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会場:幕張メッセ
注目度が高かったのは「クローズドメガシアター」で上映された、「KINGDOM HEARTS」シリーズの最新作だ。発表されたのはDS版「キングダム ハーツ 358/2 Days」、PSP版「キングダム ハーツ バース バイ スリープ」、携帯電話用「キングダム ハーツ コーデット」の計3タイトル。「クローズドメガシアター」は入れ替え制なので、各作品の詳しい内容はこちらを参考にしてほしい。
もちろんプレイアブル出展タイトルも充実。そのなかで「ファイナルファンタジー タクティクス A2 封穴のグリモア」、「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」、「チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮」、「ファイナルファンタジーIV」、「スターオーシャン1 First Departure」は、試遊するとプレゼントがもらえるといった特典がある。どのタイトルのプレゼントにも数に限りがあるので、手に入れたい場合は早めに並んでおくといいだろう。 ■ ニンテンドーDS「ファイナルファンタジー タクティクス A2 封穴のグリモア」
・価格:4,800円(税込5,040円)
プレイアブルではキャラクタメイクやチュートリアルを兼ねた「はじめから」と、クエストを受けてバトルが展開される「ロード」の2種類が楽しめる。上画面にクランの情報、下画面にすごろく盤のようなワールドマップが表示されており、パブでクエストを請け負うとマス目に「!」マークが出現。このマスへ移動するとバトルが発生する。登場する種族は前作でおなじみのヒュム族やバンガ族などに加えて、新たに「グリア族」が追加されている。この種族は物理攻撃に長けており、羽、尻尾、角が生えているのが特徴だ。種族以外にもジョブやアビリティにも今作で初登場のものが多数あるので、それらを上手く生かすことがバトルを有利に進めるポイントになりそうだ。なお、プレイアブルを体験すると「グリモアメモ帳」がもらえる。
(C) 2007 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ■ ニンテンドーDS「ファイナルファンタジー IV」
・発売日:12月20日
試遊版はバロン城でセシルとカインがミストの洞窟に向かうイベントシーンから始まる。バトルメンバーは彼らに加えてローザ、成長したリディア、シドの計5人。バトル中は上画面にバトルシーンとメンバーごとに用意されたコマンド、下画面には味方のHPとMP、選択中のコマンドの詳細が表示されていた。バトルはオリジナル版と同様に、これらのコマンドを選択していくのだが、自動的に戦ってくれる「AUTO BATTLE」が追加されているのでザコ敵とのバトルでは重宝しそうだ。また、シドには新たな「かいぞう」というコマンドが追加。特定のアイテムを消費することで武器に属性を付けることが可能なので、オリジナル版とは違った戦略が見つかるだろう。
ミストの洞窟に入るとギルバートと出会い、ここで「デカントアイテム」と呼ばれる
「だいじなもの」を入手することができた。このアイテムがあるとギルバートがいなくとも、バトル時に彼の固有コマンドである「うたう」を使えるようになるのだ。デカントアイテムはオリジナル版にはなかった新要素。ギルバート以外のキャラクタにもデカントアイテムが存在するのかどうか、そしてそれがイベントやバトルにどのように影響するのかは今後の続報に期待したい。なお、試遊前に係員から渡される「FFIV」のアンケートに答えると、もれなく本作のポストカードがもらえる。
(C) 2007 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. ■ Wii「チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮」
・価格:6,476円(税込6,800円)
本作の舞台である「時忘れの街」にはさまざまな施設があり(利用はできない)、そのなかに「モグハウス」の存在を確認。製品版では去年DSで発売された「チョコボと魔法の絵本」に収録されているミニゲームが楽しめるようだ。ダンジョン内に入ると最初のエリアにクリスタルがあり、それに触れることで「ナイト」と「白魔道士」にジョブチェンジすることができる。クリスタルはダンジョンのいたるところに設置されているので、出現する敵によってベストなジョブを選んでいくことになるだろう。なお、試遊台で体験すると、チョコボのイラストが浮かび上がる「プロジェクターライトキーホルダー」がもらえる。
(C) 2007 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN/Toshiyuki Itahana ■ PSP「スターオーシャン1 ファースト ディパーチャー」
