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会場:幕張メッセ
入場料:当日1,200円、前売1,000円 「テレビゲームミュージアム」には任天堂、ソニー・コンピュータエンタテインメント、セガ、マイクロソフトの協賛を得ており、これまで発売されてきた貴重なハードウェアが展示されている。また、10年間のゲーム業界のトピックを年代ごとにまとめたパネルを掲出したり、ゲームショウのこれまでの来場者数などの記録を知ることができる。 となりに設置されたレトロゲームコーナーでは、メガドライブでリリースされた「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のシリーズ第1作が実機上で元気に走り回っている。ブースを眺めていると、親子連れで訪れ子供がプレイしている後ろで、お父さんがコントローラを奪いそうな勢いであれこれアドバイスしている様がほほえましい。おそらくお父さんのほうが詳しいくらいだろう。 今回の企画は10周年ということで企画されたものだが、実は同様の企画はE3でも行なわれていた。しかし残念ながらコネクションの違いからか、規模は圧倒的にE3のほうが大きかった。今回の「テレビゲームミュージアム」では協賛していないネオジオやバンダイの高速船、プレイディアやピピン@アットマーク、ワンダースワン、3DO、Jagar、リンクス……などなど枚挙にいとまがないほどのゲームハードが出展されていない。全てが動作する状況での出展はさすがに厳しいかもしれないが、やはりこの出展規模は寂しいと言わざるを得ないだろう。それでも、2日目の一般公開日にはビンテージものの名ハードを携帯カメラなどに納めようと絶えず行列ができあがっていた。 レトロゲームコーナーではセガのハードが注目だろう。16bitの文字が未だに色あせない輝きに満ちているメガドライブでは「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」、セガサターンでは「バーチャファイター」、ドリームキャストでは「ファンタシースターオンライン」がそれぞれ実機上で楽しめる。これはなかなかいい話だ。一方、残念なのは「アイスクライマー」、「ドンキーコング」、「スーパーマリオブラザース」。というのもゲームキューブ上でファミコンミニでプレイすることになっているからだ。レトロゲームコーナーなのだからファミコン上で楽しみたかった。 レトロゲームコーナーではこのほかソニー・コンピュータエンタテインメントから「みんなのGOLF!」シリーズが出展されている。プレイステーションではシリーズ1作目が、その横のPS2では4作目が、さらにその横には現在においては最新作となっているPSP版がプレイできる。その違いを体感してみるのも面白いだろう。若干隠れた位置になるが、マイクロソフトからはXbox 360でXbox Live Arcadeが遊ぶことができる。
この昔を振り返るという企画はいつやっても人気を集めるものだ。実際に遊んだことのある人なら当然のこと、若い層にもその作風は斬新に写り楽しめる。出展されているセガ・マークIIIを見て、わかりやすい話で恐縮だが「そう言えば『ファンタジーゾーン』と『北斗の拳』をやるために買ったんだっけ」と思い出した。来年は11周年で「キリ番の年ではないのでこういった企画はやらない」と言うことではなく、より一層充実した内容になることを望みたい。 □CESAのホームページ http://www.cesa.or.jp/ □「東京ゲームショウ2006」のページ http://tgs.cesa.or.jp/ □ニュースリリース http://blog.nikkeibp.co.jp/expo/tgs/2006/09/0906.html □関連情報 【9月6日】「東京ゲームショウ2006」ブース配置図を発表 10周年企画として「テレビゲームミュージアム」を設置 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060906/tgs2006.htm (2006年9月23日) [Reported by 船津稔]
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