価格：7,140円

　株式会社コーエーは、Wii用ライフスタイルRPG「オプーナ」において、バトルシステムの詳細やダークローグのアクションなどの新たな情報を公開した。

　「オプーナ」は、「ドラゴンクエスト」シリーズのシナリオ制作等を手がけたことで知られるアルテピアッツァ株式会社が開発を担当するRPG。フィールドの移動からダークローグとのバトルまで、すべての操作をヌンチャクひとつで行なえるのも大きな特徴のひとつとなっている。

　本稿では、今回明らかにされた新要素の詳細をスクリーンショットとともにお伝えしていく。

■ アクティブボンボンバトル

　オプーナたちは、身体の一部に備わっている「エナジーボンボン」を武器にダークローグたちと戦う。バトルは、エナジーボンボンをターゲットに向かって投げつける「アクティブボンボンバトル」と呼ばれるシステムによって、リアルタイムに進行していく。

　今回は、バトルの基本ルールと武器として使用するエナジーボンボンのカスタマイズについて、その詳細をお伝えしていく。

・ バトルの基本ルール

　バトル時の主なダメージ源となるエナジーボンボンは、ヌンチャクのコントロールスティックをはじくように動かすだけで、ターゲットしたダークロードに向かって飛んでいく。複数のダークロードと戦うときは、Cボタンを押しながらコントロールスティックを操作してターゲットを決める。

敵が攻撃を仕掛けるためにオプーナたちのほうへ向かってきた場合、一時的にターゲットから外れてしまい、このときにエナジーボンボンを飛ばしても当たらない。攻撃を仕掛けるタイミングを計りながら戦うことも重要となる	コントロールスティックを倒すとエナジーボンボンにエナジーが充填される。倒した時間によって充填される量が変化し、たくさん溜めるほど攻撃のスピードや威力が増大する。最大まで溜めると、写真のようにエナジーゲージが激しく光る	エナジーを充填した時間や前回の行動内容によって、次に行動可能となるまでの待ち時間が大きく変わる。戦況に合わせて次の行動を決めることも、重要な戦略のひとつとなる
オプーナたちは、強力なエナジーを操ることができる反面、バトルに費やせる時間が2分までと決まっている。制限時間内に決着をつけないとエナジー切れとなり、バトルを続行することができなくなる	コントロールスティックを倒す方向によって、飛び出すエナジーボンボンの軌道が変化する。左に倒した場合は、いったん右側へ放たれたあと、左にカーブしながら敵にめがけて飛んでいく。これと同じ要領で、上下左右どの方向でもエナジーボンボンを飛ばすことができる。また、エナジーを溜めているときにCボタンを押しながらコントロールスティックを放すと、ターゲットに向かって真っ直ぐ飛んでいく

エナジーボンボンのカスタマイズは、戦闘中でも行なうことができる

・ エナジーボンボンのカスタマイズ

　エナジーボンボンは、特定のアイテムを装備してカスタマイズすることができる。装着可能なアイテムは、「コーティング」と「オプション」という2つのタイプに分類され、それぞれコーティングは2種類まで、オプションは3種類まで同時に付けられるようになっている。

スパイクシード スペシャル機能オプション。エナジーボンボンの表面に、鉄製のトゲトゲを付加できる	プラズマコート コーティング用アイテム。エナジーボンボンの周囲にプラズマが発生。攻撃がヒットしたときに、左右にいる敵も感電させられる	ランダムハーツ スペシャル機能オプション。攻撃がヒットしたときに表示される数字によって、敵をマヒさせたり、毒状態にしたりする。どんな効果が現われるかはランダムで決まる

エアバッグカプセル スペシャル機能オプション。ピンチに陥ったときに身体の周りにシールドが発生し、HPを一度だけ回復してくれる	UFOリング スペシャル機能オプション。エナジーボンボンの周囲を小型のUFOが旋回。ターゲットした敵に追加ダメージを与える。同時に3機までセットできる	フライングスルー スペシャル機能オプション。敵を貫通しながら攻撃できるアイテムで、ほかのカスタマイズアイテムと組み合わせることが可能。うまく組み合わせれば、戦闘を有利に進められる

■ フォース

　フォースとは、身体に集めた自然界のエネルギーを放出する技で、正しい魂を持つか邪悪な魂を持つかによって聖なるフォースと闇のフォースに分類される。

　ここでは、オプーナたちが使用する8種類のフォースについて、それぞれがどのような性質を持つ技なのかを解説していく。

フルバースト 相対する敵の数だけエナジーボンボンを分裂させて攻撃する。攻撃力はあまり高くない	ホーミング5 エナジーボンボンが5回跳ね返り、敵単体に対して連続でダメージを与える	シンクロフレイム 聖なる力の強いコプーナが使える技。ターゲットした敵と同種の敵も炎に巻き込める
フラワーセラピー 毒やシビレなど仲間全員の状態異常を治す。自然界の精霊と通じ合うポリーナの得意技	フェアリースマイル 戦闘不能となった仲間を、6割程度の確率で蘇えらせることができる復活の呪文	ミルクシャワー 上空から雨のように降り注ぐ動物のミルクが、ダークローグたちを眠りに誘う

