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会場:幕張メッセ
入場料:当日1,200円、前売1,000円 ■ 今年も会場は爆笑の嵐! 「逆転裁判4」TGS2006特別法廷を開廷 映像のみの出展であったにもかかわらず、昨年のステージイベントにて大反響を巻き起こした、「逆転裁判」のTGS特別法廷バージョン。今年もまた開発者が精魂こめて作りこんだ、TGS2006特別バージョンが上映された。 今回は御剣検事ファンのあの「オバチャン」が、警備員の仕事中に捕まえた謎の人物、怪人☆マスクマン4世を法廷に引っ張り出してきたところからスタート。この怪しげなマスクマンを追及するのかと思いきや、なんとオバチャンは「逆転裁判4」の宣伝のため、極秘文書を勤務先からネコババしていたことが判明。ストーリー自体はメチャクチャだが、オバチャンのあの「超早口マシンガントーク」を聞くだけもかなりおかしい。
やがて審議が進むにつれて、「逆転裁判4」では成歩堂龍一が主役の座を降ろされたという非情な宣告が下された。これ幸いとばかりに、御剣が「今度は俺が主役だ!」と喜んだのも束の間、本当の主人公であるオドロキくんこと王泥喜 法介(おどろき ほうすけ)が突如現れ、あっけなくジ・エンド。今回もまた、成歩堂たちは来場者を大笑いさせて無事に閉廷(?)となった。
(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. ■ 新生「モンハン」の魅力とは? 開発スタッフによるトークイベントを開催 「モンスターハンター」シリーズの最新作、「モンスターハンターポータブル 2nd」プロデューサーの辻本良三氏をはじめ、総勢4名のスタッフが登場。今回は雪の降りしきるマップからスタートするという、これまでにない変わった構成になっているのが特徴だが、早速司会者がこの質問をしてみたところ……。「まず最初に見た目の新しさを出そうという思いがありましたので、今までのように緑が生い茂ったり川沿いのような場所ではなく、高低差があるような場所からあえて始まるようにしたいという考えからですね」とのこと。 そして注目すべきは、「過去の『モンスターハンター』シリーズを今までにプレイしたことがない人にも、すぐに楽しめるような調整をしていますよ」というコメント。多くの同シリーズのファンの期待を裏切らないと同時に、単純にゲームの難易度を上げるだけでなく、より多くの人に楽しんでもらえるような調整もしつつ、開発を鋭意進行中であることをアピールした。そして気になる発売日だが、「2007年2月の予定」(辻本氏)との発表があった。 さらには「(「モンスターハンター3」では) 新ハードで開発するということで、これをきっかけに一度(作品全体を)見直そうという意図もありました」と続け、「表現力は以前よりも格段に上がっていますよ!」と自信のコメントも飛び出すなど、シリーズのファンをいかに飽きさせずに楽しませる準備ができているかを強調していた。
ところで、前作のタイトル「2」はスペイン語の「ドス」と読むようになっていたが、今回は「3」をなんと読むのかという質問には……。「いや、それがまだ決まっていません(笑)。今、ふさわしい名前を考えていますが、現時点では『スリー』と言っています」とのことだった。
(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. ■ 稲船プロデューサー自ら太鼓判! 「ロストプラネット ~エクストリームコンディション~」にかける並々ならぬ意気込みを語る 本作品のエグゼクティブプロデューサー、稲船敬二氏は開口一番「自信作」と断言し、「欧米では人気が高いが、日本では今ひとつ盛り上がらないとされる、(FPSなどのような)シュータータイプのゲームをもっと楽しんでもらいたいと思って作りました。」と、本作品の制作コンセプトをまずは説明。さらには「日本的な良さを残しつつ、北米そしてアジアと世界中で受け入れられる作品を目指したい」と大いなる夢を熱く語っていた。 続いてディレクターの大黒健二氏が登場。ブース内にいる3人の来場者とのオンラン同時プレイをスタートさせ、各プレーヤー同士が連携をとりつつ、相手チームに果敢に戦いを挑んだ。そして地形の高低差などをうまく利用した狙撃で見事勝利を収め、シューターの持つ楽しさを来場者に身をもって示した。 そして本作品の主人公のモデルとなった韓流ブームの立役者、人気俳優のイ・ビョンホン氏がスクリーンに登場、来場者へ向けての特別メッセージが上映されると、通りがかりの来場者も思わず足を止めてしばし静聴。「(ゲームで遊ぶときは)簡単にやられないようにしてね!」と語ってしっかり笑いを誘うなど、サービス精神が旺盛なところを見せてくれた。
また、Xbox Liveにてオンラインに対応したバージョンをマーケットプレースにて2006年冬に配信予定で、正式発売日は2006年12月21日であることも合わせて発表された。
