魔王の息子が“勇者”となって親父を倒す!? 日本一ソフトウェア、PS3「魔界戦記ディスガイア3」
今冬 発売予定
価格:7,140円(通常版)
9,240円(初回限定版)
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通常版パッケージイラスト |
株式会社日本一ソフトウェアは、プレイステーション 3用シミュレーションRPG「魔界戦記ディスガイア3」を今冬に発売する。価格は通常版が7,140円で、設定資料集、2枚組オリジナルサウンドトラックCDが同梱される初回限定版が9,240円。
PS3「魔界戦記ディスガイア3」は、シミュレーションRPG「ディスガイア」シリーズ初のPS3作品。シリーズ独特の魅力はそのままに、特徴であるやりこみ要素、持ち上げ&投げ、タワー攻撃など、さまざまな部分についてパワーアップが図られている。
本作の主人公は、魔王(父親)を倒すべく勇者になるという少年マオ。雷鳴轟く魔界の魔王城。そこは、「魔立邪悪学園」理事長室で、同時に魔王のひとり息子マオの邸宅でもある。マオはゲーム機やマンガが散乱した自室で、超勇者が極悪魔王を倒すマンガを読んでいた。マオの目的は「打倒オヤジ」で、研究のため勇者が登場するゲームやマンガを参考にしていた。
勇者が言う“愛”や“正義”の意味は理解できないが、魔王を倒すためには、勇者が持つそれらの力が必要だと確信し、とにもかくにも「まずは勇者にならねば」と決意。学園に初登校したマオは、魔王城に仕える爺やの協力で、勇者の居所を探り当てる。意外にも勇者は、すでに魔王城に侵入している最中だという。マオは勇者を捕獲すべく、魔王城へと急ぐ。
――その様子を陰から見ていた、マオの幼馴染で不良少女「ラズベリル」。「マオが勇者なんて(悪魔にとっての)ワルになられたら“学園一の不良”というカッコイイ自分のステータスが危い!」と考えた。いつも一緒にいる取り巻きの女生屠(せいと)「折り鶴の明日禍」、「リリアンの狂子」らを引き連れて、勇者になろうとするマオを、悪魔らしく力ずくではなく、不良らしく“話し合い”で説得するため後を追う。
勇者を探しに魔王城に戻ったマオは、ラズベリルたちに「勇者になんかならず、優等生らしく悪事を働け」と説得される。その様子を遠目から見ていたのは、勇者見習いのアルマースだった。アルマースは、マオとラズベリルがほかの悪魔に襲われていると勘違いし助けに入るが、逆にマオに捕まってしまう。マオは、アルマースがココロに宿していた“勇者の称号”を奪い去ることに成功するのだった。
念願の勇者になり、喜ぶマオ。一方、勇者の称号のかわりにココロに植えつけられた“悪魔見習い”の称号を見て愕然とするアルマース。この先、マオは魔王を倒すことができるのか? 悪魔になってしまったアルマースの運命は? 未だ説得をあきらめない不良少女ラズベリルたちの動向は? 波乱に満ちたストーリーが、ついに幕を開ける。
【マオ】 |
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父親である魔王を倒すことをたくら魔界一の優等生。邪悪指数180万の頭脳により、邪悪なる研究にいそしむ日々を送っている。他人の迷惑をかえりみず、どんどん強引に悪の覇道をゆくジャイアニズムの持ち主。父親を倒すためには手段を選ばず、一見馬鹿なことも、気の進まないこともあえてやる。人間や勇者のことが大嫌い。だが超勇者の研究をしたり観察日記をつけたりと、嫌いながらも勇者についてはかなり詳しい。ことあるごとに、超勇者の誓いを改変した悪魔の掟(自分用)を口にする。研究対象を見つけるとハァハァと興奮。
趣味:いたずら、邪悪なる研究(人体実験、超勇者研究)、好き:ゲーム、マンガ、孤独、嫌い:勇者、人間、信じる心、仲間や友情という言葉、将来の夢:究極の悪を貫く、偉大なる魔王になること。年齢:1578歳、性別:男 |
【ラズベリル】 |
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通称ベリル。ヒロイン兼ライバル。無遅刻無欠席で、宿題を忘れたことが無い邪悪学園ナンバーワンの札付きの不良。毎日サボりまくりの優等生マオとは真逆の行動を取り、魔界一の不良を自負している。良識や美談で悪魔たちを脅し、生屠たちには煙たがられる存在。小さな体に似合わず大食らい。不良になったワケは、ほかの悪魔と一緒になるのを嫌い、オンリーワンの付加価値を追い求めた結果。
趣味:不良行為、ボランティア、ヘルマーク集めなど多数、嫌い:カッコ悪い行為、将来の夢:伝説の不良、(究極的にカッコいい悪魔)。年齢:1,578歳、性別:女 |
【アルマース・フォン・アルマディン・アダマント】 |
