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【連載第128回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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「PSP-2000」ゲームグッズ特集!!
新発売の液晶保護フィルター3種とケース3種類を試す |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
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9月13日に新型PSPこと「PSP-2000」が登場した。今回は、それにあわせて発売されているPSP-2000対応の液晶保護フィルターおよびケース類のグッズを、先行発売された「クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- FFVII 10th Anniversary Limited」に同梱のPSP-2000で試してみた。9月20日発売のPSP-2000通常版を購入予定の方にも参考になれば幸いだ。
PSP-2000は初代のPSP-1000と比べて軽量化され、サイズに違いがある。表面積にはほとんど違いはないものの、本体の厚みが薄くなっているため、これまでに発売されたPSP用グッズでは合わないものも出てくる。既存のグッズをPSP-2000に使えるかどうか、見極めるポイントもまとめてみた。
● 「PSP-2000」でのゲームグッズ選びのポイントをチェック!
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PSP-2000は液晶のフチと本体筐体との間に溝がある。液晶フィルターは液晶とピッタリのサイズでないと溝で浮いてしまう |
・液晶フィルターの「PSP-2000対応」は、どのあたりが違うのか?
まず、携帯ゲーム機と一緒に買いたい液晶保護フィルターからチェックしてみよう。PSP-2000に対応した製品は、HORI、サイバーガジェット、ゲームテックと、ゲームグッズでおなじみのメーカーから各1種類ずつが発売された。まず押さえておきたいポイントは、PSP-1000時代の液晶保護フィルターとPSP-2000対応のフィルターで何が違うのか? というところ。試しにHORIの「液晶フィルターポータブル」を新旧2種類用意して比較してみた。
すると、液晶フィルターのサイズが異なることがわかった。重ね合わせてみると、縦横に1mm弱ずつほど新タイプのフィルターが小さい。これはPSP-2000の液晶の周囲のつくりがPSP-1000と違うことによるものだ。PSP-2000の液晶は、本体カバーから1段下がってセットされており、周囲に溝がある。PSP-1000は本体の前面全体が液晶の上から被さっている。そのため液晶と本体との段差や溝が無い。
旧タイプのPSP用液晶保護フィルターは、液晶のサイズより余裕を持って少し大きめに作られていたが、これをPSP-2000に貼ると溝の上までフィルターが被ってしまい、液晶フィルターが浮いてしまう。これは空気が入ったり、めくれたりする原因になるだろう。
今回試してみたPSP-2000対応の3枚は、いずれも液晶サイズ(研究所計測によれば縦:約5.4cm×横:約9.55cm)よりも上下左右に0.1mm程度小さめのサイズとなっていた。というわけで、PSP-2000には対応をうたった液晶フィルターがオススメだ。ちなみに、PSPの液晶サイズ自体には違いはないので、ジャストフィットサイズの新液晶フィルターをPSP-1000に使う分には問題がない。ゆえに「PSP-2000/1000両対応」となっているわけだ。
[PSP-2000に貼る液晶保護フィルターグッズのポイント] |
・PSP-2000の液晶周辺には溝があるため、溝で保護フィルターの端が
浮いてしまわぬよう、液晶とピッタリサイズの新製品がオススメ
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・そのほかのグッズのポイントは?
