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価格:未定
今年3月に情報が出されてから、公式サイトも更新されておらず、しばらく音沙汰なしの状態が続いていた。この数カ月の間に、ゲームバランスに大幅な調整が加えられていたようで、従来の発表とは異なる情報が公開されている。今回はそれらの変更点を中心に紹介する。
久々の紹介となるため、改めてゲームの紹介をしておきたい。本作は、5つの国が覇権を争い、「戦争」と呼ばれる最大50対50の多人数PvPが繰り広げられる、「MMO・アクションRPG×ストラテジー」。戦闘は自由度の高いアクションゲームスタイルを採用。また戦場では、プレーヤー自身が建造物を建てて陣地を作り上げるという、リアルタイムストラテジー的な要素も合わせ持つ。また温かさを感じさせるキャラクタなど、独特な3Dグラフィックスでも注目を集めている。
■ クラスは3つに統合され、スキルシステムを強化 これまで公開されてきた情報では、クラスは全部で7種類あり、それぞれが特徴的な能力を持っていた。ところが今回の発表では、近接戦向きの「ウォリアー」、遠距離戦向けと特殊攻撃系の「スカウト」、魔法系の「ソーサラー」の3つのクラスになることが明らかにされている。これは単純にクラスが減ったのではなく、以前に発表された他のクラスが、上記の3つに統合されている。 クラスが統合されたことにより、各キャラクタの特徴は、身に付けるスキルによって決まっていく。例えば「ソーサラー」の場合、回復魔法や補助魔法、攻撃魔法などから、どの魔法(スキル)を選ぶかによって、同じクラスでも全く違った能力を持つことになる。以前は明確にクラス分けされていた回復と攻撃の魔法を、バランスよく使えるキャラクタも作れるようになるかもしれない。
見た目にはクラスの数は減っているが、クラスの統合とスキルシステムの再構成によって、以前のクラスの垣根が取り払われ、プレーヤーの自由度が増すことは間違いない。各プレーヤーの思惑によって、多彩な戦術が生まれてくることになりそうだ。
■ 戦争では王から与えられた使命を遂行する
プレーヤーがログインすると、王からのメッセージが表示される。ここに「○○を占拠せよ」といった目標が提示される。プレーヤーはこの目標を達成すべく、戦争へと赴く。そして目標を達成すると、報酬が得られるというシステムになっている。
王に忠誠を誓った騎士というより、自分の意志で動く傭兵というほうがイメージに近い。ゲーム的には、行為に対する見返りがあればやる気も高まる。また、PvPである戦争をより盛り上げていく効果も期待できそうだ。
■ 多彩な戦略が生まれる戦争システム 戦争のシステムにも変更がある。従来は、2時間以内に防御側の拠点が落とせるかどうか、で勝敗が決まっていた。これが、敵を倒した数と、建物を建てた際に表示される占領地域の広さで勢力の強さを判断し、勢力が大きく偏った時間が一定時間に達すると勝敗が決定する、というものに変更された。 拠点を落とすとなると、戦法はどうしても画一的になる。変更後の仕様ならば、どこからどういった陣容で攻めるか、また敵の討伐と占領範囲拡大のどちらに重点を置くかなど、幅広い戦略が考えられる。
戦争開始までの流れは、まず5人以上のパーティを編成し、戦争が起こっていない敵国マップに侵入する。そこで「キープ(砦)」を設営すれば宣戦布告となり、敵国プレーヤーを含む他のプレーヤーの参加を一定時間待った後、戦争が開始される。なお、「キープ」の設営には一定額の費用がかかる。また既に戦争が行なわれている場所があれば、その戦争に参加できる。
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□スクウェア・エニックスのホームページ (2005年7月25日) [Reported by 石田賀津男]
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