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【連載第41回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

ゲームグッズ界の風雲児、「オレコマンダー」で連射機能を身に着ける!


当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。



 今回のゲームグッズ研究所は、とうとう販売が開始されたHORIの装着型連射装置「オレコマンダー」をレポート! 「オレコマンダー」は「ゲームライフをより快適で楽しくする特殊機能を“自分自身の身体に備えさせる”」というコンセプトで開発されているペリボーグシリーズの第1弾。これを指に装着することで、連射機能を搭載していないコントローラーでも最大で秒間20回以上の連射を行なうことができるのだ。今までには無かったコンセプトを持つゲームグッズ、その実力と実用性に迫ってみた。

 そして後半ではニンテンドーDS(以下、NDS)のGBA用カートリッジスロットを有効活用することができるゲームグッズ、セガ・ロジスティクスサービスの「でてくるシリーズ」3製品をレポートしているので、合わせてチェックして頂きたい。



● 指の残像が確認できるほどのパワフルな連射を実現!

「オレコマンダー」

    メーカー:HORI
    価格:2,079円
    重量:約110g(電池込みで約155g)


 それではまず、「オレコマンダー」の外観から見ていこう。本体はモーターが内蔵された連射ユニットと、電源を供給する電池ユニットに分かれており、それらがコードでつながれている。連射ユニットに備えられた「連射切り替えスイッチ」により、連射の速度を小、中、大の3段階で切り替えることが可能だ。パッケージには4本のマンガン単4乾電池が付属しているが、これは動作確認用の電池であり、「オレコマンダー」の性能を引き出すためにもアルカリ電池を使って欲しいとのこと。ということで今回のレポートではアルカリ電池を利用した。

パッケージには、「オレコマンダー」本体と、本体を指に固定するための指ベルト、単4マンガン乾電池4本を同梱 こちらが「オレコマンダー」の心臓部ともいえる連射ユニット。前面には「連射切り替えスイッチ」と「モード切替スイッチ」が設置されており、指が触れる部分は柔らかなスポンジで守られている
電池ユニットはマジックテープ式のベルトで手の甲や腕に固定する。背面には連射ユニットと同じスポンジが取り付けられている

 次に「オレコマンダー」の装着に入るわけだが、装着方法は用途に合わせた2つのスタイルが提案されている。ひとつは連射ユニットを親指に装着するスタイル。これは、ゲームパッドや携帯ゲーム機で利用するときに適している。もうひとつは、人差し指、または中指に装着するスタイル。スティックコントローラやアーケード筐体のコントローラで利用したい場合はこのスタイルで決まりだろう。

 装着方法はいたってカンタン。まずは、電池ユニットをマジックテープ式のベルトで腕に固定する。連射ユニットを親指に装着する場合は、電池ユニットを手の甲に固定することも可能だ。次に、連射ユニットへゴム製の指ベルトを2本取り付け、その間に指を通す。最後に指ベルトを引っ張り、指を固定すれば装着完了。ちなみに、強く固定することで振動が指へ伝わりやすくなるため連射速度が向上するのだが、締め付けすぎると指がうっ血してしまうのでほどほどに。

親指に装着する場合は、連射ユニットの可動部分が親指の第1間接にあたる位置に装着
連射ユニットを人差し指に装着。この場合は第2間接に連射ユニットの可動部があたるように固定する

 連射の準備が整ったところで「連射切り替えスイッチ」をONに切り替える。ONにしただけでは連射ユニットは反応しないのだが、指を10度ほど曲げたところ、残像が見えるほどの速度で指が振動しはじめた! 内蔵されたモーターが回転することで連射ユニットが激しく振動し、その振動が指に伝わり連射をしているときと同様の動きが再現されるのだ。また、「連射切り替えスイッチ」をHOLDに切り替えれば、常時連射の状態にすることもできる。

【画像をクリックすると動画が再生されます】
指を曲げて連射を発動し、スイカをひたすら叩く。「ポコポコポコポコ!」という激しい打撃音から、そのパワーを感じていただけると思う【WMV形式:1.0MB】
 「オレコマンダー」を使用した時、指がどのような動きをするのか気になるところだろう。 連射といえば高橋名人、高橋名人といえば伝説の16連射スイカ割りということで、スイカをターゲットに連射のパワーをテストしてみた。残念ながらスイカが砕け散ることは無かったが、皮に爪のあとが刻まれるほどパワフル。その模様を動画に収めてみたので、是非ともチェックしてみて欲しい。ちなみに、テストに利用したスイカは研究所員一同でおいしく頂きました。

 スイカを叩いた時点で連射の感触はつかめたのだが、気になるのは実際の連射速度である。そこで、'87年にハドソンから発売されたなつかしの連射測定器「SHOOTING WATCH」、通称「シュウォッチ」を利用し、「オレコマンダー」の実力をチェックしてみることにした。「シュウォッチ」は10秒間に何回ボタンを叩くことができるのか、デジタルカウンターで表示してくれるゲームグッズだ。ファミコン世代の方であれば、一度は触れたことがあるかもしれない。

