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【連載第125回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

自由な設置場所を実現したDS用プレイスタンドと
6枚と24枚収納できるDSカードケースを紹介

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 今回紹介するのは、DS用グッズからプレイスタンドグッズとDSカード収納グッズだ。プレイスタンドは縦横、角度、向きと自在に調整可能で、さらに吸盤固定をすることで壁や窓、さらに天井にまで設置できる機能性の高い一品、ゲームテックの「フレキシブルスタンドDLite」だ。発売されたばかりの任天堂「フェイスニングで表情豊かに印象アップ 大人のDS顔トレーニング」などに活用してみた。

 DSカード収納用グッズでは、3製品をピックアップ。ヒンジを使って6枚をコンパクトに収納可能にしたHORIの「DSカードケース6」、24枚という大量のDSカードを収納できるゴイチの「カードフレーム24」、同じくゴイチの3枚収納のカードケースを2つ合体できるユニークな「3ポケットカードケース」を使ってみた。

【今週のおしながき】
DS ゲームテック 「フレキシブルスタンドDLite」
DS HORI 「DSカードケース6」
DS ゴイチ 「カードフレーム24」
DS ゴイチ 「3ポケットカードケース」



● 豊富な調整機能あり、吸盤固定も可能、フレキシブルに使えるプレイスタンド

「フレキシブルスタンドDLite」

    メーカー:ゲームテック
    価格:1,480円
    カラー:ホワイト、ブラック


縦横が自在なだけでなく、24段階に360度回転できる
 角度調節、縦横回転、吸盤固定ありと、名前のとおり角度や向きが自由自在、フレキシブルなDS Lite用のプレイスタンド。

 このスタンドは大きくわけると、DS Liteを装着する「ホルダー部分」と「スタンド部分」で構成されている。スタンドとホルダーは取り外せるので、ホルダーにDSを装着したままにはなるが、スタンドとの着脱は簡単だ。

 ホルダー部分は縦横に左右分け隔てなく360度向きを変えられるのはもちろん、24段階で任意に固定できる。1段階ごとにカチカチと手応えがあり、そのままで固定される。また、スタンド部分の角度も4段階に90度の範囲で調整できる。これだけでもかなりの自由だ。

 それに加えて、スタンドの土台裏には大きな吸盤がついている。この吸盤には、レバーによるロック機構があり、吸盤を固定しやすい。土台をそのまま置いてもバランスを保つが、吸盤を使って貼り付けると、より自由な角度や向きで使用できるというわけだ。

 まずはDS Liteをホルダーに装着してみた。ホルダーはストラップホールの溝にツメをひっかけ、充電端子横、ボリュームつまみ横、イヤホン端子横の合計4カ所で固定する。このため、DS Liteにストラップをつけての固定は無理だ。このツメにはウレタンのような反発の強めなスポンジの素材が貼られているので、十分な固定力を確保しつつ、本体に傷もつけない配慮がなされている。ホルダーによってふさがれてしまうスロット、端子類もなくアクセス性は高い。

 ホルダー裏面の中央部には4個のフックがついている。これをスタンドに差し込み、スライドさせるとスタンドと固定される仕組みになっている。スライドさせるだけでホルダーごと本体を取り外せるわけだ。スタンドに装着したスタイルから寝転がって遊ぶときなどは気軽に取り外せる。

 ホルダーがついた状態でDS本体を持ってみると、固定部分が手に当たるので、多少の違和感がある。特に角で支えている部分の厚みが大きく、手のひらに当たるのが気になる。操作面には支障は出ないが、もう少し厚みが薄かったら違和感が小さかったのでは? と感じた。

 スタンド部分は少々骨太な印象だ。アーム部分は2センチ四方の柱のようになっており、土台部分も大きい台形をしている。がっしりとした作りのぶん、なかなか安定している。前述のように土台の裏には直径で6.5cmの大きな吸盤があるのだが、これを使わずとも通常使用の角度や向きなら十分といえるだろう。

角度も90度に調整でき、スタンド角度の固定力も十分。背面には吸盤もあり、これを使うことで安定感も格段に高くなる。写真右下のようにホルダー部分が簡単に取り外せる

キッチンの天井や窓などに設置してみた。写真の環境では十分安定していたが、接地面にはお気をつけ頂きたい
 土台部分にはレバーがついている。これを倒すと吸盤が引っ張られて接地面との空気を抜き、がっちりと貼り付くというわけだ。この固定力はなかなかのもので、研究員の環境では天井に貼り付けても落下する不安はなかった。壁や窓に横向きに貼り付けたりすることもできる。ただし、こうした変則的な設置は自己責任でお試しいただきたい。

 DSといえばゲームだけにとどまらず、実用ソフトの類も多い。そうしたソフトを使っている人には特にオススメできるスタンドだ。たとえば「しゃべる! DSお料理ナビ」を使いつつ料理を楽しんでいるのならば、スタンドを使って目線の高さにDSを設置できると楽だ。また、「フェイスニングで表情豊かに印象アップ 大人のDS顔トレーニング」ならば、スタンドが同梱されているものの、「フレキシブルスタンドDLite」を使うとより自由な角度や姿勢でのトレーニングができる。

 もちろん普通のゲームタイトルにも使いやすい。本体を一切手で支えずにタッチペンで操作するような姿勢もとれる。タッチペン操作のみで操作が完結できるタイトルによさそうだ。また、スタンドで固定するだけでなく、途中で持ち歩きたくなった際などに気軽に取り外せるのは嬉しい。

 角度・向きの調節機能が豊富で、工夫の感じられる一品。スタンド製品の決定版としても推したい製品だ。ただ、スタンドのアームや土台が大きくて角のあるデザインなので、少し無骨すぎるかもしれない。



