【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

スクウェア・エニックス、「ファンタジーアース」の最新情報を公開
新職業「バーサーカー」及び5種類の召喚モンスターが明らかに

2005年 発売予定

価格:未定

ティフィリス聖王女と傭兵将軍ウィンビーン。優しいが世間知らずの王女と、そのボディガードといった組み合わせの2人だ
ティフィリス以外のエルフ王族は、既に命を落としているらしい。彼女の活躍は、エルフ族の生き残りにとって悲願といえるだろう
 株式会社スクウェア・エニックスは、ファンタジーMMORPG「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン(FE)」の最新情報を公開した。プラットフォームはWindowsで、発売時期は2005年中を予定している。

 本作は5カ国間でお互いに領土を奪い合うという、対人戦をメインテーマとしたMMORPG。それぞれの国家は、国王等の個性が前面に押し出されており、所属するプレーヤーが感情移入しやすくなっている。FEに注目している読者ならば、これまでに紹介してきた「ホルデイン王国」と「ピクトリオン大陸」を見て、各国家の個性を実感していることだろう。本稿ではこれらに引き続き、第3の国家である「カセドリア連合国」の紹介から行なっていく。

 「カセドリア連合国」は、マップ中の南西部に位置する「エイケルナル」大陸を治める国家だ。現在、君主の座に着いているのは、「ティフィリス聖女王」。建国の英雄“傭兵将軍ウィンビーン”によって迎えられた、エルフ族の女性である。彼女の血筋は「始まりの王」まで遡ると言われており、国内外を問わず大きな支持を得ている。とはいえエルフ族という血筋を認めない反乱勢力もあり、彼女の身は常に危険に晒されている。そのため傭兵将軍ウィンビーン自らが付き従い、彼女を護っているのだ。

 彼女自身の性格は温厚でいたって平和的。また同時に理想主義者でもある。その誠実さと、彼女自身の美貌も併せ、国民には絶大な人気を誇っているようだ。しかし彼女は優しい反面、見方を変えると世間知らずな部分もあり、連合国内の実質的な政務は行なっていない。これらの政務等の権力を狙った、反乱分子の存在は少々気がかりである。


■ 強さと脆さを併せ持った近接アタッカークラス「バーサーカー」

 続いては本作に登場する7種類のクラスから、「バーサーカー」について紹介していこう。バーサーカーは“狂戦士”の名前に相応しく、近接戦闘をもっとも得意とするアタッカークラスだ。敵に接近しないとダメージを与えられないものの、単体への直接攻撃力は全クラス中随一である。しかしその反面、バーサーカーは自分自身の防御すら考えず攻撃に専念してしまうため、必然的に装備できる防具の性能はウォーリアー等に比べて低い。そのため反撃時に追うリスクが高く、かなり両極端な性質のクラスといえよう。

 バーサーカーが取得できるスキルは、どれも粗暴さを感じられる、いかにも狂戦士といった雰囲気のものだ。これらの中で注目すべき点としては、バーサーカーの攻撃は基本的に近接扱いとなっているものの、「ソニックボム」や「トルネードアックス」等は周囲の敵すべてにダメージを与えられる。その他には、防具が軽装備であることを活かした、「バーサーク」にも注目したい。これは一定期間防御力を低下させる代わりに、攻撃力のみならず移動速度をも上昇させる。例えば、逃げる敵に追い打ちを掛けるといった際に用いれば、確実に敵を仕留められることだろう。とはいえ、敵と真正面からぶつかっている際に使うのは、あまりにも危険が高く、使いどころには十分気を付ける必要がある。

 このようにバーサーカーは、既報記事で紹介した「シャドウハンター」とは別の意味で、テクニカルな要素を持ったアタッカークラスとして大いに期待できる。本作にはアタッカー系のクラスが数多く登場するが、それらの各個性には引き続き注目していきたい。

バーサーカーのイメージCG。両手用の武器、しかも恐らくはスキル構成から察するに、斧を得意とするようだ

バーサーカーの鎧は軽装タイプのものが多い。防御力をも切り捨て、近接攻撃に特化したアタッカークラスだ

ショートスイング
武器を小さく振り回し素早くダメージを与える。パワーの消費が少なく、通常攻撃の一環として使える
ソニックボム
武器を地面に叩きつけ、衝撃波を発生させる。単体攻撃を得意とするバーサーカーだが、これは範囲攻撃で複数にヒットする
シャウトスネア
大声で叫び相手をひるませる。それによって移動速度を短時間低下させる効果があるのだ
バーサーク
一時的に物理攻撃力と移動速度を上昇させる。その一方で防御力は大幅に減り、使い所を選ぶスキルとなりそうだ
トルネードアックス
斧を竜巻のように振り回し、5回連続攻撃を与える。最後の一撃は範囲扱いとなっており、複数の敵にヒットする
クランブル
強烈な一撃で、自分の周囲の敵総てにダメージを与える。バーサーカーは直接攻撃と範囲攻撃の使い分けがポイントとなってきそうだ


