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【連載第67回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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PSPの方向キーをチューンする購入者特典グッズをレポート
バリエーション豊かなDS Lite用カバーにも注目 |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
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今回のゲームグッズ研究所は、バンダイナムコゲームスのPSP用「鉄拳 DARK RESURRECTION」初回購入者特典、「コントローラー・アダプター」と、遅ればせながら、今年の1月に発売されたカプコンのPSP用「ストリートファイターZERO3↑↑(ダブルアッパー)」の先着購入者特典「サイキョー流道場公認サポートパッド」をあわせてレポート。これらは、PSPの方向キーに装着し、操作性を向上させるアイテムだ。
後半では、ロジクールのPSP用液晶画面保護カバー「PlayGear Visor」に加えて、ニンテンドーDS Lite(以下、DS Lite)用の本体カバーとなる「まもるくん DS Lite」と「DSLite用 藍布堂 和カバー」をレポートしているので、合わせてチェックして頂きたい。
● 購入者特典で入手! PSPの方向キーの操作性を向上させるアイテムを試す
・「コントローラー・アダプター」
メーカー:ナムコバンダイゲームス
サイズ:直径24mm、高さ4.9mm
重量:約1g
「鉄拳 DARK RESURRECTION」初回購入者特典
予備用粘着テープ1セット付属
・「サイキョー流道場公認サポートパッド」
メーカー:カプコン
サイズ:直径24mm、高さ5.0mm
重量:約1g
「ストリートファイターZERO3↑↑」先着購入者特典
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写真はPSPの方向キーだ。中心部に近づくに連れてキーの高さが低くなっている |
PSPにおける方向キーは、プレイステーション 2のDUAL SHOCK2と同じく、デジタル入力の方向キーと、アナログ入力のスライドパッドで構成されている。ただし、本体のデザインによるものなのか、そのどちらもDUAL SHOCK2と異なる操作性になっている。キャラクタの移動手段などに方向キーを使うゲームにおいて、この操作性の違いはかなり大きい。
とくに、斜め方向に入力する場合。例えば、右斜め下の入力は、親指で方向キーの右と下を同時に押し込むわけだが、PSPの方向キーを見てみると、方向キーの中心に近づくにつれて、キーの高さが急激に低くなり、中心部ではキーが隠れている。このような形状になっているため、人によって異なるが、斜め方向に入力するときは、方向キーの先端寄りに親指を置いて押し込む、もしくは、DUAL SHOCK2以上に指を移動させて入力を行なう必要がでてくる。よって、素早い斜め方向の入力を求められる格闘ゲームやアクションゲームには、PSPの方向キーはあまり向いていないと言える。
また、手の大きさにもよるが、がっちりPSP本体を抱え込んだ状態で指を伸ばしてみると、方向ボタンの位置、とくに上方向への入力で“親指がきれいに届かない”、“入力したつもりなのに入力されていない”ということが起こる。この方向キーを、格闘ゲーム向けに変えてくれるアイテムとして役に立つのが「コントローラー・アダプター」と「サイキョー流道場公認サポートパッド」(以下、サポートパッド)だ。
◆ 外観をチェック
2つとも、方向キーの上にかぶさるように円形のパッドとなっているが、「コントローラー・アダプター」は、十字型のキーに加えて、斜め方向用の突起を用意しているのが特徴。直径はPSPの方向キーより0.3mm小さい24mm、高さは4.9mm。背面には、あらかじめ厚さ0.8mmのスポンジ式粘着テープが4つ取り付けられている。「サポートパッド」の形状はシンプルな十字型だ。直径は24mm、高さは5.0mmとなっている。背面には「コントローラー・アダプター」と同じく粘着テープが4つ取り付けられているが、こちらは厚さ0.6mmの硬いゴム式粘着テープを使用している。
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写真内左が「コントローラー・アダプター」、右が「サポートパッド」。「コントローラー・アダプター」は中心に穴があり、斜め方向を押しやすくするための突起が設けられている |