● ヒンジ機構で取り出しやすく、コンパクトな6枚収納カードケース

「DSカードケース6」

    メーカー:HORI
    価格:450円
    カラー:ホワイト、ブラック、ピンク
    任天堂ライセンス商品


コンパクトなDSカード6枚収納ケース
 カードケースはすでにたくさん登場しており、第119回などでも特集している通り、1枚、3枚、6枚、8枚などなど収納数も収納方法も多様化してきて、選ぶのに迷うことも多くないだろう。

 「DSカードケース6」は、HORIより登場したDSカードを6枚収納できるシンプルなカードケース。カラーはホワイト、ブラック、ピンクの3種類。今回はブラックを使用してみた。

 本製品の最大の特徴はケース内のインナートレイの作り。こうした両面を使うケースでは、取り出し口もそれぞれ両面に2カ所あるのが一般的だが、インナートレイをヒンジを使って独立させることで、取り出しやすい工夫がされている。

 カバー同士が固定される方式になっており、ヒンジで独立しているインナートレイは自由に動かすことができる。インナートレイには表側に3枚、裏側にも3枚のDSカードを収納できる。つまり、ケースの表裏を気にすることなく、カバーを開けた後、取り出したいカードの側にインナートレイを動かせばカードを取り出せる。

 カバーはクリアタイプのカラーで収納している6タイトルが外から見える。インナートレイの収納部分は左右のツメで固定する方式。ヒンジ側に指を入れる隙間があって、ここからひっかけるように浮かせるとすんなりと取り外せる。若干ツメが堅いかなと感じたのだが、基本的には問題ない程度だろう。

中のインナートレイはヒンジでつながっていて、両面が簡単に扱える。写真右は収納部だが、左右のツメで固定する



● 24枚ものDSカードを一挙に収納! 買い貯めたDSカードをコレクションするカードケース

・「カードフレーム24」

    メーカー:ゴイチ
    価格:オープン(参考価格:1,200円)
    任天堂ライセンス商品


A5サイズのノートのようなDSカードケース
 縦21cm、横14.5cmのA5サイズと、DSカードケースにしてはかなり大きい製品だ。ちょうど、DS Liteを3台並べたぐらいの大きさになる。収納枚数は製品名にあるとおり、24枚。ここまでの大きさになると、持ち歩くより、取り出しやすくコレクションしておくという使い方を想定したものと思われる。

 作りはきわめてシンプル。ケースは2面あり、中央のヒンジでつながっている。特にロックする仕組みはなく、すんなりと開く。中には反発の強めなスポンジ状のソフトシートがあり、片面に横3枚×縦4枚、12枚のDSカードを収納できる。このソフトシートが両面あるので、24枚収納できる。

 ソフトシートはDSカードがぴったりはまるサイズに枠が取られているので、少し押し込むようにして収納する。固定力はそこまで高くはないのだが、必要十分かと思う。指を入れるスペースも取られているので取り出しも簡単だ。

 片っ端からDSカードを収納して24枚埋めてみたのだが、これはなかなか満足感がある。一覧性もいいし、見栄えも悪くない。多量のDSカードを収納するというコンセプトのグッズは、これまで余りなかったこともあり、面白みを感じる。ただ、気になったのはケースに指紋がつきやすくてかなり目立つこと。大きな不満というほどではないが、改善してほしいポイントだ。

 DSソフトのケースに1つづつ収納するのは億劫だが、かといって積み上げておくのはバラバラになってしまって困る、というユーザーに向いたケースといえるだろう。もし、ケースごと持ち歩くようなときは、ケースを止めるゴムなどを使うといいかもしれない。

写真のように24枚収納できる。一覧性がよく、コレクションという考え方でも満足度が高い。ただし持ち運びにはケースが開かないように工夫が必要だ



● DSカードを3枚収納できるケースが合体! 分離して3枚用、合体して6枚用のユニークなカードケース

・「3ポケットカードケース」

    メーカー:ゴイチ
    価格:オープン(参考価格:600円)
    任天堂ライセンス商品


DSカードを3枚収納できるカードケースが2つセットになっている
 1ケースに3枚のDSカードを収納できるカードケースだ。面白いのはカードケースが2つ同梱されていること。この2つはそれぞれ個別に使うこともできるが、組み合わせることで6枚を収納する1つのカードケースとしても使える。

 ケースのフタが3枚それぞれ独立していて、クリアタイプのため収納したソフトのラベルははっきりと見える。フタは開閉時に“パチッ”と音が鳴り、しっかりと閉じた手応えがある。衝撃などで開いてしまうようなことはなさそうだ。収納はDSカードを置くだけと簡単で、指を入れるスペースも横にあるため取り出しやすい。

 特徴はケースの背面にある。四角と丸型の凹凸があって、これを2つのケースで互いにかみ合わせるようにくっつけるとかみ合って組み合わさるというわけだ。持ち歩きたいソフトが3枚までなら1つで使い、それ以上あれば2つを組み合わせて6枚まで持ち歩ける。あくまで突起をかみ合わせているだけなので、着脱は簡単にできる。その反面、衝撃などで分離してしまう可能性もある。

 この製品の魅力ははやはりこの着脱機能だろう。3枚収納と6枚収納を使い分けることにどこまでメリットを感じられるかがポイントになる6枚収納用のケースとして見るのであれば、ほかにもDSカード用グッズの選択肢があるため悩みどころだろうか。変則的ではあるが、2つのカードケースを家族で別々に使ったりというのもよいかもしれない。

単独では3枚用のケースだが、写真のように背面同士を組み合わせると6枚収納できる1つのケースになる。この分離、合体のギミックが魅力のポイントだ



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□ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/
□HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
□ゴイチのホームページ
http://www.goichi.co.jp/

(2007年8月29日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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