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東京ゲームショウ2005レポート

TGS2005ブースレポート~コナミ編~
「幻想水滸伝V」や「ラプソディア」をプレイアブル出展
Xbox 360「Rumble Roses XX(仮)」の映像出展も

9月16日~18日 開催予定(16日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:1,200円(前売1,000円)
     小学生以下無料


整理券を配布し、入れ替え制で外から見えない状態で新作の映像出展が行なわれていた
 手前の角のスペースに巨大な柱として「メタルギア」シリーズを据えているコナミブースだが、他にも息の長い人気シリーズが多数プレイアブルで出展され、来場者の注目を集めていた。

 「メタルギア」関連のステージの隣りに位置するコナミシアターでは、入り口で整理券を配布して、完全に外から見えない状態で新作の映像出展が行なわれた。中に入れば大きなスクリーンがあり、灯りを消した状態で新作の映像にのめり込むことができた。全タイトル合わせて時間にして15分弱といったところ。まず、映像展示されていたタイトルから紹介したい。


■ Xbox 360「Rumble Roses XX(仮)」

 「Rumble Roses XX(仮)」は、2005年2月にPS2で発売されたプロレス格闘アクション、「ランブルローズ」の最新作。「ランブルローズ」は、ハイクオリティなポリゴンモデルとムービー、人気声優の起用、ユークスが開発を行なったことなどで注目を集めた話題作。Xbox 360では、さらに美しく緻密に再現された選手たちが戦いを繰り広げる。

 最新作ではXbox 360の充実したオンライン環境を活かして、1対1で行なうオンライン対戦のほか、ユーザー同志でタッグを組んでチームバトルも可能となる。

 映像出展の中では、新しい女性レスラーが登場。全身網タイツ姿で、これまでにもセクシーさをアピールしていたキャラより尚一層過激だ。シアター入り口で18未満は入場禁止の注意書きがあったのだが、それもうなずける。

 もちろん前作の主人公、日ノ本零子を始め、おなじみのキャラクタも画面に登場。新システムとして導入されたタッグマッチで網タイツの新キャラと組んずほぐれつ闘う姿が展開した。18歳以上なら、是非コナミシアターに足を運んで損は無い。発売日、価格は未定。

【「Rumble Roses XX(仮)」】


(C)2005 KONAMI

■ Xbox 360「プロ野球スピリッツ(仮)」

(C)2005 KONAMI (社) 日本野球機構承認
 こだわりのリアル系プロ野球ゲーム、「プロ野球スピリッツ」シリーズ最新作がXbox 360で発売される。

 コナミシアターで流れた映像の時間は短かったものの、ハードの性能を活かした選手の映像が圧巻だった。ぎゅっと眉根をよせてバットを振るなど、表情がリアルに表現されているのがわかった。

 またリアルなだけでなく、新システムも導入するということだが、そこまで詳細な内容紹介ではなかったため、不明。シアター内は撮影禁止だったため画像もお届けできないが、続報に期待したい。発売日、価格共に未定。

■ PS3「実況 パワフルプロ野球」

 Xbox 360「プロ野球スピリッツ(仮)」の映像が終了した後、その始まりと同じ構図、同じポーズで、頭身の低いキャラがボールを投げる映像が流れた。またもや新たなプラットフォーム、今度はPS3に、「実況 パワフルプロ野球」が登場する。

 開発が進んでいるというお披露目的内容で、まだ暫く先になると思われるが、期待して待ちたい。発売日などは未定。


● 「幻想水滸伝シリーズ」コーナー

コーナーの外も中も「幻想水滸伝」だらけといった感じで実に贅沢。中央のモニターでは「ラプソディア」と「幻想水滸伝V」の映像展示が行なわれた
 コナミブース裏手の角には、「幻想水滸伝シリーズ」を集めたコーナーが設営されていた。コーナーの外側では「ラプソディア」が、ステージ内では「幻想水滸伝V」の試遊ができ、ステージでは開発陣によるトークイベントが行なわれた。

 そしてコーナー外側左手には、「幻想水滸伝シリーズ」10周年の流れで、これまでの販促物がショーケースに展示され、過去の「幻想水滸伝シリーズ」のパッケージなどに使用された生のイラスト原稿なども見る事ができた。そして更に、PSP「幻想水滸伝I&II」が、ショーケースに入れて展示された。こちらは発売日は未定。

