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「東京ゲームショウ2005」セガブースレポート その2
「セガラリー2006」などレース2作品と「ぷよぷよ」新作が登場

9月16日~18日 開催(16日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:1,200円(前売1,000円)
    小学生以下無料


 今年のセガブースは、自社タイトルだけで20タイトル以上をプレイアブルで出展している。この中にも、さらに複数のプラットフォームで展開されるものもある。またパートナー企業の試遊台もブース側面にずらりと並べられており、1日がかりで張り付いても全てのタイトルを遊ぶのは難しいほど。本稿では先日レポートした4本のほかに、注目度の高い3タイトルのプレイレポートをお届けする。



■ PS2「セガラリー2006」~ゲームとシミュレータのいいとこ取り

 数年ぶりの登場となる「セガラリー」シリーズ最新作は、アーケードではなくプレイステーション 2で発売される。2台用意された試遊台には、ハンドルコントローラ「GT Force Pro」(ロジクール)とバケットシートが備え付けられており、なかなか快適にプレイできた。ゲームは4つのコースと5つの車種から選択してプレイ可能。

 試遊の前に少し担当者から話を聞いてみると、「今回はゲーム的な面とシミュレーター的な面から、おいしいところのバランスを狙った」という。ラリーレースは、本物に忠実な挙動をするか、あるいはゲーム的にアバウトな動きをするかが、プレーヤーにとっても重要なポイントとなる。本作はその双方のいいところを集めたゲームにするというのだ。

 実際にプレイしてみると、言わんとしていることが少しわかった。ゲーム的にブレーキをガツンと入れ、ハンドルを大きくひねってドリフトしようとすると、とたんに車体のバランスが崩れて、正面に向き直るのも辛くなる。そこで実車を扱っているつもりでやさしいハンドリングをしてみると、想像以上にスルスルとカーブを抜けていった。

 最終的にはドリフトをどんどん決めていったほうがいいタイムは出るとは思うが、その際にはかなりシビアな操作が要求される。ただ無理な運転をしない限りは異様なほど安定して走れるように感じた。それが証拠に、ドライブゲームをやりこんでいそうな若い男性は車体がぶれて安定せず、早々にリタイヤする様子が見られたが、アクセルに足が届くかどうかという小さな子供が意外とうまく走れていたりする。

 初心者には間口が広く、上級者には骨があるという、なかなか面白いセッティングだと思う。これが意図したバランスなのかは不明だが、個人的には極端な操作が要求されるレースゲームよりも好みに合う。ハンドルコントローラでゆったりと遊ぶにはよさそうだ。

 発売は2006年1月の予定。価格は7,140円。

【スクリーンショット】

(C)SEGA Corporation, 2006

□「セガラリー2006」のページ
http://www.segarally.com/



■ PSP「頭文字D STREET STAGE」~AC版を携帯ゲーム機で忠実に再現

 PSPでは初めての登場となる「頭文字D」シリーズのタイトル。アーケードでは根強い人気を誇るレースゲームだけに、PSP版で「どこまで動くのか」が気になる人も多いだろう。

 会場の試遊機では、妙義と秋名の2コースが選択可能。妙義には武内樹のAE85、秋名には池谷浩一郎のS13がライバルとして登場する。前者が初心者向け、後者が上級者向け。自分の車はAE86トレノとFD3SI型から選択できた。

 映像面は、ほぼ満点をあげてもいいほどのできばえ。PSPはワイド画面なので若干比率が異なるものの、映像のクオリティはかなり高い。通りかかった人たちも、「これってPSP版だったの?」とみな一様に驚いていた。フレームレートはまだ若干低めだが、レースに支障がでるほどのものではなかった。

 操作は十字キーとアナログパッドの両方に対応。「ハンドルコントローラが使えないと」という人もいるようだったが、どこでも「頭文字D」がプレイできるというのが本作の最大のメリットと考えるべきだろう。

 今冬発売予定で、価格は未定。無線通信対戦にも対応する。

【スクリーンショット】

(C)しげの秀一/講談社
(C)SEGA, 2005
All manufacturers, cars, names, brands and associated imagery featured in this game are trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners. All rights reserved.

□「頭文字D STREET STAGE」のページ
http://sega.jp/psp/initiald/home.html



■ PS2/PSP/DS「ぷよぷよフィーバー2(チュー!)」~基本は変わらずボリュームアップ

 ぷよの年として大いに盛り上がった2004年に続き、今年も「ぷよぷよフィーバー2(チュー!)」という続編が発表された。PS2、PSP、DSの3プラットフォームへの展開で、発売日はいずれも11月24日。価格は各5,040円。

 基本的なゲームシステムは前作からほぼ変わりないが、さまざまな面でボリュームアップが図られている。新主人公の男の子「シグ」や幽霊の「レイ」くんなど新キャラクタが多数追加されたほか、ステージ開始前の漫才の内容も一新。かわいいキャラクタでも人気を集めている作品だけに、新キャラクタの追加はユーザーには素直に嬉しい話題だろう。

 また本作では、初心者でもクリアできるように、いくつかの仕掛けが盛り込まれている。まずはアイテムシステムの追加。ゲームをプレイするたびにポイントがたまり、そのポイントでアイテムが購入できるようになる。アイテムは、最初にいきなり大量のおじゃまぷよを送り込むものや、フィーバーゲージを増やした状態でスタートできるものなど、さまざまな効果を持つ。これをステージ開始前に選んで使用できる。どうしても勝てない相手には、これでハンデを与えられるわけだ。

 またシングルプレイでは途中セーブ機能も搭載。なかなかクリアできなかったり、短時間しかプレイできない場合でも、少しずつ継続してプレイできるようになった。

 対戦ではモード選択が可能で、フィーバーなしの「通モード」や、変則ルールの「トラップモード」などが選べる。PSPとDSでは、無線通信対戦にも対応する。

 ちなみに会場でプレイできたPS2版では、連鎖時にズームする演出がなくなっていた。
【スクリーンショット】

(C)SEGA Corporation, 2005

□「ぷよぷよフィーバーチュー!」のページ
http://puyofever.sega.jp/



□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「東京ゲームショウ2005」のページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□関連情報
【9月17日】「東京ゲームショウ2005」セガブース イベントレポート
次世代機の映像紹介から「ラブラビッツ」ライブまで
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050917/sega2.htm
【9月9日】「東京ゲームショウ2005」セガブースレポート その1
PS2「龍が如く」試遊台を18歳以上限定で公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050916/sega1.htm
【9月9日】セガ、「コンシューマ事業戦略発表会2005」開催
「PSU」Windows版発売決定など新情報続々
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050909/sega_1.htm

(2005年9月17日)

[Reported by 石田賀津男]


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