■ 様々な特殊能力を持ち合わせる召喚モンスター5種類を紹介

 本作の対人戦の鍵を握ると思われるのが、「召喚」のシステムである。本作の召喚とは、冒険者自身に召喚モンスターを降臨させることで、強大なパワーを一時的に得られるというものだ。召喚時には資源となるクリスタルを必要とし、専用の建築物へと移動せねばならない。そういった制約はあるものの、人間の力では到底及ばない、様々な活躍が期待できることだろう。本稿ではこれらの召喚モンスターの内、5種類について紹介してゆく。

【召喚モンスター】
ドラゴン
空中を飛行し、上空からの攻撃も行なえる召喚モンスター。その性質上、バーサーカーのような地上からの直接攻撃は、一切届かないと思われる
スキル:ドラゴンファイヤー
口から火炎球を吐き出す。遠隔攻撃によって範囲にダメージを与えられる強力なスキルだ
ジャイアント
移動速度は遅いものの、要塞に対して有効なスキルを数多く持ち合わせている。攻城戦の際に重宝する召喚モンスターだ
スキル:ストロングキャノン
両肩の大砲からファイアーボールを放ちダメージを与える。特に要塞に対して絶大なるダメージを誇る
スキル:ビッグステップ
地面を蹴りつけ、足下に群がる敵に対し衝撃波によるダメージを与える。体が大きいだけに範囲もかなり広そうだ
レイス
アンデッド系の召喚モンスター。どちらかというと、混戦時の支援役に向いた豊富なスキルを持っている印象だ
レイスの特殊攻撃
レイスには敵対キャラクタの視界を奪う特殊能力がある。この写真は被攻撃側で、行動時にかなりの支障が出てきそう
スキル:アイスバインド
アイスバインドは氷の塊を投げつけ、ダメージのみならず敵の動きを一時的に封じる効果がある
ナイト
馬に乗った騎士の魂を身に宿している。抜群の機動力とランスによる強力な攻撃を誇る召喚モンスターだ
スキル:ディバインストラスト
槍による強烈な一撃を与える。対建築物よりも、対人戦の際に強大な威力を発揮する
スキル:ホーリーシールド
聖なる盾で身を守る。このようにナイトはタンク役に向いた数多くのスキルを持ち合わせている
キマイラ
錬金術によって生み出される人工生命体。炎・氷・雷のブレスを初めとした多彩な特殊攻撃が可能だ
スキル:ライトニング
電撃を放ちダメージを与える。非常に高速なため、敵にとって回避するのは極めて困難
キマイラ:引っ掻き
後ろ足で立ち上がった後、前足の爪で敵に打撃を与える。これは対人戦の際に、相手に与えるプレッシャーも大きいだろう

【建築物】
キープ
軍団の戦略拠点で、戦場に現れた者や復活した兵士はこの砦から出陣する。また同時に、冒険者はナイトへの転身が可能な施設でもある
アルケミーラボ
この錬金術研究所では人工生命を合成している。この施設から、獰猛な怪物キマイラを生み出すことができる
キャノンタワー
上部に巨大なキャノン砲を配置している。これで自軍の拠点を敵から護るのだ

(C)2002-2004 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.

□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/
□「ファンタジーアース」の公式ページ
http://www.playonline.com/fe/
□関連情報
【1月24日】スクウェア・エニックス、「ファンタジーアース」の最新情報を公開
呪われし獣人王「ヒュンケル」や宣戦布告を始めとした各種仕様が明らかに
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050124/fearth.htm
【2004年12月24日】スクウェア・エニックス、「ファンタジーアース」の最新情報を公開
5つの国家や職業、スキルなど具体的な仕様が公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041224/fearth.htm
【2004年11月18日】スクウェア・エニックス、「ファンタジーアース」の最新画面を公開
各ゲーム要素の魅力をスクリーンショットで紹介
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041118/fearth.htm
【2004年9月16日】スクウェア・エニックス、オンラインタイトル2本を正式発表
「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン」ほか
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040916/squeni.htm

(2005年2月24日)

[Reported by 川崎 政一郎]


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.