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自称勇者の勇者オタク青年。憧れの姫様のため、魔王を倒しに魔界へ来たが、そんな実力はカケラもない。不幸にもマオに勇者の称号を奪われ、無理やりコブンにさせられる。しかも、称号を奪われた影響で、悪魔化の憂き目に会う。貧弱でヘタレ。強い敵にはついつい逃げ腰。ただし、姫様のためなら根性を発揮する時もある。
特技:勇者知識(あくまで知識だけ)、好き:姫様(憧れ)、超勇者(尊敬)、嫌い:悪魔(姫様をさらおうとするから)、将来の夢:超勇者のような勇者になって姫様を守ること。年齢:18歳、性別:男 |
【じいや】 |
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マオに仕えている悪魔の老紳士。「こんなこともあろうかと……」が口癖。予知能力者かと思うほど行き過ぎた過保護な用意周到っぷり。ただし、結構いい加減で失敗も多く、笑ってごまかす。マオが一人前の悪魔になるためには努力を惜しまない。周囲がマオの教育に悪い行為(人間界での善行)をするとキレる一面も。マオに対して異常なほど忠誠心を見せる。
趣味:マオの魔王への成長を手伝うこと、嫌い:マオの魔王への成長を妨げるもの、将来の夢:マオが立派な魔王になること。年齢:不詳、性別:男 |
【チャンプル先生】 |
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家諦科の凶師。強火流混沌派厨房剣の達人。熱い漢。料理とココロについては一言持っている。いつも唐突にあらわれ、喝を入れては煙のように消えていく。良い事を言っているときも多いようだが、いちいち料理にたとえて話すので、聞いている者には 意味不明なことが多い。
特技:強火流混沌派厨房剣、喝入れ(説教)ココロを込めた料理、嫌い:ココロの入っていない料理、食べ物を粗末にする輩、将来の夢:渾然一体。年齢3,442歳、性別:漢 |
【折り鶴の明日禍】 |
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ラズベリルの子分。ベリルに付き従い、不良に憧れるお嬢様。狂子と比べると、おっとりしている。見かけによらず、少々天然気味。
趣味:イイコトをしてお姉さまとともに目立つこと、怪我をさせた相手に千羽鶴を送る、嫌い:悪いこと、野蛮な行為、お姉さまが目立たないこと、将来の夢:お姉さまが伝説の不良となるお手伝いをすること、白馬に乗った王子様の落馬に千羽鶴を差し出す。年齢:1,593歳、性別:女 |
【リリアンの狂子】 |
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ラズベリルの子分。不良に憧れ、ベリルをひたすら信奉する。ベリルとともに学園の伝説にやたら詳しく、解説キャラの役目をそつなくこなす。
趣味:イイコトをしてお姉さまとともに目立つこと、リリアンを使った手編み、嫌い:悪いこと、野蛮な行為、お姉さまが目立たないこと、将来の夢:お姉さまが伝説の不良となるお手伝いをすること、全員出席。年齢:1,584歳、性別:女 |
汎用キャラクタ 【侍(女)】 | 汎用キャラクタ 【僧侶(男)】 |
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魔界の各地に点在する聖域の守護者として 長きに渡り、侵入者を退けてきた一族。先の大変動により、ほとんどの聖域が失われ、彼女たちは職業剣士として生きることを選んだ。聖域の守護者としての使命は失ったものの、剣への志と誇りは彼女たちの胸に刻まれている。『ブシロード』という独自の信仰を持つ |
ひねくれ者ぞろいの悪魔の中では、驚いたことに良識派ぞろいの種族。戦いで傷ついた者をいやすことは罪深いとする教義に従い、手錠で自らを戒めている。人間に対しても偏見を持っておらず、奇跡の秘法で万人を救うべく、魔界を彷徨い放浪している |
本作は、連続したストーリーが各話にわかれている。各話スタート時は、冒頭でストーリーに関するイベントデモが流れ、キャラクタたちのかけあいなどが発生。続く「拠点パート」では、武器、防具、アイテムなどを購入したり、先頭不能になったキャラクタなどを回復させる戦闘準備を行なう。「戦闘パート」では、クォータービュー視点でシミュレーションバトルを行なう。バトルはターン制で、最初はベースパネル(拠点)からキャラクタを出撃させ、マス目でしきられたマップ上を動かし敵キャラクタを順次攻撃していく。すべてのキャラクタを動かし終わるか、もしくは「ターン終了」を選ぶと相手ターンに移行する。
本作では、人間型キャラクタに限り「隣接するキャラクタを持ち上げて投げる」持ち上げ&投げシステムを使うことができる。また、今作からキャラクタ同様に「マップ上のオブジェクト」も持ち上げて投げることができるようになった。
