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価格:7,140円
PS2「K-1 WORLD GP 2006」は、立ち技格闘技イベント「K-1」をモチーフにした格闘アクションゲーム。左右手足による攻撃が〇、×、△、□ボタンにそれぞれ割り当てられており、L1でガード、L2と方向キー同時入力でスウェーと、いずれも直感的に操作できるのが特徴。誰でも簡単に選手を思いのまま動かすことができる。 今作では、現実のK-1シーンを忠実に再現すべくゲームシステムにさまざまな改良が加えられている。「パーツ・ダメージ」は、頭、腹、左右の手足など、ダメージが部位ごとに蓄積されていくシステム。これにより特定部位を狙って試合展開を有利に運ぶというリアルな戦略が味わえる。 部位ダメージは、それぞれ一定値を超えるとリアルタイムで試合に影響を与える。たとえば、腕が負傷すればパンチの速度や攻撃力が低下し、さらにダメージを受けると腕が下がりガードできない状態になってしまう。足ならキックの速度、攻撃力、フットワークに影響。頭部であれば、ふらつきやすくなったり一撃KOの可能性が高まるなど、より深刻な事態に陥りがち。腹部は他部位ほど派手ではないが、蓄積するとスタミナの消費量が増えるため試合が長引くごとに不利になる。
特定部位の攻防をより際立たせるため、打撃は「上・中・下段攻撃」の3つに大別されている。こう記述すると「部位を散らして立て続けに攻撃されたら、とても防げない」とガード側が圧倒的に不利に思われるかもしれないが、むやみに手数を増やすとスタミナが減り攻撃力やフットワークが鈍る「攻撃スタミナ(打ち疲れ)制」がそれを抑制。このほかにも、相手の攻撃を読んで隙を作る「さばきシステム」、けん制の「フェイント」、ガードよりも直後の硬直時間が短い「スウェー」により、攻防が交錯する激しい駆け引きが楽しめる。
ゲームモードは、「K-1 WORLD GP」予選を勝ち抜いて決勝トーナメント優勝を目指す「ワールドグランプリ」、ルールや選手が自由に選べる「エキシビジョンマッチ」、3~5人でチームを作って戦う「チームバトル」、操作方法やコンビネーションが練習できる「プラクティス」、オリジナル選手を育成する「K-1 レジェンド」、選手ごとに6つのミッションをクリアして特典映像を獲得していく「ミッションバトル」などが用意されている。エキシビジョンとチームバトルは対人戦も可能。 このうち「K-1 レジェンド」は、本作で初登場した要素。名前、国籍、バックボーン、スタイル、所属、容姿、入場曲を選択するだけでオリジナル選手が作成できる。トレーニング、試合、休養を上手く組み合わせながら選手を育成し、10年間でどれだけ実績を残せるかが勝負となる。引退後は「K-1魂伝承」で新規作成した選手に能力を引き継ぐこともできる。 登場選手は、すべて実名。自分の好きな選手を使うのもいいが、育成したオリジナル選手で戦うのもまた一興。本作はK-1ファンのさまざまな夢をかなえてくれる垂涎の1本になりそうだ。
【収録選手】
(C)FEG/K-1 (C)D3 PUBLISHER
□ディースリー・パブリッシャーのホームページ (2006年10月19日) [Reported by 豊臣和孝]
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