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「アトルガンの秘宝」に盛り込まれているキーワードの中でも、最も特異なものは“傭兵”だ。これまでは“冒険者”という呼び名でくくられてきたプレーヤーたちだが、そもそも冒険者がアトルガンへ赴く大きな動機のひとつが傭兵になることだ。 今回は、近東の地で傭兵として参加することとなる2大新機軸コンテンツ“アサルト”と“ビシージ”のうち、“アサルト”にフォーカスを当てていく。西方四国では名を馳せた冒険者がいかにして、傭兵になっていくのか? アサルトに参加していくまでの流れとして、アトルガンのミッション序盤を紹介する。
後半では、傭兵階級二等兵のアサルト任務に挑んでいる模様をお伝えしていく。アサルトが持つ魅力「短時間で手軽に楽しめる」というポイント。さらに「レベル設定による柔軟性」、アサルト作戦成功のカギを握る「特徴的なギミック」、これらの魅力に注目していこう。
この山猫関連のクエストに最も多く登場するキーワードが民間軍事会社「サラヒム・センチネル」である。皇都アルザビに足を踏み入れたばかりで右も左もわからない冒険者は、遠く西方四国でも噂になっていたこの会社を訪れることとなる。だが、そこにいたのは他を圧倒する強烈な存在感を放つパワフルな人物だったのである。
他国の冒険者を待ち受けていたのは民間軍事会社「サラヒム・センチネル」の女社長「ナジャ・サラヒム」。真っ赤な装束に身を包み、いつも右手に痛そうな「トゲトゲ」のついた棍を構えている彼女のインパクトは強烈だ。ナジャに傭兵になりたいことを告げると、まずはこの国で上手く世渡りしていく基本として「不滅隊」に贈り物をすべきことを教えられる。不滅隊の中でも、アサルト監察官として娯楽のない辺境にある「監視哨」に詰めている隊員の元に尋ねて行くのがよいということだ。
この「監視哨」巡りは、今回取り上げる「アサルト」をこなすための下準備になっている。5箇所の監視哨には“移送の幻灯”という一種の転送装置があり、これを使うとアルザビの六門院よりアサルトの作戦地点に一瞬で移動することができる。ただし、この移送の幻灯は一度到着地点に訪れておかないと機能しないのである。 移送の幻灯は、監視哨からアルザビへと帰るのにも便利な装置のため、贈り物をした後に、移送の幻灯を使用してアルザビに帰還を果たすことになる。すると自然にアサルトの準備がひとつ整うというわけである。ナジャ社長、右も左も分からぬ冒険者に親切に皇国のイロハを教えつつも、自社の利益に繋がる準備をさせているわけだ。ちなみにミッションとしては、五箇所全ての監視哨をまわる必要はなく、どこか一箇所に贈り物をするだけで次のステップへと進むことができる。だが、後にアサルトをスムーズに楽しむためにも、5箇所すべてを訪れておくのが懸命である。
● 各監視哨の場所
・イルルシ環礁監視哨
・ドゥブッカ島監視哨
・ハルブーン監視哨
・マムージャ監視哨 監視哨をまわる上で、最も注意すべきなのが「アズーフ島監視哨」と「イルルシ環礁監視哨」の道中にいるモンスター「インプ」だ。このモンスターは視覚で反応し攻撃してくるのだが、インビジを見破る能力を持っている。
監視哨は、純粋に移動だけで戦闘は伴わないので、ひとりでも遂行することができるが、このインプだけはインビジを見破って襲いかかってくるため、あらかじめ対策を考えていく必要がある。一番いいのは、やはり仲間に協力してもらって、襲われても撃退できる戦力を整えていくことだ。
紆余曲折を経て晴れて「サラヒム・センチネル」の正社員となった冒険者。これで皇国からの公務であるアサルトに参加できるようになる。そればかりでなく、近東圏のモグハウスでは「モグロッカー」という拡張アイテム金庫が利用可能になり、皇国軍士官からは、西方で言うところの「シグネット」にあたる「サンクション」をかけてもらえるようになる。 なお、アトルガン皇国では、サンクションがかかった状態でモンスターを倒すと「皇国軍戦績」が蓄積される。この「皇国軍戦績」は、傭兵階級に応じてアイテムと交換することができるほか、「アトルガン貨幣」に引き換えることもできる。前述のモグロッカーを利用するためには、アトルガン貨幣の「アトルガン青銅貨」1枚を維持費として支払うことになる。アトルガン青銅貨1枚で地球時間でいう7日間ロッカーが利用可能だ。
