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会場:東京ゲームショウ2006 ステージ
「フューチャー部門」は対象が未発売作品となっており、東京ゲームショウに出展された約650タイトルの中からユーザーの投票により287作品を選出。さらに「日本ゲーム大賞」選考委員会によって11タイトルが選ばれた。受賞作品は以下の通り。
プラットフォーム別に見るとWiiが1タイトル、ニンテンドーDSが1タイトル、プレイステーション 3が3タイトル、プレイステーション 2が2タイトル、PSPが2タイトル、Xbox 360が2タイトルとなっている。Wiiに関して言えば東京ゲームショウでユーザーが実際に遊べる作品がひとつもないため、こういった内容になったと考えられる。そう言った中、選出されたKONAMIの「Elebits」はユーザーの大きな期待を受けていると言えるだろう。受賞後の挨拶では「今回はすごく斬新でチャレンジャブルなタイトルで不安だった。賞を受けて光栄。さわる感覚を楽しんで欲しい」とアピールした。 プレイステーション 3で選出されたタイトルはすべてソニー・コンピュータエンタテインメントの作品。「グランツーリスモHD」はもとより、カードゲームでカメラを使って認識させるというこれまでにないチャレンジャブルな作品「THE EYE OF JUDGMENT」が選ばれたことは大きいだろう。受賞の挨拶として登壇者は「これまでにないカードゲームを体験してもらいたい。カードゲームを遊んだことのない人でも驚きの体験ができる」と語った。 今回の「東京ゲームショウ2006」において混雑度では1、2位を争う人気ブースだったカプコンから多数選出されているのは、非常にわかりやすい結果といえる。「モンスターハンター ポータブル 2nd」や「逆転裁判4」といった人気タイトルの続編と言うだけで制作者側もかなりのプレッシャーだと思われるが、今回の受賞はユーザーに評価されているという現われで、開発者側へのひとつのフィードバックとして「フューチャー部門」は機能しているといえるだろう。 プレイステーション 2ではスクウェア・エニックスの期待作「聖剣伝説4」が選ばれている。コメントとして「メチャメチャうれしいです。このゲームは触ってみないと本当の楽しさがわからない。ものを動かす面白さ、やればやるほど上手くなる」と語り、「聖剣伝説」のナンバリングが付く新作としては8年ぶりという。ファンの皆さんに限らずゲームとしての完成度の高まりが楽しみなところだ。 Xbox 360プラットフォームにおいては、マイクロソフトブースで長蛇の列ができあがった「ブルードラゴン」と「ロストプラネット」が選ばれている。特に「ロストプラネット」はその完成度の高さが注目され、会場でも人気を集めている。稲船敬二氏は「世界基準な作品でありながら日本の良さを現わす。世界的な人気ジャンルであるシューターゲームで、日本を代表するロボットによるグローバルな作品を目指している。16人まで参加できるオンラインゲームを次世代機の臨場感の中で楽しんで欲しい」とアピールした。
最後に挨拶をしたプレゼンターでありCESA役員の辻本春弘氏は「ゲーム業界として自信を持って楽しんでもらえる作品と言うことで11作品を選出した。全ていいタイトル。ゲーム業界の今後のシンボルとなる作品だと思う」と絶賛。また、来年に向けて「日本ゲーム大賞」への投票を促すアピールを行ない、授賞式の幕は閉じた。
□CESAのホームページ http://www.cesa.or.jp/ □「日本ゲーム大賞 フューチャー部門」のページ http://awards.cesa.or.jp/press/060924.html □関連情報 【9月22日】CESA、「日本ゲーム大賞 2006」受賞作品を発表 大賞はDS「脳を鍛える大人のDSトレーニング」とPS2「ファイナルファンタジー XII」 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060922/awards.htm (2006年9月22日) [Reported by 船津稔]
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