・価格未定 「スターオーシャン」シリーズの原点とも言うべき第1作目が、約11年の歳月を経てフルリメイクされPSPで登場する。プレイアブルは序盤のクラトスの村からスタート。主人公のラティが仲間のミリーとドーンを引き連れて、村を襲撃してきた盗賊を倒すことになる。試遊台ということもあり、バトル中に必殺技やスキルが使用できなかったのは残念だが、それでもボタンひとつで小気味よいアクションが繰り出せる爽快感は健在。画面右上にレーダーが表示されているので、敵と味方の隊列も確認しやすくなっている。
会話イベント中は主要キャラクタに声優陣のボイスが追加されたことにより、オリジナル版以上に感情移入度はアップ。PSPのスペックを十分に生かしたアニメーションムービーも見どころだ。新規アニメーションや新要素も追加されるので、オリジナル版を遊びつくした人も新鮮な気持ちで楽しめるだろう。なお、会場でプレイすると、キャラクタのボイスを担当した声優陣のサイン入り「光る特製うちわ」がもらえる。
(C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Original version developed by tri-Ace Inc. ■ PSP「スターオーシャン2 セカンド エヴォリューション」
・価格未定 「スターオーシャン」から20年後の世界が語られるシリーズ第2弾。本作は'98年にPSで発売された「スターオーシャン セカンドストーリー」のフルリメイク作品で、グラフィックの向上はもちろん、さまざまな新要素も追加される予定だ。今回はオープンメガシアターでの映像出展のみだったが、アニメーションムービーを見るだけでも当時に味わった壮大なストーリーが蘇ってくる。
ちなみにオリジナル版では主人公をクロードとレナから選択することができ、互いに異なった視点でストーリーを楽しむことができた。その反面、仲間にできるキャラクタが限定されるといった難点が生まれたのだが、本作でそれが解消されるのかファンは気になるポイントだろう。
(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Original version developed by tri-Ace Inc. ■ ハード未定「スターオーシャン4」
・発売日未定
今のところ発売日や価格はおろかハードも未定だが、ムービーのクオリティの高さから考えるとPS3かXbox 360が候補だろうか? ぜひ続報に期待したい。
・価格:5229円(税込5490円)
キャラクタやフィールドのグラフィックは先にリメイクされたPS版と大差ないものの、街のマップ画面(上画面に表示)でショップのラインナップが確認できるのは非常に便利。バトル中は2画面を贅沢かつ見やすいインターフェイスに変更されており、上画面にはキャラクタのグラフィックや命令コマンド、HPとMP、選択した敵の名前などが確認できる。下画面ではバトルシーンが展開されるほか、コマンドとバー状のHPが表示されていた。PS版で初めて搭載された仲間同士の会話システムも健在だ。なお、プレイアブル終了後はオリジナルキーホルダーがもらえる。
(C) 2007 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/ARTEPIAZZA/SQUARE ENIX All Rights Reserved. ■ ニンテンドーDS「ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人」
・価格未定 今回はオープンメガシアターでの映像出展のみだったが、仲間たちが勇猛果敢に敵に挑むアニメーションムービーが公開された。鳥山明氏によって命を吹き込まれたキャラクタたちが大活躍するムービーシーンは、それを見ているだけでも本作の期待値はグンと上がるだろう。フィールド画面ではモンスターが徘徊しており、それに接触するとバトルが始まるという、「ドラクエ」シリーズでは珍しいシンボルエンカウントを採用している。
また、新たな試みとして装備品のグラフィックがキャラクタに反映されるので、着せ替え感覚でキャラクタメイクを楽しめる。バトルは従来の「ドラクエ」と同じくコマンド選択式で、新たに仲間との連携プレイで必殺技を繰り出すことが可能だ。それ以外にも、街にある施設に「ルイーダの酒場」や「ダーマ神殿」なども映像で確認。古き良き時代の「ドラクエ」に新たな要素が融合することで、シリーズファンも納得のいく仕上がりになりそうだ。
(C) 2008 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/LEVEL-5/SQUARE ENIX All Rights Reserved. ■ ニンテンドーDS「ょすみん。DS」
・発売日:11月8日
試遊した感じだと難しい操作や高度なテクニックは必要なく、いかに早く同色の「ょすみん」を探し出せるかという、自分の直感が試されるゲームなので、集中力が続けば長時間のプレイにも耐えられる中毒性を持っている。パズルゲームが苦手な人でも、途中で投げ出さずにプレイに没頭できるだろう。
(C) 2007 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ■ PSP「ディシディア ファイナルファンタジー」
