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会場:新宿文化センター
【DVD】
価格:7,500円
昨年末に行なわれたディナーショウ「サクラ大戦 ディナーショウ2005 新次郎のクリスマス IN TOKYO」で大河新次郎 (菅沼久義さん)、九条 昴 (園崎未恵さん)、マイケル・サニーサイド (内田直哉さん) の3名は舞台に登場しているが、星組による舞台は今回が初めてとなる。帝都花組の舞台が、歌や踊りを織り込みながらも、人情喜劇や各種演劇をベースにした作りになっているのに対して、紐育星組は歌と踊りが中心となっている。 すでに明らかにされているとおり、「サクラ大戦V」のキャストは決定の段階から「ショウがあったら出演できる」と言うことが前提になっているため、ショウへの抵抗感などは少ないはずだし、ある意味もっと早くに実現してもよかったかもしれない。 今回のショウは、クリスマスのディナーショウを受けての展開となる。ディナーショウで帝都花組のもと、色々とショウについて勉強してきた新次郎。「レビュウショウ」を行なうことになり紐育でサニーとその方針について話し合う。大まかには新次郎の案が通るのだが、サニーは「歌をどんどん繋げてスピード感溢れる舞台にしよう」とさらにアイディアを出す。 ということで、今回の紐育星組のショウは歌でどんどんと繋げていく贅沢な構成となっている。派手な舞台上での仕掛けはないが、シンプルな中にも雰囲気をよく再現しており、とにかく歌を聴かせるスタイルだ。広井王子氏は「帝都花組と、とにかく違ったスタイルにしたかった」と語っていた。そういった点では十分に成功だと言える。 とにかく皆さん歌が上手く、迫力がある。また曲調もゴスペル調やカントリー風といった紐育っぽい選曲にとどまらず、「蝶々夫人」をイメージした東洋っぽい「愛の花 (マダムバタフライより)」も配されている。第1幕の最後に昴とダイアナ・カプリス (松谷彼哉さん) によって歌われる、この曲がゆったりとした曲調だが力強く歌われており、誰もが感動したことだろう。「歌が凄いから、曲を並べて構成を考えるのが楽しくて」と広井氏が語っていたとおり、各キャラクタの特徴を現わした曲が用意されていて、聴いているだけで非常に楽しい舞台に仕上がっていた。 ジェミニ・サンライズ (小林沙苗さん) も、おてんばな通常のコスチュームだけでなく、西部開拓史時代の女性が着ているドレスを着て、女の子っぽさをアピールしたり、サジータ・ワインバーグ (皆川純子さん) はクールにゴスペルを披露したり。リカリッタ・アリエス (齋藤彩夏さん) はタップダンスを、ダイアナは少しではあるがバレエっぽい振り付けのダンスを披露。
このほかにも、サニーの迫力のあるダンスや、素晴らしい存在感をみせたボブ・ラッシー (田村連さん) など、見所は満載だ。今回のショウはすでに7月下旬にDVD-Videoとして発売が決定している。価格は7,500円を予定。また、「SEGA link」でのブロードバンド配信も実施される。配信期間は3月27日から4月9日まで。昼公演と千秋楽の2つのコンテンツが用意され、各1,000円で1週間の視聴が可能となる。収録時間は約2時間半。 (C)SEGA (C)RED
□セガのホームページ (2006年3月20日) [Reported by 船津稔]
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