★PCゲームレビュー★
反乱軍と帝国軍の戦いをシミュレーションゲーム化!
シネマティックカメラで思い通りの戦闘美を堪能しよう
スター・ウォーズ
エンパイア・アット・ウォー |
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ジャンル:リアルタイムストラテジー
開発元:Petroglyph Studios
発売元:エレクトロニック・アーツ
価格:オープンプライス(直販価格:6,783円)
対応OS:Windows XP
発売日:発売中
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2005年のE3で、初めて動いている画面を見て以来、発売を密かに楽しみにしていたのがこの「スター・ウォーズ エンパイア・アット・ウォー」だ。リアルタイムストラテジー(以下RTS)というジャンルを牽引してきた名作タイトルを手がけてきたスタッフが、「スター・ウォーズ」をどうゲーム化してくれたのか? という点に大きな期待をかけてプレイしてみた。
「スター・ウォーズ エンパイア・アット・ウォー(以下EAW)」は、反乱軍と帝国軍の戦いを描いた「スター・ウォーズ」ではおなじみの世界観をRTSとしてゲーム化している。プレーヤーはどちらかの陣営の総司令官となり、映画と同じように銀河系の覇権をかけて争うことになる。映画でいうと、ちょうど第3章あたりになる。
開発はPetroglyph Studiosという新興のスタジオが担当しており、エンジンなどは全て1からこのEAWのために開発を行なっている。このスタジオはEAの「コマンド&コンカー」シリーズ、「ロード・オブ・ザ・リング バトルフォーミドルアース」などを手がけたスタッフが参加しており、Petroglyphの公式サイトを見ると、リアルタイムストラテジー史において欠かせないタイトルに関わった人たちが数多くこのEAWプロジェクトに参画していることがわかる。「スター・ウォーズ」ファンならずとも、多くのPCゲームファンにアピールしうるゲームであるわけである。
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大艦隊を編成して敵との戦いに備えよう |
広大な銀河系に散らばる惑星を統一しよう |
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宇宙戦のみならず惑星上でも戦闘が展開される |
ダース・ベイダーなどのおなじみのキャラクタも登場 |
■ 「スター・ウォーズ」ファン必見の戦闘シーンがPC上で展開!
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帝国軍宇宙艦隊の雄姿。迫力ある映像が簡単に楽しめる |
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反乱軍地上部隊を敵惑星に展開中 |
EAWの大きな魅力は映画さながらの宇宙戦闘がPCモニター上で繰り広げられ、なおかつその戦闘を自分が指揮できるという点にあるだろう。X-WINGやY-WINGの編隊とフリゲート艦、クルーザー・コルヴェット艦などの艦隊を同時に操作し、敵艦隊や宇宙ステーションとの攻防戦を繰り広げる戦闘シーンは見事だ。たくさんの敵味方ユニットが入り乱れ、ビーム砲やプロトン魚雷が飛び交うのを見ているのは箱庭ゲームらしい楽しさをプレーヤーに与えてくれると共に、司令官役としての満足感も十二分に味わえる。
この素晴らしい戦闘シーンを堪能するためにEAWではシネマティック・カメラボタンという機能を提供している。このボタンを押すと自軍の展開具合を映画のように様々なカメラアングルからリアルタイムで眺めることができる、この機能こそがEAWの存在価値を高めている最大の要因であり、プレーヤーはカッコイイ戦闘を求めて艦隊をつくり、様々な戦場に参加することになるのだ。
地上戦にもシネマティック・カメラボタンは適用できる。反乱軍のアサルトスピーダーが帝国軍のAT-ATに牽引ワイヤーを巻きつけて倒すといった映画で行なわれた戦い方もできるため、ひたすらカッコイイ戦闘シーンをわざとつくりだして、サッとシネマティク・カメラボタンをクリックして鑑賞モードに入るのも面白い。ただ、このシーンを鑑賞している間も戦闘はリアルタイムで進行しているため、味方ユニットに指示を出すためにずっと鑑賞に浸る訳にもいかないのが悩みどころである。
