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「アトルガンの秘宝」の数あるコンテンツの中でも「アサルト」はもっとも身近でポピュラーな存在である。今回はアサルトの「一等傭兵」、「上等傭兵」作戦をテーマに、このアサルト作戦ガイドの第2弾を紹介していく。
基本的なアサルトの概要と「二等兵」の作戦については、本連載の第3回で紹介しているので、そちらを参照頂きたい。なお、今回紹介している内容は、7月25日に導入された大規模バージョンアップにおいて調整された獲得戦績などの新仕様に対応している。
7月25日の大規模バージョンアップでは、傭兵階級の追加や、アサルトの仕様変更、調整が行なわれている。従来の「ランク」に相当する「傭兵階級」に、上等兵より上の階級として「傭兵長」と「伍長」が追加。新たに追加された上位作戦を繰り返すことで、これらの階級へ昇進するための道が開ける。また、階級に応じた皇国軍戦績で交換可能になる新たな戦績アイテムが追加されている。 アサルト作戦の仕様変更で最も大きいのは、総作戦戦績の調整だ。参加人数が多いときの、各個人に行き渡る戦績が大幅に増加している。たとえば、基本となる総作戦戦績が3,000であり、全員がクリア済みの場合は1人1,000、リーダーには10%のリーダーボーナスが加わり1,100となる。だが、同じ作戦に6人で挑んだ場合には、通常のクリア済みメンバーが700、リーダーが770となった。3人の場合3,000であった戦績に、1,200ものボーナスが加わったことになる。個人で得られる戦績は3人のほうが多いが、6人で作戦を達成すると、1人あたりの量は減るもののトータルではより多くの戦績を得られるわけだ。 ● 傭兵階級、アサルトに関するバージョンアップ内容
・新たな傭兵階級「傭兵長」「伍長」が開放 ● 「傭兵長」「伍長」の皇国軍戦績交換アイテム 「傭兵長」以上で交換可能になるアイテム。必要戦績はいずれも8,000。
・スニーキングブーツ(両足)防9 ステルス効果アップ ビシージ:回避+8 「伍長」以上で交換可能になるアイテム。必要戦績はいずれも16,000。
・シャークガン(射撃)D39 隔582 飛命+5 ビシージ:飛攻+5
● 「オリハルコン鉱脈調査」
作戦目標:オリハルコン鉱の発見 募集要員:レベル50以上 3~6人 作戦戦績:3,600 オリハルコン鉱が見つかったという噂が流れるルジャワン霊窟。オリハルコンの鉱脈が発見されればアトルガン皇国にとって大きな経済効果となるという。アサルト要員はこの噂を検証すべく、蛮族に先んじて急行する。 この作戦では、基本的に“採掘”を行なう。作戦指令概要の通り、ルジャワン霊窟内にて“オリハルコン”の鉱脈があることを検証すべく、エリア内の採掘ポイントを掘って掘って掘りまくる。 ここで使用するつるはしは、アサルト開始地点のすぐそばにいるNPCからテンポラリアイテムとして手渡される。洞窟内にはNPCのキキルンが多数歩き回っているが、モンスターの姿はない。受け取ったつるはしを使って、点在する「Mining Point」をオリハルコンが発掘されるまで掘り続けるのである。つるはしを取得している状態で採掘ポイントを調べれば採掘作業が開始される。ひとつのポイントからは消失してしまうまで複数回の採掘が可能だ。 作戦遂行の時間は30分。オリハルコンを掘り当てる確率は、複数回チャレンジしてみてもかなり低い印象。運良く早期に発掘できることもあるが、大抵は時間ギリギリ、もしくは発掘できないときもある。ちなみに石つぶてや亜鉛鉱などが採掘できることもある。つるはしを繰り返して使用していると壊れてしまうのだが、開始地点のNPCから再取得できる。洞窟内は広めで、大きく分けて、北、東、南の3区画が存在する。メンバーを2組、3組に分けて探索していくのが基本的な方法だろう。ただし東側は上下の2層構造になっており、スムーズに採掘していくには多少の慣れが必要かもしれない。 さて、この作戦では問題が2つある。ひとつはMining Pointより、まれにワーム族のMineral Eaterが出現することがあるということだ。Mineral Eaterを撃破するまではそのMining Pointでの採掘はできなくなってしまう。強さは、適正なレベルでの二人ペア、もしくはジョブによってはソロでも撃破できる程度。
