスト選手は、コーナーの4隅を巧みに使ってバッターを翻弄する玄人好みのピッチングを展開する技巧派だ。

 そして決勝戦からは、岩本勉氏もゲストとして登場した。岩本氏は、“ガンちゃん”という愛称で多くのファンから愛され続け、現役時代には闘志みなぎるプレイでチームを牽引した投手だ。

 進行役のお姉さんにステージ上に招かれると、「まいど、どうも~」と現役時代、ヒーローインタビューで壇上に上がるときと同じノリで姿を現わし、観客席から「ガンちゃ~ん」と歓声・拍手を受けていた。

 さて、実況に河路氏を、解説に岩本氏を迎え、TV中継さながらの陣容で始まった決勝戦。気になる両陣営のスターティングメンバーは以下の通りで、今回も、1点を争う緊迫した投手戦が展開されるだろうと思われた。

打順ハカセ選手・ソフトバンクジャスト選手・巨人
1番 川崎 高橋由
2番 柴原
3番 多村 小笠原
4番 松中 李承燁
5番 小久保 矢野
6番 大村 阿部
7番 山崎 二岡
8番 本間 ゴンザレス
9番 斉藤和 高橋尚
ピッチャー 斉藤和 高橋尚

 ところが、試合後「試合を重ねるにつれて、少しずつ慣れてきました」と語ったように、目に見えて変化球への対応が良くなってきたハカセ選手が、4回に松中の2ラン、6回に多村のソロ、7回に再び松中の2ランと、一発攻勢を含む6得点を挙げ、終わってみれば6-1で快勝した。

 解説として壇上に上がった岩本氏は、随所に飛び出す好プレーに「すごいなぁ」と声を漏らしたり、「選手の能力をしっかり把握して使いこなしとるから、実際に監督やらしたら、そこそこやるんちゃう」と冗談交じりに語るなど、ピッチングよりも得意(!?)な切れ味のいいトークで会場を大いに沸かせていた。

 なお決勝戦と同時進行で3位決定戦が進められていたのだが、こちらは0-0まま規定回数の5回が終了し、延長戦までもつれ込む緊迫した投手戦となった。延長戦では、1アウト満塁というシチュエーションからイニングが始まるという特別ルールが用いられた。

 1アウト満塁から攻撃が始まるだけあり、試合は一転して点の奪い合いに。1点取られたら、その裏に1点取り返すというシーソーゲームが展開される中、1-1の同点で迎えた7回表に2点をもぎとったミヤケ選手が3位決定戦を制した。

 最終的には、優勝ハカセ選手、2位ジャスト選手、3位ミヤケ選手という結果で今回の全国大会は幕を閉じた。もともと、ボールをミートエリアで捉えることの難しい“投高打低”のゲームだけに、「失投」を含め数少ないチャンスをどれだけものにできるかが勝敗を分ける最大のポイントとなった。

人懐っこい関西弁によるトークで会場を盛り上げてくれた岩本氏。どうしてもリアルの野球の話になってしまうあたりが、野球人としての熱き魂がいまでも胸の奥でくすぶっていることを感じさせてくれた 上位入賞者にはそれぞれ記念品が贈呈された。優勝したハカセ選手には、パワプロ次回作への出演権、岩本氏の直筆サイン色紙、名前を刻印したクリスタルトロフィが、2位のジャスト選手には、岩本氏の直筆サイン色紙、クリスタルトロフィが、3位のミヤケ選手には、岩本氏の直筆サイン色紙が、それぞれ手渡された 最終結果。得点の入りにくいゲームだけに、投手の失投がど真ん中にいってしまったときは、観客のほとんどが「あ~」とため息交じりの声をあげていた


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□コナミデジタルエンタテインメントのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□「パワプロ通信」のページ
http://www.konami.jp/gs/game/pawa/
□第3回「実況パワフルプロ野球 日本一決定戦」のページ
http://www.konami.jp/gs/game/pawa/zenkoku/
□関連情報
【7月26日】KONAMI、PS2「実況パワフルプロ野球14」第3回全国大会
マスコミ枠決定戦を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070726/pawa.htm
【2006年8月4日】KONAMI、PS2「実況パワフルプロ野球13」第2回全国大会マスコミ枠決定戦を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060804/pawa.htm

(2007年11月12日)

[Reported by 中野信二]



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