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ナムコ、Xbox 360「フレームシティ」
登場キャラクタ、ミッションなどの情報を公開

2005年冬 発売

価格:未定

 株式会社ナムコは2005年冬に発売を予定している、Xbox 360参入タイトル第1弾ハードボイルド エクスペリエンス(アクションアドベンチャー)「フレームシティ」の最新情報を公開した。

 今回はミッションの流れ、登場キャラクタの紹介に加えて、物語の核となっているVF(ヴィジュアル・フレーム)についての情報・スクリーンショットが公開された。


■ モグラ (Mole)

 本名:ザック (Zac)
 年齢:18歳
 身長:170cm
 体重:65㎏
 容姿:アメリカ系黒人、痩せ型で陽気な感じ。

 通称モグラ。本名を知る者はいない。

 フレームシティいちの情報屋で、個人から一流企業の調査室、果ては政府関係者まで、客層は幅広い。表向きは、繁華街の露店でデジタル解析屋を営んでおり、コンピューター関係の知識にも精通している。

 モグラという呼び名は、彼の母親がフレームシティの発展に伴う移民であったこと、その母親に捨てられたモグラを育ててくれた養母も彼が7歳の時に亡くなり、マンホールチルドレンとしての生活を余儀なくされたことなどに由来している。

 あらゆるところに張り巡らされた、モグラの情報とネットワークは、クロウの頼もしい武器となる。

■ ライアン (Ryan)

 本名:テッド・ライアン (Ted Ryan)
 年齢:39歳
 身長:182cm
 体重:91㎏
 容姿:アメリカ国籍の白人。長髪に無精ひげがトレードマーク。

 殺人課に所属するヒラの刑事。かなりの皮肉屋。

 刑事らしからぬ見た目通り、マフィアやギャングとの癒着、犯罪者との繋がり、各方面からの贈賄など、黒い噂が絶えない。しかし、刑事としての腕は一流で、鋭い嗅覚やオリンピック級の銃の腕前、優れた情報収集能力をもって、数々の大事件を解決に導いた実績がある。

 刑事として有能でありながら、このような生き方を選んだ背景には、有能さに妬みを持った上司に賄賂疑惑をかけられ、27歳という若さで悪徳警官のイメージを背負わされた苦い経験がある。

 熱血刑事の面影が消えた彼の、軟派な態度に隠された鋭い眼差しは、まっすぐにクロウを捉えている。


【ミッション:情報屋モグラに接触しろ!】
クロウのサングラス型情報端末パーソナルフレーム(PF)に、モグラと接触せよとメッセージが届く。PFには、メッセージとともにミッションの詳細も届けられる。モグラは露店街にいるらしい モグラに会いに行く途中に通ることになる繁華街
同じ繁華街でも昼と夜では異なった表情を見せてくれる 移動途中にジャンキーの二人組みに絡まれてしまったが、銃器を使うまでもなく、素手で倒していく
露店街に着いたクロウの目に飛び込んできたのは、怪しい集団…… 一斉に銃を向けられる。ヤバイ、こいつらマフィアだ…… 問答無用ということで話し合いでの解決は不可能だろう
相手がマフィアなら遠慮はいらない、愛用の銃で容赦なく戦うクロウ。誰も俺の邪魔はさせないぜ!
マフィアとの戦闘中、突然クロウが閃光とともに素早く移動し、マフィアを一気に倒してしまった。これは一体…… クロウのサングラス、パーソナルフレーム(PF)には、さまざまな情報をスキャン可能な、インフォスキャン機能が搭載されている
情報をゲットしたが、モグラとの関連性はない。モグラの露店はどこに? 並木の陰に怪しい露店を発見、スキャンして調査をしなければ やはりここがモグラの露店だったらしい。接触してカイザーの事を聞かなくては
「カイザーのことしりたきゃオレの依頼をやりな」、モグラの依頼とは、悪徳カジノ王ヴォルコフの暗殺であった!!


【ミッション:カジノ王ヴォルコフを倒せ!】
カジノは銃器の持ち込みが禁止されている 小さな騒ぎでもボーイが飛んでくる これを利用し、客の1人に因縁を付けたら、クローク係りがすっ飛んできた。この隙に……
サングラスのPFを使い、愛用のハンドガンを発見 銃を取り戻したら、当初の目的であるヴォルコフを探さなければ カジノの中をスキャンしても、ヴォルコフは見つからない
敵か味方か? なぞの男ライアン登場。その視線の先にはクロウが 奥の控え室らしきところで、歌姫アリアの衣装を見つけた 怪しい赤外線警報装置発見。この奥にターゲットがいる可能性が高い
愛用の銃で、セキュリティ装置を破壊 セキュリティの先にヴォルコフ発見 自分の命よりお宝のつぼが大事らしい
みかけによらず意外と手ごわい。苦戦するクロウ ヴォルコフを倒したら、その足でカジノを脱出する ミッションを終えたクロウをまっていたのは、フレームシティの刑事ライアンであった。ライアンはクロウにどう接してくるのだろうか