もうひとつのポイントが、オリハルコン発見後に待ち受ける罠である。それまで洞窟内をウロウロするだけで何の危害も加えてこなかったキキルンたちが、オリハルコンをパーティメンバーの誰かが掘り当てた途端に、見境なく冒険者全員に襲い掛かってくるようになるのだ。キキルンたちの攻撃には不意を突かれることもあってワーム族よりもよっぽど強烈。視覚感知のため、掘り当てたときにすぐさまインビジなどの対策を取ろう。離れているメンバーにもすぐに発掘したことを知らせるのが大事だ。
● 「レベロス補給作戦」
作戦目標:先遣部隊全将兵への糧食の配給 募集要員:レベル60以上 3~6人 作戦戦績:3,600 レベロス風穴に向かった先遣部隊が、敵の強固な防衛部隊と遭遇し、現在膠着中。長期戦も想定されるため、アサルト要員はこれを援護すべく兵糧を受領して侵入。先遣部隊の全将兵に糧食を配給する。 糧食が乏しくなっている先遣隊のNPC総勢12人が満足するまで糧食を届け続けるという、一風変わった作戦だ。作戦開始の地点すぐそばにいるYazuhmaから糧食を受け取り、これを個別に届けていく。糧食はテンポラリアイテムとなるのだが、豆のスープ、白パン、バイソンジャーキー、クァールサンド、バイソンステーキといった5種類がランダムに渡される。持ち運べるのは一度にひとつだ。 先遣隊は、マップの南西に2人、南に2人、東に3人、北に2人、北西に3人といった具合に点在している。先遣隊のNPCはそれぞれ個別に満足度を示すパラメータが設定されており、食糧を届けることでこれが高まる。いずれも食糧を渡しはじめたときには「助かったよ……」と反応するが、何度か食糧を渡すとセリフが「まだ、持ってきていたのか?」に変化する。こうなれば満足度は十分だ。実際には「まだ、持ってきていたのか?」のセリフに変化する直前の満足度で十分なようで、話しかけた際の/bowモーションで判断が可能である。 すでに満足しているNPCも食糧を受け取ってしまうため、無駄に食料を渡さないことが重要だ。先遣隊はそれぞれ丸盾を装備していて、十字、黒の無地、トゲトゲの飾りで見分けることができるので、メンバー間の担当を割り振り、満足度を報告しあうことが大切だ。先遣隊全体の満足度は、食糧を渡してくれるNPCのセリフが5段階に変化するので、そこから把握できる。 この作戦では、マップの至るところにいる赤いクロウラー族のCrimson Erucaが攻撃的で難関だ。聴覚で反応するタイプなのだが、スニークやサイレントオイルなどを見破ってくる。筆者のケースを紹介すると、バージョンアップ以前と以後ともにCrimson Erucaを忍者が担当。あえて聴覚反応させて食糧を届ける他のメンバーに危害が及ばない場所へと運び、「微塵がくれ」で損害の出ない形に処理するという作戦を取っていた。残りのメンバーは5箇所にひとりずつ食糧運びを行なうという方法だ。とにかく急いで食糧を運ぶことを前提としており、制限時間はかなりシビアだ。サポジョブをシーフにしてアビリティ「とんずら」を使用したり、パウダーブーツやデザートブーツなどの併用も検討してみるといいだろう。
ちなみにバージョンアップ以後に挑戦した際は、残り時間を10分以上残しての作戦達成という結果を残せた。以前には難度が高い印象が根付いていた作戦だが、満足度の上昇具合などに若干の調整が加えられているのかもしれない。先遣隊への効率のよい食糧運び、そしてなによりCrimson Erucaをどう処理するのかがポイントになる作戦だ。
● 「ラミア13号討伐作戦」
