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会場:幕張メッセ
入場料:当日1,200円、前売1,000円
それに比べると、ブース奥側に位置するPSPのコーナーは来場者が少なめ。しかしタイトル数は、SCEJタイトルだけでも7タイトルあり、試遊台もそれぞれ4台程度と潤沢。ほかにサードパーティもほぼ同数出展されており、実はかなり大規模に展開されている。 ちなみに一番人気は何と、PlayStation Spot。「モンスターハンター ポータブル2」など人気タイトルがダウンロードできるためか、異様なほど混雑していた。少し離れた位置でも利用できるはずなので、ダウンロード方法を心得ている人は、待ち時間などに試していただきたい。
また会場には、ピンクとシルバーのPSPと、ピンクのPS2が出展されており、いずれも近日登場とされている。シルバーはほどよいメタリック感に仕上がっているので、ブラックでは地味だがホワイトは目立ちすぎる、と感じている人にはオススメ。このほか、迷彩柄などでデザインされたPSPも参考出展されていた。
ここからは、SCEJが出展した自社タイトルを紹介していく。PS2用ソフトは、発売中の「みんなのテニス」1本のみだったため、ここではPSP用ソフトのみを扱わせていただく。 ■ ちょっとショット (カメラ)
「ちょっとショット」では、写真と最大15秒のムービーを撮影できるが、面白いのはこの写真やムービーを加工できるところ。写真にはフレームや飾りなどがつけられ、シールプリント機のような気分で撮影できる。 ムービーはさらに凝っていて、テロップやSEを入れたり、“それっぽい映像”にしてくれるテンプレートを適用したりといろいろ遊べる。試しに自分の顔を撮影したムービーに、「戦地レポート」のテンプレートを使用すると、画面が波立ったように粗くなり、時々映像や音声が途切れる。ただそれだけのことなのだが、これが驚くほど“戦地レポートっぽい映像”になってくれるから面白い。 この映像はAVI形式にもでき、PCでも閲覧できる。ブログで単純に写真を掲載するのではなく、加工したムービーをお手軽に掲載できるなど、使い方次第で楽しみ方が広がっていきそうだ。
11月2日発売予定で、価格は5,000円。CEROレーティングは対象外となっている。開発進行度は90%。
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
■ JEANNE D'ARC (ジャンヌ・ダルク)
まず注目はグラフィックス。画面はフル3Dで描かれており、キャラクタはレベルファイブお得意のセルシェーディングが使われている。モーションやエフェクトも凝って作られており、ゲーム画面だけでもなかなか目を引く。 ゲームシステムは、4方向のブロックを移動し、敵を選んで攻撃するというベーシックなもの。横や後ろから攻撃すると命中しやすくなったり、キャラクタ個別のスキルが用意されていたりはするが、試遊台で体験できた最初のステージについては、シミュレーションRPGが好きな人なら、マニュアルなしでも遊べる内容だ。 システム面では、インターフェイスも洗練されており、極端なロード時間が気になるようなこともなく、プレイ感は非常に快適。重要な場面ではアニメーションも挿入されるなど、演出面でも凝った作りになっている。 堅実なゲームを、極めて丁寧に作った、という印象を強く受けた。後は、中世のジャンヌ・ダルクを描いたストーリーがどう展開していくか。これが楽しみだと思えるならば、プレイしてみる価値は十分にあるだろう。
11月22日発売予定で、価格は5,040円。CEROレーティングはA(全年齢対象)。開発進行度は85%。
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
■ TALKMAN式 しゃべリンガル英会話(仮)
ゲームでは、マックスが先生となり、1対1で会話をしながら、英語の発音がチェックされる。「TALKMAN」でも発音テストのミニゲームがあったが、あれを主題にし、より実践的な会話形式にしたもの、と考えればわかりやすいだろう。評価がA、B、C、Dとつけられるのも同様。 最初はマックスが会話分を読み上げてくれるので、それに続いて読むという形になるが、次はマックスの読み上げがなくなり、最後には文章の表示もなくなる。つまり英文を覚えて受け答えするわけで、確かに英会話の勉強らしい内容である。他にも、マックスの英語を聞いて、4択で回答するという、ヒアリングの勉強もある。 対応言語はタイトルにあるとおり、「今のところは英語だけ」だそうだ。ただシステムは「TALKMAN」と共通のものを使っているそうなので、今後は世界各国の言語対応版も登場するかもしれない。
今冬発売予定で、価格は未定。開発進行度は60%。
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
■ サルゲッチュ ピポサルレーサー