 本作の舞台となる「フレームシティ」では、街の到る所に軽量で安価なヴィジュアルフレーム(VF)が使用されている。視覚効果が高いVFだけにプレーヤーの視覚をも楽しませてくるだろう。

【高級ブランド・ロゼ社の店頭用VF ~VFの表現力】
複数のVFが平行に展示されており、正面から見るとモデルが衣装をまとっているように見える。個々の商品も、半透明から不透明まで様々な色の表現ができる他、印刷された柄もアニメーションさせることが可能。ディスプレイだけではなく、実際に販売されているドレスやシャツ、スカートなどの商品の柄も様々なパターンでアニメーションする
【アラート機能付きVFポスター ~VFの特殊機能】
フレームシティの到る場所に見られるVFポスター。商品広告から各種情報告知まで、様々な利用方法がされているが、ひとたび犯罪が発生し、警察からの緊急警報が発令されると、街中のVFが一斉に変化し、市民への警戒を呼びかけるアラートシグナルとなる
【VFステッカー&環境VF、高速道路の防音壁】
VFを使ったステッカー。子供が書いた絵や、実写から取り込んだ画像などを印刷するだけで、手軽にVFを作ることができる。羽ばたくハチや動く人など、アイデア次第で利用方法は無限に広がる。最近では、VFを使った四コママンガ風のショートアニメを描く路上アーティストが若者の人気を集めている 高速道路の防音壁に利用されている環境VF。透明な防音壁を横切るように、鳥が飛んでいる。ドライバーは鳥と一緒に飛んでいるような爽快感を味わうことができるという。不透明で無機質な素材で作られた防音壁に囲まれた高速道路と違って、外の景色が見えるため、ドライバーの集中力が落ちたり、眠気を誘発したりすることを軽減する効果もある
【VFを使ったスポーツカーのペインティング】
スポーツカーのボディに貼り込まれたファイヤーパターンのVF。炎が燃えているように動くだけでなく、スピードに合わせてなびいたりする。この他、映像広告カーや、選挙宣伝カーなどに利用されることもある



 本作の主人公クロウは、凄腕の特殊工作員ということもあり、武器の取り扱いも手馴れたものである。そのためか、本作には数多くの銃器類が登場する。状況に合わせて武器の使い分けも当然必要となる場面もあるだろう。ここでは、武器関連の情報を一部ではあるが紹介していきたい。

【武器関連】
【ハンドガン】正式名:PIETRO GRETTA GARUONEW.T。通称:GRETTA G9。グレッタ社(アメリカ)のハンドガン。9mmパラベラム弾使用。軍用から市販品まで、多くの人間が所持している、いわゆる普通の拳銃。価格も手ごろで、比較的入手しやすく、扱い安いが、殺傷能力はそれほど高くはない。マフィアやジャンキーの間では、東南アジアで作られたコピーも出回っている 【マシンガン】正式名:ZOLDA R-04。通称:R-04。ゾルダ社(アメリカ)のマシンガン(アサルトライフル)。5.56mm弾使用。連射速度は600~900発/分。発砲時の反動を抑えることで、集弾性を向上させている。クロウの所属するSOUでは主力火器として採用されている 【スナイパーライフル】正式名:Schwarze Katze-05。通称:SK-05。M&H社(ドイツ)のフラッグシップセミオートスナイパーライフル。オートマチックスナイパーの最高峰のひとつに挙げられる逸品。クロウの所属するSOUの特殊部隊も正式採用している。標準装備のスコープには、PF(パーソナルフレーム)技術が応用されており、命中率を上げている。非常に高価
【ショットガン】正式名:BUONATTACCO M10。通称:M10。ボナタッコ社(イタリア)が公的機関向けに開発したショットガン。弾の口径は12ゲージ。強力な集弾性とストッピングパワーに定評があり、各国の警察やSWATの御用達のショットガンとなっている 【マグナム】正式名:GRE-TIGER 44。通称:44マグナム。GRE社(アメリカ)製のオートマチックピストル。44mmマグナム弾使用。マグナムオート独特のボルトロック機構による長く大きなバレル形状と巨大なフォルムには相手を威圧するかのような存在感があり、殺傷能力も高い。その反面、巨大なボディは使い勝手が良いとは言えず、装弾数もあまり多くないことから、コンバットガンとしては扱いやすい銃ではない 【グレネードランチャー】正式名:IWI GL-31。通称:GL-31。IWI(イコマ・ウェポン・インダストリー)社製のグレネードランチャー。現在はアサルトライフルの銃身の下に付けるグレネードランチャーが主流で、このGL-31のようなグレネードランチャー単体のものは、廃れ始めているが、信頼性の高さと、リーズナブルな価格設定から、発売後から長く愛されているモデルである。
【ロケットランチャー】正式名:IWI RL-28。通称:RL-28。IWI(イコマ・ウェポン・インダストリー)社製のロケットランチャー。対戦車・装甲車用として制作された携帯火気としては最大級の破壊力を持つ。照準には、SORA社のPFのOEM製品が使用されており、その精度は高い 【レーザー】正式名:OKN L-41。通称:L-41レーザー。日系企業OKN社の最新式のレーザー銃。これまで不可能と言われていた、小型でチャージャブルな大容量バッテリーの開発に成功したことで、軽量化がなされ、一気に実用化が進んだ。チャージして溜め撃ちすることで、より大きな破壊力を生む