作戦目標:ラミア13号の討伐 募集要員:レベル70以上 3~6人 作戦戦績:3,600 死体を弄って禍々しい実験を繰り返していることが知られ、皇国兵士の間で恐れられているという“ラミア13号”。このラミアがイルルシ環礁の一角で発見された。アサルト要員の手によりこの恐怖のラミアを討伐する。 この作戦の最大の特徴は、ラミア13号が連れ歩いているFallen Imperialの存在だ。Wizard、Trooper、Volunteerという3体を引き連れており、正攻法で挑むと合計4体に襲われることになる。ポイントになるのはFallen Imperialたちはあくまでラミア13号に魅了されているだけであって、魔法のフィナーレやディスペルといった歌や魔法で、魅了を解除できる。多少レジストされるが、サポートジョブでのディスペルなどでも代用可能である。 ラミア13号は遠隔攻撃をメインとし、あまり強力なダメージを浴びせてくるわけではない。ただし、特殊技の「ベリーダンス」には注意が必要。これは範囲内のFallen Imperial、および冒険者を魅了する技で、Fallen Imperialだけでなく冒険者も多数巻き込まれると途端に危険な状態になるので要注意だ。 魅了から解放されたFallen Imperialはそれまでの恨みなのかラミア13号を攻撃し始める。Fallen Imperialだけにラミア13号との直接戦闘を任せてしまうような戦法も可能だ。この戦法を取る場合は、まず第一にラミア13号に対しては何も敵対心が発生するような行為をしないこと、そしてFallen Imperialのヒットポイントを適度に回復魔法で回復してあげること。Fallen Imperialへの回復は敵対心の上昇が極めて低いようなので、Fallen Imperialの攻撃の蓄積などを見つつ敵対心のバランスが崩れないように気をつけて行なっていけばよい。
正攻法に冒険者の攻撃で撃破する場合には、魅了されてしまったときの対策を事前に練っておくこと、もしくは完全に割り切ったグラビデや睡眠を用いつつの中~遠距離からの攻撃に徹してしまうのもよいだろう。3体の魅了されているFallen Imperial、そして範囲魅了のベリーダンスへの対策がポイントになる作戦だ。
● 「レクイエム作戦」
作戦目標:敵の殲滅 募集要員:レベル70以上 3~6人 作戦戦績:3,000 監視哨の不滅隊より、大量の骸骨兵が集結中との報告が入った。大規模な軍勢として編成される前に急行し、骸骨兵を再び黄泉路へ送る。この作戦は、アンデッドタイプのモンスターを多数撃退するという殲滅タイプの作戦だ。 敵を全て倒す殲滅タイプの作戦は、出現するモンスターの数が多いのが特徴だ。この作戦では、スケルトン族のDraugarが12体、そのうちの5体は竜騎士タイプのため飛竜を連れている。さらにゴースト族のBatteilant Bhootが4体、ドゥーム族のPutrid Immortal Guardが2体、合計18体(ペットの飛竜を加えると23体)出現する。通常のレベル上げパーティのようなオーソドックスな構成で挑めるが、敵の数が多いだけにある程度火力のある編成でないと厳しいだろう。
最も数が多いスケルトンタイプは西側、南東側に3箇所ずつ配置されている小部屋に2体ずつ生息している。この部屋への通路にはゴーストのBatteilant Bhootが徘徊している。最もやっかいな相手がこのBatteilant Bhootで、ブリザガIIIやIVを駆使してくる。真っ先にサイレスをかけて魔法を封じたいところだ。また、アンデッドが多いため、戦う場所に気をつけないとヒットポイントの減少に反応して敵が寄ってきてしまうことにも気をつけたい。
● 「秘密訓練所急襲作戦」
作戦目標:マムージャ特殊部隊の殲滅 募集要員:レベル60以上 3~6人 作戦戦績:3,000 マムージャの秘密訓練所で、暗殺専門の特殊部隊が特訓を行なっているという情報が入った。アサルト要員は訓練所に突入して、特訓中の特殊部隊を殲滅。暗殺計画を未然に防ぐ。この作戦は特訓中のMamool Ja Executionerを全て倒すという殲滅系の作戦だ。 対象となるMamool Ja Executionerは、忍者と青魔道士、白魔道士の3タイプが合計13体いる。これに加えて、視覚反応の攻撃的なPuk Executionerが7匹点在している。Pukは単体では強くないが、リンクさせてしまうと、かなり苦戦を強いられることになるだろう。
