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NCJ、「ギルドウォーズ」のオープンβテストを2006年1月10日から実施
βテスターの受付は1月5日より開始

2006年1月20日発売予定
2006年1月27日正式サービス開始予定

価格:オープンプライス(実売価格:6,300円程度)
月額料金:未定


 エヌ・シー・ジャパン株式会社は、2006年1月20日に発売を予定しているオンラインRPG「ギルドウォーズ」において、発売に先立ち、1月10日よりオープンβテストを実施する。1月5日から公式ページにおいて事前登録を開始、1月10日時点ではRPGモードのみのテストで、1月17日にはPvPモードも実施される見込み。詳しいスケジュールについては公式サイトにて発表される。

豊かな緑と、滔々と流れる水。スタート地点であるアスカロンは美しい自然をもつ国である。しかし、ストーリーを進めていくことで、一見平和なこの国の裏で、大きな陰謀が動いていることをプレーヤーは知ることとなる
特性を上昇させることでより個性的なキャラクタへ成長させる。共通の能力値を廃したことで、本作はキャラクタにより明確なイメージを持つことが可能になっている
いきなり最強のPvP専用キャラクタを作ることができるのは、本作の大きな特徴だ。RPGモードを進めることスキルを封印解除させて、よりキャラクタ作成の自由度を広げたり、得たアイテムを渡すことができるなど、やりこみ要素も取りいれられている
 「ギルドウォーズ」は、「Diablo」や「WarCraft」といったオンラインゲームを手がけてきた米Blizzard Entertainmentの中心メンバーが設立した新会社米ArenaNetが開発したオンラインRPGである。米国や韓国ではすでに正式サービスが行なわれている。

 「ギルドウォーズ」には、町で仲間を募り、パーティーを組んで様々なミッションをクリアしていくというRPGモードと、世界中のプレーヤーと腕を競えるPvPモードがあり、PvPモードでは、RPGモードで育てたキャラクタの他、専用キャラクタとして最高レベルの能力を持つ対戦専用キャラクタを最初から使用可能となっている。この専用キャラクタは技能の組み合わせを自由に試すことができる。手軽にキャラクタを作成し対戦することも、ギルドを作り、仲間と戦略を練り、世界最強を目指すことも可能だ。

 RPGモードでは、プレーヤーがティリアと呼ばれる世界のアスカロンという国に訪れたところから物語は始まる。プレーヤーは新米冒険者として、アスカロンに起きている様々な事件を解決するために冒険を開始するのだ。本作では町ではMMORPGとして仲間を募ることができるMMOエリアとなっているが、町の外はパーティーのみでエリアを占有するMOエリアとなる。

 本作は傭兵などNPCと協力することでパーティーを強化できるだけでなく、ソロプレイでもゲームを進めることができる。また、移動に関しても、一度訪れた町にはマップの選択画面からすぐに飛ぶことができたり、戦いがない時は体力やスキル用のエネルギーが急速に回復するなど、快適なプレイが楽しめるようなアイデアが多数盛り込まれた作品となっている。

 「ギルドウォーズ」のキャラクタはまずメインジョブとして、ウォーリア、レンジャー、モンク、ネクロマンサー、メスマー、エレメンタリストの6つのジョブからひとつを選択する。各ジョブには多彩なスキルと特性が設定されている。

 本作には全ジョブ共通の「能力値」は存在しない。それぞれのジョブは固有の特性を持ち、例えばウォーリアならば防御貫通率を高めるストレングス、ソード マスタリー、アックス マスタリー、ハンマー マスタリー、防御に強いタクティクスの5つの特性がある。レベルアップの時に得られるポイントをそれぞれの特性に割り振ることで、剣の扱いがうまく、防御に秀でるといったような、より個性的なキャラクタが育成可能となっている。キャラクタはレベルアップによって得られるポイントで、各ジョブならではの特長を伸ばしていき、より個性的なキャラクタに成長していくのだ

