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2006年1月27日正式サービス開始予定
価格:オープンプライス(実売:6,300円程度)
■ 多彩なクエストで進行するRPGモード、緑豊かなアスカロンに迫る影とは? 「ギルドウォーズ」は、ティリア大陸を舞台とした壮大な物語が描かれるRPGモードと世界中のプレーヤーと強さを競い合うPvPモードの2つのゲームモードを搭載している。RPGモードでは広大な世界でいくつもの勢力の思惑が絡み合う人類復興のドラマが描かれ、シングルプレイRPGに勝るとも劣らない骨太のストーリーが展開される。魅力的なキャラクタと強大なモンスターに彩られる本作の世界に、プレーヤーはグッと引き込まれるだろう。
ゲームでは、ストーリーを大きく進行させる「重要なクエスト」の他に「クエスト」が多く存在する。RPGモードではこれらのクエストを進め、その経験値によりキャラクタを育成させることができる。RPGモードは町の部分がMMORPGで、ここでプレーヤーを募り、パーティーを編成する。町の外に出るとMOとなり、プレーヤー達で協力してゲームを進行させるというゲームシステムとなっている。 本作では、仲間が集まらない場合でもNPCと協力し、プレーヤー1人でもゲームが進められるようになっている。特に序盤は至極快適にゲームが進み、その感触はオンラインでプレイしていることを忘れそうになるほどである。自分のペースでたっぷりとストーリーを楽しむことも可能となっているのだ。 ただ、重要なクエストのみを進めると、物語は速いペースで展開するが、結果としてキャラクタの育成が足りなくなり、バランス的にきつくなる。クエストをクリアすることで大きな経験値を得ることができ、モンスターとの戦いよりも効率的にキャラクタを育成できる。こまめにクエストを受けておくことをオススメしたい。クエストは、畑を荒らすワーム退治や、熊退治といった地味なものから、メインストーリーに深く関係するものまで多数用意されている。 クエストをくれるNPCは頭の上に緑色の!マークがついていて、話しかけることで受けることができる。数多く受けると迷ってしまいそうだが、いつでもメニュー内にあるウィンドウで次の目標を確認できるので安心だ。 クエストの中にはスキルトレーナーから命じられるものもある。彼らからクエストを受けることで、使用できるスキルが増える。例えばネクロマンサーのトレーナーは地下墓地の奥深くにいたりと、意外な場所でスキルトレーナーに遭遇することもある。世界の隅々まで探索することで、思わぬ恩恵を得ることができるだろう。スキルやアイテムの一部はゲーム内で「封印」されており、これらを解除することでPvPモード専用キャラクタを作成するときにも選ぶことができるようになる。より自由度の高いキャラクタを育成するためにも、積極的な探索は重要となってくる。 RPGモードでは、世界とキャラクタの描写にも注目して欲しい。プレーヤーが探索する世界は、緑豊かな森林地帯や、雪原、山岳地帯、漁師の村、魔法使いの住む塔など様々な場所があり、探検する楽しさを刺激してくれる。プレーヤーの探索地域が広がるごとに、風景はめまぐるしく変わる。また、登場するNPC達は政治的な背景を持っていたり、時には自ら剣を持ちプレーヤーを導き、戦うといったアクションも見せてくれる。細部まで制作者がこだわった世界を楽しんで欲しい。
しかし、ゲームを進めていくと明らかになるのだが、実はこのアスカロンでの冒険はゲームのほんの序盤なのだ。アスカロンを探索し、ストーリーを進めることでプレーヤーはチャール達の不気味な動きを知る。やがてプレーヤーはチャール達の大侵攻に直面することになる。チャールの激しい攻撃は、この世界を一変させてしまう。破壊されるグレート ノーザン ウォールとアスカロン。崩壊した世界にプレーヤーが降り立ったとき、プレーヤーは、たっぷりとしたボリュームを持ったこの最初の冒険が、実はプロローグに過ぎないということを知るのである。
■ 崩壊した世界から人類の復興を描く、本当の物語の始まり 「2年後」というテロップとともに、プレーヤーは禍々しい赤い空の下に荒涼とした大地が広がる無惨な風景の中に放り出される。プレーヤーの立つ場所は「旧アスカロン」と呼ばれる廃墟。かつての美しい国はチャールに踏みにじられ、消え去ってしまっているのである。植物は枯れ果て、大地には不気味な七色の光を放つ巨大な水晶の柱が打ち込まれ、チャールが闊歩するこの土地は、人類の住む所とは全く異質な世界だと感じさせられる。
崩壊し、異世界と化してしまった旧アスカロンでは、1人の冒険は難しくなっている。プレーヤー達が協力するのが理想だが、メンバーが集まらない人達のためにNPCの傭兵が存在し、彼らと協力することでシングルプレイでもシナリオを進めることが可能になっている。NPC達はプレーヤーが狙った敵を優先的に狙うようになっていて、彼らの力を把握し、どう戦うかという戦術も必要となってくる。 世界が崩壊してからは、「ミッション」というものが重要になってくる。ミッションとはいわば大きなクエストで、チャールへの反撃や偵察など、物語を大きく動かす要素が入っており、成功させることで大きな変化をもたらす。ミッション中にボーナスミッションを指示されることもあり、よりドラマチックな展開も楽しめる。 ただし、ミッションは敵が多く難易度も高めで、しかも全滅してしまった場合、最初からミッションをやり直すことになる。可能であるなら他のプレーヤーと協力して進めたいところだ。もちろん、多くのクエストも用意されている。ミッションをよりスムースにクリアするためにも、積極的にクエストをこなし、キャラクタを育成しておきたい。 この崩壊した世界は、プレーヤーの目には以前の世界を知っているだけに一層もの悲しく映るだろう。かつては人々が暮らしていた空間が無惨に破壊され、川は干上がり、泉は毒の沼に変わっている。町や村にいた人々はどこに行ったのかと、思わず彼らの姿を探してしまう。世界の変化が強い印象に残るこの感覚は、多くのプレーヤーに体験して欲しいところだ。
「ギルドウォーズ」の真のRPGモードはここからはじまる。プレーヤー達の協力や、より高みを目指したキャラクタ育成、世界を復興させ、ストーリーを進める興奮もここからである。筆者自身も一刻も早く本作のオープンβテスト、そして正式サービスで、他のプレーヤー達とこの想いを共有し、物語を進める高揚感を体験したいと思う。シングルプレイのRPGに劣らない濃いストーリーが体験できる本作の日本でのスタートが待ち遠しい。 2005-2006 (C) Copyright ArenaNet Inc. and NCsoft Corporation. All Rights Reserved. Guild Wars and all associated Guild Wars logos and designs are trademarks of NCsoft Corporation. NCsoft, the interlocking NC logo, and all associated NCsoft logos and designs are trademarks or registered trademarks of NCsoft Corporation. NC Japan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right to publish, distribute, and transmit Guild Wars in Japan.
□エヌ・シー・ジャパンのホームページ (2006年1月5日) [Reported by 勝田哲也]
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