このシネマティク・カメラボタンは、多数のユニットが戦っている様子を「スター・ウォーズ」のワンシーンとしてプレーヤーに見せるという開発側の明確な意図を感じる。シミュレーションやRTSにしては比較的珍しい機能だが、「スター・ウォーズ」というSF映画ゲームならではの機能なのでぜひファンならずとも一度は堪能して欲しい。
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反乱軍戦闘機部隊による敵艦撃沈の瞬間 |
コルヴェット艦の周りに集結する戦闘機部隊、かなりカッコイイ |
帝国軍宇宙ステーションに集中攻撃をかける。レーザーが美しい |
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ハン・ソロとチューバッカ。ヒーローキャラクタを使いこなそう |
帝国軍スーパースターデストロイヤーも登場、大迫力だ |
地上兵器同士の戦闘も様々な視点から鑑賞できる |
■ じっくり腰を据えてプレイするか、戦闘のみを楽しむか……? 多彩なゲームモード
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プレーヤーの好みに応じてゲームモードを選べる |
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帝国軍か反乱軍か……どちらを勝利に導くかはプレーヤー次第 |
EAWのゲームモードは、「キャンペーン」、「銀河系の征服」、「小戦闘モード」の3種類のモードが用意されている。
「キャンペーン」は、「スター・ウォーズ」の壮大なストーリーに基づいた様々なミッションをクリアしていくシングルプレイ専用のモードだ。プレーヤーは反乱軍を指揮して銀河系を帝国軍の圧制から解放するか、帝国軍を指揮して銀河系の支配体制を確立を目指していく。
「スター・ウォーズ」の世界観を深く体感したいプレーヤーは、まずこのモードのプレイをオススメする。反乱軍・帝国軍それぞれの立場でのミッションが用意されており、ボリュームたっぷりだ。
「銀河系の征服」は、いわゆるスカーミッシュモードで、反乱軍・帝国軍どちらかの陣営を指揮して、対抗する陣営と中立軍と呼ばれる海賊などを倒し、銀河系の全惑星を征服していく。キャンペーンのようなミッションは設定されず、プレーヤーの自由な戦略でゲームを攻略することができるのが大きな特徴だ。
「小戦闘モード」は1つの戦闘マップのみで勝敗を決するモードで、資源の収集や施設の建設、ユニットの生産などはすべて戦闘マップ内で行なわれ、プレーヤーは戦闘のみに注力できる。単一の一星域のみ(後述するギャラクティックマップは使用しない)での戦いになるため、戦略をこの戦闘のみに集中できるためRTSファンにはこのモードが一番プレイしやすいと思われる。最大7人までのマルチプレイもサポートしている。
「キャンペーン」および「銀河系の征服」モードでは、プレーヤーはギャラクティックマップと呼ばれる銀河系の惑星地図を見て、どのように自軍の版図を広げていくのか戦略を練ることになる。EAWはリアルタイムで展開するゲームなので、ギャラクティックマップ上においても時間は刻一刻と経過している。プレーヤーは敵軍の戦略を先読みしつつ、支配下にある惑星の軍備と敵および中立惑星への侵攻を準備していかなければならない。ちなみにゲームの途中でポーズをかけたり早送りをすることも可能なので、慌てる必要はない。
各ゲームモードの内容に関してもう少し掘り下げてみる。まずRTSには欠かせないリソース(資源やお金)は「クレジット」と呼ばれる通貨で統一されている。ギャラクティックマップ上で時間をあらわす緑色のバーがいっぱいになると1日が経過したことになり、支配下にある惑星からクレジットの収入を得ることができる。
クレジットは、支配下惑星の軍備増強と施設の建設に使用する。各惑星には惑星上の宇宙ステーションと地上という概念があり、X-WINGなどの戦闘機やクルーザーといった艦船などのユニットは宇宙ステーション上で建造される。地上では、兵士や戦闘車両、惑星防衛施設などが建設できる。生産できるユニットや施設は、技術レベル(後述)によって制限されるので、ゲーム序盤はとにかく技術レベルを上げることが重要である。