 加えて、「ギルドウォーズ」のキャラクタはサブジョブを取得できる。ウォーリアをメインに、ネクロマンサーのスキルも使う、といったキャラクタも育成可能である。スキルの選択を考えれば、そのバリエーションはまさに無限だ。ここで注意したいのはキャラクタの装備の制限などはメインジョブに従うということと、各ジョブにはメインジョブでしか取ることのできない「ユニーク特性」が設定されていることである。ユニーク特性と装備の制限は、キャラクタの将来像にも大きく関わってくる、よく考えてキャラクタを作成する必要があるだろう。

 各ジョブには80ものスキルが用意されている。スキルの効果は特性値により効果を大きく上げる。RPGモードでは、世界の様々な場所にいるスキルトレーナーと出会うことで、スキルが封印解除されていく仕組みになっている。特性値の割り振りにより、求めるスキルは限られてくる。例えば、四大元素の力を使いこなすエレメンタリストをメインジョブとして、炎の呪文を得意とし、より上位のスキルを求めるというように、スキルトレーナーの姿を求め、冒険を重ねていくことも大きな楽しみのひとつである。今回は6つのジョブと特性を紹介する。どんなキャラクタで冒険を開始するか、イメージトレーニングに役立てて欲しい。



■ 個性豊かな6つのジョブとそれぞれの特性

●ウォーリア

 接近戦のスペシャリストであり、多彩な武器を使いこなすだけでなく、自分の体力を回復できるスキルを持っている。本作は遠距離攻撃を得意とするジョブが多いため、敵を引きつけるパーティーの盾としての役割はRPGモードでもPvPモードでも重要になる。ユニーク特性はストレングス。防具貫通率を上昇させ、ダメージを増やすことができる。他にソード マスタリー、アックス マスタリー、ハンマー マスタリー、防御に強いタクティクスといった特性を持つ。

自分の体力を回復させるスキルも持つ力強いウォーリア。遠距離攻撃が多い本作の中で、あえて接近戦にこだわるジョブとなっている。いかに味方を守り、いかに敵に近付くか、戦場全体を常に見渡す冷静さが必要となる

●レンジャー

 弓を使った遠距離攻撃が得意な戦士。自然と調和し、野生動物をペットにして、味方にできる力も持っている。ペットの体力を回復させたり、強化させる力を持っているので、レンジャーのペットは通常のクリーチャーとは比べものにならない力を持つことができる。ユニーク特性は攻撃やトラップなどのスキルを使用するときにエネルギー消費を押さえるエキスパーティーズ。他にペットの能力を向上させるビースト マスタリー、ボウ マスタリー、トラップを強化するサバイバルといった能力を持つ。

狩人としての能力が強調されているレンジャー。ペットを「相棒」として、できるだけ長く大事に使うというロールプレイが楽しめそうなジョブである。本作では矢の数を気にせずにずっと打ち続けることが可能となっている

●モンク

 癒しと加護を使いこなす神の使徒。スキルの多くは回復と防御に与えられており、パーティーを支えてくれる存在となる。また、アンデッドへの攻撃力が高いのも特徴である。ヒーラーは特に相手のヘイトを取りやすく、敵に囲まれてしまう状況が多い。それをいかに回避するかが課題となりそうだ。ユニーク特性は回復や防御などのスキルの効果を高めるディヴァイン。他にはヒーリング、プロテクション、攻撃力を強化するホーリーといった特性を持つ。

回復役としての特性が強調されているモンク。ソロプレイでは、サブジョブで人気が出そうだが、パーティーの中には必ず専門家も1人入れておきたいところだ

●ネクロマンサー

 ネクロマンサーは闇の魔術により冷気を使いこなし、敵からエネルギーを吸い取ったり、倒した敵の死体からアンデッドを作り出し味方を増やすことができる。ネクロマンサーのスキルは自分の体力を消費して使う、自身も危険となるようなものが多い。敵を倒すほど味方となるアンデッドは増えるので、シングルプレイで比較的ゲームを進めるのが楽なジョブである。ユニーク特性は、死んだ敵からエネルギーを吸収するソウル リーピング。敵の能力を下げるカースや、敵から多く体力を吸収するブラッド、アンデッドの能力を強化するデスといった特性がある。