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薄型になり、イヤフォンジャックの位置や充電端子の接点などに違いがある |
PSP-2000は従来モデルと比べて4.4mm薄型になったことも大きな特徴だ。そのため、ケース類の製品には当然影響がある。例えば本体収納スペースに、従来モデルをスッポリと収納する深さがある場合は、PSP-2000だと4.4mm分深く収納されることになって、そのぶん取り出しづらくなってしまう。従来モデルの本体サイズにピッタリとしたサイズのハードカバー類は、PSP-2000に使えないことはないかもしれないが、ケース内部で動いてしまうなど、収まりがよくないだろう。同様の理由で本体をきっちりカバーするシリコンカバーの類も、浮いてしまって使い勝手が悪くなるのは間違いない。
ポートやスイッチ類の位置が従来モデルとは若干変わっていることもポイントだ。最も影響が大きいと思われるのは、リモコン付きヘッドフォンなどを差し込むイヤフォンジャック位置の変化。従来モデルでは、本体を下から見た状態で、左端にあったのが、PSP-2000では液晶画面下のやや中央より底面に移っている。このため、イヤフォンのでっぱり具合が異なっているし、ケーブルの取り回しも変わってくる。また、イヤフォンジャックに接続するスピーカースタンド類のグッズも、PSP-1000用を使い回すのはほぼ無理だろう。
接点を使って置くだけで充電できる充電スタンドにおいても、PSP-2000のDCコネクタには金属接点部がなくなっているため充電はできない。スタンドとしても薄型になっているため、固定できない場合が多いだろう。グリップ類の製品も同様の理由で扱えない。このあたりのグッズに関してはPSP-2000専用の新製品に期待したい。
なお、HORIでは商品検索でPSP-1000と2000を分けており、対応製品が判断できる。また、サイバーガジェットは「PSP本体 対応状況」というページを公開。ゲームテックも同様に「新型PSP用本体(PSP-2000)における弊社製品の動作及び使用確認のお知らせ」を公開している。今後購入の際には、こちらを参考にするのがよいだろう。
[PSP-2000に使うグッズ選びのポイント] |
・大きめのポーチやハードカバーは使えるが、
本体収納スペースが4.4mm分隙間ができることを考慮しよう。
・リモコン付きヘッドフォンを使っている場合、
イヤフォンジャック位置の変化にグッズが対応できるか考慮しよう
・従来モデルにピッタリとしたサイズの
シリコンカバー、ケースはPSP-2000で使うのは厳しい
・スピーカスタンド、接点式の充電スタンド類は、
イヤフォンジャック位置、充電接点の削除などにより扱えない
・グッズ購入前にできるかぎりメーカーサイトで確認しよう
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● 「PSP-2000」対応、液晶保護フィルターグッズ3種類を試す
・「液晶フィルターポータブル(PSP-2000対応)」
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液晶保護フィルター1枚、クリーニングクロス1枚のセット。クロスは本格的なものではないが、十分に長く使える |
HORIから発売された新旧両対応の液晶保護フィルターは、作りや同梱品は以前のものとほぼ同等。液晶保護フィルター1枚と、黄色のクリーニングクロスがセットになっている。
液晶保護フィルターは表面から、AR(反射防止)層、ハードコート層、シリコン粘着層の3層で構成されており、両面にタブ付きのフィルムがついている。シリコン素材の粘着層は剥がしてもべたつきが液晶に残らず、貼り直しも可能だ。
さっそくPSP-2000に貼り付けていく。液晶フィルターには表面に透明フィルム、裏面に粘着保護フィルムが貼られているが、両方に形と色が異なるタブがついていて、表裏を判別しやすい。またフィルターの中央部にも黄色のシールが透明保護フィルム側に貼られているので、これまた表裏がわかりやすい。単純な製品だけにこういった親切の工夫が光る。
どの液晶フィルターにも言えることだが、貼り付け前には1度液晶の上にフィルターを当ててみて、サイズを確認するのがオススメ。前述のようにPSPの液晶より1mmほど小さいため、できる限り中央に貼りたいところだ。粘着保護フィルムをはがしながら、すぐさま端から液晶に貼っていく。液晶に近づけるとスッとくっつくように吸い付いた。今回試した3枚のフィルムの中では、ゲームテックの液晶フィルターに次いで画面への吸い付きがよい。その後、空気が入らないようにクリーニングクロスで上から押さえつつ、最後まで貼り付けた。貼り付け作業しているときの感触は良好で、難易度が低い。
できあがりも良好だ。今回試している3枚と比較して気づく特徴としては、フィルタが少し柔らかめで、厚さが薄い。本来柔らかいフィルターは空気が入りやすいのだが、これに関しては適度な堅さを持っているためか、空気は入らなかった。また、気泡が入ってしまった場合でも取り除きやすかったのが、貼り付けやすく感じたポイントだ。
貼り付け後の画面を見ると、透明度が高く色味への影響はほとんど感じない。どちらかと言うと、文字や線の輪郭がくっきりとする印象だ。続いて、1度はがしたフィルターを液晶の半分だけに貼り付けてみると、写真上では少し色味が変わっているように写った。だが、肉眼ではほとんど感じないところだ。またこの半分だけにフィルターを貼った状態を、他の液晶フィルター2枚の同写真と見比べると、フィルターのフチの処理が良いのかフィルターとの境目が目立たないことがわかった。
