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レベルファイブ、DS「レイトン教授と不思議な町」完成
シリーズ第2弾は「レイトン教授と悪魔の箱」に決定

2月15日 発売

価格:4,800円

CEROレーティング:A (全年齢対象)

日野晃博氏は冒頭挨拶を行ない、すでに21万本の受注があったことをあきらかにした。さらに3部作の第2作のタイトルが「レイトン教授と悪魔の箱」に決定したと発表した
 株式会社レベルファイブは、2月15日に発売となるニンテンドーDS用ナゾトキ・ファンタジーアドベンチャー「レイトン教授と不思議な町」の発売記念完成披露会を都内で開催した。同作の価格は4,800円で、CEROレーティングはA (全年齢対象)。

 発売記念完成披露会の冒頭、壇上に立った日野晃博代表取締役社長は、2月14日の時点で21万本の受注があったことを明らかにし、「30万本、50万本と本数を伸ばしていきたい」と意気込みを語った。

 さらに前回の発表会ですでに3部作であることが明らかにされていたが、今回は第2作目のタイトルが発表された。次回作のタイトルは「レイトン教授と悪魔の箱」。内容としては、レイトン教授とルーク少年が、開けた者は必ず死ぬといわれる呪われた箱の謎にチャレンジする。大陸を横断する長距離鉄道を舞台に“悪魔の箱”のルーツへと迫る。第1作以上のボリュームを持つミステリーホラーストーリーとなるという。日野氏は「完成披露会の場で次回作のことを発表するのはレベルファイブとしてそれだけ注力していることだと理解して欲しい」と語った。

 「レイトン教授と不思議な町」のゲームの魅力については、「謎解きとストーリーの融合」、「ナゾの監修に『頭の体操』などの著者である多湖輝先生が監修している点」、「声優に大泉洋さんと堀北真希さんを起用している」点などを挙げ、「様々な要素が絡み合っていながらも、初心者にも取っつきやすく、全ての人にお勧めできる本当に面白いゲームに仕上がっています」とアピールした。

 完成披露会には、レイトン教授の声を担当した大泉洋さんと、ルーク少年の声を担当した堀北真希さんが登場。収録の感想を語った。大泉さんは「アニメーションで声をやらせてもらうときは、カエルやトカゲの声が多かったものですから、英国紳士役ということで緊張感がありました」とコメント。大泉さんは続けて「『英国紳士って何だ?』と考えたところ、ジェームズ・ボンドだと思いスパイ風に役作りしたところ、監督から『英国紳士は忘れて、大泉さんのさわやかな雰囲気でやってくれ』と最後に言われた」と答え、会場の笑いを誘った。

 一方、堀北さんはルーク少年役ということで「男の子だからと言って声を低くしたら少年っぽさが無くなってしまったので、可愛らしい少年っぽくしながら女の子の声に聞こえないようにするのは大変難しかったです」と苦労を語った。

 舞台上で公開アフレコも行なわれ、アニメーションの映像も流されたが、少し古い上質のアニメを思わせる仕上がりになっており、ルーク少年の声も非常にうまく役の上にのっていた。大泉さんも「上手いですね。できる人はできるんだなぁって思いました」と絶賛するほどの仕上がりであることをここに記しておく。大泉さんは普段ゲームはしないと言うことだが「これはゲームのワンシーンであることを忘れてしまうというか、アニメの映画のようなクオリティで、いまのゲームは凄いんだなぁって思います」と驚きを隠せないようだった。

 発表会にはさらにナゾの監修に参加した多湖輝氏が登場。多湖氏は「いまから2年前に日野氏にお会いしゲームの制作を初め、スタッフの皆さんはおそらく徹夜の連続だったと思う」とまずはスタッフを気遣った。ここで、大泉さんと堀北さんに多湖先生からナゾが2題出題された。問題は物理問題かと思わせて実は心理的な問題である問いと、目の錯覚(錯視)を扱った問題。どちらもひとつの方向から物事を見るのではなく、考えること、視点をずらすことの必要性があると説いた。

 多湖氏は「出版当時『頭の体操』のような本はないと言われた。『こんなに活字が少なくて本と呼べるか?』と言われる中で出版して3カ月で100万部という大ベストセラーとなった。今回の『レイトン教授と不思議な町』も、ゲームの世界ではこれまで無かった新しい形式を提案するということで、日野さんと握手をしてやろうと、私もできる限りのお手伝いをするということで今日この日を迎えた。私もやってみて、こんなに本と違った新しい面白さが出せるのかと、ゲームって凄い世界だなと思った。ストーリーが面白く展開していって、その中でナゾが出てくると、自分で作ったナゾのはずなのに自分でもビックリするような楽しさでした」と制作に関わる経緯なども含めゲームの魅力を語った。

