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【連載第79回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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東京ゲームショウ2006でゲームグッズをチェック!
Xbox360とPSPの純正周辺機器に注目 |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
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今年もやってきました東京ゲームショウ2006。ゲームグッズ研究所でも、会場で展示されているゲームグッズを調査してみた。昨年のゲームショウでは、ニンテンドーDS(以下、DS)やPSPのグッズを展示するブース、海外の周辺機器メーカーのブースを多く見かけたのだが、今年はおとなしいという印象。グッズの中ではXbox 360とPSPの純正周辺機器に注目が集まっていたようだ。それでは、メーカーのブースごとに気になったゲームグッズを見ていくことにしよう。
● 周辺機器もワイヤレスに。HD DVDプレーヤーのデモも行なわれたマイクロソフト
先日、「Xbox 360メディアブリーフィング」で様々なXbox 360対応周辺機器を発表したマイクロソフト。会場では早速これらの周辺機器が展示されており、その中でもまだ詳細が公開されていない「Xbox 360 ワイヤレス レーシング ホイール」(以下、ワイヤレス レーシング コントローラ)に注目してみた。
「ワイヤレス レーシング ホイール」は、ワイヤレス式のステアリングコントローラ。ステアリングユニットとペダルユニット同士はコードで接続することになるが、ステアリングユニットとXbox 360本体はワイヤレスで接続される。電源には純正ワイヤレスコントローラで使われている「リチャージブルバッテリーパック」、または付属のACアダプタを使用。「リチャージブルバッテリーパック」での動作時間は約20時間とのことだ。
ステアリングの回転角は左右合わせて270度。また、ゲームに連動してステアリングへ負荷がかかるフォースフィードバック機能を備えている。ただし、パワフルなモーターを回転させることで実現しているフォースフィードバックなだけに、「リチャージブルバッテリーパック」のみで動作させている時は無効になるとのこと。ACアダプタを接続することで有効になる。
会場では展示されていなかったが、ステアリングユニットを机などに固定するためのアタッチメントも付属。ステアリングユニットの底面にはライン状のラバーが複数設けられ、ももの上に置いてプレイできるようにもなっている。リビングでソファーに座ってプレイすることも考えられた設計だ。発売日と価格は未定となっている。すでに発売済みのレーシングタイトルで使用できるのか? という点だが、フォースフィードバックには対応しないという。Xbox Live経由でのアップデートにより対応する可能性もあるとのことだ。
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写真左が「ワイヤレス レーシング ホイール」のステアリングユニット、右がペダルユニットだ。ステアリング正面には方向キーや基本4ボタンなどを備える |
ステアリングユニットの背面。左右にライン状のラバーが複数設けられている |
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ステアリングを右方向へ限界まで回した状態。左右へ135度ずつ回転する |
ステアリングの裏側にあるのがシフト操作用のパドルレバーだ |
右側面はカバー状になっていて、内部に「リチャージブルバッテリーパック」を装着できる。背面右側にはACアダプタとぺダルユニット接続端子がある |
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「ワイヤレス ヘッドセット」装着時の写真。内蔵バッテリー式で8時間動作、専用ACアダプタで充電するとのことだ |
こちらは「Xbox 360 HD DVD プレーヤー」だ。電源はACアダプタを使用、背面には冷却ファンが1つ備えられている。実機によるHD DVDの再生も行なわれていた |
● PSP対応カメラやGPSの実機を展示するSCEJ。非売品ながらも反響の高いPSPの前面シール
ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下、SCEJ)のブースで展示されていたゲームグッズは、SCEJ純正の周辺機器となるPSP用のカメラ「PSP-300」と、GPSレシーバー「PSP-290」。いずれも12月7日発売予定となっている。GPSレシーバーは屋内ということもあり展示のみだが、カメラについては、PSP用ソフト「ちょっとショット」を使って静止画や動画の撮影、編集を楽しむことができた。
新製品というわけではないが、SCEIのPS3用タイトル「グランツーリスモ HD(仮称)」(以下GT HD)のステアリングコントローラ試遊コーナーでは、ロジクールが発売している「GT FORCE Pro」が使われていた。PS2やWindowsに対応したUSB接続のステアリングコントローラだが、PS3のUSBポートに接続することで、「GT HD」でも使用できるとのこと。
