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東京ゲームショウ2006レポート

「TGS2006」カプコンブースレポート
「モンスターハンター ポータブル 2nd」が超人気!

9月22日~24日 開催予定(22日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:当日1,200円、前売1,000円
     小学生以下無料


 今回のカプコンブースは、既報のとおり「デビル メイ クライ 4」、「モンスターハンター ポータブル 2nd」、「逆転裁判4」、「ロスト プラネット ~エクストリーム コンディション~」、「流星のロックマン」の5タイトルをプレイアブル出展(『流星のロックマン』のみキッズコーナーに設置)。会場直後は、PS3をいち早く体験できるということもあって、来場者は「デビル メイ クライ4」を中心に集まっていたようだ。

 さらにお昼ごろになると、「モンスターハンター ポータブル 2nd」に多くのファンが殺到、ピーク時はなんと300分待ちと表示されることもあり、改めて「モンハン」シリーズの人気の高さがうかがえた。

■ 悪魔の宿る腕で繰り出す投げ技がとにかく楽しい!「デビル メイ クライ4」(PS3)

 今回の主人公は、悪魔の右手を持つという教団騎士のネロ。□ボタンで銃、△ボタンを押すと剣を使って敵を攻撃するが、前作までの主人公ダンテとは異なり、○ボタンを押すと敵をつかんで投げるという新たな攻撃法が加わったのが大きな特徴だ。

 さらにR1ボタンを押しながら○ボタンを押すと、右手を大きく伸ばして遠くにいる敵をつかみ、目の前に引き寄せることも可能。同様にR1ボタンと□ボタンを押すと、左スティックを入れた方向に高速突進を繰り出し、△ボタンとの同時押しでは敵を空中に跳ね上げる打ち上げ攻撃を出すことが可能。

 最初のうちはR1ボタンの操作がうまくできなくて戸惑ったが、慣れてくるとこれが実に楽しく、特に新システムの投げを利用した攻撃がおもしろかった。つかんで投げた敵を別の敵にぶつけて巻き込んでみたり、遠くの敵をつかんでそのまま銃や剣での連続攻撃につなげるなど、バリエーション豊かな攻撃方法で敵を倒せるのがとにかく気持ちよかった。

 また、今回プレイできた体験版では確認できなかったが、前作までの主人公・ダンテがゲーム中にいつ現われ、そしてネロとの間にどのようなストーリが展開されるのかも気になるところ。同社からのさらなる続報を期待して待ちたい。

以前のシリーズよりも多彩な攻撃を繰り出して楽しめるようになり、投げ技追加のアイディアは見事にハマッたようだ。カプコン往年の名作「ファイナルファイト」や「天地を喰らうII」などと同じ要領で、投げた敵を利用して他の敵も1カ所にまとめ、巻き込みながら一気に倒していくのもおもしろそうだ


(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.


■ オンライン協力プレーで、狩りをする楽しさをさらにアピール 「モンスターハンターポータブル 2nd」(PSP)

 モンスター狩りをテーマにした、もはや説明不要の大人気ハンティングアクションシリーズ最新作。ブース内では4人がひとつのテーブルを囲んで座り、誰もが同席したプレーヤー同士でのオンライン協力プレイを体験が体験できた。

 体験版は雪原を舞台に、10分の制限時間内に1体の大きなモンスターを倒すという設定。ブースの構成上、4人で来場した人以外は面識のない人同士で即席グループを組まなければならないが、逆にそれが幸いしてプレーヤー同士が自然と協力してモンスターを倒す楽しさに気がつくようになっていたように筆者は見えた。例えば、誰か1人が「閃光玉」のアイテムを使用し、モンスターが視界を失っている間に他のプレーヤーが剣や弓でダメージを与えるなど、いろいろ試行錯誤をしながらモンスター狩りをするおもしろさをプレーヤー全員が堪能できていたようだ。

 さらにブースの横では、本作品のスペシャル映像、および前作「モンスターハンター ポータブル」の特別版クエストがPSPでダウンロードできるコーナーも設置されていた。ここにも持参したPSPを取り出しては、夢中になって遊ぶ来場者が数多くつめかけていた。

雪原のグラフィックも実に鮮やかな「モンハン」シリーズ最新作。新クエストのダウンロードサービスも大好評で、ブース周辺は終日もの凄い熱気に包まれた。今後も当分の間、モンハン旋風は全国を席巻しそうだ


(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.


■ 容疑者の正体に誰もがビックリ! 「逆転裁判4」(ニンテンドーDS)

 「異議あり!」のセリフでおなじみの法廷バトルゲームシリーズ第5弾。前作「逆転裁判3」から7年後の世界が舞台で、プレーヤーはシリーズ初登場となる主人公、新米弁護士のオドロキこと王泥喜法介(おどろきほうすけ)となり、法廷で裁判を勝利に導くことを目指す。

 彼が最初に臨んだ法廷には、なんと前作までの主人公、成歩堂龍一が容疑者としていきなり登場する展開には思わずビックリ。風貌はガラリと変わり、現在は弁護士をやめてレストランでピアノを弾いているとのこと。このレストランに隠された秘密の部屋で行なわれたギャンブルでトラブルがあり、ここで起こった殺人事件の容疑者として出廷したという設定だ。