 大泉さんも「レイトン教授と不思議な町」について、「自分の声を聞きたくてプレイしているんですが、終わらないんです。仕事に支障が出るので時間を決めてやっている」と自分もはまっていることを明らかにし、「ゲームはほとんどやってないけど、プレイしてなるほどと思った。おじいちゃんがお孫さんとやるとか、だれでもできると思う」と語った。

 多湖氏は発表会で「毎日やると自分が変わっていくのを実感してもらえると思う」とコメント。ゲームでは、タッチペンを使い直感的なインターフェイスでナゾを解くことができる。何度でも挑戦することができる点や、本だと答えをすぐ見てしまいかねない点を考えると、ゲームとして生まれ変わったともいえる「頭の体操」は、まさにゲームプラットフォームにあったコンテンツといえるだろう。もちろん新しいナゾも多数収録されているし、大泉さん、堀北さんの参加した映像やストーリーのクオリティも高い。それぞれのユーザーに訴求するたくさんの魅力を持ったソフトに仕上がったようだ。

レイトン教授の声を担当した大泉洋さん。発表会にはレイトン教授をイメージした服装で登場。「いつもトカゲとかカエルとかの声なので、イギリス紳士は嬉しい」とコメント ルーク少年の声を担当した堀北真希さん。本人としては初めての声優挑戦に本当に苦労したと言うことだったが、大泉さんは収録された音声を聞き「できる人はできるんだなぁ」と感心したと絶賛 発表会は大泉洋さんのボケとツッコミのオンパレードで、非常に楽しい内容に。ちょっと堀北さんがとまどい気味だったような気もしたが……
会場で行なわれた公開アフレコ。大泉洋さんが途中でどこまで進行したかわからなくなり、テイク2を急遽行なうことに。大泉洋氏曰く「だって、どこからレイトン教授とか指示が出ないんだもん!」とか。しかしテイク2ではビシッと決めてみせた。何度かこういったイベントで公開アフレコを体験しているようだが「恥ずかしい」らしい いつも元気な多湖輝氏。大ベストセラーとなった「頭の体操」の作者としても知られる。「『頭の体操』を出版したときは字の少ない本と言われたがベストセラーとなった。今回のゲームもこれまでにないゲームということで日野社長とはがっしり握手して取り組み、この日を向かえた」と挨拶した
最後は、ゲームにちなんでナゾが出題され、大泉洋さんと堀北真希さんが問題に挑んだ。1問目は「形の違うコップがあり、両方から絶対に文句のでないようにオレンジジュースを分けるにはどうすればいいか?」というもの。もう一つは「矢印ボードの2枚を比べて同じ長さの所に印を付けよ」というもの。1問目は物理的な問題のように感じるが、実は心理問題。2問目は割とよく目にする問題で、目の錯覚 (錯視) を問題化したもの。わかっていても、なかなか答えにたどり着くことができない


【スクリーンショット】
ゲームファンとしてはどのようなナゾトキの問題が収録されているかといった方に目が行きがちだが、会場ではプロモーションビデオも上映され、上質なアニメにも匹敵する、なめらかなアニメーションに仕上がっており、目を引いた。大泉さんも堀北さんも「ゲームというより映画みたい」と感心していた


ちょっと渋めの落ち着いた配色の画面で、これまでにない雰囲気に仕上がっている。ナゾトキの問題もニンテンドーDSらしくタッチペンで気軽に挑戦できるインターフェイスとなっている (もちろん頭を使わせる問題ではあるのだが)


【「レイトン教授と不思議な町」テレビCM】
すでに放送中のテレビコマーシャル。大泉洋さんのキャラクタがよく出た面白い内容のものが多い


(C)2007 LEVEL-5 Inc.

□レベルファイブのホームページ
http://www.level5.co.jp/
□「レイトン教授と不思議な町」のページ
http://www.layton.jp/
□関連情報
【2006年10月11日】レベルファイブ、パブリッシャー事業を開始
第1弾は“ナゾトキ”アドベンチャー、DS「レイトン教授と不思議な町
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061011/level5.htm

(2007年2月14日)

[Reported by 船津稔]



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