 まずは、生身の指で連射速度の測定を行なった。連射のスタイルは、筋肉を緊張させたときに発生する震えを利用した、いわゆる「ケイレン連射」である。筋肉に軽い疲労を感じるまで繰り返し測定してみたところ、最高スコアは129、秒間13連射程度が限界であった。

 次に、「オレコマンダー」を中指に装着、連射速度切り替えスイッチを“小”にして測定した。その結果、5回の平均スコアは162、最高スコアは165! 一番弱い設定にもかかわらず、高橋名人の象徴的な記録である秒間16連射を軽々と実現してしまったのだ。さらに、連射速度切り替えスイッチを“中”にして測定してみたところ、5回平均で182、最高185、“大”では5回平均で203、最高で206というスコアを叩き出した! 人の指は秒間20連射の負荷に耐えられるのだろうか? といらぬ心配をしてしまうほどの驚きである。

【画像をクリックすると動画が再生されます】
こちらが「シュウォッチ」。18年以上の時が経っているため右隅の黄色いラインがほとんど消えてしまっているが、測定機能はバッチリ動作する 生身の指で「シュウォッチ」の連射速度測定に挑むが、記録は10秒間に129回が限界であった 中指に「オレコマンダー」を装着し、連射速度切り替えスイッチを“大”に設定して測定を行なったときの動画。秒間20連射を軽々実現! 【WMV形式:1.4MB】

オキシライド電池パワーにより10秒間で227連射を記録!
 さて、付属のマンガン乾電池よりもアルカリ乾電池のほうが「オレコマンダー」の性能を発揮できるということを考えると、さらにパワーのある乾電池で試したくなってきてしまう。そこで、アルカリ乾電池の代わりにパナソニックのオキシライド乾電池を利用してみることにした。これは、アルカリ電池よりも初期電圧が高く、モーターなどをよりパワフルに、長時間動作させることができるという乾電池。モーターを利用している「オレコマンダー」でもその効果を期待できるかもしれない。

 早速オキシライド乾電池を電池ユニットへセットし、連射速度の測定を行なってみた。その結果、5回平均のスコアで224、最高227を記録、アルカリ乾電池では秒間20連射が限界だったが、オキシライド乾電池に変えただけで秒間22連射まで上昇したのである。オキシライド乾電池はアルカリ電池に比べるとやや価格が高いものの、より速い連射を求めたい場合には非常に効果的。ありえなさそうではあるが、連射の速さがポイントになるゲームを「オレコマンダー」ユーザー同士で対戦する時には、こっそりとオキシライド乾電池を仕込んできたいところだ。

● 「オレコマンダー」はまだ序章、今後のペリボーグシリーズにも期待!

 「シュウォッチ」のテストにより十分な連射性能を持つことがわかった「オレコマンダー」。もちろん、実際のゲームプレイでも活躍する。例えば、任天堂から発売されたハドソンのシューティングゲーム「ファミコンミニ スターソルジャー」をGBMでプレイしてみると、ボタンの連打に気を使う必要がなくなるため難易度はグンと下がる。弾を何発も撃ち込む必要がある敵「ラザロ」も約2秒で余裕の撃破。なんとも爽快な気分を味わうことができた。一見「ネタ? 」と思ってしまう「オレコマンダー」ではあるが、意外にもコンセプトどおりに“ゲームライフをより快適に楽しく”してくれたことに驚いた次第である。

GBMで「オレコマンダー」を使うときは、連射ユニットを親指に装着する マウスも秒間20クリック! PCでゲームをプレイしている方にもオススメだ

 ただし、気をつけなければいけないことがひとつ。「オレコマンダー」を装備することで、常人では成しえない連射を実現できるわけだが、それだけに指への負担もなかなかのもの。長時間利用していると、指先の感覚が若干鈍くなってくる。そのためボタンを深く押し込んでしまい、連射が途切れてしまうこともしばしば発生した。何より、身体への影響も気になるところだ。ということで、取り扱い説明書の注意事項を良く読み、適度に休憩を取りながら連射を楽しんで欲しい。

 そしてこのペリボーグシリーズ、シリーズというだけあって既に第5弾までの試作機が完成している。第2弾となる装着型食事装置「ショクシ」については今冬にも発売される予定だ。ゲームグッズ界に革命をもたらさんとするペリボーグシリーズ、今後の展開を期待せずにはいられない。

 それでは最後に、セガ・ロジスティクスから発売されたDSのGBAカートリッジスロットを活用するためのゲームグッズ、「でてくるシリーズ」を紹介して、今回のレポートを締めくくらせていただくことにしよう。



● DSのGBAカートリッジスロットをDS用のグッズを「でてくるシリーズ」

 DSでGBA用タイトルをプレイしない方は、GBA用カートリッジスロットをもてあましているのではないだろうか? セガ・ロジスティクスサービスの「でてくる シリーズ」は、そのGBA用カートリッジスロットを有効活用してしまおうという製品群。タッチペンやDS用カードケース、スクリーンクリーナーをGBAカートリッジサイズに収め、それをGBAカートリッジスロットに装着しておくことで無理なく常備できるという、アイデアが光るゲームグッズである。また、GBAカートリッジスロットへのホコリやチリの進入を防ぐという役割も同時に果たしてくれることもポイントのひとつだ。