【持ち上げ→投げキャッチ】 |
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「持ち上げる」と「投げる」は、一連の動作として同一ターン中に実行できる |
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持ち上げたら、方向と距離を決めて投げるだけ。投げた先に人間型の味方キャラクタがいた場合、そのままキャッチしてくれる |
【連続持ち上げ→タワー攻撃】 |
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「持ち上げる」コマンドを複数キャラクタで連続実行。そのままの状態で攻撃動作を行なうことが可能 |
【二段投げ】 |
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連続持ち上げでタワー状態を作った後、タワーの中間にいるキャラクタを選択して「投げる」ことが可能。高低差のある場所で役に立ちそうだ |
【投げレシーブ】 |
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モンスター型キャラクタに向かってキャラクタを投げると、キャッチではなく、そのモンスターが向いている方向に弾く(レシーブ)。弾かれた先にモンスターがいるとさらに弾くため、移動手段として使える |
【オブジェクトを持ち上げる】 |
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戦闘マップ内にある一部オブジェクトは「持ち上げる」ことが可能。一見すると持ち上げられそうにない巨大オブジェクトも可能なあたり、実に本シリーズらしい作り。巨大オブジェクトで進路を妨害したり、小物を積み重ねて足場にして移動するなど、さまざまな使い方が考えられる。また、オブジェクトにはHPが設定されており、邪魔になったら攻撃して破壊することもできる |
前作で好評を博した「ジオエフェクトシステム」は、新システム「ジオブロック」により、さらに進化している。前作までのジオエフェクトは、戦闘マップ上に色のついた点滅するパネル「ジオパネル」とピラミッド型シンボル「ジオシンボル」の総称だったが、本作では「ジオシンボル」に変わり“3D化したジオブロック”が登場する。
ジオブロックは上に乗っかることができるほか、「持ち上げる」、「投げる」のコマンドで積み重ねたり、持ち上げたブロックの上を他キャラクタの足場として使うことも可能。また、ジオブロックは同色が並ぶと消滅する性質があり、これを利用した連鎖消しなど“パズル的要素”を戦いのなかに組み込むことができる。
【ジオブロックの特殊効果をキャラクタに付加させる】 |
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ジオブロックには、それぞれ「攻撃力+20%」、「持ち上げ禁止」、「増殖」などの特殊効果が設定されている。これらのジオブロック上に乗ると、その特殊効果を得ることが可能。また、ジオブロックがジオパネルの上に乗っていると、ジオブロックが持つ特殊効果が、そのジオパネルと同色のジオパネルすべてに波及する。この状態で味方(および敵)が特殊効果を有したジオパネルの上に移動すると、キャラクタが特殊効果を得ることができる |
【攻撃力+20%】 | 【LV4弱体化】 |
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本効果を持つブロックの上に乗ると、ターンごとに最大HPの20%ぶんダメージを受ける |
乗ったキャラクタLVの下一桁が4なら弱体化 |
【HP・SP反転】 | 【LV7強化】 |
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ダメージを受けるとSPが減り、技を使うたびにSPが消費されるようになる |
こちらはキャラクタLVの下一桁が7なら強化 |
ジオブロックは、積み重ねることができる。これを利用すれば、1マスぶんのジオパネルの上にジオブロックを積み重ねて、その特殊効果を同色のジオパネルに与えることができる。
通常、ジオブロックひとつにつき特殊効果はひとつと限定されているが、このようにジオブロックを重ねてジオパネルに乗せれば、重ねたジオブロックすべての特殊効果をジオパネルに反映させることができるようになる。もちろん、積み重ねたジオブロックの上に乗っても同様の効果を得ることができる。
同色のジオパネルに複数のジオブロックを置くテクニックは、随所で役に立つ。ジオパネルの面積が少ないときなどは特に有効だ。