戦闘は敵が支配する惑星の宙域および地上の領域に進攻、もしくは敵に攻め込まれた際に発生する。EAWでは宇宙戦と地上戦が用意されており、惑星の支配権は宇宙と地上の両方で敵軍を全滅させるか撤退に追い込まない限り確立することができない。惑星の宙域に敵艦隊が駐留していると、まずは敵味方による宇宙艦隊戦を行ない、それに勝利をしてようやく地上戦に入ることになる。敵惑星に攻め込む際は、予備の宇宙艦隊と地上ユニットを最低1セット用意しておくことで戦況が不利になっても即増援が送れる体制を取っておくと、攻略が楽になるだろう。
こう書くといかにも複雑な戦闘のような印象を受けたかもしれないが、戦闘シーンそのものはごくシンプルなRTSとして展開される。戦闘区域に投入した味方部隊をマウスオペレーションで指示を出し、敵部隊と戦闘を行なう。各ユニットやキャラクタには例えばY-WINGはプロトン魚雷、コルヴェット艦ならエンジン全開による一時的な速力アップなど、特殊アビリティが設定されており、戦闘シーン中であればいつでも発動させることができる。この特殊アビリティをいつ発動できるかによって、プレーヤーの戦い方に奥行きを持たせることができ、戦闘をより面白い物にしている。
前述のシネマティック・カメラボタンを使えば、敵宇宙ステーションにプロトン魚雷を発射するシーンや、エンジンを臨界まで上げる艦船、レーザーやミサイルが指定範囲集中攻撃によって雨あられと撃ち込まれる様子を見ることができるかもしれない。これだ!という決定的なシーンやカッコイイ戦闘シーンをスクリーンショットにおさめてコレクションをしておくのも面白いかもしれない。
銀河系の支配強化に必須なのが技術力だ。技術力は新しいユニットや施設の生産ができるようになるほか、直接的な国力強化に繋がる。反乱軍はR2-D2とC3-POというおなじみのキャラクタを帝国軍支配化の惑星に派遣し、技術を盗ませる事でレベルを上げていく。帝国軍は研究施設のアップグレードを重ねていくことでレベルが上がる。
技術レベルがあがると、宇宙ステーションのアップグレードが可能になり、新しいユニットが生産できるようになったり、自軍の最大保有ユニット数、惑星自体の防衛力がアップする。また、「スター・ウォーズ」の世界ではおなじみのキャラクタ達がヒーローユニットとして登場する。ヒーローユニットにはオビ=ワンやダース・ベイダーのような映画でもおなじみのキャラクタから、カイル・カターンのような小説やゲームで登場するキャラクタまで様々な人物が登場する。彼らには特殊能力が設定されており、戦闘系スキルのキャラクタは最前線で、補給系スキルのキャラクタは後方など、特性をうまく利用し活躍させることがプレーヤーの銀河系制覇をより確実なものにしてくれる。
以上のように、「小戦闘モード」を除いて、ゲームに関してはギャラティック・マップ上でのシミュレーション的な要素、戦闘におけるRTS的要素と、大きく2つの要素にわかれている。どちらのモードも同ジャンルのゲームの中では覚えることも少ないため興味はあるけど難しそう……と考える人でも、投げ出さずにゲームを楽しめるだけの間口の広さを持っているのは素晴らしいことだ。
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惑星数や各陣営の支配状況に応じた8種類のシナリオが用意されている |
小戦闘モードはよりRTSに近い設定でプレイすることができる |
■ シンプルなルールで「スター・ウォーズ」の重厚壮大な世界観を描く
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反乱軍のアサルト・スピーダーは強力な地上兵器だ |
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惑星上での艦隊編成は慎重に行なおう |
EAWの設計思想から感じられるのは、とことんシンプルなルール、シンプルな操作のRTSを目指そうとしている点だ。北米では誰もが知っている「スター・ウォーズ」の世界観と派手なスペースバトルを、どうやってプレーヤーに手軽に体験させるかということをとことん追求した形跡が伺える。
しかし、シンプルさを追求してみたところ、デザイナーの意図に反して、一定のルーティンワークを淡々とプレイするだけの、ある意味『薄い』ゲームになってしまった感もある。「スター・ウォーズ」という強力な素材を使っているだけに、このあっさり感にはいささか肩透かしを食らってしまった。