 コーナー内のステージでは、「ラプソディア」と「幻想水滸伝V」の開発陣によるイベントが行なわれた。シリーズのファンなら、足を運んで損は無いと思われる。

■ PS2「幻想水滸伝V」

 108人の運命の仲間が集って世界の危機に立ち向かう、「水滸伝」をモチーフとした人気RPG「幻想水滸伝シリーズ」の最新作、「幻想水滸伝V」が、プレイアブルで出展された。

 今回の舞台となるのはファレナ女王国。ここで壮大な物語が幕を開け、天地の宿星108人の絆が描かれる。今作の主人公はファレナ女王国の王子。エキゾチックな衣装を身にまとい、ファレナの国宝である連結式三節棍を武器として使う。

 試遊台でのプレイは、時間を区切っての入れ替え制となっていて、冒頭のデモから序盤の触りの辺りがプレイできたが、それほど長く見られなかったのが残念。

 物語はロードレイクという街の視察から帰ってくる船上から始まる。女王騎士のゲオルグ、女王の妹だという色っぽい女性のサイアリーズ、女王騎士見習いの少女リオンらが乗り組んでいる。ファレナ女王国女王、アルシュタート・ファレナスと会い、ロードレイクの現状を報告するところから時間を遡る形で、ロードレイクを舞台に操作が可能となり、荒れ果てた街を進んでいく。

 様々な住人と会話を交わし、いよいよ何かが起こりそう……といった辺りでプレイ終了となる姿が多く見られた。

 映像出展の方は、宿命を背負っていると思われるキャラクタが次々と映し出され、6人で行なう戦闘シーンなども見られた。発売日、価格などはまだ未定だが、続報を期待して待ちたい。

周囲を囲ったコーナーの中で試遊ができた。中央はイベントがあると人がわらわらと入ってくるため、プレイの列は外に作ってある
【「幻想水滸伝V」】


(C)1995 2005 KONAMI

■ PS2「ラプソディア」

側面に用意された試遊台。会場して間無しのときはすいていたが、あとはずっと混雑していた
 コーナー側面にプレイアブルで展示された。「ラプソディ」は、「幻想水滸伝シリーズ」の最新作で、シリーズ初のシミュレーションRPG。内容は「幻想水滸伝IV」の世界に潜む謎を新しい主人公、キリルたちの視点で辿っていもので、「幻想水滸伝IV」とは別の視点から、世界を滅ぼす兵器“紋章砲”の謎を解き明かしていく。

 TGS2005用に用意された、プロローグを体験できるモードや、戦闘体験の初級~上級などのモードが選べた。ちなみに「幻想水滸伝IV」で見覚えのある主人公とスノウも、幼い姿で登場。性格付けは前と相変わらず、スノウが我がままおぼっちゃん、主人公はそれに引きずられるといった形。

 戦闘フィールド上のユニットを操作してターン制のバトルを行ない、勝利条件を満たしてステージをクリアしていくのだが、「幻想水滸伝シリーズ」でお馴染みの「五行の紋章」を利用して、地面に属性が発生するのが面白い。

 火や水といった要素を持つ紋章を地面にセットすることで、地面の色が変わり、その範囲内に立つと有利不利が発生するようになっている。キャラの得意属性の地面に立つとHPがパラメータがアップするが、苦手属性の地面に立つとダメージを受けたりパラメータがダウンするという仕組みだ。

 特定のユニット同士が同じバトルに一定の間参加していると、威力が高くて見た目も派手な「協力攻撃」が発動するので、ユニットの組み合わせによる攻撃を探っていくことも楽しみとなりそうだ。

 シリーズならではの、多数の登場人物たちの人間関係を楽しませる要素も忘れてはいない。「好感度」を持つユニット同士の場合、片方のユニットが敵から攻撃を受けるとかばったり、攻撃を仕掛けるとお助け攻撃をしてくれることもある。

 プレイしていて、勝手にユニット同士が会話したりするのも興味を引かれた。特定のユニットから特定のユニットにのみ話しかけるセリフもあり、微妙な人間関係を想像するという楽しみもありそうだ。

 コーナー中央のスクリーンで、TGS2005用に作成された「ラプソディア」のスペシャル映像も公開されているので、明日のコナミブースに是非足を運んでもらいたい。発売日は2005年9月22日、価格は7,329円。

