株式会社セガは、同社が現在オンライン上でサービスを行なっているWindows用競走馬育成シミュレーション「ダービーオーナーズクラブ オンライン (DOCO)」のサービス開始1周年を迎えることを記念し、タレントの吉岡美穂さんをフィーチャーした「DOCオンライン 1周年記念“MEET Miho”キャンペーン」を12月16日から2006年3月31日まで実施する。

　キャンペーンでは、「ダービーオーナーズクラブ オンライン」内の各サーバーで2月4日にGIレースに相当する「Miho CUP」を開催。優勝すると3月5日に中山競馬場のVIPルームに招待され、競馬を観戦できるだけでなく吉岡さんから特製トロフィーが授与され、ツーショット写真も撮影してもらえる。

　また、12月15日から2月10日の間に、吉岡美穂さんをキャラクタ化したゲーム内キャラクタ“Mihoちゃん”を探しだし、彼女の出す「お願い」を叶えてあげると、抽選で2月14日にMihoちゃんからメールが届く「バレンタインチャンス」といったイベントも用意されている。このバレンタインメールはいわゆる当選通知で、このメールを受け取ったユーザーは3月5日に中山競馬場に招待され、VIPルームでレース観戦、そして吉岡さんとツーショット写真を撮ってもらい、その場でラブレター付きのフォトパネルをプレゼントしてくれる。

　そして期間中に、クローズドキャンペーンとして、会員登録しているユーザーの中から抽選で520名に、キャンペーンオリジナルグッズがプレゼントされる。A賞は、ゲーム内のMiho's ROOMにあるMihoちゃん愛用の「Miho's ROOMシューズ」で、20名に当たる。B賞は「MEET Miho キャンペーン」オリジナルマウスパッドで、500名に当たる。

　同社は今回のキャンペーンを開始するにあたり、都内で、吉岡美穂さんを招いて記者会見を行なった。会見にはCS統括本部の岡村秀樹統括本部長と、「DOCO」のプロデューサーの高谷慎太郎さんも出席。岡村氏は「セガは『ドリームキャスト』を発売し、ネットワークという分野において牽引役を務めてきた」と切り出し「DOCO」については「愛馬を育てる楽しさ、愛馬と語り合う楽しさ、コミュニケーションをとる楽しさ、愛馬と共に生活するシーンを盛り込み、ユーザー同士で語り合うというコミュニケーションを提供していきたいというコンセプトから製作を開始した」と説明。今回のキャンペーンについては「さらに多くの人に楽しんでもらいたい」ということから、吉岡さんを起用して実施することとなったようだ。

　吉岡さんは今回のキャンペーンに参加することになって、「嬉しかったです。最近ゲームをやってなかったのですが、撮影現場で少しやらせてもらい、はまりそうで恐くなりました」と感想を述べた。吉岡さんは競馬も詳しく、馬も正直で好きだという。PCゲームについては、少しプレイしたことはあってもはまることは無かったとか。しかし「DOCO」には、自分で馬を育てていくことから、「愛着がもてそうで、寝ないでやってしまいそう」とコメント。

　今回、吉岡さんを起用した理由について高谷氏は「1周年を迎え、これまではレースを前面に押し出してプロモーションしてきましたが、『DOCO』の大きな特徴として世界があってプレーヤーがそこで生活しているという部分があります。その“柔らかい部分”を1周年を迎えた今、前面に押し出していきたいと。そこで、吉岡美穂さんのような“癒し系”の雰囲気を持った人がキャンペーンに参加してもらえたらということから、お願いしました」と説明。吉岡さんについては、キャラクタ化を行なうための写真撮影なども含め、かなり長い時間に渡って綿密に打合せを行なったと言うことで、「期待通り(高谷氏)」と言うことだ。

　吉岡さんは自身をキャラクタ化したゲーム内に登場する“Mihoちゃん”については、「美形になっているなぁ」と一言。製作に当たってはデザイナーが色々な写真を集め、かなり力を入れて、時間を掛けて、必死になって作り上げたという。吉岡さんは「最初見たときは、嬉しかったですけど、キャラクタになって、私がこのゲームの中にいるというのが、不思議な気分だった」と答えた。その分身ともいえる“Mihoちゃん”の住む家はセレブらしく超豪華。内装などは吉岡さん自身が白を基調にデザインしたのだとか。かなり迷って作ったのだという。

