|
価格:2,940円
PSP「魔界戦記ディスガイア PORTABLE 通信対戦はじめました。」は、2006年11月30日に発売されたPSP用S・RPG「魔界戦記ディスガイア」をベースにしたタイトル。魔王の息子ラハール、小悪魔エトナなどキュートなキャラクタが多数登場。クォータービューのマップ上で、ド派手なシミュレーションバトルを展開する。本作は、オリジナル版の内容はそのままに新要素が多数追加されている。 追加要素の目玉は、タイトルにもあるとおり“通信対戦機能”をサポートしたこと。PSP本体のADHOC通信機能を介した最大2人までのワイヤレス通信対戦に対応しており、プレイにはPSP本体とソフトが2セット必要。前作のセーブデータをコンバートして本作で使うことも可能となっている。 通信対戦は、ゲーム本編で育成したキャラクタを使い他プレーヤーと対戦するというもの。ホスト役プレーヤーが先攻となり、対戦で使用するマップを決定する。勝利条件は「敵パーティの全滅」もしくは「敵リーダーを倒す」のいずれか一方を満たせばいい。 コマンド入力時の制限時間は、ゲーム開始前に「30秒、1分、2分、5分、10分、無し」から選択。自分のターンになると、設定された制限時間のカウントダウン開始。カーソル移動時はもちろんメニュー画面表示時も時間は浪費されているため、素早い判断が求められる。 時間同様、参加させるキャラクタの上限レベルについても設定が可能。各プレーヤーでゲームに参加させられるキャラクタは最大8人で、双方で計16人まで。レベル制限を超えるキャラクタを投入した場合、そのキャラクタは自動的に最もレベルが下がった状態でマップに登場する。
プレーヤー手持ちキャラクタのほか、どちらのパーティにも属さない“中立”キャラクタをマップ上に登場させることが可能。中立キャラクタは、両パーティに無差別で攻撃を仕掛けてくる。運が良ければ味方のようにふるまうが、酷いときには敵プレーヤーと戦う前にさんざんな目に遭わされる可能性もあり、対戦における不確定要素として実に熱い存在となっている。
対戦マップには「ジオパネル」、「ジオシンボル」設置のオン・オフ設定も可能。オンにした場合、対戦マップにジオパネルとジオシンボルが登場。ジオエフェクト効果は両プレーヤーともに得られるため、効果を奪い合ったり、あるいは破壊して衝撃波を狙うなど、より戦略性の高いプレイが楽しめるようになる。
対戦マップの全景は、通常すべて見渡すことが可能。ただし、索敵設定をオンにすると“ベースパネルから呼び出した味方キャラクタの周囲のみ”表示され、それ以外は真っ暗で何も見えなくなる。これにより、相手が近づいてくるか、もしくはこちらから接近しない限り、お互いの存在は確認できないということになる。索敵範囲外に移動する際、移動ルート上に敵キャラクタがいた場合は、その手前で移動が終了する。
通信対戦では、専用の特殊オブジェクト「魔遊具」が使用可能。設定をオンすると、マップ上には球体の「レベルスフィア」が登場。レベルスフィアには1~9999までのレベルが存在し、持ち上げて他キャラクタに投げつけると、対象となったキャラクタはスフィアの数値分だけレベルアップする。レベルスフィアは、マップ上にランダムで配置される。運に左右されるが、レベルスフィアは発見次第すぐに手に入れたほうがいいだろう。
通信対戦専用システム「ジオキューブ」は、マップ上で敵、味方、もしくは全体に、さまざまな特殊効果を与える。他機能同様、設定のオン・オフ選択が可能。両プレーヤーはお互いに使いたいジオキューブを8個選ぶ。相手とまったく同じものを選ぶことも可能。選択した8個のうち、マップで使えるのはランダムで選ばれた5個のジオキューブのみ。
ジオキューブを使うには“ジオソウル”と呼ばれるエネルギーが必要。ジオソウルは1ターンが経過するごとに1ポイント蓄積され、プレーヤーはこれを消費してジオキューブを発動させる。ジオキューブの効果は「ランダムで1体のキャラクタが死亡」、「選んだキャラクタのHPとSPが入れ替わる」、「すべてのキャラクタの位置がランダムで変化」、「赤毛のデビルバスターを中立キャラクタとして召喚」など、30種類以上が用意されている。消費するジオソウルはジオキューブの種類によって異なるため、安易な使用は禁物だが、ここ一番で使えば絶大な効果が得られる。対戦要素をフィーチャーした本作は、シリーズのファンに新たな刺激を与えてくれるだろう。
(C)2003,2004,2006,2007 NIPPON ICHI SOFTWARE INC. 画面は開発中のものです。
□日本一ソフトウェアのホームページ (2007年8月30日) [Reported by 豊臣和孝]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|