【「ラプソディア」】


(C)1995 2005 KONAMI

■ PS2「Jリーグウイニングイレブン9 アジアチャンピオンシップ」

やはりサッカーゲームとあって人気があり、初日から人だかりができていた
 コナミブース裏手には、スポーツゲームが大集合していた。そんな中、人気のサッカーゲーム「ウイニングイレブンシリーズ」Jリーグ版最新作の、「Jリーグウイニングイレブン9 アジアチャンピオンシップ」がプレイアブルで出展。

 選手情報は今夏の移籍情報を反映し、最新データに更新されたナショナルチーム(57チーム)を初搭載しているという。

 ユニフォームのスポンサーロゴを完全反映。日本代表専用のチャレンジモード、「ニッポンチャレンジ」を追加するなど、これまでのシリーズ最大のボリュームを誇る「Jリーグ」版となっている。発売は2005年秋予定、価格は7,329円。

【「Jリーグウイニングイレブン9 アジアチャンピオンシップ」】


(C)1996 JFA (C)2002 JFA.MAX J.LEAGUE OFFICIALLY LICENSED PRODUCTS The parameter of the J.League player who appears in this game is set up based on J-STATS OPTA of J.League official stats. (C)2001 Korea Football Association OFFICIALLY LICENSED BY K-LEAGUE Special thanks to SEJIN, MUKTA, Eunho, Denis, Hyunho for K-league Team data the use of real player names and likenesses is authorised by FIFPro and its member associations. “adidas”, the adidas logo, the 3-Stripe trade mark are registered trade marks of the adidas-Salomon group, used with permission Produced under License from Chelsea FC Merchandising Limited. www.chelseafc.com The Arsenal crest, Arsenal logotype and cannon are trademarks of Arsenal Football Club Plc and the Arsenal group of companies and are used under license. TM &c2005 The Arsenal Football Club plc. Licensed by Granada Ventures. All other copyrights or trademarks are the property of their respective owners and are used under license.  (C)2005 KONAMI

■ PS2「悪魔城ドラキュラ-闇の呪印-」

悪魔城ドラキュラコーナーといった感じ。ブースの中にも「悪魔城ドラキュラ-闇の呪印-」の試遊台があった
 来年で20周年を迎える「悪魔城ドラキュラ」シリーズの最新作、PS2「悪魔城ドラキュラ-闇の呪印-」がプレイアブルで展示された。場所はコナミシアターの裏手で、8月25日に発売されたDS「悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架」と共に並んで展示され、「悪魔城ドラキュラコーナー」といった様相。

 最新作は「愛と復讐」をテーマとした、ゴシックオペラアクション。 主人公は、かつてドラキュラの配下であった悪魔精錬士のへクター。ドラキュラの虐殺に賛同できずにその元を去ったことを裏切りと取った、同じく悪魔精錬士のアイザックによって、最愛の恋人を異端審問官に売り渡され、失ってしまう。恋人の仇であるアイザックを探し出して、倒すことが目的となる。

 剣や槍などを始め様々な武器を使用できるほか、「イノセントデビル」と呼ばれる使い魔をうまく利用して戦闘を有利に進めていく。「イノセントデビル」は数体持ち歩けるが、複数を同時使用できるわけではなく、使えるのは1体。

 「イノセントデビル」はそれぞれ特殊な能力を持っていて、その行動を、3つのモードを選んで指示できる。勝手に行動したり、技も勝手に出す「オートモード」、近くにいる敵をターゲットしているときに、△ボタンを押すことでプレーヤーが任意に技を出せる「コマンドモード」、自身をガードさせる「ガードモード」がある。オートモードにしておけば、勝手に加勢してくれてわりと楽だった。強めの敵との戦いでは結構押されまくったが、「イノセントデビル」のお陰で倒すことができた。どの敵と戦うとき、どれを従えておくか、といった攻略性もある。

 また戦闘以外にも「イノセントデビル」の特殊な能力を使って、主人公では飛び移れない地形を渡ったりできる。

 アクションの幕間にムービーもふんだんに挟まれ、悪を捨てた主人公ヘクターと、人の世を捨てたアイザック、2人を取り巻く復讐劇の行方がストーリーの見所となりそうだ。発売は2005年11月24日、価格は7,329円。

【「悪魔城ドラキュラ-闇の呪印-」】


(C)1986 2005 KONAMI

□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□「コナミ 東京ゲームショウ」特設サイト
http://www.konami.jp/tgs2005/
□「東京ゲームショウ2005」のページ
http://tgs.cesa.or.jp/

(2005年9月17日)

[Reported by 河本茉澄]


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