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イベント会場として使用された都内のクラブは、先日社長に就任したジョージ・ステロ氏、アジア市場を統括するジョン・ニアマン氏など、海外関係者が多数詰め掛ける盛況ぶりで、一瞬「ここは本当に日本なのか?」と錯覚しそうになるほど。この一事をとっても、本イベントに出展するタイトルへの注力ぶりがうかがえる。 代表取締役社長のヘンリー・デラトロベ氏は「本日のイベントは、EAの今後の新しい戦略、いわば“EAのNEXTスタイル”として象徴する意味で命名させていただきました。当社には4つの戦略があります。ひとつは、引き続きハードコアゲーマー向けの革新的な製品を提供していくこと。ふたつめは、カジュアル層、女性ゲーマーなど新顧客向けの手軽なゲームの投入、3つめはオンラインゲームなどの新ビジネス開拓、4つめは、日本を含むアジアなど、北米ヨーロッパ以外の新たな市場の開拓。これらは非常に重要なものになります」とコメント。
新作ラインナップの紹介にあたっては、世界中の開発スタジオから重鎮となるスタッフを招聘。ここで、事前に発表されなかった新作タイトルの存在が明らかにされた。壇上に姿をあらわしたのは、EAジャパンでプロデューサーを務める村上貴宏氏。液晶スクリーンに投影されたロゴは「ポピュラス」……オールドファンには懐かしいあの名作リアルタイムシミュレーションが、ニンテンドーDSで復活するという。
■ DS「ポピュラス」
地形を変えたり天候を操作するなどの間接的な影響力を駆使し、生産メインの「民」と敵を倒すことしか考えない「騎士」を効果的に使いわけ、フィールド内に存在する信者の数に差をつけたところで「ハルマゲドン」で最終決戦を狙うなど、尖鋭的なフィーチャーの数々で国内外で大ヒットを記録。PCはもとより、コンシューマにも多数移植されている。 村上氏は「『ポピュラス』は、10年以上も前に世界中で人気を博したゲーム。海外ではPCが主だったと思いますが、今回その『ポピュラス』をニンテンドーDSで復活させるべく、ただいまがんばっております」とコメント。DS版の主な変更点は「4人でワイヤレス対戦ができること」だという。
「DS版を作るにあたっては、やたらとタッチペンを多用するのではなく、ゲームのテンポとバランスにあった操作感になるよう、スタイラスとコントローラーをわけて“気持ちよく”プレイしていただけるように心がけております」という村上氏。本日公開されたのはタイトルとロゴのみで、スクリーンショットなどは残念ながら一切なし。村上氏は「なるべく早く最新画像を公開したい」としており、その昔“神”として辣腕を振るっていた古参ゲーマーは、しばらくのあいだ期待感に身悶えする日々が続きそうだ。
■ Xbox 360、PS3「メダル オブ オナー エアボーン」
シナリオは、イタリア、フランス、オランダ、ドイツと、4つの会戦における実在の作戦が元になっている。ミッション開始前はブリーフィングテントで降下地点を確認。作戦が始まるとプレーヤーは輸送機で運ばれ、上空からパラシュート降下し任務遂行にあたる。 降下する最中は敵もただ黙って降ろしてはくれず、当然のように対空砲火が襲い掛かる。高所恐怖症の筆者は、臨場感あふれる降下シーンの迫力に、なにやら下半身がジーンと鈍くしびれるような感覚をおぼえた(高所恐怖症の人ならわかる、あの感覚)。ゲームとわかっていても、次世代機の圧倒的なグラフィッククオリティが本能(恐怖感?)の一部を刺激するのだろうか。ちなみに、着地する瞬間にタイミングよくAボタンを押せば姿勢を崩すことなく即戦闘行動に移れる。 降下ポイントは比較的安全なポイントがガイドで示されるため、不慣れなうちはそこに降りるのが無難。ここで面白いのが、着地後のプレーヤーの行動。通常のFPSであれば特定のストーリーや目的が用意されているが、本作はフリーミッション形式で、レーダー外周やサーチライトが上空に照射されている地点にいけば、そこで「対空砲座を破壊せよ」など特定のミッションが与えられるシステムが採用されている。 画面下には使用中の武器と「アップグレードメーター」が表示される。本作では、敵を倒すと各武器が最大3段階までパワーアップする。たとえばマシンガンなら、最初に取っ手がつき、次に銃身がぶれないためのパーツがつくといった具合。ただし、使っている武器しかメーターが上がらないため、同じ武器ばかり多用しているといざというとき困ったことになる。メーターがMAXになるといきなりパワーアップするため「……現実感として、どうなんだろう?」と少々疑問に思ったが、そこまでこだわるほどのことではないかもしれない。 プレーヤー以外にも敵、味方がそれぞれ独自のAIで行動。