SCEJ、「秋葉原エンタまつり2006」 PS3、PSP、PS2ソフトをプレイアブル出展
10月21日~29日 開催
会場:秋葉原UDX AKIBA_SQUARE
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10月29日の日曜日の開幕直前。イベント会場の前にはズラリと行列ができあがった |
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一番奥まったところにケース付で出展されていたが、それでも多くの人が熱心に眺めていたのが印象的 |
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの国内ビジネスを担当するソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン (SCEJ) は、10月29日まで秋葉原UDX AKIBA_SQUAREで開催されていた「秋葉原エンタまつり」に、発売を直前に控えたプレイステーション 3専用ソフトなど最新作を出展した。
「秋葉原エンタまつり」は、毎年秋に開催されている「東京国際映画祭」に合わせ、ゲーム、アニメ、コミックなど日本の得意とするコンテンツを世界に向けてアピールする目的もあって昨年から開催されている。主催は秋葉原エンタまつり実行委員会で、特別協賛としてSCEJが名を連ねている。昨年はプレイステーション 3を映像出展していたが、今年は発売前と言うことで「東京ゲームショウ2006」に出展されていたタイトルを中心にプレイアブル出展となっている。
プレイステーション 3の試遊台は、そのグラフィックスの特徴をプレーヤーに伝えるべく、大きな液晶ディスプレイが備え付けられており、各タイトル3台までが限度。会場が狭いこともあり、TGS程の出展台数は置かれていない。それでもTGS程の混雑ではないため、来場者は比較的余裕を持ってゲームを体験できていた。
「東京ゲームショウ2006」に出展されていたタイトルと同じなので、基本的なプレイレポートについてはそちらを参照して欲しいが、全てのタイトルにおいて同じバージョンが出展されていたわけではない。SCEJの「グランツーリスモHD(仮称)」、「RESISTANCE ~人類没落の日~」、「MotorStorm (モーターストーム)」、そしてバンダイナムコゲームスの「機動戦士ガンダム ターゲット イン サイト」については最新バージョンが出展されていた。「グランツーリスモHD(仮称)」は、遊べるコースとしてはTGSと同じ「THE EIGER NORDWAND」だったが、会場の表面に面していることもあり、美しいグラフィックスの前に行列ができあがった。会場が狭いこともありステアリングホイールコントローラでの出展は見送られたのは残念。
特に人気を集めていたのが「デビル メイ クライ 4」と「機動戦士ガンダム ターゲット イン サイト」、そして「リッジレーサー7」。「デビル メイ クライ 4」はもっとも奥まったところに試遊コーナーが設置されていたにもかかわらず、一時は50分待ちと長蛇の列となった。「機動戦士ガンダム ターゲット イン サイト」については30分待ちとなっていたが、狭い場所であるにもかかわらずプレイ待ちの人以外にも見物人が多いことも印象的だった。やはり「機動戦士ガンダム」はそれ自体が気になるコンテンツと言うことなのだろう。
日本メーカーの人気シリーズに人気が集まるのは当然のことかも知れないが、これ以外に人気を集めていると感じたのが「RESISTANCE ~人類没落の日~」。本体と同時発売でFPSと言うこともあり気になる存在のひとつなのかもしれない。1人のプレイ時間が10分以内、もしくは1ステージ終了までと区切られているにも限らずその列が短くなることはなかった。また、順番待ちの人も熱心にゲーム画面を眺めているという点は他のゲーム以上のものを感じた。ちなみに先日、プレイステーション 3のネットワークに関する発表があったが、「RESISTANCE ~人類没落の日~」ではネットワーク対戦についても全て無料で遊べることになったのだという。
プレイステーション 3以外ではPSPがほとんどだったが、プレイステーション 2用ソフトとしては「ワイルドアームズ ザ フィフス ヴァンガード」がプレイアブルとしては初めてのお披露目と言うこともあり、熱心なファンが駆け付けた。人気のRPGタイトルと言うこともあり、その出来映えが気になるのか、プレイステーション 3には目もくれず開場してすぐに「ワイルドアームズ ザ フィフス ヴァンガード」の試遊台の前に駆け寄る人もいたようだ。
PSPでは大きく進展のあった出展はなかったが、PlayStation Spotの認知度が上がってきたのか、利用する人が見受けられた。しかし今回は残念なことにシステムアップデートが会場で行なわれていなかったため、ダウンロードできない人もこれまた多いようで、そばにいた係員に聞いている人が見受けられた。
PlayStation Spotで配信されているソフトでも一律に最新のバージョンが必要なわけではなく、各ソフトによって必要とするシステムのバージョンが違う。しかし「ゲームシェアリング」には一覧として表示され、ダウンロードできるものは白く、できないものは灰色で色分けされる。ダウンロードできないものを選択すると必要なシステムのバージョンが表示される。
ダウンロードしようとして初めてアップデートが必要なことがわかり、アップデートしたいができないと言うことで係員に質問するといった状況だ。できれば今後はシステムのアップデートもできるようにして欲しいところだろう。
先日発表されたが、プレイステーション 3を使った情報端末「PLAYSTATION TV」の設置がすでに始まっている。これまではどうしてもプレイステーション 3を体験する機会は都市部に限られていたが、今後は徐々に解消されることだろう。もちろん11月11日には発売されてしまうわけだが、誰もがどこででも体験できる状況が早くできて欲しいところだ。
【プレイステーション 3関連出展】 |
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RESISTANCE ~人類没落の日~ SCEJ 11月11日発売 |