試した結果としては、HORIらしい安心感の高い液晶フィルターと感じた。貼り付け作業への親切な工夫が最も多く、貼り付け後の見栄えもよい。作業中、作業後のホコリの付着なども最も少なかった。オススメできる安定した液晶フィルターだ。
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フィルムのタブなど、わかりやすく親切な作りがうれしい。透明度が高く、色味の変化も少なかった。右は液晶の半分だけに貼っているところ。フチの処理がいいのか、フィルターの境目が目立たない |
・「CYBER・液晶保護フィルムHG(PSP用)」
メーカー:サイバーガジェット
価格:オープンプライス(購入価格:400円)
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液晶保護フィルター1枚、クリーニングクロス1枚のセット。同社フィルター製品の特徴だったスクイーズカードがないのは寂しいところ |
サイバーガジェットより新たに発売された、PSP-2000対応の液晶保護フィルター。こちらも液晶保護フィルター1枚と青いポリエステル素材のクリーニングクロス1枚がセットになっている。クリーニングクロスの品質は3製品の中で最もよいと感じる。
同社の液晶保護フィルターといえば、気泡を抜いたり、フィルターを圧着させるのに便利な「スクイーズカード」が付属するのが特徴だったのだが、これにはそのスクイーズカードが入っていないのが残念なところだ。
保護フィルターはHORIのものと同様に表面から、AR(反射防止)層、ハードコート層、シリコン粘着層の3層でできている。保護フィルムも表裏に貼られているのだが、表側の色つきフィルムにはタブがついておらず、剥がすのに少し手間取った。これを剥がすときにはセロハンテープを貼って剥がすと傷が付かずよいだろう。
他の2製品は貼り付け手順の説明が冊子の内側に細かに書かれているのだが、サイバーガジェットのみ裏面の簡易なものだったのが気にかかった。これでも充分ではあるが、保護フィルムのタブの件も含めて親切な工夫が少ないだろうか。保護フィルター製品の扱いに慣れている人ならば問題はないと思えるが。
HORIのものと同様に貼り付けを行なったが、特に問題はなく順調に貼り付けが完了した。堅さもほどよく、貼りやすいと感じられた。貼り付け後の液晶画面を見ても、モアレなどもなく色味の変化も少ない。微妙な差ではあるが、HORIのフィルターと比べるとほんの少し白っぽくなるだろうか。本当にごく微妙な差なので直接並べて見比べてもほぼ気にならないと思える。
液晶保護フィルターの堅さは3枚の中では中程度、厚みもHORIのものと近い。若干フチの処理が甘いのか貼った境目が見えるので、そのせいでHORIのものよりほんの少し(0.1mmないほど)だけ厚みがあるように見えた。粘着力が若干強いのか、他2枚と比べると少し剥がすのに力がいった。少々残念な点があったが、貼り付けに慣れている人ならば大きな支障になるほどのことではないだろう。保護フィルターの性能も遜色は感じない。
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フィルター表面のフィルムにタブがないのが残念なところ。フィルターの品質としては標準的だが、HORIのフィルターと比べるとフチの処理などに差があるだろうか |
・「目にラクシートP2」
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クリーニングクロスが布というよりも紙ナプキンに近い品質。あくまで貼り付け時に使うものと考えたほうがいい |
他の製品同様に、液晶保護フィルター1枚とクリーニングクロス1枚がセットになっている。クリーニングクロスは布というよりは紙のナプキンに近いもので、貼り付け作業だけならばいいのだが、長く使うには適さない。
保護フィルターは帯電防止層という、他の製品にはない特徴がある。表面から帯電防止/反射防止層、ハードコート層、PET層、粘着シリコン層と4層でできている。他の製品同様に保護フィルターの表裏に保護フィルムが貼られていて、色違いのタグがついているためわかりやすい。
さて、実際に貼り付けを試してみたのだが、ここでちょっと気になることが起こった。この貼り付け作業はいずれの製品も編集部内の撮影スペースで行なったのだが、このゲームテックの保護フィルターだけフィルムをはがしたほんの少しの隙に、粘着面にホコリがいくつか吸い付いてしまった。貼り付けを行なったのは大きい撮影用の照明やカメラなど機器が多い場所だったので、静電気の影響があったのかもしれない。帯電防止層という特徴はむしろこういうシチュエーションに強そうな印象も受けるのだが、貼り付け時には話が変わってくるのだろう。
ともあれ、この1枚に関しては貼り付け時に特にホコリに注意しなければならない印象を受けた。連載第1回の最後で紹介しているように、お風呂場などの湿気がある場所でホコリが舞わないようにすることをオススメしたい。これは他のフィルター製品でも有効なのでぜひ活用いただきたいテクニックだ。
保護フィルターは4層のためか3製品の中では最も厚みがある。HORIとサイバーガジェットのフィルターは厚みが僅差だったの対して、0.2mmほど他より厚みがあった。厚みのためか、最も堅いフィルターでもあった。堅さがあるため位置合わせがしやすく、液晶への吸い付きも最も良かったため、ホコリにさえ注意を払えば最も貼りやすい製品に感じた。ただし、もしホコリが入ってしまった場合は堅さがあるだけに目立つので、慎重さが必要だ。
