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会場:ヒルトン東京
2001年から開催されているディナーショウだが、そのほとんどが巴里花組よるショウだった (2001年だけ、東京は巴里花組、大阪公演は帝都花組によるディナーショウだった)。しかし今年は趣向が違っていて、「新次郎のクリスマス IN TOKYO」とサブタイトルが付けられている。これまで紐育星組メンバーは主題歌の披露など、何度かファンの前に姿を現わしてはいるが、ある意味、舞台は初のお披露目となる。 しかし紐育星組が全員出演するわけではない。今回、紐育メンバーで出演するのは大河新次郎 (菅沼久義さん)、九条 昴 (園崎未恵さん)、サニーサイド (内田直哉さん) の3名。そして、帝都からは、大神一郎 (陶山章央さん)、真宮寺さくら (横山智佐さん)、アイリス (西原久美子さん)、清流院琴音 (矢尾一樹さん)、丘 菊之丞 (松野太紀さん) といったメンバー。 オープニングから始まり、歌に合わせての自己紹介。大河新次郎は「初めてで緊張しています」とコメントし、一方、大神一郎は「共演できて嬉しいです」と余裕の挨拶。舞台は紐育。いきなり3月に、紐育星組の公演が行なわれることが明らかにされる。そしてこの舞台の構成を「人生はサプライズ!」と叫ぶサニーサイドから任される大河新次郎! 舞台について何もわからない大河は、帝都花組の舞台を学ぶべく大神一郎の所を訪れる……。 これはなにも舞台の中の話ではなく、本当に来年の3月には紐育星組の舞台が上演される。今回のディナーショウはその導入部にあたるという、うまい構成となっている。ディナーショウは、九条昴の「輝く星座」をはさみ、帝都に舞台を移し、アイリスの「愛しのジャンポール」、さくらの「口ずさむ歌」といった人気の歌を通じて帝都花組のショウを表現。「良い舞台にしたいんだ」と言う大河に、大神は「ショウを作り上げるのは簡単ではない。頭で考えてはダメだ。まずはショウを観ることだ。観て感じることだ」とアドバイスを贈る。 ここで舞台は、清流院琴音と丘 菊之丞が登場し薔薇組の独壇場に。「心は砂漠のように」、「美しきものたちよ」を披露し、コーナーを終えると大神一郎と大河新次郎の「見よ暁に」、「甲板フラフラ」へと続く。新次郎は紐育星組の舞台に「レビュー形式にしてはどうかと思う」と大神一郎に話す。大神は「歌で世界を巡るんだね。舞台は、恥をかいて育てていく。とにかく一生懸命やることが大切」とアドバイス。 「巴里のクリスマス」ではコクリコの手品が毎年楽しみな人も多かったと思うが、今年は全員でハンドベルの演奏が行なわれた。聖なる音でクリスマスらしく「ジングルベル」、「もろびとこぞりて」、「きよしこの夜」を演奏。美しい音色が会場を包み込んだ。 舞台は新次郎とサニーサイド、昴の3人が帝都を後にして終わる。会場にはダンディ団、田中真弓さん、富沢美智恵さんなども顔を見せ、会場は華やいだ雰囲気だった。3月の舞台に向け、ファンには楽しみが増えたことだろう。
1.「ここはパラダイス」 出演者全員 2.「輝く星座」 九条 昴 3.「愛しのジャンポール」 アイリス 4.「口ずさむ歌」 さくら 5.「天竺どこだ!?」 さくら&アイリス 6.「心は砂漠のように」 薔薇組 7.「美しきものたちよ」 薔薇組 8.「BON-PSY」 昴&サニー 9.「見よ暁に」 大神&新次郎 10.「甲板フラフラ」 大神&新次郎 11.「THE CHRISTMAS SONG」 サニー(アカペラ) 12.「ジングルベル」 全員(大神・琴音・菊之丞以外)ハンドベル演奏 13.「もろびとこぞりて」 全員によるハンドベル演奏 14.「きよしこの夜」 全員によるハンドベル演奏 15.「夢見ていよう」 全員(アカペラ) 16.「奇跡の鐘」 全員 17.「君よ花よ&ジングルベル」 全員(ディナーショウVer) 18.「Happy Day Happy Xmas」 全員 (C)SEGA (C)RED
□セガのホームページ (2005年12月26日) [Reported by 船津稔 / 写真提供 セガ]
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