アトルガン青銅貨の引き換えポイントは、1枚20ポイントと非常に安価だ。ただし、7日間を過ぎると、再度維持費を払うまで、ロッカーが凍結されるので、ロッカーの中にはアトルガン方面でのみ使用するアイテムや装備品を収納しておくと良い。なお、利用開始当初の収納数は30個だが、アトルガン霊銀貨4枚を支払うことで40個に、コンクェストの集計後にさらにアトルガン黄金貨を2枚支払うことで50個まで拡張される。
「サラヒム・センチネル」の正社員になった後の展開にも軽く触れておくと、大きな魅力は、謎に包まれたアトルガン皇国、そして獣人たちが狙う“魔笛”というキーワードだ。秘宝である“魔笛”は、皇国の奥深くに厳重に守られていると思いきや、皇国の表玄関でもあり、大規模獣人戦「ビシージ」の舞台でもあるアルザビに保管されている。なぜそんな危険なところに秘宝が配置されているのか? 聖皇の狙いとは一体何なのか? ミッションにはナジャ社長をはじめ、魅力的なNPCが多数登場する。中でもあっと驚くのは、ナジャ社長とも五分に渡り合う“元祖押しが強くて無茶な人”の登場。この2人のからみは必見である。そして、見た目からしてインパクトが強いのがヤグードのNPC「ゲッショー」。ゲッショーはカタカナを使わず、和を感じさせる独特の語り口調で話を進めていく。獣人とは思えないほどの高い知性と、和の渋みを感じるところが魅力的。人気が高まりそうなキャラクタだ。
また、近東の地の動向には西方四国も注目しており、「アトルガンの秘宝」のミッションにも、シャントット様やアジドマルジドをはじめとする主要NPCが登場する。不穏な動きを見せる近東の地と、近東の動向を伺う西方四国は、今後のストーリーの中で深く絡み合っていくのだろうか? シャントット様とナジャ社長が対面するような、面白く、かつ、恐ろしい光景も見られるだろうか? 今後の展開に期待していきたいところだ。
カウンターの奥には、作戦領域ごとに5つの窓口があり、ここで作戦を選び皇国軍認識票を作戦の参加証と引き換える。基本的にこれでアサルトの準備は完了となる。作戦を完了すると、作戦戦績が加算される。これはサンクション状態で加算される皇国軍戦績とは別のものだ。5箇所の作戦領域ごとに別々に作戦戦績が加算されていき、それぞれ異なるアイテムと交換可能だ。 傭兵には傭兵階級という一種のランクシステムがあり、これはアサルト作戦の完了数を増やすことで上昇する。単純に傭兵階級を上げるだけならば、各作戦領域の作戦を1回ずつ完了させればOKだ。作戦には、それぞれ異なる「作戦目標」、そして「募集要員」というものが設定されている。募集要員は、最低参加レベルと参加人数で、作戦によって異なるが、最も要員のレベルが低いものでレベル50から用意されている。また、作戦領域の侵入時には、“50制限”、“60制限”、“70制限”、“制限なし”のレベル制限を選択可能。実質的にレベル50以上からチャレンジできるコンテンツとなっている。 アサルトの作戦時間はいずれも「30分」と短時間。BC戦と似た印象を受けるが、アサルトはバトルの占める割合より、作戦が重視されるため、比較的準備にかける時間が少なくて済むのが大きな魅力だ。参加者募集からはじめて、パーティーの編成、作戦会議などを含めても1時間はかからずに終了できる。パーティー編成に関しても、募集要員の最低人数である3人編成では多少ジョブを考慮していくこととなるが、最大の6人編成であれば、盾役、攻撃役、回復役、という一般的なレベル上げの編成を組めば、十分にクリア可能な条件は整う。 また、作戦の完了が難しい状況になったときのために、作戦中のみ「帰巣蛍」という脱出アイテムがプレーヤーに配布される。このアイテムはテンポラリアイテムと呼ばれるもので、作戦領域内でのみ与えられる。作戦地点には、公務代理店のある通りの丁度反対側に位置する六門院より移送の幻灯を利用して移動する。通常、移送の幻灯の利用には皇国軍戦績が必要になるのだが、アサルト参加証を所持している状態ならば、戦績を消費することなく利用できる。作戦の受領から作戦領域への移動にはほとんど時間がかからない。アサルトが持つ手軽かつ短時間プレイが可能という魅力を構成する要素のひとつだ。