強力な銃座に足止めされている味方がいたら、迂回して破壊するなどでアシストすれば、味方はAIに基づき適切な進軍ルートで先に進む。逆に、陣地が奪取されたとわかった敵AIは徐々に戦線を下げるなど、随所で変化に富んだ動きが楽しめる。背後をとって慌てる敵AIの動きなどは、なかなかグッとくるものがあった。もちろん、逆に背後を取られる可能性も往々にしてあるのだが……。 オンラインは最大12人まで参加が可能。攻撃側はもちろん迎撃側にもなれるため、「対空砲マニア」などは降下してくる敵を撃ちたくてたまらないはずだ。ちなみに、キャラクタの上にプレーヤーネームが表示されるのは、味方のみ。上空から降ってくる敵兵のうち、気に入らない奴を狙い撃ちするといったことは(残念ながら?)できない。
筆者がプレイしたのはXbox 360版。右スティックで銃の位置を上下左右に少しずつ動かせるため、ちょっとずらして物陰から射撃できたりと、本当に細かいところまで作りこまれていることにひたすら感心してしまった。Xbox 360版は、11月22日発売で価格は7,140円。PS3版は、12月20日発売で価格は7,329円。CEROレーティングはC(15歳以上が対象)
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■ Wii「ぼくとシムのまち」
本作の特徴は、思わず誰もが「かわいい!」と叫びたくなる、ポップかつキャッチーなキャラクタとオブジェクトの数々。キャラクタは人気フィギュアシリーズ「ピンキー」を想起させるできばえで、ライトから濃ゆい系まで自在にカスタマイズできる。 デモプレイでは、積み木のようなパーツをくみあわせて家具を作る工程が確認できた。これは本当に積み木と同じ手順で、土台となるパーツや装飾品を好きに組み合わせられる秀逸なシステム。デモでは熱帯魚のようなパーツを少しずつずらして重ね“魚の群れ”を表現するなど、ある意味“知育ツール”にも通じる奥深さを垣間見ることができた。
家具にさまざまなパーツをくっつけてDJブースを作ったり、カラオケマシンに仕立てたりと、想像力の数だけ“遊びがある”といったふう。自分で遊ぶのはもちろん、小さい子がいる友人へのプレゼントなどにも最適といえそう。9月27日発売予定で、価格は6,090円。
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■ Win「Warhammer Online: Age of Reckoning」
今回のイベントでは、新キャラクタ「Witch Hunter」が世界初公開された。ネーミングの通り女性キャラクタで、右手に剣、左手に銃を装備。銃で先制攻撃を仕掛け、近づいてきたら剣でザクザク斬るといった2段構えの戦い方が楽しめる。 筆者は本作が初体験だったため、日本語版プロデューサーの桜井千晶さんに基本的なオペレーションを教わりつつスタート。モンスターを見つけたら、TABでターゲットを選定しつつカーソルを合わせ銃で先制攻撃。NPCの場合は相手から近づいてきてくれるため、そのまま剣で立て続けに攻撃でき、これがなかなか気持ちがいい。 接近されると銃は使えなくなるが、剣で攻撃すると画面右下にあるナンバーが増えていき、さらに強力な攻撃が使えるようになる。「そろそろPvsPを体験しますか?」の言葉に調子に乗った筆者。エリアに突入するも「これは海外サーバーとつながっていて、海の向こうは深夜ですから人が少ないですね」と他プレーヤーが見当たらずしょんぼり。 そんなとき、物陰から敵プレーヤーが不意に襲い掛かってきた。思わず「仕込みか!?」とかんぐりたくなるほどの見事なタイミングだったが、さにあらず。レベルに差があったため数回斬りあうとこちらが有利になったが、筆者が不慣れなこともありアッサリ逃亡を許す。 遁走する敵を尻目に「有利な状況で仕掛けるなんて、卑怯で不毛だよね(ふっ)」などと余裕をぶっこいていたら、直後に出てきた敵プレーヤーのシャーマンに殺害され「お、お、お前だけは許さねぇ!」と即リボーンしてリベンジ。ちょっと慣れてきたので近接メインで戦ったら、今度は僅差でこちらが勝利。思わず死体を睥睨して自らの生存を謳歌する筆者に、桜井さん含め周囲の方々がドン引きしていたことは想像に難くないが……それはさておき。 ただモンスターを狩るだけでは得られない興奮とカタルシスが、本作には確かにある。帰属、対立といった意識や概念がわかりやすく提示されるため、不慣れな人でもすぐゲームの世界に馴染めるはず。初体験からわずか10分強の筆者がこれなのだから、他の方々におかれては何をかいわんや、である。
興味がある人は、日本語版公式サイトをぜひチェックしていただきたい。
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■ PS3、Xbox 360「バーンアウト パラダイス」