「でてくる タッチペン」

    メーカー:セガ・ロジスティクスサービス
    価格:1,029円

 「でてくる タッチペン」は、GBAカートリッジスロットに収納可能な伸縮式のタッチペン。ペン先の突起を引っ張ると側面のロックボタンにより固定され、約9.7cmのタッチペンとして利用することができる。再びGBAカートリッジスロットに収納したいときは、側面のロックボタンを押しながらペン先を戻すだけだ。ペン先の素材は不明だが、タッチパネルを激しく擦ってもタッチパネルに傷が付くようなことは無く、標準タッチペンと同等のすべり具合であった。

パッケージにはレッドとグリーンの2色が同梱されている

 ユニークな形のタッチペンとなるが、指の付け根全体で支えることができるので意外に持ちやすくて疲れにくい。ただ、ペン自体の幅が広いため、ペン先周辺の映像が若干隠れてしまう。とはいうものの、標準タッチペンよりも2.2cmほど長くなったおかげで、ペンを持った手がタッチパネルを覆う面積は少なくなり全体的には視界が広くなる。本体に収納可能な伸縮式のタッチペンは、本連載の第40回でも紹介したが、いずれも標準タッチペンと同じ太さとなっているので、疲れにくいタッチペンを常備しておきたいという方にはありがたい製品といえよう。

「でてくる タッチペン」でタッチパネルの左上をタッチしてみた。細い線になぞるという操作は若干苦労するかもしれない GBAカートリッジスロットにはピッタリと収めることができる

「でてくる スクリーンクリーナー」

    メーカー:セガ・ロジスティクスサービス
    価格:1,029円

 DSでゲームをプレイしているときに、思わず指でタッチパネルを触ってしまい、皮脂が付いて画面が見にくくなってしまうことがある。また、タッチパネルにホコリやチリが付着したままタッチペンで擦ると、ペン先にホコリやチリが巻き込まれ、タッチパネルに傷をつけてしまう場合もある。できることなら、タッチパネルはいつでも綺麗にしておきたいところだ。そんな希望に答えてくれるのが、「でてくる スクリーンクリーナー」。カートリッジ状の本体には布素材のクリーナーが収められており、中心のつまみをスライドさせるとクリーナー部分が露出するようになっている。

レッドとグリーンの2色で1セットのパッケージ。クリーナー部分は布素材に包まれた板のようになっている

 タッチパネルのホコリやチリを除去するだけなら、縦方向にさっと2回ほどなでるだけでOK。クリーナー部分の幅がタッチパネルの縦幅よりも1mmほど広くなっているため、横方向にひと拭きとはいかないところは少々惜しい点だ。頑固な皮脂汚れについては、クリーナー部分の角を使い5、6回擦ることで綺麗にふき取ることができた。

ヘラのように汚れをそぎ落とす感じで使用する。クリーナー部分の角を使えば、タッチパネルの枠近辺の汚れも綺麗にふき取ることができる 「でてくる タッチペン」と同様に、GBAカートリッジスロットに丁度収まるサイズ

「でてくる カードケース」

    メーカー:セガ・ロジスティクスサービス
    価格:819円

 「でてくる カードケース」は、GBAカートリッジスロットにDS用のカードを1枚収納することができるケース。DSカードスロット内にDSカードを収めておけば、本体だけで2枚のDSカードを持ち運ぶことが可能。ケースは半透明になっているため、どのソフトを収納したのかひとめで確認することが可能となっている。

グレー、グリーン、レッドの3色セット。DSカードは、ケース内にある5つの仕切りのテンションで固定される

 「でてくる カードケース」をDSのGBAカートリッジスロットに収めると1cmほど出っ張ってしまうのだが、ゲームプレイになんら支障は無い。ただ、DS本体とサイズがピッタリな収納ケースを利用している場合はこの出っ張りが干渉してしまう可能性があるので、その点には気を付けておきたい。

 2つのゲームを平行してプレイしている時には文句なしに役立つ「でてくる カードケース」であるが、DSカードスロット内には普段プレイしているゲームを挿入しておき、「でてくる カードケース」には、1人ではあまりプレイしないものの、DSユーザー同士で集まったときに楽しめるタイトルを収納しておくという使い方もオススメである。
「でてくる カードケース」をDS本体に収納。収納した状態でも背面からカードの表面を確認できるのは嬉しい

 今回は、コンセプトがユニークな製品を取り上げてみた。「オレコマンダー」の逆転ともいえる発想、そして「でてくる」シリーズの開いたスロットを使うアイディアにはなかなか好印象だった。今後もシリーズの発展を期待したいし、われわれをあっと驚かせてくれる新たなグッズを楽しみに待ちたいところだ。


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□HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
□セガ・ロジスティクスサービスのホームページ
http://www.sls-net.com/home/

(2005年11月22日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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