ゲームバランス面では、『銀河系の征服』モードで序盤、頑張って中立惑星や兵力ゼロの敵惑星を空き巣狙いのように占領しつつ、敵が投入してくる侵攻部隊を頑張って撃退していれば、敵陣営の体力が無くなってくるため、後の惑星攻略はほとんどルーチンワークになってしまう傾向が強い。序盤さえ頑張ればとか、一山越えれば後は道なりと言ったことはシミュレーションゲームでは多いのだが、これだけの素材と精鋭のクリエイターが生み出したゲームにしてはちょっと悲しい。
また、宇宙戦・地上戦共に戦闘機系のユニットが強力なように思えた。もちろん戦闘区域の防衛施設などの状況によるが、大量投入すればほとんどダメージを追わずに敵を殲滅できてしまうこともあり、RTSでは欠かせないジャンケンの要領でユニット同士に相性は設定されているものの、性能よりも量で圧倒してしまえば相殺できてしまうため、全体的にRTSゲームとしてはかなり大味な部類に入りそうだ。逆に考えれば、それだけプレイに関する敷居は低いということでもあるため、とっつきやすいゲームになっているという解釈もできるし、それは事実だと思う。
ゲームの性質上重要視されるサウンドは、映画で使用された曲や効果音がそのまま使用されており、ゲーム全体の雰囲気を盛り上げるのに一役買っている。ビームの発射音やTIEファイターのエンジン音など、「スター・ウォーズ」の世界には欠かせない効果音が宇宙戦闘をより楽しくさせてくれるので、ぜひスピーカーで音を出してプレイをして欲しい。
全体的に見て、「スター・ウォーズ」の迫力ある戦闘と世界観が、「コマンド&コンカー」シリーズなどで培われたデベロッパー達の力によってRTSゲームというジャンルでどこまで表現できるのか非常にわくわくしていたのだが、一定レベルの基準には達しているものの、更に上のレベルまでには至っていないと感じた。
内容的にはハードコア指数の高いプレーヤーほど物足りなさを感じるに違いないが、スター・ウォーズファンから見れば、大好きな反乱軍(帝国軍でも可)の司令官として作品中に登場する様々な兵器や、ヒーロー的なキャラクタを使って銀河系の取り合いができるため、この点に大きな魅力に感じることも間違いないだろう。やはり迫力ある宇宙戦闘シーンにはグッとくるものがあるし、自分なりの艦隊編成をつくるのは楽しい。
EAWは「スター・ウォーズ」ファンで、なおかつ「スター・ウォーズ」のシミュレーションゲームを待ち望んでいた人には文句なしにオススメできるゲームだ。反乱軍・帝国軍の両陣営『キャンペーン』を一通り遊んだ後に、『銀河系の征服』でプレーヤーの自由な戦略でゲームを進め『小戦闘モード』でオンライン対戦を楽しむことで遊び込むこともできる。
RTSファンや、ちょっとRTSもかじりたい純粋なシミュレーションゲームファンへもおすすめできるだろう。初心者から玄人まで層をあまり選ばないのがこのゲームの良い所だ。しかし、競技色の強い対戦を好むRTSファン(「War Craft 3」など)は物足りなさを感じてしまうと思う。人との対戦よりもじっくり腰をすえて、黙々とシングルプレイを楽しみたい人にはドンピシャなゲーム内容なので、おすすめをしたいゲームだ。
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地上戦では兵器ユニットの相性が特に重要だ |
大型艦船は高価な上補充に時間がかかるため大切に扱いたい |
■ 日本語ローカライズのクオリティはいまひとつ
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画面左上のメッセージはフォントが潰れてしまっていてとても読みにくい |
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オビ=ワンなどのヒーローキャラクタをもっと活躍させたかったところ
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ハードコアゲームファンから見るとEAWは総じてツメが甘い! 惜しい! と思わせるゲームだ。「スター・ウォーズ」という重厚壮大な世界観と魅力的な設定があるならば、シンプル系ゲームよりもコアゲームファンをうならせる様なマニアックな仕様をいっぱい盛り込んだ、より本格的なゲームにしても良かったのでは? と思う。
たとえば、ユニットやキャラクタに成長要素を持たせてプレーヤーが育てあげたお気に入りキャラクタを大活躍させられる自由度を持たせたり、その延長線上として自分だけの精鋭艦隊を作り上げることができればもっと面白くプレイできたのではないかと思う。
