会場：幕張メッセ 国際会議場

　社団法人コンピュータエンタテインメント協会は、「東京ゲームショウ2007」に合わせ開催されるゲーム業界関係者を対象としたフォーラム「TGSフォーラム2007」のプログラムを発表すると共に、申し込み受付を18日から開始した。受付は先着順で定員になり次第締め切りとなる。

　会期は「東京ゲームショウ2007」のビジネスデイにあたる9月20日と21日の2日間。受講料は基調講演、スポンサーシップセッション、特別招待セッションは無料で、専門セッションは1セッション受講は前売り8,000円 (当日10,000円)、2セッション以上受講の場合は1セッション前売り7,000円となる。

　今年の基調講演は、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの代表取締役社長兼グループCEOを務める平井一夫氏が行なうことが決定した。テーマは「広がるプレイステーションワールド、新たな成長に向けたビジネス戦略の全貌」。

　基調講演は毎年2本実施されていたが、今年は現状1本だけとなっている。一昨年前には任天堂の岩田聡氏が壇上に立ちWiiコントローラを発表し、Xbox 360の発売直前と言うことでマイクロソフトのロビー・バック氏が基調講演を行なっている。そして昨年はSCEIの久夛良木健氏がプレイステーション 3の価格改定、仕様変更を発表している。この場には業界関係者が集まることもあり、大きな発表が行なわれる可能性が高いだけに注目だろう。

　専門セッションでは「オンラインゲームセッション」、「キャラクターセッション」、「携帯電話ゲームセッション」、「ファイナンス&マーケットセッション」が予定されている。「オンラインゲームセッション」では、テクモのLieVoを統括している佐々木憲太郎氏のほか大手ゲームパブリッシャー、大手ゲームプラットフォームメーカーの講師を選定中。「キャラクターセッション」では「女の子マーケットの大きな可能性」と題しバンダイナムコゲームスの岡香織氏、フロム・ソフトウェアの武村大氏などが講師として予定されている。このほか「携帯電話ゲームセッション」ではNTTドコモ、スクウェア・エニックス、ディー・エヌ・エーから講師を招きリレートーク&パネルディスカッションが行なわれる。「ファイナンス&マーケットセッション」では、ファイナンス編ではみずほキャピタルから、マーケット編ではJPモルガンから講師を招きセッションが行なわれる。

　基調講演と専門セッションは20日に行なわれるが、スポンサーシップセッション、特別招待セッションは21日に行なわれる。内容は未定だが、アクティビジョンがセッションを予定しているほか、面白いところではNOKIAが「N-Gage プラットフォームに向けた開発」と題したセッションを予定している。

□CESAのホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□「東京ゲームショウ2007」のホームページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□ニュースリリース
http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2007/business/
□関連情報
【7月5日】「東京ゲームショウ2007」、"つながって、ひろがって、世界へ
"をテーマにメインビジュアル決定。出展社も一部公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070705/tgs.htm

(2007年7月19日)

[Reported by 船津稔]