こちらは側面から撮影した写真。両製品共にキーの高さはほぼ同等だが、中央部のへこみは「サポートパッド」のほうが若干深い |
背面には固定用の粘着テープがあらかじめ貼られている。左の「コントローラー・アダプター」はスポンジタイプ、右の「サポートパッド」はゴムタイプの粘着テープを使用 |
◆ 実際に使ってみた
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取り外した際に粘着テープのスポンジが割れてしまった「コントローラー・アダプター」 |
「サポートパッド」と「コントローラー・アダプター」の取り付け方法は、背面に貼り付けられた粘着テープの保護紙を剥がして、PSPの方向キーに貼り付けるだけ。1つ気を付けておきたいのは、装着した「コントローラー・アダプター」を取り外すことになった場合。粘着テープの粘着素材は非常に定着力が高く、取り外そうとするとスポンジ部分が割れてしまう。予備の粘着テープが1セット付属しているので、1回分は貼り直しができるが、位置あわせは慎重に行ないたい。「サポートパッド」は繰り返し貼り直せるが、粘着テープの粘着力はやはり落ちてくる。
未装着時の方向キーの高さは約2.6mmだが、「コントローラー・アダプター」を装着したときは約6.5mm、「サポートパッド」では約6.7mmの高さになる。以下に装着後の写真を掲載したのでチェックしてみて欲しい。
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写真上段は正面、下段は側面から撮影した写真だ。左から「コントローラー・アダプター」、「サポートパッド」、未装着時となっている。「コントローラー・アダプター」と「サポートパッド」装着後はキーの高さが4mm程度高くなっている |
それでは早速、「サポートパッド」と「コントローラー・アダプター」の効果をチェックしてみよう。テストに使用したタイトルは「鉄拳 DARK RESURRECTION」と「ストリートファイターZERO3↑↑」だ。
まずは未装着時の状態でプレイしてみる。親指の先端を使って方向キーを操作する場合、例えば右斜め下方向から左斜め上を入力するときは、方向キーの上を滑らせるように指先を移動させてから押し込む必要があった。親指の第1間接付近を方向キーの中心に置いて操作する場合、指先で操作するときよりも方向キーに触れる面積が増えるため移動量は減るものの、親指をひねって側面で入力する形になる。親指の使い方で操作感覚は変わってくるが、どちらの場合も方向キー上を親指が忙しく動いているという印象だ。
一方、「コントローラー・アダプター」と「サポートパッド」を使ったときは、親指の先端を中心に置いて、入力方向を意識しながら軽く力を加えるだけで、斜め方向への入力も正確に行なえた。親指の第1間接付近で操作したときも同様だ。つまり、未装着時よりも短い親指の動作で、全方向へ素早く正確に入力できている。なにより、方向キーを左から右へ半回転させるコマンドを繰り返し入力したときの成功率が、未装着時より2倍以上高くなったことに、「コントローラー・アダプター」と「サポートパッド」の効果をはっきりと確認できた。これは、両者とも円形をしているため、PSPの方向キーとは異なり、指を滑らせてキーを押し込むことができるうえ、キーの中心から先端までまんべんなく力を加えられる形状になっていることが、操作性の向上に最も影響を与えているということだろう。
ちなみに、「コントローラー・アダプター」と「サポートパッド」の差に関しては、「コントローラー・アダプター」では突起のある斜め方向を入力したことが指の感触でわかること以外、ほとんど感じられなかったといっていい。
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親指の先端で右斜め下方向を入力したときの写真だ。写真左から、「コントローラー・アダプター」、「サポートパッド」、未装着時の状態となっている。未装着時は、指先をキーの先端に移動させてから押し込んでいる。方向キーの表面は親指でほとんど隠れた状態だ。「コントローラー・アダプター」と「サポートパッド」では、指先を中央に置いたままでも、方向キーの右と左を深く押し込むことができた |
「コントローラー・アダプター」と「サポートパッド」を使うメリットは、斜め方向の入力操作向上だけではない。両アイテムを装着すると、方向キーの高さが4mm程度高くなるため、方向キーの支点からキー表面への高さが変わって、梃子の原理により、より軽い力で、なおかつ移動量が少なくてすむようになるのだ。下3方向への入力から、ジャンプ操作などをした場合にこの恩恵が感じられやすいだろう。
そしてもう1つ、未装着時は、親指の付け根がアナログパッドに接触することがあったのだが、この問題も解消される。斜め方向の入力を必要としないタイトルでも、方向キーの使い勝手が向上していることを体感できた。
