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3社協同による電子マネーの提供開始は、今夏を目処にしており、まずはガンホーグループのコンテンツの課金決済手段のひとつとして採用し、汎用の電子マネーとしてオンラインゲームを主体とした各種電子商取引の課金決済手段として普及させていく方針。これにより、ガンホーは、コンテンツパブリッシャーでありながら、自社で課金決済手段を持つオンラインゲームパブリッシャーとなる。 新規事業の具体的な内容は、カードレスプリペイド式電子マネーの提供となる。カードレスプリペイド式電子マネーとは、その名の通り、既存のカードを利用した電子マネーではなく、バーコードや携帯電話を触媒に、リアルタイムで発行、決済を行なうタイプの電子マネー。流通在庫を持たず、機会損失の恐れがないため、次世代の課金決済手段のメインストリームとして期待されている電子マネーシステムである。ユーザーがアクセスするターミナルとしてコンビニエンスストアの店頭(バーコード)やマルチメディア端末、携帯電話を使用するため、ユーザーが手軽に利用しやすいのも特徴である。 ガンホーら3社が発行する電子マネーは、個人認証プロセス別に2種類を用意する。共に現在、グレートインフォメーションがガンホーに提供している課金決済手段「G-Money」と「ガンホープチチケット」のシステムを利用する。具体的には、コンビニで事前登録した電話番号から、指定された決済用電話番号に発信することで個人認証を行なうタイプと、16桁の数字を入力されたバーコードを出力するタイプとなる。 対応するコンテンツは、「ラグナロクオンライン」など、ガンホーが提供するすべてのオンラインゲームと、今夏サービス開始予定のガンホーモードが提供するガンホーゲームズの各種コンテンツを皮切りに、ガンホーグループのジーモードとブロッコリーのコンテンツにも順次対応させていく方針。 3社の役割は、ガンホーが対応コンテンツの提供、グレートインフォメーションが課金決済システムの提供、そしてソフトバンク・ペイメント・サービスが、代理店として加盟販促を目的とした営業活動や、加盟事業者への決済処理サービスを行なうとしている。今夏の事業開始時点では、3社がそれぞれ独立した形でのスタートとなるが、最終的には3社で合弁会社を設立し、ウェブマネーやネットキャッシュなど、電子マネー大手を凌ぐ事業に育てていくとしている。 (C) 2006 GungHo Online Entertainment.
□ガンホー・オンライン・エンターテイメントのホームページ (2006年6月19日) [Reported by 中村聖司]
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