さて、以下からは「二等傭兵」で受けられるアサルトを実際にプレイしている模様を紹介していく。「二等傭兵」は最下級に相当し、一等傭兵、上等傭兵と上位ランクが用意され、それぞれ同じ領域でも受けられる作戦が異なる。各作戦は、必ず全部クリアしなければならないという性質のものではないが、参加にあたって特別な費用は発生しないので、気軽にチャレンジしてもらいたい。
● 「ルジャワン掃討作戦」
作戦領域:ルジャワン霊窟 皇族のアフカーン将軍が視察を行なうというルジャワン霊窟。アサルト要員は現場に急行して視察予定地の危険な生き物を全て排除するという殲滅作戦だ。 ルジャワン霊窟は青白い色が印象的な鍾乳洞、ここにはルジャワンワームというワーム族の敵が数多く生息している。強さは、制限レベルと自キャラクタのレベルによって変化するが、無制限時にレベル75のキャラクタから見て、「強そう」から「とても強そう」といったところ。 この作戦では、30分という時間制限が大きなハードルとなる。ワーム族が単体だけならばそれほど苦戦するわけでもないものの、なにしろワームの数が多い。そしてマップが上下2層で構成されており、一方通行もある。敵の見落としなどにも気をつけなければならない。ぐるりと一周して殲滅を完了できるような、的確な殲滅ルートを組み立てることが重要だ。移動しながらの連続戦闘になるため、ヒーリング以外のMP回復の手段があると難易度は下がるだろう。
このときのパーティーは、モンク2人の攻撃を主体に、ワームを次々にねじ伏せていった。連続してテンポよくワームを撃退していくのはなかなか爽快で、レベル上げが非常にうまいリズムで展開している時の高揚感に似ている。気をつけたいのは、やはりワームの見落とし。アサルト作戦中は残り時間がログにアナウンスされるのだが、そのアナウンスの中、見つからない取りこぼしのワームを探し回るようなシチュエーションになるのは怖いところだ。
● 「土竜作戦」
作戦領域:レベロス風穴 レベロス風穴を利用してハルブーン攻略作戦を計画中という皇国軍。だが、進軍を予定している経路が落石により塞がれていることが判明。落石を破壊し、皇国軍の侵入経路を確保せよ、という作戦だ。 この作戦で敵となるのは、“落石”である。落石は攻撃をしてくるわけではないのだが、大きなダメージが通らず、通常攻撃では1か2、WSでも二桁のダメージに届くかどうかというものだ。落石のHPは高く、普通の攻撃だけで壊すとなるとかなり時間がかかる。どのようにしても大きなダメージは期待できないため、スリップダメージのある魔法や攻撃間隔の速い攻撃、さらにエン系魔法で追加ダメージを期待するような方法が望ましい。 この落石を破壊する方法には、通常攻撃以外にいくつか方法が用意されている。作戦エリアには、ボム族やキキルン族のモンスターがいるのだが、これらを利用するのである。まずはボム。ボムといえば、自爆だが、この自爆の爆風を利用して落石を吹き飛ばすのである。ボムのターゲットを引き付ける盾役のプレーヤーが、落石に近寄った状態を保った状態で、ボムが自爆すると、落石にダメージを与えることができる(必ずではない)。
キキルン族の場合は、彼らが所持しているテンポラリアイテム「キキルンマイン」を利用する。キキルンを倒すと一定の確率でキキルンマインをドロップし、パーティーメンバーいずれかのテンポラリアイテムとして加えられる。これを落石を攻撃しながら使ってみると、爆弾のグラフィックが出現し、ドカーンと大爆発した後にガラガラと落石は崩れていく。落石は5箇所あり、ボムやキキルンを利用しない場合は、制限時間に悩まされることになるだろう。有効に活用したいところだ。