　キャンペーンをゲームに織り込むという手法はオンラインゲームならではだが、高谷氏は「今回、気をつけたのは、吉岡美穂さんの雰囲気を損なうことなくゲームの中に反映できないかと。また、このキャンペーンを行なうことで、ユーザーの方々が喜んで貰えるよう気をつけました」と答えた。ちなみに吉岡美穂さんに「DOCO」において、何がしたいかを伺ってみたところ、「私、女の子なので部屋の模様替えをしょっちゅうして、いろんな人に部屋に遊びに来て欲しいですね。あとは、GI優勝したいですね。自分の馬でGIに優勝するというのが、馬主としてやっぱり一番の目標じゃないかなと思ってます」とやる気十分なコメントを残してくれた。

　吉岡さんはゲームの魅力について「私がゲームをやっていると、周りの人も『何してるの?』といっしょに参加してくれるんです。そう言う周りとのコミュニケーションもありますし、馬を育てて、いっしょに生活して、自分が馬主になった気分を味わえるというのが一番の楽しみなんじゃないかなと思います」とアピールした。

　また、このキャンペーンに合わせて吉岡美穂さんのブログ「吉岡美穂のロハスマ日記」も12月16日から3月31日まで期間限定で公開される。公開場所は「@niftyココログ」。ゲームの進捗状況や近況、プライベートで撮影した写真なども公開される予定だという。

【記者会見】
馬も競馬も好きで、ゲームもすると言うことで、今回のキャンペーンに起用されたことを喜んでいたような吉岡美穂さん	会場にはリムジンで乗り付けた吉岡さん。ゲームにも登場する“うまくん”が吉岡さんをエスコート。吉岡さん曰く「ちょっと緊張した」とか
プロデューサーの高谷慎太郎さん。吉岡さんの起用については「マイペースで癒される」イメージを持つ彼女が、キャンペーンイメージと合致するからということだ	馬のオーナーと言うことでセレブなイメージの衣装でトークショウを展開。馬主と言うことで「G1優勝馬を出したい!」とコメント	吉岡さんは、ゲーム内に登場するキャラクタ (Mihoちゃん) を見て「ほりが深くて美形になってるなぁ」とまんざらではない様子。デザイナーさんはたくさんの写真を集めて製作にかなりの時間を掛けたとか
「MEET MIHOキャンペーン」の一環として行なわれるイベント、「Miho Cup (2月4日開催)」。優勝者は3月5日に中山競馬場に招待され、弥生賞を観戦できるだけでなく、吉岡さん自身から特製トロフィーを手渡しされる		「バレンタイン・チャンス」も開催。ゲーム内に登場するキャラ、Mihoちゃんの出すクエストを解いた人を抽選で中山競馬場に招待し、吉岡美穂さんとツーショット写真を撮影してプレゼントされる
ゲーム内に登場するMihoちゃんの愛馬が白い馬と言うことで、会場に登場した白い馬といっしょにツーショットで撮影。ちょっとおっかなびっくりな吉岡さん	最後まで吉岡さんをエスコートした“うまくん”。ちょっと顔が大きいです……	冒頭に挨拶したCS統括本部の岡村秀樹統括本部長。「ドリームキャスト」をはじめとしてセガがオンラインとコミュニケーションを重視してきたと説明
【スクリーンショット】
こちらがゲームに登場する吉岡美穂さんをキャラクタ化した“Mihoちゃん”	愛馬は白い馬。隣はMiho厩舎と表示されている	Mihoちゃんの家の中。白を基調とした清潔感溢れるものとなっている。もちろんデザインしたのは吉岡美穂さん
「ダービーオーナーズクラブ オンライン」のスクリーンショット。テーマが「馬とともにある生活」ということで、愛馬をつれてのコミュニケーションが繰り広げられる。写真中央はパドック、右写真は迫力のレースシーン

(C)SEGA CORPORATION, 2004, 2005

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「ダービーオーナーズクラブ オンライン」の製品情報
http://sega.jp/pc/doco/
□「ダービーオーナーズクラブ オンライン」のページ
http://www.doc-online.jp/
□「MEET Miho キャンペーンサイト」のページ
http://www.doc-online.jp/MM/
□「吉岡美穂のロハスマ日記」のページ (16日公開)
http://meet_miho.cocolog-.nifty.com/
□関連情報
【2004年12月2日】PCゲームファーストインプレッション
「ダービーオーナーズクラブ オンライン」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041202/doco.htm

(2005年12月14日)

[Reported by 船津稔]