セガ取締役の田副康夫氏

　「LB Style Square」は、3月3日より全国展開が予定されている「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」のオフィシャルショップ。文具や小物類といった従来の関連商品に留まらず、アパレル商品まで取り扱うのが特徴で、女の子のオシャレをトータルコーディネイトするというコンセプトになっている。

　発表会ではまず、セガ取締役の田副康夫氏が挨拶。「女の子向けのアーケードゲームは成功しないと言われていたが、『ラブ and ベリー』は見事に成功を収め、新たな市場を開拓できた」と語った。

「ラブ and ベリー」プロデューサー植村比呂志氏

　続いては、プロデューサーの植村比呂志氏が登壇。男児向けのカードゲーム「甲虫王者ムシキング」の制作チームの代表でもある植村氏は、「『ムシキング』を遊ぶのは男の子だけかと思っていたが、行列の中には意外と女の子も多くいて、これはいけるかなと思った」と開発当初を振り返った。

　また「ラブ and ベリー」の開発について、「ゲームの開発では、親が子供に伝えたいメッセージを入れるようにしている。『ラブ and ベリー』では、『身だしなみはオシャレの第1歩』、そして『オシャレはTPOが大切』ということ。『女性のオシャレは大変だけれど、とても楽しいことだ』というゲームにこめたメッセージが、親にも認めてもらえる決め手ではないかと思う」と作品にかけた思いを語った。

セガ執行役員の吉田孝次氏

　「LB Style Square」については、セガ執行役員の吉田孝次氏が説明した。まずショップで想定している客層は、「6歳から12歳の女児とその母親」とした。これまで、アニメやキャラクタグッズを欲しがる子供と、子供のファッションを気にする母親の間には考えのギャップがあったが、「ラブ and ベリー」から生まれた「LB Style Square」では、その双方の願望を満たせるのが強みだという。

　カードゲームと連携した商品展開については、「ゲーム機と合わせて展開することで相乗効果が得られるというデータもある。またバーチャルがリアルになる時、強い購買意欲が生まれるもの」と自信のあるところを見せた。このほか、シーズンごとのイベントも企画しているとし、ゲーム、アパレルの両分野を取り入れて展開していくことが強調された。

「ラブ and ベリー」は設置台数6,800台、カード販売数は1億400万枚に達するという。「甲虫王者ムシキング」よりも後発で、かつ女児向けということを考えれば、まさに驚異的な数字といえる	吉田氏は、ゲームでファッションに興味を持った子供と、子供にオシャレをさせたい母親の両方をターゲットにしていることを特に力を入れて説明。ゲームとともに、親子で楽しんでもらおうという意図があるようだ
ショップで販売される商品を着た子供たちがステージに上がり、ゲームさながらのダンスを披露した	さらにゲームの主人公であるラブとベリーをイメージした2人の女の子が登場。こちらもオフィシャルショップで販売される衣装で揃えられている
ショップのデモとして展示スペースも設置。衣類やシューズ、小物類など、販売される商品もずらりと並べられた。商品の種類は今後も増やしていく予定だという

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」のページ
http://osharemajo.com/
□「LB Style Square」のページ
http://osharemajo.com/lb/
□関連情報
【2月8日】セガ、AC「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」
オフィシャルショップを全国に展開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060208/lb.htm
【1月24日】セガ、AC「ムシキング」、「ラブ and ベリー」
全国規模の公式大会を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060124/mushi.htm
【1月16日】家族向けの新作タイトルがさらに充実
「第23回次世代ワールドホビーフェア」開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060116/whf.htm
【2005年11月14日】セガ、AC「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」スペシャルイベント開催
小倉優子さんと行く「親娘オシャレ バスツアー」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051114/yuuko.htm

(2006年2月27日)

[Reported by 石田賀津男]