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【「ラビッツ・パーティー」】 価格:5,800円 CEROレーティング:A(全年齢対象)
「ラビッツ・パーティー」は、個性的なキャラクタ“ラビッツ”と戦うミニゲーム集。アクションが45種、シューティングが10種、ダンスゲームが15種、レースゲームが5種の計75種類のゲームが収録されている。「ストーリーモード」と「スコアモード」があり、「ストーリーモード」ではプレーヤーがレイマンとなり戦いながらストーリーを進めていく。「スコアモード」では、ストーリーモードでクリアしたミニゲームを遊ぶことができる。 今回のアーティストコラボレーションイベント「ラビッツ・パーティー」は、8月頃から企画され、アーティストの方達にゲームをプレイしてもらいコンセプトを理解してもらった上で、アーティストの自由な発想の元、作品を制作してもらった作品を一堂に集めたイベント。関係者を集めた会見で記者陣を前に同社のマーケティング・マネージャー辻 良尚氏は「個性的な“ラビッツ”というキャラクタを知ってもらうためにコラボイベントとして各アーティストに参加してもらいました。見てもらえれば、『こんな所からインスパイアされているのか』と理解してもらえると思う」と挨拶。これまでとは違ったところからゲームをアピールし認知度を上げたい意向からイベント開催を企画したようだ。 すでに8日から開催されているイベントだが、辻氏によれば日曜日は天気も良、く多くの人が来場したという。会場にはWiiが設置され、誰もが発売前の「ラビッツ・パーティー」をプレイすることができるが、このプレイゾーンが外から見える位置にあるため、道路からWiiをプレイする人を見て立ち寄った人も多かったという。入場者はほぼ全員Wiiでゲームをプレイしていたと言い、注目度も高かったようだ。来場者層は原宿という場所柄か10代~20代の女性二人組や、カップルなどが中心で、中には親子連れなども見られたとか。同作のターゲット層が10代~20代ということで、まさにドンピシャだったという。「ラビッツ・パーティー」はユービーアイソフトの本国フランスではキッズむけと言うことだが、日本ではキャラクタの性格上、若干上の層を狙っているのだという。 辻氏にWii用「ラビッツ・パーティー」の魅力について伺ったところ、「より多くの人数で遊ぶと楽しいですね。最大4人で遊ぶことができるのですが、4人以上が集まって……つまり、プレイしている人を見ている人がいる状態でやるともっと楽しいと思います。日本ではなかなかそういった環境はないかと思うのですが、これからクリスマスですし、より多くの人で楽しんで欲しい」と説明。Wiiはプレイしている姿も楽しいという部分があり、そういった意味ではハードの性格を体現しているともいえる。 パーティゲームでミニゲームがたくさん入っているということで、「似たゲームが多く収録されているのでは?」といった不安感もあるが、それについて辻氏は「1つ1つのゲームが非常に練り込まれている。いたずらにWiiで発売してみましたというのではなく、Wiiのコントローラにはこういった使い方があるのかと気付いてもらえると思う」と自信たっぷり。 特にシューティングゲームについては「ユービーアイソフトといえばFPSのメーカーといったイメージがあるので、凄い完成度 (辻氏)」と特にオススメだという。動きからカメラワーク、敵の出現場所などどれを取っても完成度が高いと言い、さらに「弾が配水管の詰まりを解消する“スッポン”なんですが、敵の弾に当てることで相殺することができるんです。このシステムで、ゲームに戦略性が出た。たとえば、2人の敵を倒して1人の敵の弾を相殺して、逃げ場所を確保してから敵を倒すといった戦法もとれる」と、パーティゲームらしからぬハードなゲームとしても楽しめそうだ。さらに難易度も用意されていることから何度でも遊べる要素を持つという。「あるイベントで、たまたまゲーム開発者がプレイして感心していた。ゲームをやり込んでいる人であればあるほど凄さがわかる。ぜひともその凄みを見て欲しい (辻氏)」とアピールしていた。 ユービーアイソフトはこの12月だけでWii用タイトルを実に3タイトルも発売する。この点については「Wiiに手応えを感じている。フランスのクリエイターは日本文化にリスペクトしている人が多く、Wiiの説明を受けたときも喜んでいた。ユービーアイソフトはクリエイターの作家性を大切にするメーカーなので、Wiiに反応した」と辻氏は説明。ヨーロッパではプレイステーション 3の発売が延期されたことも、クリエイター心理的に若干は影響しているようだ。しかし来年になればユービーアイソフトからはビックタイトルの「ASSASSIN'S CREED」が控えている。圧倒的なグラフィックスで描かれる作品だけにこちらはXbox 360とプレイステーション 3でリリースされる。Wiiはデバイスの面白さでゲームもそういった楽しさを追求し、グラフィックス指向の作品はXbox 360とプレイステーション 3の両プラットフォームでリリースしていくといった具合に、ユービーアイソフトはきちんと切り分けていくようだ。
なお、同イベントは原宿では14日までとなっているが、年明け早々には新宿での開催も決定している。コラボレーションアートだけでなく、イメージアートも公開されているので、ゲームをいろいろな角度から見ることができるだろう。そして何より、プレイできるので、ぜひともチェックしていただきたい。
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□ユービーアイソフトのホームページ (2006年12月12日) [Reported by 船津稔]
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