 成歩堂との会話を進める間に、ゲームの初心者にもわかりやすいよう、操作方法や攻略のポイントを先生役の弁護士、牙琉霧人(がりゅうきりひと)が繰り返し教えてくれるようになっていたのがとにかく親切。いきなり殺人事件という重いテーマでありながら、オドロキがときにはプレーヤーを笑わせるセリフやアクションを見せてくれることもあり、プレーしていて非常に好感の持てる内容だった。

 今回のストーリーがそのまま製品版でも登場するのかどうかはまだわからないが、はたして成歩堂の身にいったいなにが起きたのか? その後の展開に期待せずにはいられない。

牙琉弁護士の効果的なサポートにより、スムーズに法廷バトルの世界に入り込むことができる。法廷、もといブース内のモニターでは、ナルホドくんとマヨイちゃんが過去のシリーズの名場面をおもしろおかしく語る特別映像も流されていた


(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.


■ こだわりの演出でユーザーにアピール「ロスト プラネット ~エクストリーム コンディション~」(Xbox360)

 極寒の惑星を舞台に、敵対する“雪賊”の兵士やエイクリッドと呼ばれる現住生物と戦うサードパーソン(プレーヤーキャラの背後からの視点で戦う)シューティング。会場では4人対4人のグループ同士によるオンライン対戦と、1人で遊ぶシングルモード専用のものとが別々に設置されていた。

 シングル台をプレイしてみたところ、本作のウリである主人公のウェインを直接動かすだけでなく、途中でロボットに乗り込んで敵と戦うこともできるようになっていた。右トリガーを引くと銃で攻撃するという操作は感覚的にとてもわかりやすかったが、いずれも照準がやや小さいためなのか、右スティックで視点を変えつつ、敵の位置に照準を合わせるのがFPSやTPSに不慣れな筆者には少々難しかった。だが、トリガーを引いたままで高速連射ができるマシンガンで敵を蹴散らし、なおかつ撃つたびにパッドが振動する爽快感の高さは十分にあった。

 ウェインのモデルには韓流スターのイ・ビョンホン氏を起用していることもあり、顔の表情はさすがにカッコイイ。また、プレイ中に銃弾が周囲にあるタンクに当たると穴があいて中の液体が漏れ出したり、こちらが身を守るために隠れていた壁が突如崩れ落ちてスリル感を煽るなど、演出面でもいろいろと工夫を凝らしていたのが印象的だった。

4人対4人でのチーム対戦で盛り上がる来場者。シングルプレーでは、写真のようなロボットに乗り込んで敵を攻撃したり、恐竜のような巨大な生物、エイクリッドと戦うシーンもあった


Character Wayne by (C)Lee Byung Hun / FANTOM CO., LTD.
(C)CAPCOM CO., LTD. 2006. ALL RIGHTS RESERVED.


■ 子供も大人も楽しめるゲーム性の高さが魅力「流星のロックマン」(ニンテンドーDS)

 キッズコーナー限定でのプレイアブル出展となっていたので、小さな子ども向けにごくごく単純なゲーム内容になっているのかと思いきや、いざ試してみたら筆者の想像をはるかに超える高いゲーム性を持っていたのが「流星のロックマン」。

 まず下の画面に表示されるカードを組み合わせ、使用する武器や攻撃力などを決定する。次に、上の画面にいるロックマンを十字キーとボタンで操作して、敵と直接戦うアクションゲームが開始される。しかも、単にカードの強弱やショットボタンを連射するだけで勝敗が決まるのではなく、ボタンを押したままゲージをためて攻撃力を上げたり、あるいはバリアを利用して敵の攻撃を防ぐなど、アクションゲームとしても十分なおもしろさを持っていた。

 初日のステージイベントでも紹介されたように、本作品は「流星のロックマン ドラゴン」、「流星のロックマン レオ」、「流星のロックマン ペガサス」の3バージョンが同時発売される。ロックマンは敵を倒したりストーリーを進めていくと、それぞれのバージョンによって異なるタイプに成長するのが大きな特徴だ。

 また、実際に会場で試すことはできなかったが、バージョンの違いに関係なく、他のユーザーと通信することでロックマンがパワーアップする「ブラザーバンドシステム」というユニークな機能も搭載している。遊びの要素がとにかく豊富なので、子どもはもちろんのこと、「ロックマン」シリーズをこよなく愛する大人でも十二分に楽しめる作品になっているようだ。

カードのデッキ構成を考える戦略性とアクションゲームとを融合させた意欲作。ロックマン誕生20周年を記念するにふさわしい、遊びごたえのある作品に仕上がっているようだ


(C)CAPCOM CO., LTD. 2006. ALL RIGHTS RESERVED.

□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「CAPCOM 東京ゲームショウ2006」の特設サイト
http://www.capcom.co.jp/game/event/tgs_2006/
□CESAのホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□「東京ゲームショウ2006」のページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□関連情報
【9月22日】カプコン、プロデューサー自らが積極アピール、
あの超大物俳優も映像出演!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060922/cap.htm

(2006年9月23日)

[Reported by 鴫原盛之]



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