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会場:韓国国際展示場(KINTEX)
入場料:5,000ウォン(約650円)
日本語で挨拶を行なったテクモ代表取締役社長安田善巳氏は、インターネットの共通化、端末の高機能化について触れ、オンラインゲームが第2の成長期に入っているという認識を示した上で、マルチカントリー、マルチデバイス対応を前提とした新たなゲームプラットフォームとしてのLieVoのポテンシャルの高さを韓国メディアに強調。その中でHyosung CTXを、長い未来を見据えた重要なパートナーとして選択したことを報告した。 Hyosung CTXは、創業50年の歴史を持つ総合商社Hyosungのデジタルコンテンツ部門で、2006年10月1日に設立されたばかり。ただ、日本ではベクターが展開している「MicMac Online」のパブリッシング権を保有しており、その意味ではすでに日本への地歩を築いていたことになるが、今回の事業提携の発表で、新たにテクモ/SeedCとのパートナーシップが築かれたことになる。 同日テクモ/SeedC側から発表されたプレスリリースでは、LieVoの韓国でのサービス開始が強調されているが、もともとLieVoの構想として、韓国を含むアジア圏の展開は発表されていたことで、第1フェイズとして2007年12月までにアジア、オセアニア、英語圏(英米)、計12カ国への展開を予定している。また、第2フェイズとして2009年12月までにヨーロッパ、南米、17カ国への展開が予定されている。LieVoの新たな展開については来年1月以降に定期的に「LieVoカンファレンス」を開催し、そこで安田氏が進捗を報告する予定だという。 LieVo Koreaでは、「MicMac Online」、「MIX Master」、「LANDMASS」に加え、現在日本のデックスエンタテインメントが開発している「アルテイルネット」の計4タイトルの展開を予定。現在テクモが開発している「モンスターファームオンライン」や「ギャロップレーサーオンライン」などのコンテンツの展開については未定となっている。 また、今回の事業提携は日本のLieVoにとっても少なからず影響を及ぼす見込みだ。具体的には、今回LieVo Koreaへの展開が発表されたオンラインFPS「LANDMASS」が、日本にも展開されるという。同作はまだ韓国ではクローズドβテストの段階と言うこともあり、日本での展開時期やビジネスモデルなど、具体的な計画についてはこれから協議するとのことだが、LieVoは「WarRock」に加えて、また新たに大型韓国産タイトルがラインナップとして加わることになる。
ワールドワイド展開の第一歩として韓国展開に乗り出したLieVo。日本、韓国まではあまり支障がなく展開できるものと見られるが、今後残るアジア、オセアニア地域や欧米への展開は、どのようなスタイルを採用するのか。また、マルチプラットフォーム展開はどのタイミングになるのか。国産ゲームポータルの海外展開はあまり例がないだけに、今後とも注目していきたいところだ。
□G★ 2006のホームページ (2005年11月9日) [Reported by 中村聖司]
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