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ガンホー、「北斗の拳ONLINE」の最新情報を公開
ティザーサイトをオープンし、画面、映像を初公開

2006年中サービス開始予定

利用料金:無料(アイテム課金制)

 ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社は、年内サービスインに向けて現在ゲームアーツと共同開発を進めているMMORPG「北斗の拳ONLINE」の最新情報を公開した。ビジネスモデルは、基本プレイ無料のアイテム課金制を採用し、サービス開始時期について近日発表予定としている。

原作者原哲夫氏のイメージビジュアル
荒廃した街を歩く人々。手前にはバイクが、奥にはショップらしきものが軒を連ねている
 「北斗の拳ONLINE」の情報公開は東京ゲームショウのTGSフォーラム以来となる。同作のゲーム概要や開発中のスクリーンショットが初公開されたほか、ティザーサイトではプロモーションムービーも公開された。

 ゲームの時代背景は、ラオウ、サウザー、シン、ユダ、ジャギ、アミバといった群雄が各地に割拠する乱世を舞台としており、時期については「ケンシロウがユリアを探して旅に出た頃」となっている。

 公開されたゲーム概要によれば、ラオウはおろか、ケンシロウをすら倒すことが可能なようで、プレーヤーの選択次第で世界の有様が変わっていくということだ。キーワードとしては、「徒党」、「奥義」、「流派」などとあり、原作の世界観に即したハードコアなPvP世界が現出されることが予想される。一見する限りでは、各群雄を一種の派閥として機能させ、プレーヤーはいずれかの派閥に所属して、群雄同士で激しいRvRが展開されるように読める。

 公開されたスクリーンショットは、開発中のものだけあって、影やビジュアルエフェクト等は一切カットされたバージョンとなっており、まだまだ荒削りな印象を受ける。同社によれば完成度は50%相当ということだ。同作は既存の“MMORPGの文法をぶち壊す”ことをテーマに掲げているが、それを伺わせるメニューやコマンドリスト、チャットウィンドウのたぐいもまだ見ることができない。

 また、スクリーンショット内には移動手段として利用できそうな馬やバイクなどが確認できるが、生活感を感じさせるものは一切見られない。ゲームでは、原作と異なり、刹那的な格闘シーンだけに終始することはできない。プレーヤー間を繋ぐ経済活動はどう表現するのか、たとえばバイクにガソリンは必要になるのか、装備品や飲食のたぐいはどうなるのか、プレーヤー間のコミュニケーションはどうなるのかなど、まだまだ謎だらけだ。

 「北斗の拳ONLINE」は、強烈な原作縛りのあるタイトルだけに、原作をどうMMORPGに落とし込んでいくのかは非常に注目されるところだ。引き続き、今後の情報公開に期待していきたい。

「北斗の拳ONLINE」の最新スクリーンショット。北斗神拳伝承者ケンシロウを筆頭に、南斗水鳥拳のレイ、南斗鳳凰拳のサウザー、北斗四兄弟長兄ラオウなど、著名な人物が続々登場。主要な人物の奥義はほぼ再現されるというが、どう再現していくか気になるところだ

(C)1983 Buronson & Tetsuo Hara/NSP Approved No.EO-116
(C)2006 GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

□ガンホー・オンライン・エンターテイメントのホームページ
http://www.gungho.co.jp/
□「北斗の拳ONLINE」の公式ページ
http://www.hokutonoken-online.jp/index.html
□関連情報
【2006年9月22日】GSフォーラム オンラインゲームセッションレポート
ガンホーが「北斗の拳 Online」の画面を初公開。年内サービスインを改めて強調
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060922/tgs_ong.htm
【2005年6月29日】ガンホー、「北斗の拳オンライン(仮)」を正式発表
海外展開を視野に入れ2006年度に正式リリース
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050629/hokuto.htm

(2006年10月27日)

[Reported by 中村聖司]



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