本作は、すべてがシームレス。PS3版を使ったデモプレイでは、ゲーム開始直後「コレ廃車ですよね?」と誰もが口を揃えるであろうボッコボコのアメ車が、ボディをリファインする施設(ポイント)を通り抜けた瞬間、ロードもなしに一瞬で新品同様の外観へと早代わり。ほんの一瞬目をそらしていた人が「え、え、今何があったんですか!?」と驚くほどで、ネットワークで友だちを呼び出すといった「このゲームで唯一のメニュー画面」以外は、すべてが途切れることなくつながっていく。街ひとつを再現するスケールを持ちながら、ローディングが“一切ない”のだ。 レースについても同様で、競争したくなったら信号の手前でストップするだけ。あとはゴールが示されるので、そこまで早く着くかどうかを競うのみ。やめたくなったらその場でプイとコースをそれてもかまわないし、別の信号の手前で止まって新しいレースをはじめるのも自由だ。 ファンを魅了し続けるクラッシュモードは独立したものではなくなり、今回からボタン一発「ショータイム」に突入することでいつでも楽しめるようになった。交通渋滞、障害物など、各エリアの状況を見て「おっ、今なら気合の入ったクラッシュが楽しめそうだぜ!」といったとき即座に突入できるあたりも、まさに“自由”のひとこと。 オンラインでは、自分以外の7人と同時プレイが可能。前述の友だちを呼び出す機能は、フレンドリストに登録している人がアクセスしていたら、それに直接呼びかければいいといった使いやすいものになっている。ロビーなど既存の概念はなく、呼びだしはボタンを3回押すだけ。招待して、一緒に遊ぶ。ただそれだけだ。 本作は、ありとあらゆるフィーチャーの敷居が(良い意味で)低い。これは当然狙って作られたもので、担当氏は「完全に自由で、完全なるシームレス。どこに行って何をやってもいい。それが本作の根底に流れるもの。オンラインも『友だちと一緒につるんで遊ぼうよ』というのが基本で、誰もが世界一の奴と戦いたいわけじゃない」とコメントしてくれた。 本作に登場する車は、すべてオリジナルデザイン。担当したのは、イギリス在住の日本人クリエイターの中村氏をはじめとする日本人チーム。「すべてオリジナルデザイン。実際に生産されてもおかしくないクオリティを目指してデザインしました。レーシングカー、ホットロッド、フォーミュラタイプなど、すべての車がシャシーからインテリアまでモデリングされています。パーツは50種類弱で構成されていて、すべてが外れたり、曲がったり、傷を受けたり、車の形によってクラッシュの仕方が違うなど、かなりのバリエーションがある」という。また、カスタムペイントについても、かなりのこだわりを持ってデザインしたという中村氏。会場では「武士道」など感じが派手にあしらわれたインパクト抜群のカラーリングが初公開された。
新型EYE-TOYにも対応しており、オンラインでは取り込んだ写真を自分のプレーヤーデータとして使用可能。両機種とも発売日、価格は未定。ローディングがない完全シームレスなオープンワールド。たとえレースゲームに興味がない人でも、そのインパクトは一度体験したら忘れられないものになるはずだ。
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■ PS3、PS2、Wii、Xbox 360、PSP、Windows「ニード・フォー・スピード プロストリート」
デモプレイでは、アメリカ・ネバダをモチーフにしたコースが紹介された。レース形式はスピードレースで、実際にネバダで活動しているレース団体のルールなどをゲームにアレンジして採用しているという。レース形式は、前述のスピードレースのほかにも、ドラッグ、ドリフト、グリップと全部で4種類が用意される。 車の挙動で驚かされるのは、タイヤスモークなどの演出。前輪をロックして後輪をホイールスピンさせる、ドラッグ・レースでいう“バーンアウト”が披露されたが、煙がホイールにまとわりつく臨場感、周囲を覆っていく空気感、そのすべてが鳥肌もののクオリティ。クラッシュ表現も並大抵のこだわりではなく、各パーツが脱落するのはもちろん、ただ壊れるのではなく、へこみ、歪みなども物理計算でキッチリ反映する。 マシンの外観を一定の範囲内でモーフィングさせる「オートスカルプ機能」は、今作でさらに進化。前作と異なり、空気抵抗など外観のカスタマイズが走りに影響するようになったのだ。また、こうした外観はもちろん、内部チューンなどのカスタマイズデータをオンラインで公開して、他のプレーヤーに使ってもらうという「ブループリント機能」の存在も面白い。自分のカスタムデータを使ったプレーヤーがレースで勝利すると、そのたびに自分の名前が表記される。レーサーとしてだけではなく「チューナー」として名声を得ることもできるわけだ。
