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会場:幕張メッセ
入場料:中学生以上1,000円(前売700円)
今回の目玉は、なんといっても「頭文字D アーケードステージ 4」だろう。アーケード用レースゲームでは久々のロングヒットシリーズで、約2年間音沙汰がなかったこともあり、注目度の高さは他の比ではないといったてい。ブース内にあるどの筐体より行列が長くできており、どれだけ多くの人が続編を渇望していたかがうかがえる。まずはブースナンバーワンの注目作からご紹介していこう。
■ 頭文字D アーケードステージ 4
単なるレースゲームではなく“チューンドカー同士のレースバトル”に主眼が置かれてきた本シリーズにおいて、店舗間通信対戦の実装は、ある意味“究極の切り札”といえる。戦績によりクラスわけされたプレーヤー同士が(タイミング次第だが)いつでも対戦できる。これまで店舗内だけで完結していた要素が「ALL.Net」を介して飛躍的に拡大。タイムアタックだけでは満たされない“対戦欲”に餓えたファンにとって、これ以上の朗報はないはずだ。 従来シリーズでおなじみのコンパクトな筐体はデザインを一新。完全新筐体として生まれ変わった。プラットフォームに「リンドバーグ」を採用し、グラフィックは32インチワイド液晶モニターにWXGA(1360ドット×768ドット)に投影される。画面比率の変更により、臨場感がさらに向上。精度を高めた背景と車のモデリングは、カーマニアの琴線を刺激すること間違いなし。シート、ステアリング、スピーカー周りもゴージャスなものに変更されている。 プレーヤーデータの記録媒体には、前作までの磁気カードではなく「ICカード」を採用。カードには免許証を模したデザインがあしらわれており、印字機能によりプリント部分が随時書き換え可能。免許証の“顔写真”にあたる部分には、ベースキャラクタをカスタマイズしたオリジナルのイラストが描けるといった凝りよう。イラストは原作者「しげの秀一先生」のタッチが再現されており、自分に似せて作れば、さながら『頭文字D』の登場人物になったかのような感覚が味わえる。 正式稼動後には、PC、携帯電話から個人成績やランキングの閲覧、キャラクタや車のカスタマイズ、チーム結成などが可能になるオンラインサービス「頭文字D.NET」が開始される。 ゲームモードは、前述の「全国対戦」のほか、原作に登場するライバルたちと1対1のレースバトルを行なう「公道最速伝説」、「店内対戦モード」、「タイムアタックモード」などが用意されるという。ちなみに、公道最速伝説に登場するキャラクタは“リアルタイム水彩シェーディング”と呼ばれる技法で3D化される。これにより、従来シリーズ以上に「頭文字D」の世界観が味わえるという。
詳細などまだ明らかになっていない部分が多いものの、プレイした範疇においては「さらにスケールアップしたシリーズ集大成作」といった雰囲気。あまりの人気ぶりにほとんど触れなかったものの、それでも「シリーズ作品が好きだった人なら、機体を裏切られることはない」と断言できる。正式稼動のあかつきには、全国各地のアミューズメント施設で激しいレースバトルが日々繰り返さることだろう。今冬稼動予定。
(C)しげの秀一/講談社 (C)SEGA All manufacturers,cars,names,brands and associated imagery featured. in this game are trademarksand/or copyrighted materials of their respective owners.All rights reserved.
■ GUILTY GEAR XX ΛCORE(ギルティギア イグゼクス アクセントコア)
登場キャラクタは、前作「ギルティギア XX スラッシュ」同様の全部23人。新規イラスト、アクション、ストーリー演出、拝啓、BGMなどを追加し、キャラクタボイスを一新。キャラクタ同士のからみ、かけあい、ビジュアルといった要素も変更されている。 キャラクタの能力は、ユーザーの意見は膨大なデータをもとに、大幅な見直しを実行。新技の追加、性能の変更など、細部にわたり「ユーザーが求める方向性」をキーワードに、対戦がさらに面白くなるよう調整を行なったという。細かくチェックしたわけではないが、方向性としては、強いキャラクタや技をスポイルではなく“長所が際立つ”ような調整がなされているように感じられた。 新システムは、ゲージを消費して新必殺技を繰り出す「フォースブレイク」、攻撃を受ける直前にコマンドを入力することでガード硬直時間を減らす特殊ガード「スラッシュバック」、相手の投げを無効にする「投げ抜け」の3つ。いずれも使いどころが明確な新要素につき、本作から始める人でもすぐに慣れることができそうだ。
「ギルティギア」公式サイトでは、「ギルティギアイグゼクス アクセントコア」キャラクタカラー人気投票の受付が開始されている。応募方法は、一覧表から好きなカラーを選んで投票ボタンをクリックするだけ。締め切りは9月26日まで。気になる人は、こちらもチェックしておくといいだろう。正式稼働日は未定。
(C)1998-2006 ARC SYSTEM WORKS Co.,Ltd.
