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会場:幕張メッセ
入場料:1,000円(前売700円) 定期的に行なわれているステージイベントでは、極めて短いながら映像出展作品を見ることができる。ひとつめは「チェイスH.Q. ナンシーより緊急連絡」。オリジナルは、'88年にアーケードでリリースされた同社のレースゲーム。プレーヤーは刑事となり、サポート役のナンシーから無線で指示を受けつつ激しいカーチェイスの末に犯人を逮捕するのがゲームの目的。PCエンジンやセガサターンなどコンシューマにも移植された名作が「Type X+」で再び蘇るというわけだ。カーチェイスシーンは現代風の丁寧なグラフィックで素直な進化といったところだが、キャラクタに採用された“アメコミタッチ”のトゥーンシェードがクセモノ。 オールドファンによっては「俺のナンシーが……ナンシーがぁぁ!!」と号泣しながら夕日に向かい走り去ってしまいかねない豹変っぷりだが、濃ゆい絵柄のアメコミが大好きな筆者的にはまったく問題なし。北米市場のファンも当然違和感なくプレイするはずだが、はたして国内ファンの意見やいかに!?
もうひとつのサプライズは、リアル志向のレースゲームファンにはたまらない「バトルギア4」。出展映像を見た限りでは極端な違いを探すことはできなかったが、同社が昨年末からサポートしている「D1 GRAND PRIX SERIES(全日本ドリフト選手権)」に参加中の今村陽一選手から(製作協力こそ明言していないが)交流過程において有益なフィードバックが得られているようだ。多くのレースゲームファンから高い支持を受けているシリーズだけに、中途半端なものは決して出してこないはず。どちらも正式稼働日や詳細は未定だが、続報が入り次第すぐにご紹介させていただく予定だ。
● ハーフライフ 2 サバイバー
派手なデザインの筐体には、32インチワイド液晶モニター(1,360×768ドット)、2本のスティックとフットペダル、キャラクタの状態によって色や点滅パターンが変化するLEDつきの大型シート、6個の5.1chサラウンドスピーカーが付属。モニター下のパネルには、スタートボタン、プレーヤーデータを記録するICカード挿入口が用意されている。 スティックは、右側が射撃、左が移動と明確に役割分担がなされている。ボタン類もアーケード作品ということで極めてシンプル。フットペダルは、左が“しゃがみ”、右が“ジャンプ”。必要最低限のインターフェイスで、及第点をはるかに超える操作性を実現。キャラクタは「ソルジャー」、「レンジャー」、「スナイパー」、「エンジニア」といった4種類の“ジョブ”から選択可能。初期装備はもとより、クラスアップで獲得できる武器が違うなど、キャラクタごとに戦い方や戦略が大きく変わってくる。 ゲームモードは、全国のプレーヤーとチーム戦闘を行なう“バトルモード”、ひとりもしくは仲間と一緒に任務をこなす“ミッションモード”、シングルプレイ専用の“ストーリーモード”の3種類。ICカードには、ゲームの進展度、戦績などのデータがモード別に記録できる。ICカードを使用すれば、ゲームの進展度合いによって新たな武器がもらえるなど、さまざまなメリットがある。本作をとことん遊び尽くすなら、ICカードは必須といえる。 同社ブースでは、4対4のバトルモードが体験できる。チーム戦は「ハーフライフ 2 サバイバー」に限らずFPSの魅力が存分に楽しめる要素だが、本作から一番感じ取ってほしいのは「FPSビギナーに対する敷居の低さ」だ。FPSは、プレーヤースキルが如実にあらわれるシビアなゲーム。コアなゲーマー向けに進化し続けているジャンルだけに、FPSの多くはコントローラーなど操作系のカスタマイズや環境整備が欠かせない。 その点、本作はアーケード作品だけに全プレーヤーが統一された環境でプレイできる。液晶モニタひとつをとっても、応答速度、皆無に等しい残像など、現時点でこれ以上望むべくもない最新のハイエンド製品が惜しげもなく使用されている。前方で入り乱れる敵味方の様子だって、ハッキリ識別できる。液晶に関して嘘だと思うなら、とことんプレイした後に量販店にズラリと並ぶ同サイズの製品を眺めてみるといい。
「キーボードとマウスじゃなければプレイしない」などとのたまう頑迷な人でもなければ、興味があるなら是非一度、会場で「ハーフライフ 2 サバイバー」を体験していただきたい。筆者のように「こういうのやりたいけど、縦揺れが激しすぎて3D酔いしちゃうんだよね……」という三半規管が弱くてFPSがプレイできなかった人なら、なおさら。プレイするごとに、いかに丁寧に調整されているかが実感できるはずだ。6月稼動予定。
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□全日本アミューズメント施設営業者協会連合会のホームページ (2006年2月17日) [Reported by 豊臣和孝]
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