近日β版公開予定

　ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社は、グループ子会社である株式会社ブロッコリーとの間で、ブロッコリーが保有するコンテンツのアバター化権および、その利用についての独占的許諾契約を締結したと発表した。

「ガンホーゲームズ」のイメージ。左上にいるのがアバター。画面では「エミル・クロニクル・オンライン」の3Dアバターが利用されているが、実際は2Dデータになる

　今回の契約は、ガンホーモードが今夏よりサービスを開始するゲーム/コミュニティーポータル「ガンホーゲームズ」の主要サービスのひとつであるアバターサービスに関する契約。アバターの実装想定時期については、正式サービス直後を予定している。

　サービスイン直後は、いわゆる汎用のオリジナルアバターと、ガンホーの「ラグナロクオンライン」や「エミル・クロニクル・オンライン」といった主要コンテンツのアバターを揃えた状態でスタートし、その後、追加アバターとしてブロッコリーコンテンツのアバターを数種類ずつ盛り込む。価格帯についてはいずれも未定としている。

　「ガンホーゲームズ」のようなコミュニティー機能を含むポータルビジネスでは、他のユーザーとコミュニケーションを取る際の自らの分身となる「アバター」が主要ビジネスとなる。ユーザーは、友人とのコミュニケーションを円滑に進めるために、自分の嗜好、コミュニティの雰囲気に合った衣装やアイテムを身にまとうべく、その都度、数十円から数百円程度の少額決済を繰り返す。今回の発表は、その衣装やアイテムの選択肢のひとつとしてブロッコリーコンテンツのものも提供していくという内容である。

　今回の対象となっているのは、ブロッコリーの人気フランチャイズである「ギャラクシーエンジェル」と「デ・ジ・キャラット」の2タイトル。「ギャラクシーエンジェル」のエンジェル隊のヒロインの衣装や「デ・ジ・キャラット」のでじこの衣装などが、デジタル化されアバターアイテムとして実装される見込み。ブロッコリー関連のコンテンツラインナップは、徐々に拡大していく方針としている。

　「アバター化」の対象となるのは、ビジュアル的な部分に限定され、グラフィックスは2D。音声などビジュアル以外のキャラクタデータは契約に含んでいない。また、ブロッコリーコンテンツのカジュアルゲーム化についても今回の契約には含まれておらず、今後の検討材料のひとつとしている。

【「デ・ジ・キャラット」】
「デ・ジ・キャラット」でアバター化が予定されている人気キャラクタたち。左から順にデ・ジ・キャラット、プチ・キャラット、ラ・ビ・アン・ローズ

【「ギャラクシーエンジェル」】
「ギャラクシーエンジェル」でアバター化が予定されている人気キャラクタたち。左から順にミルフィーユ・桜葉、ミント・ブラマンシュ、烏丸ちとせ

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□ガンホー・オンライン・エンターテイメントのホームページ
http://www.gungho.jp
□ブロッコリーのホームページ
http://www.broccoli.co.jp/
□ガンホー・モードのホームページ
http://www.gunghomode.jp
□関連情報
【5月25日】ガンホー代表取締役社長森下一喜氏特別インタビュー
ガンホーグループの次世代オンライン戦略を聞く
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060525/rjcint.htm

(2006年6月12日)

[Reported by 中村聖司]