スターシャワー ポリーナが得意とする技。無数の流星群が降り注ぎ、敵全体に大ダメージを与える	アシッドシャボン 強力な酸の泡を放出し、敵全体にダメージを与える。コプーナだけが使える

■ アイテム

　ダークローグとの戦闘中に使用したいアイテムは、あらかじめオフィシャル・マルチ・パスポート（OMP）のアイテムリストから、バトル用のアイテムリストに移しておく必要がある。登録数には限りがあるため、戦いを有利に進められるようになるアイテムを準備できるかがポイントとなる。

　アイテムには、大きく分けて味方に対して使うものと、敵に対して使うものが存在。さらに、自分たちに効果のあるものは、バトル時に使用できるものとバトル終了後に使えるものに分けられる。

　今回は、戦闘中に敵に対して使用する4種類のアイテムの効果が明らかになった。

ゴーレムブロック ゴーレムのかけらが巨大化し、敵全体に体当たりによる大ダメージを与える	ミクロガーディアンズ 小さなフィギュアの軍隊が敵全体にダメージを与える。ゲーム内の時間で1日に1回しか使えないかわりに、何度使用してもなくならない
レインボウボム 虹の閃光が敵全体を包み込み、闇のフォースを操るダークローグに大ダメージを与える	ゴーストムービー 闇のゴーストが現われて敵全体をひるませる。霊界のフォースを持つ敵には通用しない

■ ダークローグ

　ダークローグとは、闇のフォースの扱いを得意とし、すべての星の征服をもくろむ邪悪な存在。総勢で150体以上も存在し、それぞれに動きや攻撃手段などの特徴が異なる。

　ここからは、今回明らかにされた10体のダークローグの特徴と、キャラクタデザインを手がける眞島真太郎氏から寄せられた、お気に入りのダークローグに関するコメントを公開する。

シマゾゲゲ 体から出ているトゲを使って、地中から攻撃を仕掛けてくる

1トン その名の通り、巨体を武器にオプーナたちに襲い掛かってくる。見た目とは裏腹に動きは素早い

アルティマゴーレム ゴーレムが闇のフォースを取り込んだ姿。闇のフォースによる上空からの攻撃を仕掛けてくる 眞島氏のコメント 「今回のデザインの狙いでもある、生命感とモノとの中間的な表現がうまくできたと思います」

キラースクリーン 本体はモニターの周囲を浮遊する緑色の小さな球体。巨大なモニターを操り、即死効果のある「デスチャイム」を使ってくる

メガプチラ プチラの親玉。長い首を活かして、後方から強烈なヘッド・アタックを繰り出してくる

メタルドッグ 闇のフォースが結晶化した「ダークマテリアル」という金属の塊から生まれた魔物。強力な吹雪のブレスを放出する

アンクルキートン 頭を押してビームを放ったり、腕を体内にしまって防御をしたりする。動きのユニークな敵だが、攻撃はどれもが強烈

サンノブサン トキオネ近くの「風の渓谷」を荒らしまわるダークローグ。闇のフォースを巧みに操る 眞島氏のコメント 「色も形もストレートにイメージしたものを絵にしてみたら、思いのほか小憎らしくかわいい感じに仕上がりました」	ブルードラゴン ドラゴン族のダークローグで、水辺を棲み処とする。鋭いツメと金色のツノで攻撃してくる 眞島氏のコメント 「西洋や東洋のドラゴンのデザインをいったん分解してみたんですが、ぜんぜん違う形でありながら、ドラゴンに見えるデザインにうまく再構成できたと思います」	ダンスジン 踊りを得意とする悪の精霊。特殊攻撃の「ダンシングアローン」で動きを封じてくる 眞島氏のコメント 「ほんとにバカバカしくて気に入ってます」

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※画面は開発中のものです。
※本作品に使用しているフォントは、アルテピアッツァ株式会社が株式会社ニィスより使用許諾を受けています。JTCウインS4は株式会社ニィスの登録商標です。

□コーエーのホームページ
http://www.gamecity.ne.jp/
□アルテピアッツァのホームページ
http://www.artepiazza.com/
□「オプーナ」のページ
http://www.opoona.com/
□関連情報
【4月17日】コーエー、Wii「オプーナ」
新キャラクタなどの新情報を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070417/opn.htm
【3月19日】コーエー、Wii「オプーナ」スクリーンショットを公開
ゲームの流れや世界観を紹介
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070319/opoona.htm
【3月14日】コーエー、今の時代を現わすRPGを目指す
アルテピアッツァ開発のWii初のオリジナルRPG「オプーナ」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070314/opoona.htm

(2007年5月25日)

[Reported by 中野信二]