Character Wayne by (C)Lee Byung Hun / FANTOM CO., LTD. (C)CAPCOM CO., LTD. 2006. ALL RIGHTS RESERVED. ■ 華麗なグラフィックに視線は釘付け! 「デビル メイ クライ4」の開発スタッフ自らデモプレイを披露 ブース前には開場早々から長蛇の列が出来、多くの来場者の人気を集めるカプコンのPS3参入第1弾ソフト、「デビル メイ クライ4」。まずは小林裕幸プロデューサーの解説を交えながら、前作でも演出を担当した下村勇二氏監修による、主人公ネロと前作までの主人公ダンテが丁々発止の戦いを繰り広げる迫力のデモ映像を上映した。 今度はディレクターの伊津野英昭氏が登場し、デモ映像を途中で止めて角度を変えて見せたり、自らの華麗なテクニックを駆使したデモプレイを披露した。 ネロは銃、剣に加えて、右手を伸ばして敵を捕まえて攻撃するることができる。近距離の敵は地面に向かって思い切り叩きつけ、離れた敵は捕まえた後、自分の手元に引き寄せるられるという特徴がある。伊津野氏のプレイを見ていると、空中の敵であっても捕まえて投げたり引き寄せたりすることも可能で、さらにここから銃および剣の攻撃につなげれば多段コンボをどんどん敵にヒットさせることが可能になっているようだ。 特に空中に浮いた敵を力ずくで手元に呼び込み、そこから次々と攻撃を当てる様子は見た目にも気分爽快で、新たな「デビル メイ クライ」のおもしろさをアピールするには十分すぎるほどだった。
さらに「デビル メイ クライ」がテレビアニメ化され、来年1月よりWOWOWにて放送されることも決定。ソフトと同時にこちらの放送開始も期待して待ちたいところだ。
(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. ■ キーワードは「人と人とのつながり」。生誕20周年を迎えた「ロックマン」シリーズ最新作「流星のロックマン」の魅力をプロデューサーのホリケン氏が語る! ファミリーコンピュータ用ソフトとして第1作目が発売されて以来、今年で20周年を迎えた「ロックマン」シリーズ。ニンテンドーDS向けにリリースするのは本作品が初めてとなるが、その意図するところは何なのか? ”ホリケン”こと堀之内健プロデューサーによる今回のトークショーイベントにて、その真意が明らかにされた。 「今回のテーマは『人と人とのつながり』です。DSが持つ通信機能を利用して、友達同士でコミュニケーションをとりながらいかに楽しく遊んでもらえるのかを強く意識しています。」というのが本作品の基本コンセプト。さらに同氏は、「これまでの『ロックマンエグゼ』などでは相手とどちらが強いのかを競うという遊び方でしたが、今回は友人とつなぐことによって自分自身を強くすることができる”ブラザーバンド”というシステムが特徴です」と解説した。 なお、本作品は「流星のロックマン ペガサス」、「流星のロックマン レオ」、「流星のロックマン ドラゴン」の3バージョンが同時に発売となるのだが、これは3本のソフトをすべてユーザーに買わせてしまおう、などという意図はもちろんない。「各バージョンによってロックマンの属性などは異なるが、ブラザーバンドを利用すれば、異なるバージョンのロックマンを使用することも可能」とのことなので、それぞれ独自に育成したロックマンの能力をみんなで持ち合い、共有して遊べることを盛んに強調していた。
ブロードバンドならぬブラザーバンドシステムにより、プレーヤー同士のつながりによる遊びの要素を取り入れた新生「ロックマン」。今後の活躍にもこうご期待!
(C)CAPCOM CO., LTD. 2006. ALL RIGHTS RESERVED. ■ 緊急発表! 株式会社ダレットより配信されるコンテンツが明らかに カプコンが携帯電話用コンテンツでもおなじみのドワンゴグループとの共同で設立したポータルサイト運営会社のダレット。同社のPC対応ポータルサイト、DALETTO(ダレット)にて配信されるコンテンツが、社長の稲船氏、および「新 鬼武者」のプロデューサーとしてもおなじみのカプコンの小野義徳氏から緊急発表された。 配信第1弾となるのは、カプコン草創期の名作オールドゲームが多数遊べる「ゲーセンどっとcom」、および「モンスターハンター 2」をベースに作られ、新モンスターやクエストなどが登場する「モンスターハンター フロンティア」の2タイトル。また、ゲームの配信だけにとらわれず、ポータルサイトならではの楽しいコミュニティを形成できるような独自コンテンツの開発も目指すとのことだ。
正式なサービス開始がまだ未定となっているが、さらに同サイト上でどんなゲームおよびサービスを提供するのか、続報を注目して待ちたい。
□カプコンのホームページ http://www.capcom.co.jp/ □「CAPCOM 東京ゲームショウ2006」の特設サイト http://www.capcom.co.jp/game/event/tgs_2006/ □CESAのホームページ http://www.cesa.or.jp/ □「東京ゲームショウ2006」のページ http://tgs.cesa.or.jp/ (2006年9月22日) [Reported by 鴫原盛之]
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