「RESISTANCE ~人類没落の日~」と「GENJI -神威奏乱-」はレーティングの関係で15歳未満の人はプレイできない。さらに「RESISTANCE」ではプレイ時間に制限が加えられていたが、それでも数多くの人の注目を集めていた |
GENJI -神威奏乱- SCEJ 11月11日発売 |
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リッジレーサー7 バンダイナムコゲームス 11月11日発売 |
機動戦士ガンダム ターゲット イン サイト バンダイナムコゲームス 11月11日発売 |
「機動戦士ガンダム ターゲット イン サイト」も人気が高く、一時は30分待ちとなっていた。また、ギャラリーの多いことでも目を引いていた |
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MotorStorm (モーターストーム) SCEJ 12月7日 発売 |
グランツーリスモHD(仮称) SCEJ 12月発売予定 |
FORMULA ONE CHAMPIONSHIP EDITION SCEJ 12月発売予定 |
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flOw(仮称) SCEJ 年内予定 |
先日発表されたプレイステーション 3のネットワーク関連の中で「flOw(仮称)」はダウンロードコンテンツとなることが明らかになった。そのため、ここにも「DOWNLOAD GAME」と書かれている |
MONSTER KINGDOM UNKNOWN REALMS(仮称) SCEJ 2007年春発売予定 |
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THE EYE OIF JUDGMENT SCEJ 2007年春発売予定 |
「THE EYE OIF JUDGMENT」は各試遊台に説明員がつき、ゲームの説明を行なっていた。さらにそばには、カードの情報の読み方が詳しく書かれたパネルも掲出されていた |
LAIR(仮称) SCEJ 2007年春発売予定 |
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Heavenly Sword ~ヘブンリーソード~ SCEJ 2007年春発売予定 |
バーチャファイター5 セガ 2007年春発売予定 |
みんなのGOLF 5(仮) SCEJ 2007年夏発売予定 |
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デビル メイ クライ 4 カプコン 発売未定 |
PSPに引き続いてプレイステーション 3にも採用されたXMB (クロスメディアバー) を体験できるコーナーにも人が集まっていた。ここからPS3用ゲームのムービーを見ることができる。ヘッドフォンも用意されており、万全の体制でコンテンツを楽しめる |
会場には2台のディスプレイが設置されており、「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」などプレイステーション 3用ゲームの映像が上映されていた。この写真では人が少なく見えるが、フレームの後ろにはずらっと人が列んでいてこの映像を鑑賞している |
【プレイステーション 2 & PSP関連出展】 |
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プレイステーション 2関連の出展は「ワイルドアームズ ザ フィフス ヴァンガード」と「みんなのテニス」の2タイトルのみ。しかし人気タイトルの「ワイルドアームズ ザ フィフス ヴァンガード」は今回プレイアブルの出展が初めてと言うこともあって、(プレイステーション 3よりも)このソフトを遊びに来るというファンも多かったようだ |
東京ゲームショウ2006でも出展されていた、ピンクの「PSP-1000 PK」とシルバーの「PSP-1000 SV」。まだ「近日発売予定」となっている |
まもなく発売となるPSP「パラッパラッパー」。先日発表された通り、予約特典はPSP用ドレスアップステッカーで、今回の試遊用のPSPはそのステッカーでドレスアップされていた。SCEJによれば、このドレスアップステッカーの人気が高いとか。気になる人は早めに予約をしておいた方が良いかもしれない |
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まもなく発売の「ちょっとショット」。撮影だけでなく写真の編集も体験できた |
PSP用GPSレシーバーは今回もカバーに収められた形での展示のみ |
PlayStation Spotでは「LocoRoco」のハロウィンスペシャルステージといった特殊なデータの配信も行なわれていた |
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ
http://www.scei.co.jp/
□プレイステーションのホームページ
http://www.playstation.jp/
□「秋葉原エンタまつり」のページ
http://www.entama.com/
□東京国際映画祭のホームページ
http://www.tiff-jp.net/
□関連情報
【10月20日】SCEJ、「秋葉原エンタまつり2006」に特別協賛 15本のPS3用ソフトをプレイアブル出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061020/akiba.htm
【10月6日】「秋葉原エンタまつり」10月21日から開催 プレイステーション 3体験会など実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061006/akiba.htm
【2005年10月22日】「T!FF in AKIHABARA 秋葉原エンタまつり」開幕 30日までの9日間、秋葉原のあちこちで各種イベントなどを開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051022/entama.htm
(2006年10月30日)
[Reported by 船津稔]
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