【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】
← 前回分 【バックナンバー】

【連載第132回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

任天堂純正、「Wiiリモコンジャケット」到着!
着物生地でできた鮮やかなDS Lite用ケースなど

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 任天堂が新たに開発し、無償提供を決定したWiiリモコン用保護カバー「Wiiリモコンジャケット」が届いたので早速試してみた。10月中旬よりWiiリモコンに同梱される純正グッズで、以前にWiiリモコンを入手している場合でも、任天堂の「Wiiリモコンジャケット」受付ページで申し込みをすると無償で送ってもらえる嬉しいグッズだ。Wiiリモコンを所有している人は忘れずに申し込もう。

 そのほかにも、ミヤビックスが販売する着物の生地でレザーを包み込んだ和風のDS Lite用ケース「みやび」をチェック。ミヤビックスのネット通販サイト「Vis-a-Vis」で販売されている、海外メーカーCAPDASE製「クリスタルクリアケース for ニンテンドーDS Lite」と、「ライフスタイルケース for ニンテンドーDS Lite」も試してみた。

【今週のおしながき】
任天堂 Wii「Wiiリモコンジャケット」
ミヤビックス DS「みやび for ニンテンドーDS Lite」
CAPDASE DS「クリスタルクリアケース for ニンテンドーDS Lite」
CAPDASE DS「ライフスタイルケース for ニンテンドーDS Lite」



● Wiiリモコンを頭でっかちに変身!? 無償提供ながら保護の工夫が光るジャケット

「Wiiリモコンジャケット」

    メーカー:任天堂
    価格:無償提供
    (10月中旬より「Wii本体セット」、「Wiiリモコン(単品)」、「はじめてのWiiパック」に同梱)


上下の横幅が膨らんでいて握りやすくなっている。Wiiリモコンとの一体感の高さはさすが
特徴的な先端のふくらみは、衝撃を吸収するよう中が空洞になっている
 Wiiリモコンに被せてグリップ性と安全性を高めるシリコンラバーグッズというのはこれまでも多く登場してきたわけだが、驚くことに任天堂から無償提供されることとなった。「Wii本体セット」、「Wiiリモコン(単品)」、「はじめてのWiiパック」といずれの製品で購入した場合でも申し込むことで無償提供されるので、以前購入された方々は忘れずにお申し込み頂きたい。10月中旬からは、Wiiリモコン関連製品に同梱される。

 素材は全てシリコンラバーのようで、青みがかった半透明だ。重量は43g。装着時には中央に大きく開けられている部分からWiiリモコンを入れていく。装着中はちょっときつめに感じるが、その分、被せてからラバー内でWiiリモコンがガタついてしまうようなことはまったく感じない。成型の精度の高さはさすが純正といったところで、これ以上ないフィット感だ。

 Wiiリモコンジャケット装着後の乾電池を含む全体の重量は、183gとやはり重量感が気になってくる重さになった。グリップ周りのラバーが薄い部分でも1.5mmほどの厚みがあるため、全体も大ぶりになる。

 ボタン周りはどの部分も大きめにくり抜かれている。ただ、電源ボタンだけはくりぬきがなくラバーにボタン型がついて盛り上がっている。この盛り上がりごと中のボタンを押し込むというわけだ。押す感触は大きく変わるが、押しづらさを感じるほどではない。

 手に持ってみると、手に吸い付くようなラバーの感触が強い。グリップ周りには縦線状の突起がグリップ全体にびっしりとついていて、しっかりと手を捉える。見た目のインパクトが大きいのは先端部分だ。ぐぐっと盛り上がっていて、1cmほどの厚みがある。厚みの中は網状になっているようで、指で押し込むとぐっと沈む。落下や激突時の衝撃を和らげるための仕組みだ。底面の拡張端子にあたる部分にはコネクタカバーがついていて、端子の汚れや酸化防止にも工夫がされている。

 装着状態での操作をいろいろと試してみると、Aボタンと背面のBボタンの操作には少し違和感がある。どちらのボタンも押し込んだときに、指にラバーが当たってくるので、慣れないうちは少し気になる感じだ。支障があるほどではなく気になる程度なので、慣れれば問題はなさそうだ。

 ラバーの吸い付きと縦線の突起の効果は非常に高い。例えるならテニスラケットのグリップのような感触だろうか。Wiiリモコンそのままの形とは違って、先端と底面が少し膨らんでいるところも、すっぽ抜け防止になりそうだ。使っていくうちにラバーがずれてしまうようなこともほとんどない。

ふくらみのショック吸収の作りや、コネクタカバーを備えているところなど、無償提供される品とは思えないほど工夫されている。ジャケットの厚みや重さの分、感触は変わってくる

バーチャルコンソールのタイトルなどで写真のように横に持つこともある。角張っていたWiiリモコンそのままと比べ、ジャケットの丸みがグリップのようになって持ちやすい
 Wiiリモコンはバーチャルコンソールのタイトルなどをプレイするとき、横に持つこともある。Wiiリモコンジャケットを着けた状態で横に持ったときの感触も確認してみた。

