|
日本国内では「ワンダと巨像」という題名で発売されるアクションアドベンチャー。この「Shadow of the Colossus」は、PS2のアドベンチャーゲーム「ICO」のスタッフが制作した作品。飾り気の無さと、神秘性さえ感じられる画面の静かな雰囲気はたしかに「ICO」から受け継がれているといえる。
アナログスティックで主人公を操作し、△ボタンが騎乗またはジャンプ、×ボタンが馬を呼ぶ、と基本操作はシンプル。○ボタンの剣をかざすというのが特殊で、太陽の光が差している所で剣をかざすと、太陽の光を反射させることができる。この光はフィールドでの巨像の居る位置を指し示し、巨像に光を浴びせると巨像の体の一部に弱点を出現させる。
隣の人のプレイを見て、ようやく巨像を倒すには巨像によじ登って剣を突き立てていくのだとわかる。主人公はR1ボタンで巨人にしがみ付き、すこしづつ身体を登っていく。まるで自分が蚤になったかのような感覚。巨像との戦闘というよりは、冒険と例えたほうが正解かもしれない。途中、巨像が体を揺らすたびに、少年は巨像から振り落とされそうになる。その度に筆者は身体がビクッと動くほどの驚きを感じてしまった。
とにかく巨像との戦闘シーンが、これまでのどのゲームにもありそうで無かったスタイルで面白い。日本での発売日が待ち遠しくなったタイトルだ。
Shadow of the Colossus (c)2005 Sony Computer Entertainment Inc.
実在する特殊部隊とテロリストの戦いを再現したリアリティのあるミリタリーゲーム「Socom」シリーズの最新作。プレーヤーはアメリカ軍特殊部隊の一員としてさまざまなミッションをクリアしていく。マルチプレイだけでなく、AIで動くチームのメンバーに指示を与えながら作戦を遂行するシングルプレイも魅力の一つだ。開発度は60%。日本国内での発売は未定。
SOCOM 3: U.S. Navy SEALs (c) 2005 Sony Computer Entertainment America Inc.
このゲームはPS2「ジャック×ダクスター 旧世界の遺産」のキャラクタが出場するレースゲーム。制作は「クラッシュ・バンディック」シリーズのノーティドッグ。北米では秋発売予定だが、日本での発売は未定。
会場で触った限り時は、モードがCPUとの6人対戦。制限時間内なら何度でも復活できるモードで、車体に標準装備された銃でガンガン敵の車を破壊していくのがお仕事というデストロイな内容だった。
PS2でリリースされたシリーズに新たなレベルが加わったSOCOMシリーズ初のPSP作品。会場に置いてあったROMの開発度は30%。しかしながら、移動や戦闘など基本的な部分は完成していた。まずパッと見て気づくのはプレーヤーの小隊がPS2版の3人から2人になっていること。AIの仲間が居る事には変わらず、特に違和感は感じなかった。そして、この「SOCOM: U.S. Navy SEALs Fireteam Bravo」でも武器を改造することで、新しい組合せをつくるシステムがある。
今作では「インスタントアクション」という機能が採用されている。これはプレーヤーが一度経験したミッションに再度挑戦した時、オブジェクトや敵兵が異なる場所へ再配置されるというものだ。これにより同一ミッションでも作戦を練り直さねばならず、常に新鮮な気持ちでプレイできる。
また会場ではPSPを動かせないために実現不能だったが、PSPとPS2をUSBケーブルで接続する事でクロスファイアイベントというものが発生する。「Socom 3: U.S. Navy SEALs」が稼動しているPS2とUSBケーブルで接続することで、情報を同期。 これにより、1つのゲームにおいて起こるイベントが両方のゲームでの任務構造に影響を与える。
PSPの3D格闘ゲーム。このジャンルにしては珍しく、後方視点での戦闘となる。米国の悪そうな人たちが総登場するかのごとくダーティーなイメージ。方向キー下入力でのスウェーバック、横入力でのダッジといったボクシングの防御行動が全キャラに標準装備されている。残念ながら、日本国内での発売は未定。
骸骨の騎士が主人公という一風変わった3人称視点のアクションゲーム。骨がコミカルに動きが笑える上に、ボタン連打で繰り出せるコンボが爽快だ。Wi-Fi接続によってミニゲームを楽しむことも可能だ。
EyeToyにエアロビクス、カポエイラ、キック・ボクシング、ヨガといった要素を取り入れた作品。EyeToyで自分の姿を取り込み、インストラクターの指示に従いオブジェクトに触れていくことで太極拳などの動きをマスターすることができる。EyeToyと聞くと、若年齢層をターゲットにしたライトなミニゲームを想像してしまうが、この作品のミニゲームはインストラクターの声や、SE、静的なオブジェクトなど癒しと安らぎを与える効果があるように思える。日本国内発売は未定というのが非常に残念、従来のトレーニング・ビデオとは違った本当のインタラクティブフィットネスを経験してみたいものである。
(C) 2005 Sony Computer Entertainment Europe. "EyeToy" is a trademark of Sony Computer Entertainment Europe in Japan and covers the specification of goods for video game software.
□Electronic Entertainment Expoのホームページ (2005年5月20日) [Reported by 福田柵太郎]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c)2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|