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会場:幕張メッセ
入場料:700円(前売)、1,000円(当日) 「第43回アミューズメントマシンショー」のナムコブースは、「ドルアーガ オンライン ザ・ストーリー・オブ・オーン」、「鉄拳5 DARK RESURRECTION(仮称)」、「コブラ ザ・アーケード」をはじめ、「マリオカート アーケードグランプリ」、そしてバンプレストとの共同出展となる「機動戦士ガンダム 戦場の絆」など、ビデオゲームのプレイアブルタイトルが非常に充実していたのが印象的だった。「機動戦士ガンダム 戦場の絆」に関してはバンプレストブースのレポートに譲るとして、早速他のタイトルをチェックしていこう。 ■ 「ドルアーガ オンライン ザ・ストーリー・オブ・オーン」
さて、前回と違うのは、タッチパネルでの操作に加え、アタックボタンが装備されたこと。攻撃は基本的にこのアタックボタンで行なうことになる。これにより、前回はオートで攻撃していたのだが、任意の敵をタッチして、アタックボタンを押すことで攻撃するというスタイルになっている。 また、もう1つ大きく異なるのが、4台セットのステーションに加え、「コミュニケーションタワー」が設置されていたこと。プレイする前に、この「コミュニケーションタワー」にて、キャラクタのデータを保管するICカードを作成し、購入する。ここでできることは、キャラクタメイキングのほか、装備変更、アイテムショップでの買い物、プレーヤー同士のアイテムトレード、ランキングの閲覧、アイテムの合成・染色など。AMショーバージョンでは、あらかじめ用意されたICカードでのプレイとなるので、このタワーを利用することなくゲームを遊べる。
また、前回は、ギルガメス(ギル)とカイのみだったプレーヤーキャラが、さらにイラストのみ登場していた中級者向けの「ワルキューレ」、上級者向けの「ゼオバルガ」と2キャラ追加となっていた。これで、ギルが戦士、ワルキューレが弓兵、カイが魔法使い、ゼオバルガが戦闘ロボットタイプと、4人同時プレイのための役割分担が明確になった。
物語の舞台となる「オーン(AON)」は、人間の住む地上と神々の住む天界の間にある世界。この世界に突如現われた魔王ドルアーガが侵攻を開始。オーンの民は抵抗もできずに征服されてしまう。ドルアーガの復活の謎を解き、オーンを救い、世界の滅亡を防ぐのがこのゲームの目的となる。 ゲームモードには2つのタイプが存在する。1つは「エピック」。初めてゲームをプレイすると遊べるもので、各キャラクタ1回しかプレイできない。これでストーリーの全貌が明らかになるという。いくつかのエピックをクリアすると、もうひとつのゲームモード「クエスト」が選択できるようになる。クエストは何度もプレイすることでキャラクタを育てていくことを目的としている。今回のショーではこの「クエスト」が3タイプ遊べるようになっていた。 ゲーム中にキャラクタのHPが0になるか、画面左上のタイマーカウンターが0になると登場する「ウィル・オー・ウィスプ」に触れると死んでしまい、ゲームオーバーとなる。移動はマウスを使ったゲームに似ている点は前回同様だが、今回はキャラクタ移動にもかなり格差があり、移動速度に優れるカイの場合、ほぼダッシュしているかのごとく高速な移動が可能。敵キャラも高速に移動するナイトなどが登場し、アクション性がさらに高まった印象だ。 右下のメニューには「フォース」、「アーツ」、「アイテム」、「チャット」といったメニューが並ぶ。「フォース」はいわゆる魔法。精神力(AP)を消費するが、発動に時間を必要とする分、その威力はなかなか強力。「アーツ」は、APを使用せずにキャラクタ固有の特技のようなものが使用できる。ナイト系の盾を装備しているような敵キャラクタの場合、キャラの正面から通常の攻撃をしてもガードされて無効となる。こんな場合は、フォースを使って切り抜けたり、アーツを使って敵をおびき寄せ、仲間に攻撃してもらったりと工夫が必要になってくるわけだ。 そんなときに有効なのが「チャット」。コマンドの「アイコン」を押すとアイコンチャットが並ぶ。その中の使いたいアイコンをクリックするとキャラクタの頭上にアイコンが表示されるというものだ。 また、ダンジョンの中では仲間と同時にスイッチを踏まないとドアが開かなかったり、巨大なボスが待ち受けていたりするので、シングルプレイよりもマルチプレイのほうが戦略的にも有利。今回のショーバージョンでは会場内の4人が同時にスタートしないと協力プレイができなかったが、製品版では、全国のプレーヤーとのパーティプレイが可能となる。