基本操作に加えて、マシンが縦に伸びて最高速が上がる「ロ~ング」と、横に伸びてコーナリング性能が上がる「ワ~イド」という仕組みが用意されている。使わなくても走行自体はできるが、適宜使い分けることでタイムを縮められる。またコース上に落ちているアイテムを拾って相手の妨害もできる。アドホックモードにも対応しているので、通信対戦プレイが盛り上がりそうだ。 試遊台では体験できなかったが、マシンのカスタマイズ要素もある。レースで得た賞金でパーツを購入し、より速いマシンを作っていく。マシンのデザインもパーツによって変わるので、このあたりのやりこみ要素にも期待したい。
12月7日発売予定で、価格は5,040円。開発進行度は80%。
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
■ ラチェット&クランク ポータブル(仮)
ボタン連打だけで攻撃できるお手軽アクションは今作も健在。ぶんぶんと武器を振り回して敵を蹴散らしているだけでも、なかなか爽快感があって楽しい。それでいて、ハイジャンプや視点切り替えからの射撃など、応用的なアクションも多彩。それらを使った謎解き要素も盛り込まれており、プレイしていると意外な骨太さも見えてくる。 ビジュアルの美しさも本作の特徴。モデルやエフェクト、デモシーンのキャラクタの表情に至るまで、きっちりと作りこまれた3Dグラフィックスは、かなりレベルが高い。子供向けのタイトルだと軽く見ず、アクションゲーム好きの人は1度触れてみていただきたい。
2007年発売予定で、価格は未定。開発進行度は50%。
Ratchet and Clank is a registered trademark of Sony Computer Entertainment America Inc. Developed by High Impact Games. (C)Sony Computer Entertainment America Inc.
■ 天地の門2 ~武双伝~
オリジナルのコンボを作れるのは前作と同様だが、今作では敵を倒すなどして「拳譜」が入手できる。剣術だけでなく、体術や槍術も用意されており、体術は真正面へ一直線に攻撃し、槍術は広い範囲をカバーする攻撃が基本となる。また、それぞれが3すくみになっているため、敵や状況に応じてコンボを変更しながら戦うことになる。 「拳譜」のバリエーションも多彩で、剣術を確認しただけでも40種類はあった。中には大きく振りかぶって大ダメージを与えるものもあれば、挑発するだけのものもあり、バリエーションにも富んでいる。前作よりもコンボを考えるのが楽しくなりそうだ。
10月19日発売予定で、価格は5,040円。CEROレーティングはB(12歳以上対象)。開発進行度は95%。
(C)Sony Computer Entertainment Inc. All Rights Reserved.
■ パラッパラッパー
ペラペラなポリゴンで描かれたキャラクタはもちろんそのまま。楽曲やセリフも変わっておらず、画面比率が横に長くなっている以外には違いが感じられなかった。製品版では新たに、無線通信による対戦機能も追加されるそうだが、残念ながら会場では試せなかった。
今冬発売予定で、価格は未定。開発進行度は60%。
(C)Sony Computer Entertainment Inc. (C)Rodney A.Greenblat/Interlink
■ GPSレシーバー
対応ソフトは、SCEJの「みんなのGOLF場(仮)」を始め、株式会社エディアの「ナビゲーションソフト(仮)」、株式会社コナミデジタルエンタテインメントの「METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS」、株式会社セガの「プラネタリウムクリエイター大平貴之監修 ホームスター ポータブル」の4タイトル。
□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ http://www.jp.playstation.com/ □「東京ゲームショウ2006」のページ http://tgs.cesa.or.jp/ □関連情報 【9月22日】「東京ゲームショウ2006」SCEJブースレポート その2 「GT HD(仮称)」~PS3の力を借り、12月、新世代「GT」の幕が開く~ http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060922/gthd.htm 【9月22日】SCEJブースレポート その1 PS3用プレイアブル10タイトルをレポート http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060922/ps3t.htm (2006年9月23日) [Reported by 石田賀津男]
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