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会場:幕張メッセ
入場料:当日1,200円、前売1,000円 ■ PS2「ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット2」
出展バージョンでは「トロットビークル」を操作して戦うモード、スキーのように滑走するモードの2種類がプレイできる。移動は左右アナログスティックを使用するラジコン戦車スタイル。R1ボタンで右手攻撃、L1ボタンで左手攻撃。それぞれ一定時間ボタンを押し続けると威力がアップするチャージアタックに変化。 ただ歩いていると「トロットビークル」は緩慢な動きしかできないため、戦うときはR2ボタンのジャンプ、L2ボタンのダッシュを使うことになる。ただし、ダッシュは画面左上にあるブーストゲージを消費するため、乱発するといざ敵の攻撃を避けるときに使えないといった状況に陥りがち。 ラジコン風というと何やらマニアックな操作と受け取られるかもしれないが、実際にはそうではない。最初から自由自在とはいかないが、敵を1台撃破する頃には慣れてくるはずで、そうなると独特の微妙な操作性が非常に気持ちよくなってくる。いわゆる「動かしているだけで楽しい」というやつだ。唯一の難点は、敵「トロットビークル」を2台撃破すると出展バージョンはその時点で体験プレイが終了してしまうこと。 2階ミニシアターで定期的に開催されるプレゼンでは、ゲーム内の「トロットビークル」たちが、戦闘、消防、警察、釣り、ユンボなど、さまざまな用途に使われていることがわかる。人々の欠かせない「道具」として活躍する「トロットビークル」たち。映像ではあんなに愛らしいのに、実際体験すると、その出会いは一瞬で終わってしまう。
体験プレイは“刹那の逢瀬”ともいうべき代物だが、ハートフルな世界観に惹かれた人、ロボットものに目がない人にとって「東京ゲームショウ」の同社ブースがかけがえのない(ゲームの話。綺麗なコンパニオンさんやスタッフの方々を指しているわけではない。念のため)出会いの場になることは間違いない。興味がある人は、是非とも「アイレムブース」を頭の片隅に入れておいていただきたい。わずかな時間だが、決して損はさせない。
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■ PSP「ブロックス倶楽部ポータブル with バンピートロット」
ルールは極めてシンプル。最初のひとつは、4つあるボードの隅を埋めるように配置しなければならない。あとは、ピースの“辺”ではなく“角”だけが接するようにピースをつないでいく。置けなくなったら、その時点でゲーム終了。全員が置けなくなったら、その時点で各プレーヤーの残りピースを数えればいい。 ひとりのときは、PS2「ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット」登場キャラクタたちが対戦相手になってくれる。友だちを集めてワイヤレス通信対戦も可能。そぬと1本でも他PSP本体にゲームが転送できるゲームシェアリング機能に対応している。
大きいピースほど手が進むほど扱いにくくなるなど、ちょっとしたコツをつかんでからが俄然面白くなる。パズルゲームが好きな人にはぜひともオススメしたい1本だ。
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■ PS2「パチパラ13 スーパー海とパチプロ風雲録」(映像出展)
三洋CR機のシミュレータとして始まった本シリーズだが、シミュレータこと「実機モード」とは別に、シリーズ第8弾から搭載されたストーリーモード「パチプロ風雲録」が暴走気味に進化。もはやパチンコに興味がないキャラクタファンを多数生み出すに至り、ある意味シミュレータを超える人気モードとなっている。 収録台は「海物語」シリーズ最新機種「スーパー海物語」。4月のホールデビュー以来高い人気を誇っており、「新海物語」のステージがそのまま再現された「海モード」、マリンちゃんが活躍する「マリンモード」、ハワイをモチーフにした「ハワイモード」など、さまざまなゲームが楽しめる。 ある意味「ゲームのメイン」となった「パチプロ風雲録5」は、パチプロの主人公がさまざまな修羅場を潜り抜けて立派なギャンブラーに育てるモード。卒業式を抜け出し、進路に悩む主人公「椎名銀次」。会うなり開口一番「父の代わりにパチンコ勝負して!」などとのたまうぶっとんだヒロインこと同級生「桜子」の依頼を断りきれず、人生初のパチンコ勝負に挑む。ちなみに主人公の性別はプレーヤーが選択できる。 本モードには“パチプロとして稼ぐ”という明確な目的があるが、その過程は千差万別。覚えたパチプロ必殺技でギャンブラーとして名をあげるのはもちろんだが、普段の生活も等しく大切。景品を部屋に飾ったり、髪型や服を変えたり、自転車、電車、ローラースケートなど、さまざまな移動手段を使って動き回ったり、基本的にはやりたい放題。極端な話、パチンコの景品で「車」をゲットして乗り回すことも可能。
同級生以外にも多数登場する魅力的なキャラクタと逢瀬を重ねて新要素「キスモード」に突入したり、もっと濃厚な恋愛要素を楽しんだり……もはやパチンコをモチーフにした完全別物のアドベンチャーゲームといった様相を呈している。知っている人には「なにをいまさら」といったレベルの話だが、もし知らなかった人がいたのなら、この機会に是非ともチェックしていただきたい。下の画面を見てピンときたなら、パチンコのルールを知らなくても本作は楽しめるはずだ。
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□「東京ゲームショウ2006」のページ (2006年9月23日) [Reported by 豊臣和孝]
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