 手に持ってみると、意外と手にしっくりくる。ジャケットが柔らかく手を捉えてくれるし、Wiiリモコンと比べて角がなく握りやすい。丸みに指をおきやすく、ラバーの滑り止め効果も持ちやすさをアップしている。特に左手は、ジャケットの特徴でもある大きく膨らんだ部分ごとWiiリモコンを持つため、グニグニとした感触がちょっと面白いぐらいだ。ただ、十字ボタンを操作する親指が大きなふくらみに当たってくるのは少し気になった。

 衝撃の吸収具合を感じてみようといろいろなところに軽く当ててみた。未装着ではもちろん「ガンッ」と音を立てるが、ジャケット付きのWiiリモコンではこれが「ボンッ」という鈍い音にかわって、跳ね返る。体に当てて比べてみても、ジャケット付きは角がなくなった分痛みが圧倒的に少ない。安全性が大幅にアップしたことを感じた。

 一体感が非常に高く、安全性への工夫もしっかりされた丁寧な一品だ。決してとりあえず……的なものではなく、普通に別売りのグッズとしてそこそこの値段で販売されていても決しておかしくはない。さすが純正の付属品たるクオリティの高さといえるだろう。これを無償提供するというのだから正直、頭が下がる思いである。

 重量と厚みによる手に持った感触の変化や、電池交換にはジャケットを外す手間も増えてくるところはあるが、そこは安全性の向上とトレードオフ。小さな子供も遊ぶような環境ならば当然、積極的に活用したいグッズだろう。



● 色鮮やかな和風柄が光る、着物素材を使ったDS Liteケース

「みやび for ニンテンドーDS Lite」

    メーカー:ミヤビックス
    価格:6,720円
    柄:黒・花うさぎ、黒・鳥獣戯画、緑・花模様、紫・花づくし


4種類の柄が鮮やかな和風ケース
 レザーケースを着物に使われる和風生地で包んだという個性的なケース「みやび」。渋い「黒・花うさぎ」から艶やかな「紫・花づくし」など、柄は4種類ある。

 和風生地の感触は、これまでグッズには見られない“本物らしさ”を感じさせる。重厚でこそはないがサラサラとした和の涼やかな感触がする。調査を担当した研究所員は、着物の感触というのは馴染みがないためわからないのだが、和の雰囲気はばっちりと感じられる。

 ケースのベースはレザーで、ケースをとめるベルトや内部はレザーそのままだ。マグネット式のホックで止めやすい。ホックの裏側はDS本体に傷が付かないよう、レザーでしっかりとカバーされている。タッチペンホルダーや充電用コネクタの部分はケースがくり抜かれているので、ケースを着けたまま扱える。

 DS本体とケースは、DS本体の下半分を差し込むレザーホルダーで固定する。少しセレクトボタンにホルダーがかかってくるところが少し気になったが、GBAカートリッジスロット、ボリュームボタン、イヤフォン端子などの部分がしっかりと開いていて扱いやすい。

 ケースはDS本体とほとんど同じサイズで厚みも薄い。DS Liteのコンパクトさはそのまま残るのが嬉しいところだ。42gとレザーを使ったケースしては軽いので、違和感が小さく済む。ケースの上半分にはスリット状のポケットがあるが、厚みはない。DSカードは3枚ほど入れられたがGBAカートリッジほどの厚みがあるものは、無理だった。

 装着状態でプレイしてみたが、気になるところはほとんどない。本体の下半分だけを支えているため、上半分がブラブラとするのが少し気になる程度だろうか。そのぶん、L/Rボタンにケースがかかってしまうことがないため、良い面でもある。ベルトがブラつくのが気になる場合は、ケースを裏返しに丸めてマグネットで止めるという方法もある。

 手に持った時、背面にまわるケースの和風生地が触れてくるが、これが少しのざらつきがあるので、多少の滑り止め効果も期待できるだろうか。

 全体に不満点がほとんどなくよくできているケースだ。保護の面としては少し心許ないかもしれないが、細かい傷を防止しつつ、柄による外見の変化を楽しむケースとして魅力的。そこそこに価格が高いが、お父さん、お母さん世代でDSを楽しんでいる人への贈り物としてもよさそうだ。

まず見栄えの良さが目を引く。ケースとしても薄くコンパクトでDS Liteの良さを潰さない。外見だけでなく実用性もしっかりとしてグッズだ



● クリアケースの弱点だったヒンジ部分を工夫した、ストラップ付きクリアケース

「クリスタルクリアケース for ニンテンドーDS Lite」

    メーカー:CAPDASE
    価格:1,260円
    カラーバリエーション:ブラック、クリア、ディープブルー、ブルー、ピンク、オレンジ


ヒンジにシリコンベルトを使っているクリアケース。ストラップも付属している
 DS本体に装着するハードケースだ。ヒンジ付近の連結部分補助にシリコンベルトを使うなど、独特の工夫がみられる。全6色のカラーバリエーションがあり、海外輸入グッズのわりには価格は控えめ。今回はディープブルーを使ってみた。