序盤のアンデッドは召喚してもすぐに地上での寿命がつきてしまう。戦力を常に多くしておくために、次々と敵に襲いかからせるせっかちな戦いを強いられることも

●メスマー

 敵の精神に干渉し、無力化する能力に秀でたメスマーは、仲間をサポートし、戦いを有利にしてくれる存在である。敵の足を止めつつ、攻撃を封じるような、アクション性の高い本作ならではの戦い方を満喫できる、他のジョブ以上にプレーヤースキルが如実に現れそうなジョブである。ユニーク特性はスキルを早く使用できるファスト キャスト。敵の行動を阻止するドミネーション、敵のスキル詠唱を妨害するイリュージョン、敵のエネルギーをより多く吸収するインスピレイションといった特性を持つ。

酒場のバーテンのような格好をした、ユニークな世界観を醸し出すメスマー。ちょっと気取った攻撃ポーズも、敵を幻惑するジョブの特性が良く出ていて面白い

●エレメンタリスト

 エレメンタリストは、火、水、土、風の四大元素を具現化する呪文を使いこなす。敵を直接攻撃するだけでなく、味方を助け、敵の能力を弱めるという、魔法の万能選手でもある。ただし呪文には時間のかかるものもあり、敵と同距離を取るかが重要になるだろう。ユニーク特性は自分のエネルギーを高めたり再生値を上げるエネルギー。他には、広範囲の攻撃を得意とするファイア、敵の動きを鈍らせるウォーター、防御用のアース、攻撃と弱体化に使えるエアーといった特性を持つ。

こちらの服装はSFに出てくるような格好だ。ネクロマンサーの身体のぴっちりした鎧などもファンタジーという世界観からは少しはずれていて興味深い。エレメンタリストは炎の雨を降らせたりと、派手なスキルを多く持つ。攻撃型にするか、防御型にするかなど、他のジョブ以上にプレーヤーの個性が出そうである

2005-2006 (C) Copyright ArenaNet Inc. and NCsoft Corporation. All Rights Reserved. Guild Wars and all associated Guild Wars logos and designs are trademarks of NCsoft Corporation. NCsoft, the interlocking NC logo, and all associated NCsoft logos and designs are trademarks or registered trademarks of NCsoft Corporation. NC Japan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right to publish, distribute, and transmit Guild Wars in Japan.

□エヌ・シー・ジャパンのホームページ
http://www.ncjapan.co.jp/
□「ギルド ウォーズ」のページ
http://www.guildwars.jp/
□関連情報
【12月21日】NCジャパン、WIN「ギルド ウォーズ」
パッケージ購入者特典のゲーム内アイテムを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051221/gw.htm
【12月14日】NCジャパン、WIN「ギルド ウォーズ」公式サイト開設
PvPシーンのムービーなど多数のコンテンツを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051214/gw.htm
【12月5日】NCジャパン、ATIユーザーイベントで「ギルドウォーズ」試遊台を展示
GIGABYTEの最新ビデオカードのパッケージに15時間プレイチケット同梱
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051205/ncj.htm
【11月18日】NCJ、「ギルドウォーズ」のパッケージ版を1月20日に発売
パッケージ版オリジナルのアイテムが付属
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051118/gwpack.htm
【10月24日】NCジャパン、MMORPG「ギルド ウォーズ」
月額課金なしでプレイ可能な「パッケージ課金」を採用
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051024/gw.htm
【8月8日】NCジャパン、独自のPvPシステムを搭載したMMORPG
「ギルド ウォーズ」日本でのサービスを2005年冬開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050808/guild.htm

(2005年12月27日)

[Reported by 勝田哲也]



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