また、ジオパネルの上に乗っているジオブロックの色が下ジオパネルと異なるとき、そのジオブロックを攻撃して破壊すると、ジオパネルがジオブロックの色に変化する。この変化はマップ全体にある同色のジオパネルにも反映され、変化時には衝撃波が発生。該当するジオパネル上にいるすべてのキャラクタがダメージを負う。
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ジオパネル上のジオブロックを破壊して、パネルの色変化でダメージを与える。敵味方を問わないため迂闊に実行すると大変なことになるが、状況によっては多数の敵を一斉に狙える有効な戦術だ |
【同色のジオブロックがふたつ以上つながると消える】 |
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同色のジオブロックが、縦または横にふたつ以上つながると、そのジオブロックは消滅する。このとき、消滅したジオブロック上に乗っているキャラクタやオブジェクトはダメージを負う。また、消滅後にその影響で別のジオブロックが2個以上つながると“連鎖”となり、同じように消滅する |
【ジオブロックのパズル的マップ】 |
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戦闘マップのなかには、無数のジオブロックで行く手がさえぎられているように見えるものがある。だが、工夫次第ではジオブロックを一気に消滅させたり、逆に利用することもできる |
「技合体」は、ドットで描かれたキャラクタが多彩なアクションを魅せる特殊技。本作では、ふたつの特殊技を連続して同一の敵に浴びせた場合、技の名称や攻撃アクションが“合体”し、より強力な特殊技に発展する。技の組合わせによっては、通常のコンボ攻撃よりもダメージを与えられることがある。
【技合体の流れ】 |
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まずは片方の特殊技を選択。技をかける敵を決めたら、次に別の味方が「技合体をさせたい」と思う特殊技を、先ほどと同じ敵に対して指定。あとは攻撃開始かターン終了を選ぶだけ |
技合体は、通常のコンボ攻撃や特殊技よりも攻撃力が高く大ダメージが期待できる、敵を倒したときに得られる経験値、ヘル(お金)、マナが増える、攻撃時に得られるボーナスゲージの増加量がさらにプラスなど、さまざまなメリットがある。ここでは、技合体による特殊技の一例を掲載する。特殊技はこのほかにもさまざまなバリエーションが存在するため、自分だけの面白い技の組み合わせを探すのも楽しそうだ。
【胴上げスライム + 竜巻破裏剣 = 胴上げ破裏剣】 |
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【コールドフェザー + 必殺! 仕事弓 = コールド仕事弓】 |
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【如意棒突き + ドジッ子斬り = 如意棒斬り】 |
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【モンスターの魔チェンジ】 |
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戦闘中、モンスター型キャラクタは武器して人型キャラクタに装備させられる。ここで紹介する死神は、杖系武器に変身。専用特殊技“ナイトメアゲート”が使用可能だ |
【モンスター「死神」】 |
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【ケンタウロスアロー】 |
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【学芸会!?】 | 【新タワー攻撃!?】 |
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(C)2008 NIPPON ICHI SOFTWARE INC. ※画面は開発中のものです。
□日本一ソフトウェアのホームページ
http://nippon1.jp/
□「魔界戦記ディスガイア3」公式サイト
http://disgaea.jp/3/
□関連情報
【8月30日】日本一ソフトウェア、育成キャラで他プレーヤーと対戦!
PSP「魔界戦記ディスガイア PORTABLE 通信対戦はじめました。」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070830/dg.htm
(2007年10月26日)
[Reported by 豊臣和孝]
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