■ FRAME CITY の歴史、グラスケイジについて

【フレームシティの闇、グラスケイジ】

 21世紀初頭に起こった中国内戦を発端に崩壊した東アジア経済の復興を目指し、上海沖に建設された人工都市フレームシティ。

 VF(Visual Frame)が開発されると同時に、世界経済の中心となったこの街には、世界中から人、金、情報が集まり、そして世界へと還元されていく。世界への影響力と巨額の資金を得たフレームシティの自治政府は、soraグループを中心とするITビジネスに加え、リゾートやカジノといった観光ビジネスに力を注ぎ、これらを二大柱として街の活性化、イメージアップに努めて来た。

 常にsoraグループの最新技術が反映された都市の景観や、観光客でにぎわう華やかで活気あふれるこの街は、「光の楽園」と呼ばれた。だが、その光は街に影を落とし、闇を生んだ……。

 第2の香港を目指し、経済特区となったフレームシティは、東アジア復興の起爆剤となるべく、「様々な企業、資本、労働力を求めていた。フレームシティ設立計画に関与した世界の大国による暫定統治会議は、「移民推進政策」を推奨し、諸外国から人を集めることに積極的に動いた。

 建設バブルもあいまって、フレームシティで得られる労働対価は、諸外国の数倍にも達し、貧しい国々からの移民は後を絶たなかった。その一方で、人種が入り混じることによって対立や抗争が生じ、犯罪なども誘発され、治安は加速度的に悪化していったが、好景気の盛り上がりの中、社会不安はごまかされてしまっていた。

 しかし、バブルが弾けると、その社会不安は一気に表面化する。働き口を失った労働者は街に溢れ、治安は過去最悪となったが、暫定統治期間は終了し、世界の大国は何の手も打たずに撤退してしまう。

 一触即発のフレームシティを救ったのが、暫定自治政府の初代総督、アンドリュウ・ローだった。アンドリュウは、貧しい労働者や失業者たちを街の一角にまとめて管理する方針を打ちたて、元々治安の悪かったこの地区を完全封鎖、隔離することで、一挙に街の治安回復を成し遂げてしまった。

 狭く荒れた地域に閉じ込められ、隠れることすらままならない不自由な人々の生活を揶揄し、人々はその地区を「グラスケイジ(ガラスのかご)」と呼ぶようになった(これとは別に、建設当時の沢山の巨大クレーンに囲まれていて、それが鳥かごに見えたためグラスケイジと呼ばれるという説もある)。

 隔離政策開始から十数年……現在、グラスケイジには治安維持目的にフレームシティ警察が設置されているが、実質、繁華街とグラスケイジの往来の管理を行なうのみで、積極的な治安改善活動は行っていない。それゆえ、治安は非常に悪く危険な地区であるが、居住者たちは独自のルールの下に暮らしている。

 また、対外的には、グラスケイジの存在は隠されており、観光客や諸外国の人々が、この地区へ踏み入ることはできないシステムとなっている。



【背景イメージ】
フレームシティの中心にそびえる超高層ビル、アローズタワー。 そこには、街中のあらゆる情報が蓄積されているといわれている グラスケイジの北部、臨海エリアを中心に広がるアンダーケイジ(貧民街)。バラックのような侘しい住宅が並ぶだけで、めぼしい商店も、行楽スポットもない
グラスケイジの南西にあるゴーストタウン。フレームシティ建設当初に、中国のIT企業が都市計画も立てずに作った街の跡 グラスケイジの中心にある巨大な集合住居(左が外観、右が内観)。九龍城と同様に、無計画な増改築によって内部は迷路のような構造になっており、住民以外の者がここに迷い込めば、二度と出られなくなるとさえ言われている


(C)2005 NAMCO LTD., ALL RIGHTS RESERVED.
画面は開発中のものです。

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□ナムコチャンネルのホームページ
http://namco-ch.net/
□「FRAME CITY OFFICIAL WEBSITE」のページ
http://framecity.namco-ch.net/
□関連情報
【6月24日】ナムコ、Xbox 360「フレームシティ」
ゲームシステムや登場人物などを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050624/fc.htm
【5月20日】ナムコ、Xbox 360参入第一弾「フレームシティ」
主人公のプロフィールやストーリーなどを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050520/fc.htm
【5月13日】ナムコ、Xbox 360参入タイトル第1弾を発表
アクションアドベンチャー「フレームシティ」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050513/frame.htm

(2005年7月22日)

[Reported by 志賀康紀]


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