1つチェックしておきたいのは、PSP用の本体ケースについて。方向キー部分が高くなったことで、本体収納スペースがPSP本体とピッタリのサイズで作られたハードケースでは、収納できなくなる可能性がある。ちなみに、PSPに付属している純正ケースには問題なく収納できた。
今回レポートした「コントローラー・アダプター」と「サポートパッド」は、「鉄拳 DARK RESURRECTION」と「ストリートファイターZERO3↑↑」の購入者特典となっている。レポートしてきた通り、これらのアイテムは、PSPの方向キーの欠点をカバーし、実際にコマンド入力の成功率を飛躍的に高めてくれた。「PSPの方向キーで技のコマンドを入力できるのだろうか? 」というという理由でこれらのタイトルの購入を考えていた人にとって、今回のレポートが購入のきっかけになれば嬉しい限りだ。ただし、購入者特典は必ず同梱されているわけではない。購入の前には特典の有無を確認して欲しい。
● PSP用液晶画面保護カバー&バリエーションの豊かさが魅力のDS Lite用本体カバー2製品をレポート
「PlayGear Visor」
メーカー:ロジクール
価格:980円
重量:約12g
◆ 外観をチェック
「PlayGear Visor」はPSP用のプラスチック製液晶保護カバーだ。カバーの素材は、耐久性の高いポリカーボネイトを使用。約1.2mmの厚さがあり、1点に集中して加わる衝撃を分散し、液晶画面の破損を防いでくれる。液晶画面を守る部分は、左右が若干くびれた形状になっている。方向キーや□ボタンを押す親指がカバーへ干渉しにくくするためだろう。カバーの上部には、PSPのUSB端子周辺のネジ穴にあわせた突起が、下部にはPSP背面まで伸びた2本のフックが設けられている。カバーはこれらの突起やフックで固定される。
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PSP本体上部のUSB端子両端にあるネジ穴から、本体背面にかけて |
PSP本体下部へ当たる部分には、小さく「Logitech」のロゴがプリントされている |
写真は、本体背面に引っ掛けるためのフックだ。黒い部分がゴムになっていて、カバーの固定力を高めている |
◆ 実際に使ってみる
カバーの取り付けは、下部のフックをPSP背面にあてがい、上部の突起をUSB端子周辺の穴にはめ込むだけだ。カバー下部のフックは形状が細くなっているため、しなりやすい。柔軟性は高いのだが、大きく曲げると破損する可能性があるので、先にフックを掛けておいたほうが安心だ。
それでは、カバー装着後の具合をチェックしていこう。このようなプラスチック製カバーでまず気になるのは、カバーのズレ。本製品では、カバーに力を加えると左右に0.5mm程度動く。しかし、フック先端に設けられたゴムのグリップ力が思いのほか高く、カバーに軽く触れただけではズレない。カバーを装着したままゲームをプレイしてみると、方向キーや□ボタンを入力する時に、親指がカバーのフチへ軽く触れることはあるが、操作に大きな支障は感じられなかった。「HOME」や「START」といったPSP下部に並ぶボタンも押しやすく、十分な操作性を確保している。
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「PlayGear Visor」装着後のPSPだ。液晶画面全体に加えて、PSPのロゴから下部にかけてもカバーする |
カバーがOPENスイッチに若干被さっているが動作に支障はほとんどない。USB端子用スペースのサイズは縦7.5mm、横16mmとなっている |
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PSP背面にガッチリと掛かったカバーのフックが、カバーの脱落やズレを防止している。UMDスロットは問題なく開けられる |
液晶画面の右半分だけに「PlayGear Visor」を装着してみた。透明度は非常に高く、明度や色味の変化は感じられない。ただし、映り込みが若干明るく見える |
「PlayGear Visor」を使っていて気になったのは、カバーと液晶画面の密着具合だろうか。カバーを装着したPSPを横から見てみると、液晶画面の上側は、隙間がほとんど無くピッタリと密着している。しかし、下部には0.5mm程度の隙間が確認できた。この隙間から細かなチリやホコリが侵入するが、砂のような硬いチリが挟まった場合、液晶画面に傷をつける可能性がある。この隙間に不安を感じるなら、液晶保護フィルターを装着したほうが良さそうだ。ちなみに、PSPへ厚さ0.16mmの液晶保護フィルターを装着したままでも、「PlayGear Visor」は問題なく被せられた。
