【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

セガ、「龍が如くプロジェクト」レセプションパーティー開催
名越プロデューサーや「劇場版」の三池監督が各作品を語る

12月6日 開催

【龍が如く2】
12月7日 発売予定

価格:7,140円

「龍が如く2」総合プロデューサーの名越稔洋氏(左)と、「龍が如く 劇場版」監督の三池崇史氏(右)
 株式会社セガは、「龍が如くプロジェクト」のレセプションパーティーを、12月6日に都内のホテルで開催した。

 このパーティは、12月7日に発売されるプレイステーション 2用アクションアドベンチャー「龍が如く2」の発売前夜祭と、2007年3月3日に公開予定の劇場映画「龍が如く 劇場版」の完成記念パーティを兼ねて開催されたもの。会場には、「龍が如く2」総合プロデューサーの名越稔洋氏や、「龍が如く 劇場版」監督の三池崇史氏と出演した俳優陣などが来場した。

 2度開かれたトークセッションの第1部は、名越氏と三池氏によるもの。「龍が如く」の映画化について名越氏は、「映画も中途半端なものにはしたくありませんでしたが、求める以上の人に集まっていただけました。内容を一通り見せていただいた時、ゲームと同じような情熱が感じられました」と満足のいく作品になっていることを語った。

 三池氏は普段はゲームをしないそうだが、「龍が如く」は映画の撮影の前に、イージーモードながら、3日寝ずに一気にクリアしたという。「勝たなきゃいけない、という闘争心が沸いてくるんです。実生活もなんだか角度が変わって見えますよ」と、ゲームの印象を語っていた。

 撮影を終えた映画については、「ゲームの原作をどう守るかではなく、ゲームを借りて我々がどう挑戦できるかということ。普通は原作を忠実に映像化するものですが、それと違った道があるんじゃないかと。ゲームと一緒になって1つの映画になるんです」と語る三池氏。また作品に込めたメッセージとして、「仕事は守りじゃなくて攻撃することなんだということ。映画も当たりそうなものを作るのではなく、もっと攻めていくものを作るべきだと思ってやらせてもらいました」と自らの思いを語った。

 名越氏もこれに頷き、「映画は映画、ゲームはゲームとして、伝え方は違うものなので、その中で最高のものを与えたい。本当に面白いものは本音の中にあると思っているので、三池監督の話を聞けば聞くほど、エネルギーの源は同じなんだなと思います」と話した。実際にこういった方針を面と向かって打ち合わせたことはないそうだが、先にゲームをプレイした三池氏が、名越氏の思いを正しく感じ取っていたということだろう。

 ゲームと映画の違いという点では、「龍が如く」のゲームは18歳以上のみ対象(「龍が如く2」はCEROレーティングがDの17歳以上対象)という自主的な規制を行なっているが、劇場版では今のところ年齢制限がないという。三池氏も、「劇場版は一般も可能かな、というエンターテイメントに仕上がっているので、ゲームをまだ遊べない少年少女に楽しんでもらいたいですね。もちろん、ぬるいわけではありません。バイオレンスのあるファミリーピクチャーになっています」とこの点を強調していた。

「龍が如く 劇場版」の出演者。左から、塩谷瞬さん、岸谷五朗さん、北村一輝さん、サエコさん、そして三池監督
 続いて、映画に出演した北村一輝さん、岸谷五朗さん、塩谷瞬さん、サエコさんが会場に入り、三池氏とともに第2部のトークセッションを行なった。出演者からは一様に、「毎日とても楽しかった」、「もっと撮影を続けたかった」といった声が聞かれ、撮影現場の熱気にあふれた雰囲気を心から楽しんでいたようだ。

 主役の桐生一馬を演じた北村さんは、映画に出演が決まった後でゲームをプレイしたという。こちらはノーマルモードで遊んだそうだが、「クランクインまでにクリアしたかったんですが、真島が強くて先に進めなくて、撮影が始まってしまいました。映画の中では勝っているんですが……」と笑いながら話していた。

 また撮影中、アクションシーンで使われた金属バットは本物だったそうで、真島吾朗を演じた岸谷さんは、「殴るほうも『当たったらどうしよう』と手が震えていました」と話していたが、「裏では三池監督と『当たったらごめんな』と話しているのを聞きました」と北村さんが補足。三池氏も「金属バットの切れは世界一の作品です」と語っていた。

 最後に三池氏が挨拶として、「3日3日公開というのは運命なんでしょうね。大人たちが子供たちに挑戦するという。子供が『大人の作る映画なんて』となめた目で見に来て、結構楽しんじゃう、という世界が劇場で展開できればと思います」と映画をアピールした。

会場には、セガ代表取締役社長の小口久雄氏(左)、セガ代表取締役会長の里見治氏(中央)、「龍が如く 劇場版」の配給会社となる東映株式会社の代表取締役社長の岡田祐介氏(右)も来場。それぞれに今回のプロジェクトへの期待を示した


□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「龍が如く2」のページ
http://ryu-ga-gotoku.com/
□「龍が如く 劇場版」のページ
http://www.ryu-movie.com/
□関連情報
【11月28日】セガ、「龍が如く2」12月7日発売
オリジナルスカジャンなどが当たる発売記念抽選会を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061128/ryu2.htm
【11月16日】セガ、PS2「龍が如く2」
キャラクタやストーリーを紹介
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061116/ryu.htm
【11月3日】セガ、「龍が如く 2」体験会を実施中
秋葉原には総合プロデューサー、名越稔洋氏が来店
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061103/ryu.htm
【10月19日】セガ、PS2「龍が如く2」
全国各地で先行体験会を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061019/ryu.htm
【10月17日】セガ、PS2「龍が如く2」予約キャンペーンを実施
映像DVD付き“神室町”情報誌をプレゼント
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061017/ryu.htm
【10月13日】セガ、PS2「龍が如く2」大阪で体験会を開催
名越稔洋氏と夏目ナナさんのトークショーも実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061013/ryu.htm
【9月23日】「東京ゲームショウ2006」セガブースレポート
~ラインナップの豊富さは全ブース屈指~
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060923/sega.htm
【8月31日】セガ、「龍が如く」発表会を開催
PS2「龍が如く2」と映画化を発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060831/ryu.htm

(2006年12月6日)

[Reported by 石田賀津男]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.