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価格:5,040円(通常版)
PSP「魔界戦記ディスガイア PORTABLE」は、2003年1月30日に発売されたPS2用S・RPG「魔界戦記ディスガイア」をPSPに移植したもの。PS2版になかった追加要素が多数盛り込まれており、シリーズをやりこんだ人も新鮮な気持ちでプレイできる。 ゲームの舞台は、あらゆる海より深く、どんな闇よりも暗い場所にあるという“暗黒世界”。長しえに魔界を支配してきた魔王「クリチェフスコイ」の死は、またたくまに魔界全土へと広まる。野心を露(あらわ)にした悪魔の台頭で、魔界は乱世の様相を呈するようになる。 それから2年後。魔王の息子「ラハール」は、父親の死も知らず丸2年ものあいだ、眠りこけていた。目が覚めると、そこは戦乱の世の中。エゴとわがままを煮しめて凝縮したような性格のラハールは、配下「エトナ」とその部下を引き連れ「魔王」になることを決意する。
そんなラハールの元へやってきたのは、大天使「ラミントン」から魔王「クリチェフスコイ」暗殺の命を受けた天使見習い「フロン」。しかし、先王クリチェフスコイが逝去していたことを知ったフロンは、急遽目的を変更。悪魔の本性を探るために、無理やりラハールと行動を共にする。ラハール、エトナ、フロンら一行は、ラハールが正統後継者であることを魔界全土に響かせるため、行動を開始するといったストーリーになっている。
本作はオーソドックスなシミュレーションRPGスタイルを採用。“魔王城”で情報を確認しつつ装備を整えたら、エリア(戦闘)マップで敵と戦いイベントをこなして城に戻る。この手順を繰り返してゲームを進めていき、ラハールを魔王にするのが最終目的となっている。
エリアマップでは、最大10人までのキャラクタが出撃できる。戦闘はターン制を採用。キャラクタを動かして攻撃していき、すべての味方が行動を終えたらターン終了となる。武器や魔法を使った攻撃は、高度なものになるほど派手なエフェクトが炸裂。最大4人で同時に攻撃する「連携攻撃」、同じ敵をたて続けに狙いダメージをアップさせる「コンボ攻撃」、地形効果「ジオ・エフェクト」、味方キャラを持ち上げて投げるなど、個性的なシステムが多数盛り込まれている。
PSP版には“エクストラダンジョン”が追加されている。PS2版は“暗黒議会”で議題を可決してもらうことで6種類のエクストラダンジョンに挑戦できたが、本作は既存のエクストラダンジョンに加え、新たなエクストラダンジョンが多数追加されているという。同社作品をプレイしたことがある人なら思わずニヤリとしてしまうキャラクタが登場するほか、オリジナルシナリオも追加されるという。
また、PSP版はオリジナルキャストの声優陣によるキャラクタボイスが新規収録されている。オリジナル版ではキャラクタの声が入っていなかったシーンでも、ラハール、エトナ、フロンたちの声を耳にすることができるというわけだ。このあたりは、ファンならずとも絶対に見逃せない(聞き逃せない?)要素といえそうだ。
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□日本一ソフトウェアのホームページ (2006年8月31日) [Reported by 豊臣和孝]
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