「PlayGear Visor」は、カバーと液晶画面の隙間に侵入するチリのことを考えると、液晶保護フィルターの代用として使うには少々不安が残るのが正直なところ。液晶保護フィルターは、軽い衝撃による画面への傷を防止するグッズだ。「PlayGear Visor」は強い衝撃や圧力による液晶画面の破損から守るグッズとして使いたい製品である。
「まもるくん DS Lite」
メーカー:ウェルカンパニー
価格:3,675円
重量:約21g
◆ 外観をチェック
携帯電話用カバー「まもるくん」シリーズを手掛けるウェルカンパニーが、DS Liteの上面と底面を保護する本体カバー「まもるくん DS Lite」の販売を開始した。パッケージにはDS Lite上面用と底面用のプラスチック製カバーが1枚ずつ収められている。カバーの厚みは約1mmで、強い衝撃からDS Liteを保護することが可能だ。カバーの内側には、固定用の小さな両面テープがあらかじめ貼り付けられている。
今回チョイスしたのはクリアタイプの「まもるくん DS Lite」。その他にもレッドやブラックで色付けされた不透明タイプ、さらにはダルメシアンやポップドロップといったカラフルな模様がプリントされたものなど、13種類のバリエーションを用意。DS Lite本体を保護するだけでなく、DS Liteを飾るグッズとしても使用できる。
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写真は「まもるくん DS Lite」の上面用カバー。カバー中央はDS Lite本体のロゴに合わせて盛り上がっている。カバー内側の左右に2枚ずつ貼り付けられているのが両面テープだ |
こちらは底面用カバーである。タッチペンホルダー、L/Rボタン、電源スイッチなどは保護されないが、装着したままでも、未装着時と同様に扱える |
◆ 実際に使ってみる
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両面テープの茶色い保護紙を剥がして粘着面を露出させる |
それでは「まもるくん DS Lite」をDS Lite本体に装着してみよう。まずは、DS Lite表面の汚れをクリーニングクロスなどで綺麗に拭き取る。次に、カバーの内側に貼り付けられている両面テープの保護紙を剥がし、粘着面を露出させる。カバーはDS Lite本体にピッタリとフィットするサイズで作られているため、位置合わせは簡単だ。カバーを被せて、軽く圧力を加えれば、ガッチリと固定される。
カバー装着後でも、少しずつ力を加えながらカバーの端から押し上げていけば取り外せるが、両面テープがねじれてしまい、再度装着するときにカバーが浮き上がる原因になる。また、3回ほど着脱を繰り返してみたところ、DS Lite本体に両面テープの粘着素材が薄っすらと残ることがあった。予備の両面テープは付属していないので、1度装着したら取り外さないつもりで使用したほうが良さそうだ。
電源スイッチやボリューム、L/Rボタンといった指で操作する箇所の周辺にはかなりの余裕があり、未装着時と同じように扱える。特に側面の保護範囲はやや狭いように感じるが、これはアクセス性を重視した結果だろう。カバーを装着したままDS Lite本体を手に持ってみたところ、本体のホールド感は未装着時と変わらず良好。ただし、DS Lite本体の背面に設けられたゴム足もカバーで覆われてしまうため、ツルツルとしたテーブルの上に置いてプレイするときは、未装着時よりも滑りやすくなる。
以下に掲載した写真を見て頂ければわかると思うが、今回レポートしたクリアタイプの「まもるくん DS Lite」では、両面テープが外側から透けて見えてしまう。両面テープ自体も透明な素材でできているため、それほど目立つわけではないが、気になる人は不透明タイプの「まもるくん DS Lite」をチョイスすると良いだろう。
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カバー装着後の写真だ。DS Lite本体の色が若干くすんで見えるが違和感は無い |
こちらは背面の写真。L/Rボタン周辺は十分な余裕を確保している |
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ストラップフックとACアダプタ接続コネクタもカバーを装着したまま扱える |
DS Liteを開いた状態だ。カバーはDS Lite本体とピッタリのサイズで、大きな隙間は発生しない |
・「DSLite用 藍布堂 和カバー」
メーカー:ゲームテック
価格:3,980円
重量:約13g
◆ 外観をチェック