表面の手触りも帯電防止加工が他と異なるためか、サラサラとしている。保護フィルターのフチの処理はHORIのフィルターに次いでよいのだが、厚みのぶん目立つだろうか。色味の変化など貼り付け度の見た目についてはサイバーガジェットのフィルターに近い感想で、ほとんど変化を感じない。透明度もよいのだが、ほんの少しだけ白っぽくなるように感じた点も、サイバーガジェットのフィルターと同様だ。
帯電防止加工という特徴が際だった保護フィルターだが、今回試している環境では貼り付け作業中、作業後ともに、ホコリがつきやすいという印象を持った。堅さのあるフィルターのため、綺麗に貼れた場合はよいが、ホコリや気泡などが入ってしまった場合にリカバリーに苦労する面が若干だがあった。今回の3製品の中では最も液晶とサイズがピッタリの保護フィルターのため、ここも綺麗に貼るための難易度にはなるだろうか。総じて、貼り付け作業に慣れた人なら仕上がりをよくできる、上級者向き(?)の1品と思えた。
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帯電防止層を持つということもあってか、他2枚とは差が出た。厚みもわずかなものではあるが他と比べてある。フチの処理などはサイバーガジェットの保護フィルターに近い |
● 「PSP-2000」対応ケース 3種類を試す
・「CYBER・セミハードケース」
メーカー:サイバーガジェット
価格:オープンプライス(購入価格:880円
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
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EVA素材による硬さがあるセミハードケース。背面にはカラビナとベルトループを備える |
PSP-1000/2000のどちらにも対応するセミハードケースだ。「EVA素材」が使われていて、軽く叩くとコンコンと音がする感触。107gと軽量ながら硬さがある。サイズは、横が18cm、縦が9cm、厚みは4cm(中央の膨らみを入れると4.2cmほど)となる。ケース内部にはカバー半分を使ったPSP本体の収納スペースのほか、UMD2枚分を収納できるマルチフリーポケットを備える。ケースの背面にはカバンやベルトに装着できるカラビナとベルトループがある。
ケースの内部は布地に覆われていて、傷などの対策がされている。マルチフリーポケットはフリップのような中蓋になっているので、PSP本体と他のものが当たらないようになっている。ポケットは伸縮するメッシュなのでUMDのタイトルもわかりやすい。フリップの中央にマジックテープがついているため、ケース側に固定できる。
PSP本体の収納スペースだが、前述のようにPSP-1000と2000では厚みが4.4mm異なるため、収納スペースの深さによってはPSP-2000が取り出しづらくなる。このセミハードケースの収納スペースはPSP-2000向けにとられている。そのため、PSP-1000を収納すると上半分がはみだす具合になるので、収まりはPSP-2000のほうがよい。PSP本体収納スペースの外周サイズはPSP本体にピッタリか、むしろ少しきつめ。本体を固定する仕組みは特にないので、はめこむように収納する。ケースごと持ってゲームプレイなどをするのはL/Rボタンなどが隠れてしまうため少々難しいところだ。
PSP-1000、2000をそれぞれ収納して感触を試してみたが、全体にコンパクトなので、PSP-1000を収納すると中身がパンパンになる。PSP-2000では逆に内部に少し余裕を感じるところだ。使い勝手としては特に不満な点もなく、マルチフリーポケットも扱いやすい。ポケット側になるカバーの中央部分は衝撃対策もかねてか膨らんでいるので、イヤフォンなどの少しかさばるものも収納できた。
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ケース製品におけるPSP-1000と2000のポイントは厚み。収納の底が浅いと1000がはみ出るし、底が深いと2000が取り出しづらくなる。どちらを重視するのか、間を取るのかが選ぶポイントになってくる |
面白いのは、このセミハードケースがそのままスタンドにもなるところ。ケースの中には上下にマジックテープがついていて、これを外に引き出して輪になるようにつなげると、ケースを裏返した状態で固定できる。そのまま立てて置くとスタンドになるというわけだ。ちょっとしたアイデアの工夫だが、動画鑑賞のスタイルなどによい。なお、PSP-2000はワンセグチューナーを装着してワンセグ放送も視聴できる。今回はワンセグチューナーがなかったため試せてはいないが、残念ながらこのケースは本体のUSB端子周辺に余裕がないため、スタンドにしてワンセグ放送を視聴するのは少し安定性に欠けるように思えた。
最後に、PSP-2000用のリモコン付きヘッドフォンをつけて使えるかを試してみたのだが、本体収納の外周が本体にピッタリのサイズで、リモコンのでっぱりがひっかかってしまう。本体を固定できないものの、一応装着したままケースのファスナーを閉じることはできたので、使えることは使えるという結果になった。
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裏返してスタンドとしても使えるのが魅力的。リモコン付きイヤフォンをつけるとでっぱるため、きちんと収納はできなかった。一応ファスナーを閉じられるので使えなくはないが少し苦しい感触だ |