実際にカイでプレイしてみたが、前回プレイしたときよりもスピーディなプレイができた。移動が早くなっていることもあるし、敵の動きも多彩になったことで移動、攻撃と的確に行なうことによりメリハリの付いたプレイができるようになったことが大きい。同時プレーヤーが戦場の特定の場所に固まってしまうと、敵をターゲットしようとして仲間をターゲットしてみたりすることが多少あった。このあたりはプレーヤーの操作スキルと状況判断ができるようになれば解消する問題だと思われる。
■ 新キャラ2キャラがプレイアブル!! 「鉄拳5 DARK RESURRECTION(仮称)」
また、会場で上映された映像から、高ランクの新たな段位が存在することが明らかになった。また、コスチュームのカラーチェンジも行なえ、カードデータは引継ぎできることが公言されている。既存キャラにも多数の魅力的な新技が投入されている。デビル仁のビームを使った投げ技や、吉光の新投げ、ポールの新たな3段打撃などが入っていた。また、いくつかのキャラクタの技が新モーションになっていることも確認できた。 さて、コマンドサンボの使い手、ドラグノフとストリートファイトスタイルのリリが登場したわけだが、それぞれ独自のユニークなプレイ感になっている。
まずドラグノフだが、4RPLPLKでの「サミング&クリップ」に代表されるような、ヒット時に関節技に移行する技が多数見られた。関節技からの関節コンボも装備。44_【LPRP】の「フェイントキャッチ」はステップインからのつかみ。マウントポジションからの打撃がこのキャラオリジナルのモーションになっている。236_RPの「ブーストエルボー」はポールの「裏疾風」のような打ち上げ効果のある肘打ち。コンボ始動技としてはそれなりに使えそうな雰囲気だ。他にも、転がりながらの前移動、当身技なども持っており、スピードはあまりないが、パワーでチャンスにきっちりとダメージをもっていけそうなキャラクタだ。 リリのほうはといえば、LPRPRKの「ワンツースパインシュート」の3段目など、キック系統の技になかなかいやらしい技が多い印象。とくに、下段技がスライディングなどいくつか素早いものを持っており、下段の対処を怠ると痛い目にあいそう。また、前転から倒立する技も持っており、そこからの派生などもある。この前、後転しながらのキック系統の技が印象的。また、起き上がりに使えそうな技も多数あり、ダウンしてもうかつな起き上がりをすると浮かされてしまう。また、シャオユウのような相手の頭上を飛び越える技なども使えるうえ、膝蹴りからの派生技がカウンターヒットで大ダメージを与えていた。パンチのリーチが短めで、キックのモーションが大きい代わりにリーチがあるなど、背丈を活かした長短織り交ぜた攻めがポイントになりそうなキャラクタだろう。 新ステージは、背景で動くものが増えている。前回の記事で新ステージとして紹介した狼がいるステージでは、実際に複数の狼が徘徊している様子がわかるし、昼夜設定された既存のステージにおいても、ギャラリーやネオンなどいろんなところに仕掛けが用意してあるようだ。昼になるとガラッと明るいイメージのビジュアルになったりもするので、新鮮味を持って遊べるだろう。
■ そのほかのタイトル
□アミューズメントマシンショーのホームページ (2005年9月1日) [Reported by 佐伯憲司]
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