さて、研究所員として気になったのは、試遊コーナーのPSPに貼られていた前面シールである。この前面シールは、液晶画面と操作キーを除くPSPの前面をカバーしているもの。また、ゲームに登場するキャラクタや、ゲームをイメージさせる柄がデザインされている。POWERやHOLD、ワイヤレスマークなどもプリントされており、配布や販売を視野に入れたシールなのではと感じるほど完成度が高い。しかしながら、展示用に作られたもので、配布や販売の予定は無いとのこと。会場での反響は高く、実際に前面シールについての質問が多数寄せられているそうだ。
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PSP用カメラ「PSP-300」。レンズ部分のフチを回すことで接写モードに切り替えられる。動画撮影時に使用するマイクはカメラの右側面に搭載 |
ステアリングコントローラ試遊コーナーではPS3用タイトル「GTHD」を「GT FORCE Pro」でプレイできる |
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SCEIの「パラッパラッパー」、バンダイナムコゲームスの「エースコンバットX スカイズ・オブ・デセプション」、カプコン「モンスターハンターポータブル2」の試遊コーナーに設置されていたPSPだ。各タイトルをイメージさせる前面シールのデザインが魅力的 |
● 日本での発売は未定ながらも、様々なゲーム機用のグッズを展示しているKaya Trading Pty
海外メーカーの「Kaya Trading Pty」は、PS2、Xbox 360、PS2、DSと、様々なゲーム機用のグッズを展示していた。海外メーカーということもあり、Xbox 360用のグッズが多く展示されていたのが印象的。Xbox 360純正ワイヤレスコントローラ用のバッテリーや、ビデオケーブル、冷却ファン付きスタンドなど、国内ではあまり見られないグッズを手にとって見ることができる。
その中でも、Xbox 360純正コントローラを傷や汚れから守るラバージャケットは少々気になる存在だ。PSPやDSを傷や汚れから守るラバージャケットは国内でも多く発売されているが、コントローラをカバーするグッズは見かけたことがない。ホワイトカラーの純正コントローラは手垢などの汚れが目立ちやすいので、大事に使っていきたい人には嬉しいグッズだろう。しかしながら、今回展示している製品について、日本での発売は未定というのが残念なところである。
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Xbox 360用純正コントローラに被せるラバージャケット |
PSP用のグッズでは、大きな2.1chスピーカーシステムが目立っていた |
缶がパッケージになっているPS2用ワイヤレスコントローラ |
● DS Lite用伸縮式タッチペン「ストレッチタッチペンLite」を実際に試せるモリガング
DS Lite用のゲームグッズを展示していたのが、当研究所でもお馴染みのモリガング。未発売の新製品としては、DSカード&タッチペン収納ケース「カードポケット6+」、「ポケットモンスター」の「ナエトル」、「ヒコザル」、「ポッチャマ」のキャラクタをあしらった「スマートショルダーLite ポケモン」と「カードポケット3ポケモンDP」が展示されていた。「カードポケット6+」は、6枚のDSカードと、1本のタッチペンを収納できる。幅が異なるタッチペン固定用のツメを2つ設けることで、DS純正タッチペンとDS Lite純正タッチペンの収納に対応した。
ブースには、DS Lite用の伸縮タイプタッチペン「ストレッチタッチペンLite」を実際に使って試せるコーナーが設けられていた。「ストレッチタッチペンLite」は、当研究所でレポートした伸縮タイプタッチペンの中でも、最も好印象だった製品。“使ってみれば操作性の高さを実感できます”とのことで、自信のほどが伺える。また、海外の人達が多く足を止めていたという印象。日本ではDS Lite用グッズが数多く発売されているのはご存知の通り。特にデザイン面では女性や子供向けの製品が増えてきている。ブース内には、今回紹介したグッズ以外にも発売中のDS Lite用グッズがズラリと展示されており、バリエーションの豊かさに目を引かれたのかもしれない。
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「ストレッチタッチペン」を使ってゲームタイトルをプレイできる。タッチペンホルダーへの収納具合もチェックしておきたい |
DS/DS Lite純正タッチペン両対応となった「カードポケット6+」。9月29日発売予定で価格は400円 |
写真内上の3製品が「スマートショルダーLite ポケモン」、下中央が「カードポケット3ポケモンDP」だ。それぞれ10月下旬、9月29日発売予定 |
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(2006年9月23日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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