この作戦で最も重要なのは襲い掛かってくるPukをどう処理するのかではなく、Pukに見つからずにマムージャを倒していけるルートを見つけ出せるかである。マップの周囲は上段の通路があるのだが、ここにはPukがいない。まずはこれを生かして、上から広場のマムージャを引っ張りあげるような方法が有効だろう。筆者がよく進むルートとしては、広場に出てから左の壁沿いに1周して完了することが多い。途中にはやはりPukが1,2匹いるが、動き回っている様子をよく見てかわしていける。
ここからは、上等傭兵に昇格後に参加できるようになる作戦を紹介しよう。一等傭兵から上等傭兵に昇格するためには昇格試験のクエストを完了する必要があるのだが、本連載の第5回で紹介済みなので、そちらを参照頂きたい。なお、第5回においては昇格試験の性質について感じた懸念を指摘していたが、クエストで探す対象となる「Warhorse Hoofprint」の出現周期が大規模バージョンアップ時に改善されている。
Warhorse Hoofprintの出現、移動、消失というパターンは変わらないが、そのいずれの周期もスピーディーになった印象だ。とは言え、探し歩くエリアは複数に渡るため、コミュニティでの発見報告や、他の冒険者との情報交換など、ユーザー間で協力して見つけていくのがよいだろう。 ● 「クラボエール男爵警護」
作戦目標:男爵を発掘現場まで護送 募集要員:レベル60以上 3~6人 作戦戦績:3,300 ルジャワン霊窟の永久凍土より発見された、氷漬けの毛長マーリドを調査するため、世界的に高名な動物学者クラボエール男爵が調査に訪れる。アサルト要員は男爵を警護、無事に氷付けのマーリドの元へと送り届ける。 この作戦はNPCとして自動的に進んでいくクラボエール男爵を護衛するというものだ。護衛という言葉を使うと冒険者が戦闘を重ねて敵を排除するイメージがあるが、調査対象となる場所にたどり着くまでには、とてつもない数のアンデッドたちが待ち受けている。そのような状況にも関わらず、男爵は怯むことなくズンズンと奥へ奥へと進んでいってしまうのだ。 作戦で達成ポイントになるのは、あくまで男爵が生存した状態で調査現場へとたどり着くこと。つまり敵を排除するなどの行為は求められていないのだ。霊窟内を進んでいくとFrozen BonesやGelid Bhootが次々と男爵に襲い掛かる。中盤、後半に差し掛かってくると10数体ものアンデッドが男爵を追いかけるという、思わず笑ってしまうほどの壮絶な光景が展開される。敵の攻撃で傷ついた男爵をひたすらに回復し、癒していくのが重要だ。男爵はNPCのため、回復行為をいくら行なっても敵モンスターは冒険者に襲い掛かってくることはない。プロテスやシェルも必ず掛けておきたい。 気をつけたいのは、男爵が先行してモンスターに襲われるようにすること。冒険者が先に襲われてしまうと、男爵のサポートを実行不能になるばかりか、生体反応したアンデッドが集まり全滅してしまう。男爵と距離をあけて追うようにすれば基本的には問題がないが、念のためスニークをかけておくのもよいだろう。 冒険者たちのMPをうまくやりくりをしていかないと厳しくなる。さらに基本的に走り続ける格好になるので、ヒーリングは望めない。分かれ道などでは男爵が地図を確認するなど立ち止まるので、リフレシュやバラードといったMP回復手段、またはアサルトの報酬で頻繁に出現するエーテル系の薬を使うのも手だ。ただし、どこまでいっても後半にさしかかったあたりで男爵を襲う敵の数が増えすぎて、回復が間に合わなくなる状況もある。パーティーメンバーの誰か一人が意を決して敵にガ系魔法を使い、ターゲットを自分に向け、男爵から引き剥がすような手も有効だ。デスペナルティが発生しない微塵がくれを使える忍者あたりが適任である。
なお、筆者は直接試していないのだが、複数人数の召喚士で、召喚獣に先行して敵が襲うように仕向けて、男爵の進むルートを安全にしてしまうという手もあるようだ。
● 「落ち武者追撃戦」