・価格未定 「ファイナルファンタンジー」の生誕20周年を記念して発売されるアクションゲーム。FFシリーズでおなじみのキャラクタたちの世代を超えた対決が楽しめるのはもちろんのこと、調和の神「コスモス」と混沌の神「カオス」の戦いに導かれた戦士たちが紡ぐストーリーにも注目したい。今回のゲームショウではオープンシアターでの映像出展のみで詳細なシステムは明かされなかったが、光の戦士VSセフィロス、レオンVSセフィロスといったシリーズファンにとっては夢の対決が、携帯ゲーム機ソフトとは思えないハイクオリティなグラフィックで表現されていた。
(C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA ■ Xbox 360「インフィニット アンディスカバリー」
・価格未定 スクウェア・エニックスとトライエースのタッグで開発が進んでいる完全オリジナルの次世代RPG。今回の出展はオープンメガシアターでの映像のみで、主人公らしき青年の勇猛果敢な姿が描かれていた。ムービーシーンのクオリティの高さもさることながら、シームレスに展開されるフィールド画面とバトル画面も、それとは区別できないほどの出来栄えなので、オープンシアターでは釘付けになるはずだ。
(C) SQUARE ENIX CO., LTD./ Microsoft Corporation. All rights reserved.. Developed by tri-Ace Inc. ■ PS3/Xbox 360「ラスト レムナント」
・価格未定 PS3とXbox 360の次世代プラットフォームで発売される、スクウェア・エニックスが持てる技術をすべて駆使した完全オリジナルのRPG。日米同時に発売されることもあり、日本だけでなく世界的に期待されているタイトルのひとつだ。オープンメガシアターで上映された映像では、主人公であろう青年「ラッシュ・サイクス」のイベント、バトルシーンがフューチャーされており、広大なフィールドで無数の敵と戦う場面は、さながらファンタジー映画を観ているような興奮があった。バトルシステムは映像を見る限り、シームレスに展開する多人数参加型のアクションバトルに感じられた。
(C) SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. Unreal(R) Engine, Copyright 1998-2008, Epic Games, Inc. All rights reserved. ■ 「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン コンプリート」
・価格未定 2005年にDVDとUMDで発売された「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」のコンプリートバージョンとして、今度はブルーレイディスクで発売される。大容量のソフトに変更したことにより、キャラクタの表情や背景のディテールなどのグラフィック表現が格段に進化。それに伴い新たにリニューアルされた映像や、新規映像を使って再編集されているシーンもあるとのこと。クローズドメガシアターではクラウドとセフィロスの因縁の戦いをはじめとする本編の見どころが上映されるので、そのスゴさを肌で感じてほしい。新規映像の追加のほか、キャラクタたちの言語も複数収録されている。
(C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA ■ PS3/携帯電話「ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジーXIII」
・発売日未定 PS3「ファイナルファンタジーXIII」では、これまで幾度となく各メディアで取り上げられたヒロインの名前が「ライトニング」であることが判明。彼女は世界を導くために、本作では平和の象徴であるクリスタルによって選ばれた人間らしい。そのほか、大いなる存在によって築かれた社会「コクーン」、その社会を脅かす存在「パルス」など、ストーリーに関わるキーワードがいくつか確認できた。 PS3「ファイナルファンタジーXIII ヴェルサス」では、おそらく本作の主人公である黒髪の青年が、無数の剣を操って敵を倒していくムービーをメインに公開されている。この映像は去年のゲームショウでも上映されていたが、今回は青年と対決しているヒロインらしき人物を発見。また、黒いスーツ姿に身を包んだ謎の集団も存在も明らかになった。
携帯電話用「ファイナルファンタジーXIII アギト」は去年のゲームショウで公開された映像とほぼ同じで、そのクオリティは携帯電話用のゲームとは思えない仕上がり。主に学生らしき白髪の少年がフューチャーされている。彼が手にしているカードはストーリーに関係するものか、もしくはバトルで使うことになるのかが気になるポイントだ。
(C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA ■ ニンテンドーDS「FRONT MISSION 2089 Border of Madness」
・発売日未定 (2007年9月21日) [Reported by 山本博幸]
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