・「EVAポーチP2 (ブラック)」
メーカー:ゲームテック
価格:価格:930円
カラーバリエーション:ブラック(ブルー、シルバーは9月下旬発売)
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EVA素材の丸みを帯びたセミハードケース。背面にカラビナとベルトループを備える |
EVA素材を使ったセミハードケース。感触は同様の素材を使っている「CYBER・セミハードケース」に非常に近く、硬さが十分にある。カラビナとベルトループを備える点も同様だ。カラーバリエーションはブラック、ブルー、シルバーの3色があるのだが、ブルーとシルバーは9月下旬発売予定となっている。
ケース内部にはカバー半分がPSP本体を収納するスペースになっているほか、中蓋になっているUMD2枚分のポケットをはさみ、もう半分はネットのついたマルチポケットとなっている。
サイズは、18.5cm、縦が10cm、厚さが4.2cm。PSPの収納スペースはPSP-1000、2000の両用ではあるが、PSP-2000の薄さに合わせて採寸されている。PSP-2000を収納すると収まりがよいが、PSP-1000を収納した場合は6割ほど、1.2cmほど本体がはみ出す。外周には少し余裕があって、側面を締めつけるような作りでもないため、ケース内部ではほとんど固定されない。本体を収納するというよりはケース内に置く、という感触に近い。
「CYBER・セミハードケース」で試したようにPSP-2000にリモコン付きイヤフォンを装着して収納してみた。本体の収納スペースは下側に余裕があって、リモコンのでっぱりも収まるように作られていた。本体側面を固定するような作りでもないため、多少はみ出しても許容できる。
UMDポケット、マルチフリーポケットともにメッシュ素材になっているため、収納物が見えるのがうれしいところだ。マルチフリーポケットはケースの半分を使う大きなポケットで、イヤフォン類なども悠々と収納できた。
扱った感想としては、PSP本体の固定は少し不安はあるが、そのぶん余裕があってリモコンなどを使うときにも扱いやすい。「CYBER・セミハードケース」はスタンドになるギミックがポイントだったが、こちらは大きなマルチフリーポケットがポイントだろう。
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PSP本体を側面で固定するような作りではなく余裕があるので、リモコン付きイヤフォンを装着しても一応収納できた。大きなマルチフリーポケットが魅力的だ |
・「ハードポーチポータブル(PSP-2000対応)」
メーカー:HORI
価格:980円
カラーバリエーション:ホワイト、ブラック、ピンク、ブルー
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こちらは新製品ではなく、従来モデル用グッズのパッケージリニューアル品 |
HORIから登場したPSP-1000、2000両用のケースなのだが、こちらは以前から発売されていたグッズのパッケージリニューアル品となっている。ゲームグッズ研究所でも連載第76回紹介しているので、ここではPSP-2000に使ったときの感触を紹介していこう。
もともとの発売時期からしてPSP-1000向けの製品であり、連載第76回でも記述しているようにPSP本体を収納するスペースが深い。深さは2.5cmほどあり、PSP-1000の厚みとほぼ同様となっている。そのためPSP-2000ではそのぶん沈み込んでしまうので、少し取り出しに苦労した。持ち運び中に中で動くのも気になるところだろうか。
5.3cmとケースに厚みがある。そのため、今回紹介しているケース製品の中でもサイズは1番大きい。リモコン付きイヤフォンを装着したPSP-2000を収納してみたところ、収納スペースに少し余裕があるため、ちょっとケースが膨らみはするものの、イヤフォンのでっぱりごと収納できた。
ポケット数も多く、傷への配慮もしっかりとした扱いやすいケースなのだが、PSP-2000で使うと考えると大きく、薄型の恩恵が味わえないところが残念だ。そのあたりは今後に登場するであろうPSP-2000に適したグッズの登場に期待したいところだ。
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基本的にPSP-1000向けに作られているため、本体収納スペースの底が深く、PSP-2000だと奥になってしまう。サイズには余裕があるのでリモコンをつけたままでも十分使えたが、いかんせん大きいケースなのがPSP-2000だと勿体ないだろうか |
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□ HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
□ サイバーガジェットのホームページ
http://www.cybergadget.co.jp/
□ ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/
(2007年9月19日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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