 透明度の高いプラスチックのような素材で見栄えがいい。重量は70g。ケースの厚みは3mmほどあり、傷からの保護は万全だ。表面はクリア素材のため指紋跡が残るのが少し気にかかるところだろうか。

 大きな特徴として、ケースのヒンジは外側に2カ所あるものの、中央はシリコンラバーで繋がっている。こうしたグッズは、DSを開いたときにヒンジの部分が折りたためず全開までは開けなくなるなど弊害があったが、この工夫で開閉をスムーズにしているというわけだ。

 装着はDS本体の上下をそれぞれはめ込んでいくだけ。ケース内部も表面と同じように硬質なのが少し気にかかるところではある。下半分にの両横にはシリコンラバーのストッパーがついている。これで本体が外れてしまうのを防いでいる。

 タッチペンホルダー、電源スイッチなど、アクセスが必要な全ての箇所は穴が空けられている。ただ、3mmほどのケースの厚みがあるため、アクセスしやすいかといわれると疑問だ。タッチペンの取り出しやボリュームボタンの操作は少しやりづらかった。L/Rボタンはボタンが全部出るように空いているため、操作しやすい。

 本体を開閉すると、シリコンベルトが折りたたまれてしっかりと全開できた。開閉はスムーズでいいが、ケース横のヒンジ部分から音が出るのは、気になる人もいるかもしれない。

 ゲームプレイを試していったが、基本的に支障が出るようなことはなく快適。ケース下半分とDS本体との間に少し隙間ができてしまうのか、ぐっと持つとケースがたわむのが少し気になるが、それ以外は一体感が高く良好だった。

 このケースにはストラップもついていて、ストラップホール部分はくりぬいてあるが、深さがあるぶんストラップを取り付けるのには苦労する。また、ストラップをケース外から装着すると、ケースから本体を外すときにストラップを外さなければならなくなる。ストラップを併用するかどうかちょっと悩むところだ。

 ケースの厚みゆえの穴の深さなど、少し気にかかる点が出たが、その分保護性能は期待できる。見栄えがよく、カラーバリエーションの豊富さなど、外見の変化を楽しめるケースだ。

全体に厚みが気になるところだが、本体との一体感はなかなかに高く、仕上がり、操作感ともによい。付属のストラップは付けずらく、使用するかちょっと悩むところだ



● DS LiteとDSカード2枚を持ち運べる、ベルクロ、キーリング、カラビナ付きケース

「ライフスタイルケース for ニンテンドーDS Lite」

    メーカー:CAPDASE
    価格:1,470円


DS Liteサイズの本体、DSカード収納ケース
 ナイロン生地でできたDS Lite本体、DSカード2枚を収納できるケースだ。背面にはベルクロ、キーリング、さらに取り外し可能なカラビナがついているため、いろいろなスタイルで携帯できる。重量は37gとかなり軽い。

 ケースの内部にはスポンジのようなクッションが入っているようで、触るとモコモコとした感触がする。ケース正面には上側に本体収納のフタ、下側にDSカード類用ポケットのフタが並ぶ。フタの固定は幅の広いマジックテープで行なう。

 本体の収納は少し余裕が取られていて指を入れやすく、取り出ししやすい。1cmほどDS本体が露出するのでそこを持ってもいい。マジックテープ式のフタは剥がすときに鳴る「ベリッ」という音が外で扱うときには少し気になるところだが、幅が広い分しっかりと閉じられる。

 DSカード側のポケットは、上半分がDSカード2枚のポケット、さらに下には予備ポケットがついている。DSカードのポケットはカードを差し込むスリット式で上下の切り込みからカードを触れる。だが、ポケットの口がフタの付け根に近く、本体側のフタを上げておかないと取り出しづらいのが気になった。下の予備ポケットは横長で一見、GBAカートリッジを収納できそうにも見えるのだが、少し余裕が足りない。ケース付属のカラビナを入れておくのがちょうど良かった。

 DSカードの取り出しには構造上の問題を少し感じたが、他の点では不足がなく、無難に扱えるケースだ。カラビナ、ベルクロ、キーリングと持ち歩くスタイルが選べるのが魅力だろう。

カラビナをはじめ持ち運びのスタイルを選べるのが嬉しい。ただ、写真中央のようにDSカードのポケットはフタの付け根や、本体側のポケットに当たってしまうため、少し使いづらかったのが残念



 当研究所では、みなさんに取り上げてほしいネタなどを随時募集する。ドシドシと編集部までメールを送って下さい (編集部)

→ game-watch@impress.co.jp ←

■■ 注意 ■■

  • この記事の情報は編集部が検証した個体のものであり、すべての製品に共通するものではありません。
  • この記事の情報は検証時点現在のものであり、最新情報はバックナンバーをご参照ください。
  • この記事を読んで行なった行為によって、生じた損害はGAME Watch編集部および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。
  • GAME Watch編集部では、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。

□ 任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□ 「Wiiリモコンジャケット」の告知ページ
http://www.nintendo.co.jp/wii/jacket/index.html
□ ミヤビックスのホームページ
http://www.miyavix.co.jp/
□ 「ビサビ」のホームページ
http://www.visavis.jp/

(2007年10月17日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.