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【番外編】ゲームライフに役立つグッズをレポート

HORIのプレオーダー製品「フライトスティック2 専用ペダルユニット」を試す


当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。



 株式会社HORIで現在プレオーダー中の「フライトスティック2」用追加パーツ「専用ペダルユニット」。今回、この製品の試作品をお借りする機会に恵まれたので、その試用レポートをお届けすることにしよう。

 ゲームグッズのプレオーダーというのは、ソフトメーカーの直販サイトなどでメジャーになりつつある販売方法だが、ゲームグッズを制作しているメーカーでの試みはなかなかない。しかも、モノが「フライトスティック2」とそれの派生製品に対応したペダルという限定された用途のものになっているだけに、具体的にどれぐらい販売実績が出るのか、研究所でも非常に興味を持って見守っているところだ。今回のレポートが購入予定者の一助となることを願いつつ、レポートを進めていこう。



● 手堅い作りで簡単接続のペダルユニット

 この商品は、4月6日までの期間に同社の通販サイト「HORI STORE.com」にて商品化可能な数のプレオーダーが確保できた段階で製品化される。もし、期間内に定量に達しない場合、販売が行なわれないこともあるのでご了承いただきたい。また、今回お借りしたものは、まだ製品化前の試作品であることもあわせてご了承いただきたい。

「専用ペダルユニット」

    メーカー:HORI
    4月6日までプレオーダー
    6月8日 発売
    価格:7,140円
    フライトスティック2 専用オプション


 「フライトスティック2」は、スロットルとメインスティックの左右2つのパーツが独立したタイプのフライトゲーム用ジョイスティック。対応ソフトは、「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」、「エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー」、「エースコンバット04 シャッタードスカイ」(以上ナムコ)、「サイドワインダーV」、「サイドワインダーF」(以上アスミック・エース エンタテインメント)、「エナジーエアフォース、「零式艦上戦闘機」(以上タイトー)、「エアロダンシング4」(セガ)、「エアフォースデルタ ブルーウィングナイツ」(コナミ)といったあたり。

 2つのユニットは、ケーブルで接続されているのだが、その間に挟むような形で「専用ペダルユニット」を接続することになる。試作品のため、まだコネクタ類が確定形状ではないため、写真は掲載しないが、結線の様子は公式サイトで確認してほしい。

◆ 外観をチェック

 ペダルユニット自体は非常にシンプル。ブラックの成型色で統一された2本のオルガン式ペダルがセットされたされたもので、ドライブゲーム用ハンドルユニットのブレーキとアクセルペダルのパーツにそっくりといっていい。背面にはすべり止め防止用の薄いゴム足が接着されているほか、接続用のケーブルが取り回されており、べダル裏からケーブルが延びるという形になっている。

ペダルコントローラの定番といえる形状。基本的にABS樹脂と思われるプラスティック素材で構成されている 背面部中央には溝があり、ケーブルが取り回されている。ゴム足は5つセットされている
ペダルの位置は大人の足を基準に調整されているようだ

◆ 実際に使ってみる

 本製品のセットアップは、ただコネクタにあわせてケーブルを接続するだけで非常に簡単。このペダルを結線することで、スロットルレバー裏にあるラダーボタンがのっとられる形になるため、ボタンは反応しなくなる。

 ペダルの角度は、椅子の使用を想定した角度でかなり起きた状態でセットされている。「フライトスティック2」ともども、各パーツがある程度余裕を持ってセットアップできるようにケーブルは長めにできているので(試作品のため、ケーブル長は実測しない)、使用環境に合わせての調整はかなりやりやすいのではないだろうか。しかし、「フライトスティック2」本体の吸盤のような強力な固定具がないので、ガッと踏んでしまうと位置がずれてしまうことも考えられる。固定方法も環境に合わせて工夫してみたい。

 また、椅子に据わった状態で、やや斜め上から足を下ろしてペダルを踏む、というスタイルを想定してか、踏力はやや必要かもしれない。靴を履いて踏んでみると、靴の重さでちょうどいい感じに踏めるのだが、素足ではやや力がいる。家でのプレイでは、スリッパや室内履きなどを使って調整してみるといいだろう。

 さてさっそく、ゲームをプレイしてみることにしよう。このペダルユニットの最大の恩恵ともいえるのが、その操作のしやすさだろう。弊誌の「フライトスティック2」のレビューでも触れられていることだが、「フライトスティック2」は、スロットルのグリップが大きめにできているため、ラダーボタンにきちんと指が届く人は、結構手の大きい人に限られるのではないだろうか。 それが足で行なえるようになることで、「フライトスティック2」を体験したことのあるユーザーには理解してもらいやすいだろうが、ペダルによる操作は非常に快適。これは「あると便利だな」と思わせるだけのものはある。

 旋回時などは、スティックを横に倒し、ロールを行なったら、スティックを引いて(設定による)グッと旋回するが、ゲームによってはそこで片側のペダルを踏んでラダーを逆に切らないとスピン状態になってしまうものがある。このとき、このラダーペダルで遊んでいるとその気にさせてくれるものがある。また、旋回中の上下に対する微調整などもラダーを使うと楽だ。

 そもそも「フライトスティック2」でのプレイは、ボタンコンフィグレーションを本格的なものに切り替えても、それぞれの役割に対して反応するパーツがある直感的な操作が重要だったわけだが、このペダルが追加されることにより、両手と足に操作が分離されることで、1つのパーツに対する操作の役割がさらにシンプルになり、ダイレクト感が増している。ラダー操作がやりやすくなったおかげで、さらに積極的に空を飛んでいる気分にさせてくれるから不思議なものだ。

編集部の机に「フライトスティック2R」と一緒にセットしたところ 検証した研究所員のフットサイズは26cm。かかとがぎりぎり収まるといったポジションになる。室内での使用なら、やはり靴をはかずにプレイすることになる。その際の踏力はちょっといるかも


 というわけで、かなり駆け足でお届けした「専用ペダルユニット」のインプレッションだったが、「フライトスティック2」でのプレイには必須、とまでは断言できないものの、「あったらうれしい」ものに仕上がっている。担当した研究所員などは、「フライトスティック2」のラダー操作に困った経験を持っているので、この製品のありがたみがわかるのだが、あなたはいかがだろうか? もしまだオーダーを出していない人は、急いだほうがいいだろう。



 当研究所では、みなさんに取り上げてほしいネタなどを随時募集する。ドシドシと編集部までメールを送って下さい (編集部)

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  • この記事の情報は編集部が検証した個体のものであり、すべての製品に共通するものではありません。
  • この記事を読んで行なった行為によって、生じた損害はGAME Watch編集部および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。
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□HORIのホームページ
http://www.hori.jp/

(2006年4月5日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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