去年のE3で見た時は、ギャラクティックマップ上では反乱軍、帝国軍司令官として占領している惑星の維持・施設(生産施設など)の増強、軍の維持・増強・補給の概念などをすべて取り扱った経営要素の入った戦略ゲームとして、戦闘シーンは生産性を排除した純粋なRTSとして、まさしく両陣営の宇宙戦争を徹底的に追及したスゴイゲームなどと勝手な想像をしていたのだが、いざ蓋を開けてみるとどっち付かずのなんとも中途半端な内容になっていたので、「随分シュリンクされた内容になっちゃったなあ」という思いが強い。もうちょっと原作に負けないほどの重みを持ったゲームがプレイしたかった、というのがプレーヤー的な立場としての筆者の感想だ。
もうひとつ気になったのは、PC用パッケージゲームの市場がどんどん縮小している中、仕方のないことなのかもしれないがローカライズの品質が徐々に低下してきている(=制作に予算を費やせない)という現実がEAWにも垣間見えているという点だ。
たとえばメッセージの不自然な改行や、キャンペーンモードでのギャラクティック・マップ・ビュー左上のメッセージ表示エリアでのフォントサイズの異様な小ささ、日本語のメッセージの中に英語のキーワードがそのままローカライズされずに表示されているなど、ゲームプレイ上、違和感を感じる点がかなり多い。
その他の点ではボイスオーバーも気になる。ゲーム中はドロイドや兵士がチュートリアル代わりに音声で色々なヒントを与えてくれるが、この部分のローカライズは一切行なわれていない。英語で喋っているにも関わらず日本語字幕すら表示されないのは、日本語版として不親切に感じた。
これらの点はどれもプレイするだけであれば支障はないが、プレーヤーの「やる気」と「想像力」を駆り立てるためにはおろそかにはできない要素だ。たとえゲーム本編が素晴らしいできでも、それを補うまわりのパーツがガタガタなら、ゲームに対する感情移入ができずプレイをする気力が失せてくる。ローカライズは単なる翻訳ではなくて、ゲームの持っている本来の魅力を正しくプレーヤーに伝える役目も背負っていると思う。
おそらくオリジナル版の開発状況の影響を多分に受けていると思うが、品質管理があいまいなPCだからこそゆるいローカライズで構わない、という考え方は、ビデオゲーム用ゲームソフトよりも高い値段でパッケージを購入しなければならないPCゲームファンにとって、歓迎できない状況であること間違いない。今が苦しい時だからこそ「日本語版」のPCゲームに対して、より一層のレベルアップを願ってやまない。
EAはPC版「アリス・イン・ナイトメア」以降、完全日本語ローカライズを謳い、ビデオゲーム機市場に比べて市場規模の少ないPCゲームでも、テキストのフルローカライズから日本語ボイスオーバーまでをカバーしてくれる貴重なパブリッシャーだ。国内のPCゲームファンにとって今後も重要なメーカーであることには間違いない。市場の落ち込みに負けず、良質タイトルの継続した国内投入を心の底から期待している。
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この艦隊に成長要素があればもっと愛着も沸いただろう |
戦闘シーンのビジュアルは素晴らしいが、システムの重厚さは今一歩 |
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【スター・ウォーズ エンパイア・アット・ウォー】
- CPU:Pentium III 1GHz以上(Pentium 4 2GHz以上推奨)
- メモリ:256MB以上(512MB以上推奨)
- HDD:2.5GB以上の空き容量
- ビデオメモリ:32MB以上(64MB以上を推奨)
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□エレクトロニック・アーツのホームページ
http://www.japan.ea.com/
□「スター・ウォーズ エンパイア・アット・ウォー」の公式ページ
http://www.japan.ea.com/sweaw/
□関連情報
【2006年1月19日】EA、「スター・ウォーズ」の世界を舞台にした新作RTS
WIN「スター・ウォーズ エンパイア・アット・ウォー」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060119/sweaw.htm
(2006年3月31日)
[Reported by ryuo]
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