軽く触れた程度ではあるが、前作をプレイした筆者の感想としては「シリーズのファンなら期待を裏切られることはない見事な仕上がり」とだけ述べておこう。発売は今冬予定で、価格は未定。
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■ PS3、PS2、PSP「NBA LIVE 08」
今作は、ドリブルやフェイントなど、各動作への移行がよりスピーディかつ自然になった。前作は、いったんモーションに入るとそれが終わるまで他の動作には移行できなかったが、今作は右アナログスティックで自在にコントロールできる。ただし、これは機敏な選手を操作したときに有効なテクニックで、動きが鈍い選手には不向き。こうした部分で、より選手の個性が際立つ仕様になっている。 新機能では、各選手が得意とするゾーンがボタン1発で表示される「ホットゾーン」が秀逸。得意なら赤、普通なら黄色、苦手なら青で表示され、その選手が一番力を発揮できるゾーンが一目瞭然。全部で14にわけられたエリアは、すべて実際のシュートゾーンのデータをもとに忠実に再現されている。 また、すべての選手ではないが、ステップバック、フェイダウェイ、ターンアラウンドなど、特徴的な動きをする約200人の選手については、各モーションがきちんと再現される。このあたりは、NBAのコアなファンほどうれしい要素といえそうだ。
NBAチームのほか、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、ギリシャ、アルゼンチン、中国といったナショナルチームを収録。オンラインでは各ポジションをプレーヤー同士が担当し、5対5で試合をすることも可能。発売日は、11月8日発売予定で、価格はPS3が7,329円、PS2が7,140円、PSPが5,040円。
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■ Xbox360、PS3、Wii「FIFA 08 ワールドクラス サッカー」
デモプレイで披露されたのは、右アナログスティックを使ったシザース、ファーストタッチエラシコなどの特殊なテクニック。EA契約選手のロナウジーニョ、セルヒオ・ラモス、ミロスラフ・クローゼなど有名選手のモーションが使用されているが、そのすべてが自然で華麗。しかも、単なる見せ技ではなく、タイミングよく使えば相手に対するフェイントとしてきちんと機能する。そのぶん、適当に操作しているとミスタッチしてしまいボールがあらぬ方向に転がったりもするが、それもまたリアルで楽しい。ディフェンス側も、腰を落としてスライド移動するなどといった新アクションで対抗できるため、試合中における1対1の攻防が非常に白熱したものになっている。 新モードでは、チーム全体ではなく「ひとりの選手として」試合に参加する「BE A PRO」が秀逸。ゴールキーパー以外の10人から、好きな選手をひとり選んでプレイ。試合中は、自分以外の選手をすべてCPUが操作する。カメラ視点が3人称になるため、これまでにない没入感が味わえる。ただし、その凄さは「AIの優秀さ」によって成り立っている部分が大きい。 今作のCPUは、洗練されたAIが素晴らしい動きを見せる。AI開発を担当したのは、EAカナダのFIFA AI専門の日本人チーム。各AIは、ピッチ上のエリアにおける危険度を数値化し、オン・オフを含め、きちんと判断して試合を組み立てる動きをするという。 各選手のAIは、1秒間に35種類の行動パターンから適したものを選ぼうとする。選手ごとに個性があるため一律でベストの動きをするわけではないが、これにより試合展開が尋常ではないほどリアルに感じられるようになった。その凄さは、フリーの選手の使い方などを見ると、思わず声をあげてしまいそうになるほどだ。
ボールと選手の関係も、従来のサッカーゲームにありがちだった「結局ボール中心に動いているよね」といった不自然さは皆無。ボールから軸がずれたアプローチなど、本来であれば“あって当然”の動きを実現。ボールと選手が、それぞれ独自に動くからこそ、連動した動きの美しさが栄える。一見簡単そうに思えるかもしれないが、これがどれほど大変で凄いことかは、数多のサッカーゲームをプレイしてきた人には説明不要だろう。今冬発売予定で、価格は未定。正式発売のあかつきには、恐らくサッカーゲームファンの誰もが興奮を隠せないはずだ。
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□エレクトロニック・アーツのホームページ (2007年9月20日) [Reported by 豊臣和孝]
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