作戦目標:トロール敗残兵の殲滅 募集要員:レベル70以上 3~6人 作戦戦績:3,000 アトルガン皇国との合戦に敗れたトロールの一軍が、レベロス風穴に逃げ込んだ。放っておけば敗残兵は体力を回復し、再び敵軍の戦力となってしまう。アサルト要員は現地に追撃をかけ、敗残兵を殲滅させるという作戦だ。 この作戦で対象となるのは、Broken Troll Soldierが15匹。それぞれにジョブタイプがあり、戦士、ナイト、モンク、赤魔道士などが揃っている。特徴的なのは敗残兵ということもあって、戦闘の前からトロールたちのヒットポイントが減少しているのがわずかに救いである。 しかし、追い詰められたトロールたちは、時折SPアビリティを駆使して死力を尽くした反撃をしてくる。ナイトのインビンシブルやモンクの百烈拳、赤魔道士の連続魔など、知らずに戦うと大いに苦戦させられる。発動と同時に、ララバイやスタンで封じたいところだ。
マップは広めで敵の数も多いという殲滅系の作戦らしく、残り作戦時間が苦しくなることもある。サポートジョブを狩人などにして広域スキャンを使うと取りこぼしがなく立ち回れるだろう。殲滅系の作戦に総じて言える事だが、経験値も美味しい作戦だ。
● 「蠱物駆除作戦」
作戦目標:全モンスターの排除 募集要員:レベル70以上 3~6人 作戦戦績:3,300 ラミアの廃棄した死体を食した蟲が、残留していた魔法の影響で大量発生。増殖が続けば近隣の生態系に甚大な影響を与えることも考えられる。アサルト要員の手によって異常発生した蠱を駆除するという作戦だ。 この作戦は異常発生した蠱を駆除するという殲滅作戦。対象となる敵はCarrion Crabが7匹、Carrion Leechが8匹、Carrion Slimeが3匹、Carrion Toadが2匹の合計20匹。さらに、蠱たちは魔法の影響を受けているのか、倒したあとにいずれか1匹がアンデッドとして復活するというおまけ付きだ。このため、実際には21匹もの敵を倒す壮絶な掃討作戦となる。
殲滅系の作戦として、やはりこの作戦でポイントになるのは残り作戦時間とのせめぎあい。マップは斜めに長く延びたような形をしており、朽ちた船などもあり、かなり広い。敵との戦闘では標準的な経験値稼ぎ用のパーティ編成で挑めば、さして苦戦することはないと思うが、物理特性のあるスライムに手間取り、残り時間をロスすることを避けたいところだ。
● 「ライアーフ捜索作戦」
作戦目標:ライアーフ他、生存者全員の発見 募集要員:レベル70以上 3~6人 作戦戦績:3,300 海猫党の隠れ家を探していた皇国軍調査隊との交信が途絶えてしまった。蛮族軍の捕虜として捕らわれた可能性もある。現地をくまなく捜索して調査隊の消息を追う。ちなみに隊員の一人ライアーフはビシージでお馴染み五蛇将の一人風蛇将ナジュリスの弟であり、たった一人の肉親だ。 消息を絶った調査隊の隊員を救出するという捕虜救出タイプの作戦だ。救出する対象は“Ryaaf”、“Balarahb”、“Rhagmakah”の3人。作戦エリアのマップはひし形のような形になっており、通路が複雑に入り組んでいる。東西南北、そして中央に行き止まりのような小部屋があり、そこに一人ずつ捕虜が囚われている。 この作戦でポイントになるのは2つ。1つは通路を監視、巡回している8体ものExperimental Undeadの存在だ。フォモルタイプの彼らはまともに戦闘するとなかなか手ごわく、レベル75から見てとて~とてとてクラス。倒せない敵ではないが、制限時間もあるので、できれば彼らとの戦闘は避けたいところ。視覚感知タイプだが、見破りがあるため、通り過ぎることは難しい。安全に進むのであれば広域スキャンを用いて、遭遇しないように別の通路を迂回するのがよい。また、アビリティにも反応するため、通路の移動時は何もせず静かに移動しよう。 さて、捕虜が囚われている小部屋にも罠がある。小さいため気づきにくいが、チゴーが3匹ずつ各部屋に待ち受けているのだ。チゴーの攻撃は非常に間隔が早く、迂闊に立ち回ると脅威となる。このチゴーはWSや不意打ち、ジャンプ、シールドバッシュ等のアビリティで攻撃すると残りヒットポイントに関わらず一発で倒すことができる。簡単なのは範囲タイプのWSで3匹をまとめて倒してしまうことだ。侍の黙想などを用いてあらかじめTPを貯めて、湧いた直後に一撃で倒すのがトレンド。また、部屋に慎重に入って1匹ずつチゴーをひきつけ、個別に倒してしまうという方法もある。