■ セガネットワークカジノクラブ
ゲームは「7カードスタッドポーカー」と「ブラックジャック」の2種類が選べる。「7カードポーカー」は、カード交換がない特殊なポーカー。手札は、全員に見せるオープンカード4枚と、伏せたままで自分だけが見ることが可能な3枚の計7枚が配られる。使用するトランプは一組につき、各プレーヤーはオープンされているカードと自分のクローズカードから、他プレーヤーの役を予想する必要がある。一般的なポーカーはビデオゲームだと淡々と勝負してしまいがちだが“駆け引き”要素を取り入れることで、より白熱したプレイが楽しめるというわけだ。 「ブラックジャック」は、対ディーラーではなくプレーヤー同士で対戦。ふと「親権を取り合うとか、そういった要素があれば熱かったのになぁ」と思ったが、それはそれで問題がありそうなので、全員同じ立場のほうがフェアというものか。こちらは一般的なルールにのっとり、カードの合計値が21に近いプレーヤーが勝ちとなる。 メダルゲームらしく、本作には大量メダル獲得のチャンス「ボーナスゲーム」が用意されている。各ゲームに勝利すると、チップのほかに「ボーナスポイント」が支給される。ボーナスポイントが一定以上たまるとボーナスゲームに突入。3つある扉のなかから好きなものを選んでいき、正解の扉を一定数をクリアするとメダルが獲得できる。
コントロールパネルつきのライブモニタでは、全国で行なわれた名勝負が実況・解説つきでリプレイされる。名勝負のほか、見たいコンテンツを自由に選ぶことも可能。正式稼働日は未定。
(C)SEGA
■ メダリンク
メイン筐体は、スーパージャックポットが発生した時のみ使用。通常は上に“パトライト”がついたサテライトに着席して、それぞれシングルメダル機としてプレイする。サテライトは最大16台までリンク可能。 スーパージャックポットに特別な条件はなく、一定のサイクルで定期的に発生。このとき、前述のパトライトが一斉に点灯してスーパージャックポットが開始されたことをプレーヤーに知らせる。なお、スーパージャックポット狙いで「パトライトが光った! 今のうちにゲームをやっていたことにしてしまえ!」とコイン数枚をちょろっと流し込むといった不届きなプレーヤーは自動的に除外される。対象となるのは、あくまでも「ゲームをプレイしていた人たち」だ。 スーパージャックポット用ゲームは「メダリンクゲーム」と呼ばれ、筐体内の液晶画面を見ながらプレイする。どんなゲームになるかは、UFOキャッチャー風の演出でランダムに決定。挑戦できるのは“ひとりのプレーヤー(サテライト)”のみ。画面内をバウンドしている多数のボールのうち「赤」と「青」どちらが多いかという微妙なもので、成功し続ければ最大2,500枚のメダルをゲット。失敗すると、それまで成功していた枚数分のメダルが、他サテライトに均等に分配される。
各サテライトで遊べるシングルメダルゲームは、アメリカ西海岸を舞台に汽車を走らせる「ウェスタンドリーム -ゴールドラッシュ-」と、メダルを流し込んで弾を射出しブロックを崩していく「マジカルポピンズ」の2種類。サテライト用のシングルメダルゲームの種類は、順次追加される予定。正式稼働日は未定。
(C)SEGA
■ カラス
8方向レバーにショット、ソード、特殊攻撃の3ボタンと一見普遍的な作りながら、それぞれの武器で敵を倒すと経験値が個別に入り順次パワーアップしていく特殊なシステムを採用。ショットは遠方攻撃、ソードは手前をなぎ払うように攻撃、シールドは攻撃ボタンを一切押さないと自機手前に展開され特定の敵弾を弾くことが可能。 特殊攻撃ボタンによる攻撃は「D.F.S」と呼ばれ、画面左上のゲージがたまっている最中であればいつでも発動できる。自機周囲にバリアが展開されている間は無敵で、これで敵を倒すとショット、ソード、シールドのすべてに経験値が入る。
パワーアップアイテムも出現するが、一般的なシューティングのように取った瞬間パワーアップするのではなく、上がるのはあくまでも経験値。ショット、ソード、シールドの総合レベルがスコア倍率に影響するなど、スコアアタックも熱い。「バババっと撃って避けて、とにかくスカッとしたい!」という人には不向きかもしれないが、じっくりやりこみたい人には最適。正式稼働日は未定。
■ デカ爆丸(参考出展)
遊び方は、丸まった状態の爆丸を転がして“ゲートカード”の上で瞬間変形(ポップアウト)させる。同じゲートカードの上に違うプレーヤーの爆丸が2体以上ポップアウトしたらバトル開始。ゲートカードの裏にはジャッジポイントが記載されており、爆丸の属性とポイント、さらにはゲートカードのジャッジポイントを加算して比較し、高いほうが勝ちとなる。2~5人まで同時にプレイ可能。
玩具の「爆丸」は大きなビー玉サイズだが「デカ爆丸」のそれは、大人の拳くらいの大きさ。比較すると3倍のスケールさがあるという。単純にスケールアップさせるという豪快なアプローチ。子供たちは喜びそうだが、記者がチェックしていたときは(業者日ということもあり)大人しかいなかったのが残念。このあたり、一般招待日に訪れる子供たちがどれだけ興味を示すか、非常に興味深いところだ。
(C)SEGA TOYS/SPIN MASTER
■ その他の主な出展機種
(C)SEGA
(C)SEGA Corporation,2005 (C)Buronson-Tetsuo Hara/Coamix
(C)SEGA
□セガのホームページ (2006年9月14日) [Reported by 豊臣和孝]
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