● 「黄金の遺産収集作戦」
作戦領域:イルルシ環礁 かつての海賊王ルザフの乗船ブラックコフィン号の黄金の船首像が眠っていると噂されるイルルシ環礁。アサルト要員はこの噂の真偽を確かめるべく証拠の品を見つけて帰還するという作戦だ。イルルシ環礁に点在するカーズドチェストを探して開けてまわるという宝探し的なアサルト。当たりのチェストからは、作戦目標である「黄金の船首像」が入っている。 イルルシ環礁を進むと、至る所にチェストが置かれている。パーティーメンバーが近寄り、チェストを開ける。するとチェストの中からはピンク色の口が覗き、ミミック族がパーティーメンバーに襲いかかってきた。ハズレのチェストは全てミミック族になっているのだ。ミミックはスタン効果のある範囲攻撃「デストラップ」を連発し、さらにプレーヤーを敵の近くに引き寄せる能力も持っている。そのため、戦闘は避けようもなく、ハズレのチェストばかり引いていると時間制限が迫ってくる。
ミミックとの戦闘を繰り返し、少し残り時間が不安になってきた頃、ついに当たりのチェストを発見することができた。中から船首像が出現し、目標達成のアナウンスが流れた。このアサルトに関して言えば、やはり当たりのチェストを時間内に発見できるかどうか運に左右される部分が大きい。運次第というと確実性を求める心理としては嬉しくない部分もあるが、逆に早々に当たりのチェストを引き当てて、あっさりクリアできることもある。リアルラックを測る運試しと思ってチャレンジしてみるのも面白いところだ。
● 「海猫護送作戦」
作戦領域:ペリキア 不滅隊がペリキアで捕らえたという“海猫党”のメンバーを護送していくという作戦。“海猫党”と言えば、反皇国組織であり、“コルセアジョブ取得クエスト”でも登場したコルセアの集団だ。 こちらは、護送するNPCのコルセアと共に、ペリキアの奥地へと進んでいくという作戦。道中には、クラブ族、一般的にカエルと呼ばれているドゥーム族、そしてプギル族が待ち受けており、モンスターの姿を見かけると、コルセアは逃げ出してしまう。また、護送の監視役であるアサルト要員こと、パーティーメンバーとの距離が離れてしまうと、やはり逃亡してしまうのである。
このアサルトのポイントは、NPCのコルセアを“操作”する監視役を一人設けることだ。自動的に進んでいくコルセアは、プレーヤーが前に立ちはだかると一時停止する。進ませたいときには、コルセアの後方に距離を取ればよい。残りのメンバーは護送ルートの先へと進み、待ち受けているモンスターを殲滅しておくというわけだ。護送ルートは分岐や小部屋が複数あり、コルセアがどのルートを通っていくのかは決まっていないため、コルセアの進行方向に気をつけ、監視役が歩みを止めているなか、落ち着いて殲滅していこう。
● 「皇国エージェント救出作戦」
作戦領域:マムージャ兵訓練所 マムージャの秘密訓練所に潜入していたという皇国エージェントが、マムージャの捕虜になってしまった! 捕らえられたエージェントはこのままでは蕃都に移送されてしまうという。訓練所に侵入し、エージェントを救出するという作戦だ。 この作戦のポイントは、エージェントが囚われている牢屋が北、南西、南東の3箇所にあること。そして牢屋のある部屋との境にある“扉”だ。この扉はターゲット対象ではなく、なにひとつアクションが起こせない。別の手段でこじ開ける必要がある。 この扉を破壊する方法は、マムージャが戦闘中に放つ特殊技に扉を巻き込むというものだ。マムージャの使用する特殊技には、斧や杖を持っているタイプのマムージャは、アックススローやステーヴトスという、手に持っている武器を投げる技がある。これら特殊技がまれに扉にヒットし、一撃で扉を粉砕するのである。他には、ファイアースピットという火の玉を口から放つWSも、同様に扉にダメージが及ぶ。ファイアースピットは大体、四発程度がヒットすると扉を破壊できるようだ。