チゴーを一掃したあとは、囚われている捕虜の解放となるが、5箇所にいる捕虜のうち3人が正解、残り2人はフォモルが化けた偽物となっている。実はこの捕虜、話しかける前に正解か偽者かを見分けることができる。話しかける前に座り込んでいる“向き”を正解のものと比べてみよう。
● 「賢哲王暗殺作戦」
作戦目標:賢哲王モラージャ暗殺 募集要員:レベル70以上 3~6人 作戦戦績:3,600 賢士階級を率いるマムージャ四天王のひとり“賢哲王モラージャ”が、兵士激励のため訓練所を訪れるという情報が入った。マムージャ蕃国の頭脳であるこの賢哲王を仕留めることで、敵の混乱を引き起こすことができる。アサルト要員により暗殺する、という作戦だ。 対象となる敵“賢哲王モラージャ”を仕留める暗殺作戦。この作戦で目指すのはもちろん賢哲王ただ一人なのだが、作戦エリアには訓練中のマムージャ、そしてお供のリザードが多数徘徊している。これらをある程度排除しつつ賢哲王と戦闘を行なう。 ポイントとなるのは、形勢が不利だと判断した賢哲王が、ある程度ヒットポイントが減少するたびに非常に早いスピードで逃げ出してしまうことだ。逃げ出した方向には、多数のマムージャ訓練兵やリザードが潜んでおり、当然のことながら冒険者たちに襲いかかってくる。このため、ある程度危険が及ばないように賢哲王との戦闘前に雑魚を掃討することが必要だろう。また、逃げ出した賢哲王はランダムでかなりの距離を移動する。見失うと時間を無駄に消費してしまうため、広域スキャンなどで位置を把握するのがオススメだ。
気をつけたいのは、マムージャの訓練兵との立ち回りだろうか。賢哲王に気をとられて荒っぽく処理しようとすると、強烈な青魔法で一瞬にしてパーティが半壊、という事態が起こる。サイレスやスタンを併用して焦らずに倒したいところだ。訓練兵マムージャやリザードといった雑魚を掃討しておく時間、そして肝心の賢哲王を追い詰める時間のバランスをうまく計ることが作戦達成のポイントになる。
今回紹介しているものでは、一等から「オリハルコン鉱脈調査」、上等からは「クラボエール男爵警護」などがお気に入りだ。既存の要素の中でも戦闘以外のものをうまく用いて、新しい変わった遊びを提供している。「ラミア13号討伐作戦」や「ライアーフ捜索作戦」なども立ち回りやジョブ特徴の生かしかたに攻略のポイントが秘められている。ジョブを限定する要素が少なく、より手軽に楽しめるのが嬉しい殲滅系の作戦も拡充されているが、「落ち武者追撃戦」のように一工夫加えられた特殊シチュエーションが楽しめるものもある。 バージョンアップ以前と以後の比較だが、一番変わったと実感できるのが作戦戦績量だ。作戦ごとの戦績が見直され、参加人数によって大きく差が開いていた取得量の差が縮まっている。攻略性と取得戦績を重視した小人数クリアが一人あたりの獲得戦績が最も大きいのは変わらないものの、それ以上の人数で達成した場合でもより多くの戦績を獲得できるようになった。小人数でがっちりとした攻略をして、早期報酬獲得を目指すもよし、ワイワイとフルパーティーで楽しむもよし。調整具合には楽しみ方を固めすぎないようにという考慮が感じられた。
最後に、現時点で筆者がアサルトに感じている懸念を2つ。ひとつはお目当ての報酬を獲得してしまった冒険者に対する新たなモチベーション維持のための施策だ。ここはひとつ、何か上手いアサルト戦績活用法の拡張に期待したい。もうひとつは“不確定アイテム”の中身について。現状では、外れ相当品に使い道のないアイテムが多いように思える。当たりの出現確率を高めてほしいというわけでなく、当たり以外のアイテムに、アサルトというコンテンツの方向性に即した、わかりやすい活用法を提示できれば、より楽しみが増すのではないだろうか。 (C)2002-2006 SQUARE ENIX CO.,LTD All Rights Reserved.
□スクウェア・エニックスのホームページ (2006年8月29日) [Reported by 山村智美 / Pomm]
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