続いて紹介する「DSLite用 藍布堂 和カバー」(以下、和カバー)は、ゲーム周辺機器メーカー「ゲームテック」と、木綿雑貨の専門店「藍布堂」のコラボレーションによって誕生した、DS Lite用本体カバーだ。カバーの素材には“吉兆藍木綿”を使用。表面の柄は“梨園染”という昔ながらの技法で染められ、職人がひとつひとつ手作業で仕上げている。柄は“和”をテーマにしており、夏紋、小紋、歌舞伎柄の3シリーズ、全10種類を用意。詳しくは、公式サイトを参照していただきたい。今回セレクトした小紋シリーズの“撫子”は、黄色に染められた生地に白色の花柄が散りばめられたシンプルなデザインだ。
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こちらは「和カバー」の“撫子”を広げた写真だ。紺色の生地に赤色の糸で刺繍された「藍布堂」のロゴがアクセントになっている |
カバーの内側は黄色の布地で覆われ、上側にはDS Lite本体上部に掛けるゴムバンドが2本、下側にはカバーを閉じるためのゴムバンドが1本縫い付けられている |
カバーの厚みは約2mmと薄いが、洗濯のりで固めたワイシャツの襟に似た硬さがある |
◆ 実際に使ってみる
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「和カバー」を装着したDS Lite |
「和カバー」は、2本のゴムバンドをDS Lite本体上部に通して固定する。このとき、ヒンジ両端にある隙間にゴムバンドを通すことになるのだが、この隙間はゴムバンドの厚みよりも狭いため、食い込ませるように挟み込む必要がある。そのため、着脱には若干手間がかかるという印象だ。装着後、ゴムバンドがスピーカーの一部に被さってしまうものの、担当所員が試した限りでは音量の変化は感じられなかった。固定されるのはカバーの上側だけなので、下側はフリーの状態になるが、DS Liteを閉じるときはカバーの下部に設けられたゴムバンドで固定できる。
カバーを装着したままプレイした時の操作感はどうだろう? カバーの上からDS Liteを持ってみると、手の平に接触する下部のゴムバンドに違和感を覚える。さらに、DS Liteを開いた状態ではカバーの下側は固定されていないので、プレイ中にカバーと本体がずれてくる。ゆえに、下部のカバーを下に垂らしてDS Liteを直接持ったほうが操作しやすい。また、この持ち方であれば、ヒンジとカバーの間にできる隙間が大幅に広がるため、L/Rボタンも押しやすくなる。
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カバーとL/Rボタンの間には、指1本分程度の隙間ができる |
DSカードスロットやACアダプタ接続コネクタを使いたいときは、カバー下側を大きくめくれば良い |
DS Liteを閉じたときの写真。ゴムバンドのラインがシンプルなデザインを引き締めている |
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カバーの上からDS Lite本体を持つときは、L/Rボタンとカバーの隙間に人差し指を入れるようにして操作する |
写真のように、カバーを下に垂らしてDS Lite本体を直接持つとL/Rボタンが押しやすくなる |
縦持ちでは、親指以外を背面に回して持つスタイルになる。DS Lite本体の重みで若干下方向にズレるが、ゴムバンドの効果で脱落はしない |
「和カバー」は、形状からおわかりのとおり、防塵、防水などといったカバーとは違い、操作性をある程度確保しながら、大きく本体をカバーするという構造になっている。独特の雰囲気のカバーはこれからの季節にマッチするだろうが、当然防御面では不安が残る。本体コート目的のシールタイプのカバーなどと併用するのがベストだろう。
これまでに高級感のあるレザーカバーや、女性向けの化粧ポーチ型ケースといったデザインにこだわったグッズを紹介してきたが、今回は“和”を前面に押し出してきたグッズということで、新鮮味が感じられた。DS Lite用本体カバーやケースは今後も続々と登場する予定となっている。当研究所で入手次第レポートしていく所存だ。
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□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□ロジクールのホームページ
http://www.logitech.com/index.cfm/JP/JA
□ウェルカンパニーのホームページ
http://www.mamorukun.jp/user/company.html
□ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/
(2006年7月10日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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