ターゲットされる盾役は、扉を背にした状態を保つのが基本であり、他のプレーヤーは盾役の敵対心を超えてターゲットが揺らがないように心がけるのが大事だ。マムージャには大きなダメージは与えずに、できる限り多くの特殊技を発動させるのが有効だ。前述のように扉は3箇所にあり、どの奥にも牢屋があるのだが、エージェントが捕らえられているのは一箇所だけ。扉を破壊後に奥にある牢屋“Pot Hatch”を開け、中にエージェントが捕らえられていた場合には、セリフを話した後に脱出していく。
この「???アイテム」は、不確定アイテムと呼ばれ、中身を確認するためには、アルザビにあるアイテム鑑定屋で鑑定して貰う必要がある。アサルトを募集要項を満たした状態(たとえば、「レベル70以上」ならレベル70以上のパーティー)でクリアすると、必ず1つ「???アイテム」が手に入るようになっているため、パーティー一行はアルザビ帰還後にアイテム鑑定屋に駆け込むことになる。 アイテム鑑定屋に到着し、鑑定料金と共に不確定アイテムをトレード。緊張と期待の一瞬である。鑑定され正体が判明したアイテムは、ファレノプシスという花だった。アイテムは戦利品の枠に入るため、静かにロットインがされていく。簡潔に言ってしまえばハズレのアイテムだったわけだが、もちろん当たりと呼べる魅力的なアイテムも出現する。アサルト作戦最後の一喜一憂としてこれもまた楽しいポイントなのである。 このときエンシェントロックボックスから出現した不確定アイテムは、「??? イヤリング」。期待交じりな反面、ハズレを引いたときの覚悟もしつつ鑑定屋の元へと行きアイテム鑑定! 出現したのは……、「ストームピアス」というEX、Rare属性のアイテムだった! 当たりのアイテムが出現した雰囲気に沸き立つパーティー、ピアスはレベル50から全てのジョブが装備可能なもので、通常時に攻撃力+5、アサルト時には攻撃力+10、という性能を持っていた。
明らかにハズレと見られるアイテムが出現したときには、ガックリ感もあるのだが、それだけに当たりと思えるアイテムが出現したときの喜びは大きい。作戦戦績の積み立てによるアイテム交換という確実な楽しみもある中に、不確定アイテムという、文字通り不確定な期待もあるところが心憎いのだ。 今回は、アサルトを軸に“アトルガンミッション”序盤の魅力、そして二等傭兵ランクのアサルトを紹介した。アサルトの魅力は、ワープポータルを利用することで移動時間なしで楽しめるところが大きい。本稿で紹介している作戦はいずれも1時間に満たない時間で完了している。手軽ながらも、それでいていずれも一工夫加えており、新規コンテンツとしての満足度は高い。 アトルガンエリアには、レベル50、60帯の狩場も存在していることを考えると、今後はレベル上げの締めにアサルトを1戦、というような遊び方もできるかもしれない。アサルトが持つレベルに対する柔軟性、そして短時間に楽しめるという魅力は、冒険者が望んでいたひとつの形かもしれない。
作戦戦績というポイント制度によって、コツコツと着実に報酬をねらえる確実性のある喜びが設けられており、これに加えて、“不確定アイテム”というドキドキ感、ワクワク感が得られる要素も持ち合わせているあたりは、ユーザーの心理をしっかりと汲んだ素晴らしいアプローチだと感じる。近代のMMORPGに求められる要素のひとつ“お手軽さ”を近東の新天地で具現化したことに、クオリティの高さを感じる次第だ。筆者もまた戦績アイテム目指して、傭兵の階級昇進を目指して、アサルトに参加する日々を送っている。 (C)2002-2006 SQUARE ENIX CO.,LTD All Rights Reserved.
□スクウェア・エニックスのホームページ (2006年5月29日) [Reported by 山村智美 / Pomm]
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