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会場:さくらや新宿ホビー館1階
【Train Simulator 京成・都営浅草・京急線】
価格:7,140円
雨がポツポツと落ちる中、外に面した試遊台が設置された店頭には20人から30人が集まり、向谷氏の登場をいまや遅しと待ちかねていた。現われた向谷氏は天候について触れ、「実際の天気と連動して、プレイするときの天候が変わるというのはどうだろう? やっぱりプレイステーション 3やりたいなぁ。来年の夏頃とか」とPS3への参入への意欲をアイディアを交えて語った。 プレイステーション 3では処理能力も格段にアップするが、わかりやすいところではブルーレイディスクを採用しているため、「Train Simulator」などの映像を利用したソフトウェアは飛躍的な向上を見込める。ハイビジョン映像を収録し、画質も向上するだけでなく、往復が可能となったり、それこそ天候についても各種映像を収録することができるだろう。そういった意味では次世代機の力をわかりやすく示すソフトといえるわけで、参入が楽しみなところである。向谷氏は「プレイステーション 3云々かはわからないが、今後もプレイステーションをプラットフォームとして制作していきたい」と語った。 今回のイベントでは雨の中で行なわれたこともあって、手短かに「Train Simulator 京成・都営浅草・京急線」のアピールポイントを説明することとなった。まずは教習所でのブレーキ練習。「Train Simulator」において重要となってくるのは、いかに定刻通りにきちんと停車することができるかという点にある。このことから、車両や駅、駅までの距離やスピードといった各種条件を変更して、停車することができるかを訓練することができるモードが用意されている。ここでは毎回、得点が表示されるが、得点が多ければ多いほどポイントがたまるようになっている。 ポイントは今作では重要で、車両の購入や、乗れば乗るほど耐久性の落ちた車両の検車費用に充てることができる。貯めれば貯めるほど有利であることは言うまでもない。ブレーキ練習について向谷氏は「是非やっていただきたい」とアピールした。ちなみに今回導入された「ブレーキナビ」をブレーキをかけるときに参考にすると、非常にプレイが楽になる。「ブレーキナビ」とは、スピードと距離をグラフ化し、現在どれくらいブレーキをかけると停車できるかが一目でわかるシステムのこと。この機能を利用すれば初心者でもどれくらいブレーキをかければいいかがわかるため、参考にすることができるだろう。 このほかにも、ポイントで車両を購入して増やしていくことや、アナログコントローラで運転台をある程度上下することができる機能、走行音へのこだわり……等々をデモプレイをとおしてひとつひとつアピール。また、スカイライナー (AE100) の定速ノッチのリアルなシミュレートプログラムなどについても語った。 最後には今回の制作にあたっての苦労話として「スカイライナーの車内放送が長いためメモリを確保するのが難しかった点などが挙げられた。このほかにも運転台の描画のクオリティアップや、「モーター音・走行音など音でデータを取られて苦労した」と、やはりミュージシャンなだけあって、音へのこだわりは相当なようだ。
前作「Train Simulator 九州新幹線 (通信販売、および九州でしか販売されなかった)」から1年8カ月をかけて制作された最新作。今回もDVD2層式になっており、「ソフトの型番を見るとわかるんだけど、DVD2層式なのはこの1年8カ月の間発売されていない。今回は9GB以上収録しており、ぎちぎちに詰め込んだので、是非とも楽しんでもらえれば」と締めくくった。
(C) ONGAKUKAN Co.,Ltd. 2005
□音楽館のホームページ (2005年8月25日) [Reported by 船津稔]
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