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コナミ、Xbox 360「ランブルローズ ダブルエックス」
マスコミ大会で内田プロデューサが開発秘話を披露

2月10日 開催

【ランブルローズ ダブルエックス】
3月30日 発売予定

価格:7,329円

 コナミ株式会社は、3月30日発売予定のXbox 360用プロレスゲーム「ランブルローズ ダブルエックス」のマスコミ大会を2月10日開催した。会場は東京・青山でマイクロソフトが営業中のXbox 360 LOUNGE。

 Xbox 360用「ランブルローズ ダブルエックス」は、同社がプレイステーション 2用として発売した「ランブルローズ」の続編となるプロレスゲーム。グラフィックスのクオリティが向上したほか、新たにタッグマッチモードやオンラインプレイにも対応している。大会はこのタッグマッチモードを使い、各媒体から2名ずつ代表を出して戦うというもの。

 会場ではまず、内田明理プロデューサーの挨拶と、簡単なプレゼンテーションが行なわれた。この中で内田氏は、「ローンチタイトルでありがちな、スペックは使っているけれどゲームはどうなんだろう、ボリュームはどうなんだろう、というようなことのないように、コンテンツのボリュームや遊びの種類をぎっしり詰め込みました」と完成度の高さを強調した。

 またマイクロソフトへのプレゼンテーションをした際のエピソードとして、「ひとしきりご覧いただいたところで、『これはデモモデルですよね?』とおっしゃったときに、『これはもらった』と思いました」と話した内田氏。特にキャラクタのモデルは、マイクロソフトの担当者でさえ驚くようなクオリティを持っているということだ。

 ほかにも、本作の特徴のひとつである、体の太さと筋肉のカスタマイズについては、「年末ぎりぎりまで調整して、何とか実現できました。マイキャラはデキシーを限界太らせて筋肉をなくした『リキシー』です」と笑いを取る一幕も。「自由なゲームなので、色々な戦い方ができます。ガチバトルばかりでなく、魅せる戦いも期待したいですね」とコメントして締めくくった。

「DOA一色に染まったXbox 360 LOUNGEに――」と相変わらずの調子で切り出したプロデューサーの内田氏 プロデューサー自ら、開発のエピソードを交えながらゲームを紹介 ユークスで開発を担当している橋本氏もレフェリーとして参加



会場内の試遊台は全て「ランブルローズ ダブルエックス」に。直前にもかかわらず、練習に余念のない参加者たち
 さて大会のほうだが、GAME Watchは記者の石田と、ライター豊臣のタッグで参戦。事前に使用するキャラクタを打ち合わせ、カスタマイズもそこそこには済ませていたのだが、対戦相手がいなかったため、チームプレイはやや練習不足。さすがに無策で行くわけにはいかないので、豊臣デキシーが殴ってダメージを蓄積させ、石田アイーシャがサブミッションで決めるという作戦で戦うことに。

 1回戦、メモリーユニットからデータを読み込もうとしたところ、いきなりトラブルが発生。鍛えたはずの豊臣デキシーがロードできないという非常事態に陥った。どうやらデキシーを鍛える際に異なるユーザープロフィールを使用していたため、データが呼び出せないようだ。仕方なく、デフォルト状態のキャラクタでプレイすることに……。ふと相手をみると、全くデータが呼び出せない様子。結局、まともにロードできた石田アイーシャのみという、微妙なハンデマッチとなった。

 念のためデータの扱い方を解説しておくと、ユーザープロフィールとセーブデータはリンクしており、異なるユーザープロフィールのセーブデータは、たとえ同じメモリーユニットであっても読み出せない。友人の家などで対戦する際には、ユーザープロフィールとセーブデータの両方をメモリーユニットに移す必要があるので注意していただきたい。

 試合のほうは、開始早々から4人全員がリングに上がって、前に後ろにとひたすら殴りあう酷い展開に。いかにもチーム戦がわかっていませんという展開で、魅せるも何もあったものではなく、横で見ている内田プロデューサーに申し訳ない限り。何とかキラームーブを決めて勝利するも、先が思いやられる結果だった。

 次の相手は1戦勝ちあがってきただけあって、パートナーとの役割分担を意識した動きを見せてきた。何とか連携を崩そうと、片方の相手との場外乱闘に持ち込んだが、リング上の豊臣が押されてピンチに。デフォルトキャラクタなので押し込まれるのは仕方ないのだが、石田もタッグプレイに慣れておらず、サポートもイマイチ。結局、フォールの妨害にも失敗してあっさりと敗れてしまった。

 他の試合を見ていると、明らかに1対1とは異なる展開があちこちで見られた。味方の位置を意識して、常にカットに入れる位置取りをするのは当たり前で、1対1なら決まるところでもそう簡単には決まらない。ほかにも味方との連携をうまく使った連続攻撃や、控えキャラクタがリング外で挑発してゲージをためるなど、タッグマッチでしかありえないテクニックがいくつもみられた。タッグマッチは見た目にもプロレスらしくなり、ゲームシステムも1対1とは全く別物といっていい内容になる。前作のファンはぜひ期待していただきたい。

 試合を見終えた内田氏は、「想定していたよりもずっとレベルが高くて驚きました。勉強になりました。今後の開発に生かします」とコメント(そろそろ開発も終わっていないとまずいのでは……という含みのジョークだ)。レフェリーとして来場していたユークスの開発担当の橋本氏も、「リング外で挑発をしてゲージをためるといった技は初めて見ました」と、意外なテクニックに驚いていたようだ。

大乱戦中の石田と豊臣(手前の2人)。ガチバトルのつもりだったのに、笑うしかない酷い試合に エキシビジョンマッチとして、内田氏と橋本氏が参加。「あれ?」、「おかしいな」を連発する内田氏。前作の店頭イベントでもそんな姿を見たような?
会場には関連グッズも展示された。左から、ポリストーン製スタチューフィギュア 1/6 ランブルローズ 日ノ本零子(2月20日までの受注生産、15,750円)、コナミフィギュアコレクション ランブルローズVol.1(3月16日発売予定、各630円)、フィギュメイト ランブルローズVol.1(3月2日発売予定、各368円)


(C) 2005 2006 KONAMI

□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□「ランブルローズ」シリーズのページ
http://www.konami.jp/gs/game/rumbleroses/
□関連情報
【2月2日】コナミ、Xbox 360「ランブルローズ ダブルエックス」
最新映像を収録したムービーを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060202/rrxx.htm
【1月19日】コナミ、Xbox 360「ランブルローズ ダブルエックス」
3月30日発売決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060119/rumble.htm
【2005年9月17日】TGS2005ブースレポート~コナミ編~
「幻想水滸伝V」や「ラプソディア」をプレイアブル出展
Xbox 360「Rumble Roses XX(仮)」の映像出展も
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050917/kona.htm
【2005年3月14日】PS2ゲームレビュー「ランブルローズ」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050314/rr.htm

(2006年2月10日)

[Reported by 豊臣和孝/石田賀津男]



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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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